アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
私がこの家具業界に入ってもう27年になりますが、27年前と現在では環境が大きく変化したと思います。
27年前は、家具屋さんは、婚礼ダンスが中心で、1セット50万から100万くらいの物を営業して売っていました。
営業マンが、結婚される方のリストをもとに訪問営業をして、お店に来店していただき商品を決めると言う方法です。
婚礼セットだけで50万以上ですが、それに鏡台や食卓セット、婚礼用フトン一式などを足すと80万以上になります。
利益率も良く、正直良い業界だと思いました。
またほとんどの商品が国内メーカーで作られており、価格も今と比べるとかなり高かったです。
ところが現在は、婚礼ダンスはほとんど買わなくなっていますし、鏡台、婚礼用フトン等も必要なくなって来ています。
おまけに住宅産業各社がシステムキッチンや、クローゼット、等を住宅に作りつけにしたため、家具屋さんで買う商品はどんどん減って来ています。
また、小物家具は、ホームセンターや通販ショップ、最近はインターネットショップなどに市場を取られています。
小物家具だけではなく、ベット、ソファー、テレビボード、食卓セット、整理ダンス等もインターネットショップでどんどん売られています。
さらに、大型チェーン店の全国展開で価格競争が激化した結果、地方の中小家具店さんは売上げが思うように上がらないのが現実だと思います。
家具小売業の販売額の資料を調べると以下の結果です。
平成3年 2兆7407億 → 平成19年 1兆3022億
約1兆4385億減少(52%) 家具小売業の事業所数の資料を調べると、平成3年から19年までに14931店減少していました,約59%の減少です。
このような結果を見ると、良い業界だとは言えないのですが、この資料は家具自体の販売額ではなく、家具小売店の販売額ですから、実態は、このように減少してはいないと思います。
また小売店の中でも、株式上場している5社は毎年売上げを伸ばし、信じられないような利益を上げています。
粗利益率も50%近い高収益で、他の業界では考えられないような経常利益を上げています。
要するに勝ち組と負け組に別れ、格差が大きくなってきたのではないでしょうか。
我々が展開している家具専門店のアウトレットはどうかと言うと、売上げも粗利も減少していないと思います。
その理由はなぜなのかということですが、やはり日本の流通構造が変化した為だと考えています。
家具業界の流通 メーカー → 大卸 → 地方問屋 → 小売店 と言う流れが メーカー → 小売店 に変わった この流れはどの業界も同じだと思います。
アウトレット商品は今メーカーさんに溜まっています。
以前なら卸屋さんが処分してくれていたのですが、今はメーカーが処分しなければなりません。
小売店さんの要望でオリジナル商品や毎年新商品を作らなければならないのですが、全商品が完売するわけはありません。そこでデッドストックが生まれます。
メーカーは倉庫事情もあり、処分せざるを得ないのです。
家具の流行は他の業界に比べて変化のスピードが遅いので、旧型品でもお客様は安ければ喜んで買ってくれるのです。
価格の設定が一番大事ですけれど、仕入れに失敗しなければ、かなり安く売る事が出来ます。
以上が私の家具業界に関する考えですが、一つの意見としてお聞きください。
27年前は、家具屋さんは、婚礼ダンスが中心で、1セット50万から100万くらいの物を営業して売っていました。
営業マンが、結婚される方のリストをもとに訪問営業をして、お店に来店していただき商品を決めると言う方法です。
婚礼セットだけで50万以上ですが、それに鏡台や食卓セット、婚礼用フトン一式などを足すと80万以上になります。
利益率も良く、正直良い業界だと思いました。
またほとんどの商品が国内メーカーで作られており、価格も今と比べるとかなり高かったです。
ところが現在は、婚礼ダンスはほとんど買わなくなっていますし、鏡台、婚礼用フトン等も必要なくなって来ています。
おまけに住宅産業各社がシステムキッチンや、クローゼット、等を住宅に作りつけにしたため、家具屋さんで買う商品はどんどん減って来ています。
また、小物家具は、ホームセンターや通販ショップ、最近はインターネットショップなどに市場を取られています。
小物家具だけではなく、ベット、ソファー、テレビボード、食卓セット、整理ダンス等もインターネットショップでどんどん売られています。
さらに、大型チェーン店の全国展開で価格競争が激化した結果、地方の中小家具店さんは売上げが思うように上がらないのが現実だと思います。
家具小売業の販売額の資料を調べると以下の結果です。
平成3年 2兆7407億 → 平成19年 1兆3022億
約1兆4385億減少(52%) 家具小売業の事業所数の資料を調べると、平成3年から19年までに14931店減少していました,約59%の減少です。
このような結果を見ると、良い業界だとは言えないのですが、この資料は家具自体の販売額ではなく、家具小売店の販売額ですから、実態は、このように減少してはいないと思います。
また小売店の中でも、株式上場している5社は毎年売上げを伸ばし、信じられないような利益を上げています。
粗利益率も50%近い高収益で、他の業界では考えられないような経常利益を上げています。
要するに勝ち組と負け組に別れ、格差が大きくなってきたのではないでしょうか。
我々が展開している家具専門店のアウトレットはどうかと言うと、売上げも粗利も減少していないと思います。
その理由はなぜなのかということですが、やはり日本の流通構造が変化した為だと考えています。
家具業界の流通 メーカー → 大卸 → 地方問屋 → 小売店 と言う流れが メーカー → 小売店 に変わった この流れはどの業界も同じだと思います。
アウトレット商品は今メーカーさんに溜まっています。
以前なら卸屋さんが処分してくれていたのですが、今はメーカーが処分しなければなりません。
小売店さんの要望でオリジナル商品や毎年新商品を作らなければならないのですが、全商品が完売するわけはありません。そこでデッドストックが生まれます。
メーカーは倉庫事情もあり、処分せざるを得ないのです。
家具の流行は他の業界に比べて変化のスピードが遅いので、旧型品でもお客様は安ければ喜んで買ってくれるのです。
価格の設定が一番大事ですけれど、仕入れに失敗しなければ、かなり安く売る事が出来ます。
以上が私の家具業界に関する考えですが、一つの意見としてお聞きください。
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