アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
今日は、「日本の家具市場」について話したいと思います。
家具業界の専門誌「ホームリビング」に掲載されていた内容を書かせていただきます。
わが国の家具末端市場は太平洋戦争終了後、バブル景気が崩壊した平成3年(1991年)に至るまで、ほぼ一貫して右肩上がりの成長を続けてきた。
平成3年の家具市場は、まだそのマイナス影響を直接受けることなく、史上初めて末端市場規模額は6兆円ラインに達した。
翌年の平成4年、これまた戦後初めてとも言うべき前年比9.4%減の大幅な市場縮小を経験、末端市場規模額は5兆4662億円ラインを一年にして割り込んだ。
以降、家具末端市場規模額は下降の一途をたどり、今日に至る。
平成23年(2011年)の家具末端市場規模額は平成3年の58.6%減、2兆4900億円強まで後退したと見られ、家具産業界は平成3年から同23年の20年間に、3兆5000億円強という膨大な額を喪失した計算になる。
この結果わが国家具産業界は製販卸を問わず、売上の減少、競争激化に伴う利益率の低下現象などに見舞われ、老舗企業、有力企業を含めた多くの企業が家具業界から姿を消していった。
ちなみに、国産家具出荷額の状況を経済産業省の工業統計表で見ると、末端市場規模額と同様、平成3年まではほぼ右肩上がりのプラス成長路線をひた走ってきた。
平成3年の出荷額は史上初めて3兆円ラインをわずかながらも超えた。
しかし、平成3年以降、今日に至るまでほぼ一貫して下降ラインを辿り,平成22年の工業統計表では1兆1175億円まで縮小してしまった。
ところが、家具輸入額は年による多少の変動はあるものの、国産家具出荷額とは逆に拡大路線を歩んできた。
日本家具産業振興会のまとめによると、わが国の家具輸入額は平成3年のバブル景気崩壊により、平成4年、5年の2年間、わずかながらも前年比マイナスを記録したが、その後平成19年に至るまで、ほぼ前年比プラス成長を続け、平成19年には史上初めて5000億円ラインを突破する。
その後、2008年のリーマンショック、2010年のゴールドマンショックなどに伴う世界経済の不安定化影響を受け,前年比マイナス成長へ転化するものの,平成23年の家具輸入額は3832億円と、尚高水準を維持している。
いずれにしろ、家具の末端市場規模額は平成4年以降,低下の一途を辿ってきた。
特に昨年は東日本大震災という大きなマイナス与件もあり、国産家具出荷額は前年実績を更に下回ったと予測され,それに伴い、末端市場規模額は2兆4900億円強まで縮小したと推定される。
ただし、この20年間における膨大な末端市場規模額喪失の背景は単純ではなく、経済環境の低迷以外に、人口構造の変化、婚姻件数の減少,住まい構造の変化が考えられる。
とりわけ収納家具のビルトイン化、価格,デザイン,品質などに関するニーズの多様化、などの需要内容の変質がある。
家具産業界としては製販卸が協力して、これらの多様なマイナス要因の打開に向け、前向きな努力をしていく事が肝要と言えそうだ。
以上が、記事の内容ですが、まさかここまで家具市場が落ち込んでいるとは思いませんでした。
家具のアウトレット専門店「ビッグウッド」の業績は、平成3年(1991年)より右肩上がりに成長してきています。
家具の市場規模が半分以下になっているにもかかわらず、ビッグウッドの直営店,FC店はともに成長し、20年間で,なんと、売上はほぼ10倍以上になっております。
家具業界の専門誌「ホームリビング」に掲載されていた内容を書かせていただきます。
わが国の家具末端市場は太平洋戦争終了後、バブル景気が崩壊した平成3年(1991年)に至るまで、ほぼ一貫して右肩上がりの成長を続けてきた。
平成3年の家具市場は、まだそのマイナス影響を直接受けることなく、史上初めて末端市場規模額は6兆円ラインに達した。
翌年の平成4年、これまた戦後初めてとも言うべき前年比9.4%減の大幅な市場縮小を経験、末端市場規模額は5兆4662億円ラインを一年にして割り込んだ。
以降、家具末端市場規模額は下降の一途をたどり、今日に至る。
平成23年(2011年)の家具末端市場規模額は平成3年の58.6%減、2兆4900億円強まで後退したと見られ、家具産業界は平成3年から同23年の20年間に、3兆5000億円強という膨大な額を喪失した計算になる。
この結果わが国家具産業界は製販卸を問わず、売上の減少、競争激化に伴う利益率の低下現象などに見舞われ、老舗企業、有力企業を含めた多くの企業が家具業界から姿を消していった。
ちなみに、国産家具出荷額の状況を経済産業省の工業統計表で見ると、末端市場規模額と同様、平成3年まではほぼ右肩上がりのプラス成長路線をひた走ってきた。
平成3年の出荷額は史上初めて3兆円ラインをわずかながらも超えた。
しかし、平成3年以降、今日に至るまでほぼ一貫して下降ラインを辿り,平成22年の工業統計表では1兆1175億円まで縮小してしまった。
ところが、家具輸入額は年による多少の変動はあるものの、国産家具出荷額とは逆に拡大路線を歩んできた。
日本家具産業振興会のまとめによると、わが国の家具輸入額は平成3年のバブル景気崩壊により、平成4年、5年の2年間、わずかながらも前年比マイナスを記録したが、その後平成19年に至るまで、ほぼ前年比プラス成長を続け、平成19年には史上初めて5000億円ラインを突破する。
その後、2008年のリーマンショック、2010年のゴールドマンショックなどに伴う世界経済の不安定化影響を受け,前年比マイナス成長へ転化するものの,平成23年の家具輸入額は3832億円と、尚高水準を維持している。
いずれにしろ、家具の末端市場規模額は平成4年以降,低下の一途を辿ってきた。
特に昨年は東日本大震災という大きなマイナス与件もあり、国産家具出荷額は前年実績を更に下回ったと予測され,それに伴い、末端市場規模額は2兆4900億円強まで縮小したと推定される。
ただし、この20年間における膨大な末端市場規模額喪失の背景は単純ではなく、経済環境の低迷以外に、人口構造の変化、婚姻件数の減少,住まい構造の変化が考えられる。
とりわけ収納家具のビルトイン化、価格,デザイン,品質などに関するニーズの多様化、などの需要内容の変質がある。
家具産業界としては製販卸が協力して、これらの多様なマイナス要因の打開に向け、前向きな努力をしていく事が肝要と言えそうだ。
以上が、記事の内容ですが、まさかここまで家具市場が落ち込んでいるとは思いませんでした。
家具のアウトレット専門店「ビッグウッド」の業績は、平成3年(1991年)より右肩上がりに成長してきています。
家具の市場規模が半分以下になっているにもかかわらず、ビッグウッドの直営店,FC店はともに成長し、20年間で,なんと、売上はほぼ10倍以上になっております。
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