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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、ある本を紹介します。
我が社の経営企画室長から教えてもらった本ですが、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本で、著者は坂本光司さん、(株)あさ出版から発行されています。

坂本光司さんは、法政大学の大学院教授をされており、さまざまな中小企業(6000社)を訪問し、その経営者と話をしたり中小企業を支援されている方です。

特に長期に亘り好業績を持続している企業や、真に世のため人のためになる経営に取り組んでいる価値ある企業を訪問され、この本で我々に紹介されています。

業績の悪い会社はだいたい「問題は内ではなく外」と嘆き悲しみ、被害者意識に凝り固まった他力本願タイプの中小企業ですが、「五つの言い訳」をするそうです。

それは、「景気や政策が悪い」「業種、業態が悪い」「規模が小さい」「ロケーションが悪い」「大企業、大型店が悪い」と言うらしいです。

この五つの言い訳をする経営者は必ず「そこに我が社の業績が上がらない最大原因がある、変わるべき、変えるべきなのは外部環境である」と言うそうです。

そしてそれらの経営者は、何よりも重視し、その実現を追求しなければならない社員やその家族、下請け企業や顧客等の幸福に対する思いが、総じて弱いし低いと言われています。

この本は、第1部と第2部から構成されており、第1部は「会社は誰のためにあるのか」と題し、経営者が心すべき「五人」に対する使命と責任について述べてあります。

「五人」とは「社員とその家族」「下請け企業の社員とその家族」「顧客」「地域社会」「株主、出資者」の事です。

第2部は「日本でいちばん大切にしたい会社たち」と題し、「日本理化学工業」「伊那食品工業」「中村ブレイス」「柳月」「杉山フルーツ」の五社を取り上げ、その経営と大切にしたい理由を、一社ずつ述べてあります。

「日本理化学工業」は障害者雇用に50年前から懸命に取り組んでいる企業であり、「伊那食品工業」は、斜陽産業と言われる寒天業界にありながら、「企業の目的は社員の幸福を通じて社会に貢献すること」を経営理念に、ゆっくりと着実に成長を続けている企業です。

「中村ブレイス」は、お世辞にもロケーションが良いとは言えない場所にあるにもかかわらず、弱者の役に立つ価値ある商品を作り続けている好業績企業です。

さらに「柳月」は成熟産業といわれる菓子業界にあって、顧客の圧倒的支持を受け、好業績を持続している企業です。

また。「杉山フルーツ」は、ひなびた地方の商店街に立地している家業的小売商店ながら、顧客の絶大な支持を受け、好業績を維持している企業です。

いずれも素晴らしい企業ですが、本当に感動させられました。

ビッグウッドにも経営理念があり、「お客様及び全従業員の喜びの創造」「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」と言うものですが、理念にのっとった経営をしなければ業績は上がらないと思います。

良い本なので、是非読んでみてください。

         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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