アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、アメリカのオフプライス業態の代表的な会社「TJX」について話したいと思います。
2019年度の売上は、417億ドル(4兆5,870億円)、店舗数 4,600店以上
従業員4万人以上というとんでもなく大きな会社です。
デパートなどの一次流通企業が衰退する中、毎年、物凄い勢いで出店しております
ネット通販はやらず、実店舗での販売に特化しています。
4つのセグメントの店舗を持っております。
1.アパレルとホームファッションを扱う「TJマックス」「マーシャルズ」
2.アウトドア用品を中心に販売する「シェラ、トレーディング、ポスト」
3.一般家具、寝具、バスルーム用品を扱う「ホームグッズ」
4.高級な大型家具、照明器具、アート商品を販売する「ホームセンス」
TJXのマーチャンダイジングは、「Buy now or cry later mentality]
意味は「今買わなければ、後で泣きを見る」
今だけ、ここだけ、あなただけ という感じです。
ちなみにオフプライスとアウトレットの違いが分からないという人が少なくないので説明します。
アウトレットとはもともと工場がB級品(または傷モノ、不良品)の現金化を目的として隣接して営業する直売所のことを言います。
オフプライスとは発祥が異なるし厳密には、取り扱う商品の性格が異なっています
このアウトレットをひとまとめにするショッピングセンターを「アウトレットモール」と言います。
オフプライスの店舗は、自社工場は持たず、多種多様なメーカー、商社、小売店から見切り品を仕入れて、販売する「宝探し感覚の店舗」です。
我が社は、TJXの「ホームグッズ」と同じような店舗を全国に53店舗展開しています。
また「ビッグウッドプレミアム」と言う店舗がありますが、TJXの「ホームセンス」に近い店舗です。
アメリカでは、ネットで買っていた人々が「オフプライス」の実店舗で買うようになって来ています。
これは、まさに小売業の大転換です。
この波は、日本にも早々に起こるであろうと言われています。
すでに、ゲオ、ドンキホーテ、ワールドなどがオフプライスの店舗を始めていますが、アパレルや雑貨しか扱っておりません。
BIGWOODは、家具、インテリアの「オフプライスストアー」として全国に展開する予定です。
皆さん、お楽しみにしてください!
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