今日はリサイクルについて話したいと思います。
我が社は家具のアウトレット専門店ですからリサイクルとは関係ないと思われるでしょう。
しかし今後、我々家具業界に従事する者は「リサイクル販売」を避けては通れないでしょう。
何故かと言うと家具を販売する為にはどうしても中古の家具を引き取らなければならないからです。
今のお客様は「顕在顧客」と「潜在顧客」に分かれます.
顕在顧客は少子化もあり年々減少しており、家具の需要が今後増加するということは考えにくいと考えま。
しかし、買い替えをする可能性のある「潜在顧客」はかなり大きな市場であると思います。
この「潜在顧客」はどういうお客様であるかというと、古い家具を長年使用していて買い替え時期を過ぎている方たちです。
家具の買い替え時期というのは、それぞれ人によって異なります。
家具という商品は多少壊れていても使用できるので、「買い換えなければ!」と思いつつチャンスがないため思いつかないものです。
ですから20年、30年使っているお客様「潜在顧客」がたくさんいるのです。
特に高齢者はお金があっても、古い家具を処分する機会が少ないため渋々壊れた家具を使っています。
今、我が社が展開している「無料引き取り」又展開しようと考えている「下取りサービス」はこの「潜在顧客」をターゲットにしておりますが、まだまだお客様に認知されておりません。
リサイクルコーナーを設置して、中古家具を販売する事はお客様に「無料引き取りサービス」をしていますという宣伝になると考えます。
「なぜアウトレット店が、リサイクル品を売っているのだろう」とお客様に驚いていただくのが目的です。
そして、お客様に「毎日大量な中古家具を引き取りしておりますので、再販できるものは販売しております」と説明して欲しいのです。
また、「価格は、リサイクルショップの80%~90%引きで販売できます」と言う事も説明して下さい。
「中古家具の処分費用を減らす為にも、又地球環境を良くする!」ためにも再販する必要があると思います。
ですからリサイクルコーナーを店舗内の目立つところに設置して、我が社は「中古家具の引取りに真剣に取り組んでおります」と説明して欲しいのです。
又、「資源の再利用を真面目に考えております。」とお客様にアピールするべきだと考えています。
又、いまだに「アウトレットとリサイクルが同じではないか」と思われているお客様にリサイクル商品をお見せする事で、
「大きな価格の違い」を知っていただき、アウトレットとリサイクルの違いを理解していただきたいわけです。
ですからリサイクル商品を目立つところに展示して、驚きの安い価格で販売すべきだと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
経営理念とは会社の考え方であり、創業者の哲学でもあります。
しかし最も大きな意味は、お客様(地域社会)に対してどういう考え方で貢献するかという指針であると思います。
ビッグウッドの経営理念は大きく分けて2つあります。1つは「お客様および全従業員の喜びの創造」であり、もう1つは「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」です。
「お客様および全従業員の喜びの創造」という理念の中に「お客様の喜びの創造」と「全従業員の喜びの創造」と2つに分かれます。
「お客様の喜びの創造」の中にさらに4つに分かれています。
1、喜んでいただく価格
2、喜んでいただくサービス
3、喜んでいただく配達
4、喜んでいただく清掃
「価格」「サービス」「配達」「清掃」4つの我が社にとって大切なものでお客様に喜んでいただこうと思っています。
「価格」については、良い商品がどこよりも安い、やっぱりアウトレットは価格でしょう。
理想は「二度と買えない価格」です。
「サービス」については、業界で先駆けてお客様に感動してもらえるサービスを考える。
理想は「他社が出来ない差別化されたサービス」です。
「配達」については、お客様に感謝される配達です。
理想は「今度買った時もあなたが持ってきてね」といわれることです。
「清掃」については、アウトレットの店らしからぬ綺麗な商品と売場にする。
理想は「新鮮な商品と磨かれたトイレ」
しかし、なかなか理念どうりにはなっていないのが現実です。立派な「経営理念」を掲げている大会社が新聞を賑わすこの頃です。
しかし、経営理念に沿った考え方、判断基準、行動が大切だと思います。
例えばクレームにしてもお客様に喜んでもらおうと対応すれば、問題は大きくならず2次クレームに発展する事はありえないし、誠心誠意対応すれば、信頼していただき「顧客様」になってくれると思います。今までたくさんのお客様のクレームを通じて「顧客様」を作ってきました。
2つ目の経営理念である「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」ですが、これはビッグウッドのFC部門において現在実行しております。
来年1月にはFC店舗が15店になりますが、皆さん本当に良く頑張っておられます。
現在通常の中小家具店さんは大型チェーン店さんに市場を奪われ大変苦境に立たされております。ですからビッグウッドのアウトレットのノウハウを理解してもらって、家具のアウトレット専門店に転換する事で企業再生をしていただきたいと考えています。
来年はかなり厳しい経済環境になると思われますが、大型家具店との差別化が急務ではないでしょうか。そして本当にお客様に喜んでもらえる店舗作りが生き残る鍵だと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
今日は家具業界の英雄として似鳥昭雄社長の話をしたいと思います。
現在220店舗、年商2400億、営業利益293億という家具業界ではダントツの企業ニトリの社長様の話です。
今年10月リーマンショックから世界恐慌に見舞われ家具業界の業績は急激に悪化している中、円高還元セールで売上げを伸ばしほぼ全ての商品で前年実績を上回り、特に11月は既存店売上げが前年度同月比で113,4%と驚異的です。
又、ニトリ社長は一昨年から住設業界に奪われたシステムキッチンを、海外生産することによって20万円を切る価格で売る事に成功し、3年がかりで全国に展開しようとしています。
さらにニトリ社長は現在65歳になりますが、大手企業が業績上社会活動を廃止するなかで北海道の応援基金、海外留学生への似鳥国際奨学財団、コンサドーレ札幌〔2億円〕への応援等さまざまな活動を行っています。
そしてニトリ社長は1%の利益を還元しようと役員会で決め、2005年に似鳥国際奨学財団を作って、2008年度は15カ国50人、年間一人当たり120万を支給、来年は60人を予定しているとの事ですが、この財源を似鳥社長の株200万株(約150億円)の寄付と現金5億円を銀行から借り入れ寄付したそうです。
本当にすばらしい社会貢献だと感動します。
ところで似鳥社長の事業人生計画は88歳、3000店舗、売上げ3兆円だそうですが遠大な計画だと思います。
そして商品に関しても安かろう悪かろうではなく、家具は5年間保証をして返品や故障に完全対応し、加えて5%の消費税もお客様の負担をニトリ負担にしているとの事です。
さらに企業全体の製品安全活動についての評価を受け、経済産業省の第二回製品安全対策優良企業表彰の「大企業小売販売事業者部門」において銀賞を受賞されています。
ニトリ社長は大きなビジョンとロマンを掲げ着実に実行されて来たまさに、現代の家具業界の英雄だと思います。
我々家具業界に従事するものにとって、お手本となるべき方であり尊敬に値する方であると考えます。
ですから我々もニトリ社長に負けないように、遠大な計画とロマンを持って精進すれば必ず夢は叶うと信じるべきではないでしょうか。
私も来年52歳になりますが、これからの10年が人生の勝負時だと痛感いたしております
家具業界の皆さん、是非勇気をもってチャレンジしましょう。
2009年、家具業界は混沌とした時代になると思いますが、そういう時こそチャンスが生まれるものです、似鳥社長を素直に見習って切磋琢磨して頑張りましょう。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
皆さん、「お客様」と「顧客様」の違いが分かりますか。
「お客様」というのは、お店に来店していただいた全ての方のことで「顧客様」というのは簡単に言えば「常連客」または「フアン」の事で、そのお店や販売員さんのことが気に入って何度もお店に来店してくださる方の事です。
この「顧客様」を何人持っているかというのが「店力」でありますが、販売員さん個人が持っている「顧客様」とお店自体が持っている「顧客様」と二通りの「顧客様」があります。
どちらにしてもお店にとっては大切な「お客様」であり、この「顧客様」の数が多いほど好況、不況に左右される事無く強いお店になることができます。
ではどうすればこの「顧客様」が作れるのかという話をしてみたいと思います。
家具屋の私が経験した顧客作りの方法ですが、簡単に図式にしてみると下図のようになります。
(1)お客様来店→(2)接客→(3)商品のお見積もり→(4)電話フォロー→(5)商品の予約→(6)再来店→(7)「成約」 →(8)電話フォロー→(9)お礼状→(10)紹介のお願い→(11)紹介していただく→(12)紹介者来店→(13)接客→(14)商品のお見積もり→(15)電話フォロー→(14)商品の予約→(15)再来店→(16)「成約」
このようにして「顧客様」を作っていきましたが、最も大切な事は手間をかけるということです。
そしてお友達や親戚の方を紹介していただけるような関係になって、初めて「顧客様」といえると思います。
一人のお客様にどれだけの時間接客できるのかが問題です。そしてお客様の要求、願望をとにかく一生懸命聞き出し、その商品をお客様と一緒に探す事が大切です。
そして、「無理やり売ろうとしないで、見積もりをしてあげてね、もしその日に買っていただかなくても大丈夫だから心配しないで、お客様に見積書を渡して「他店に行かれた時の参考にして下さい」といって帰してください。
「買ってよオーラ」や「売ってやるビーム」が出ているとお客様は長時間話をしてくれませんから気をつけて下さいね。
とにかくお客様が喜ぶ事をたくさん考えて話をして下さい。例えば「子供さん可愛いですね、お年はいくつですか」とか「お若く見えますが、まさかこの子はお孫さんですか」とか「うらやましいです、僕もいつかは家を建てたいんです」「分譲マンションですか、やっぱり高級なんでしょう?」など言い出したらきりがないほど、お客様が喜ぶ話はたくさんあります。
いやみの無い話し方がこつですが、質問するうちにお客様が自分の事を話し始めたらもう少しで仲良くなれます。ある程度仲良くなったら自分の事も話してください。より親密になれますよ。
そして重要な事は、時々楽しそうに笑う事です。これホント!
しかし、一番大事なことは「お客様の為に良い商品を使ってもらいたい」と言うお客様中心の考え方が最も大事です。お客様は販売員が何を考えているのかすぐに察知しますから、自分の「味方か敵か」すぐに判断して敵だと思うと話を聞こうとしません。気をつけて下さい。
仲良くなって、気に入ってもらえて高額な商品を買っていただいて、鬼の首を取ったように自慢する人がいますが、まだその時点ではそのお客様は「顧客様」になっていませんので気をつけてね。
商品を買っていただいた後、アフターの電話、お礼状、時々訪問、などして紹介がお願いできるような関係になって初めて「顧客様」といえる訳です。
そして「顧客様」が紹介してくだっさったお客様は「顧客様」になってくださる可能性は非常に大きいですよ。頑張って!
強いお店とは、顧客が顧客をつくる仕組みができているお店のことです。
初めて接客して売れないのは当たり前、良い商品を売ろうと思ったら時間をかけて、日にちをかけて、お客様を大切にする事が一番の近道ですよ。
一人のお客様に一日かけて接客すれば、おそらく「顧客様」になること間違いなしです~。
楽しく、笑って、接客すれば大丈夫!
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは、今日は「生活防衛産業」という言葉について話したいと思います。
皆さんもこの言葉を最近耳にすると思いますが、この言葉の意味は現在、世界恐慌とも言える大変な経済状況の中、我々の生活を守る為、生活必需品を安く供給できる企業グループのことだと思います。
来年2009年には、この生活防衛企業が躍進する年になると考えられますが、例えば「アウトレット産業、ディスカウント産業、リサイクル産業、レンタル産業」などの企業の事です。
要するに、限られた収入の中でいかに安く生活に必要な商品を購入するかと言うことがお客様にとっては重要な事になってきています。
今後、さらにこの傾向は続くと思われますが、我々販売業に従事する者はお客様の心理を考えて商品の価値に見合った値決めをするべきだと思います。
今までのように、他社よりちょっと安ければ買っていただけるという時代は終わり、お客様が「なぜこんなに安いの?」とびっくりされるような価格が必要です。
当然商品の価格が安いだけではだめで、お客様が喜ぶサービスも必要です。
「価格」と「サービス」のセットになった販売戦略が要求されてくるとおもいます。
2009年は本当に激動の時代になるでしょう。企業の生き残りをかけた「サバイバルゲーム」の始まりです。
今まで高額な商品を販売していた企業は利益が減益し厳しい経営に転落するでしょう。また価値あるものを安く販売している企業(生活防衛企業)はお客様の支持を得てさらに躍進すると思われます。
お客様が特定の企業に集中して買い物をする異常な時代になる可能性が大きいです。
例えば衣料であれば、ユニクロ、しまむら、雑貨であればドンキホーテ、トライアル、リサイクルであればブックオフ、ハードオフ、マンガ倉庫、生活倉庫、電気業界ではヤマダ電器、デオデオ、コジマ、ジャパネットたかた等の企業が躍進すると思われます。
我々家具業界では、高コスト経営をして価格を下げる事ができない企業がお客様離れをおこして倒産していくでしょうし、高額な国内生産品を専門に販売している企業は価格を下げて利益を減らしても存続がむつかしいと考えます。
お客様が「なぜこんなに安い?」といってくれる商品を全体の売場の何パーセント展示できるかというのが勝ち残る為のキーワードです。
アウトレットの看板だけでは、お客様はすぐに見抜き離れていってしまうでしょう。
2009年は本当に勝負の年になるでしょう。家具業界の皆さん勝ち残れば、素晴らしい未来がまっていますよ。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
「商売の原点は仕入れ」であるとよく言われますが、我々販売業にとってはそのとうりであると思います。
最も大事なものが仕入れですが、その次に大事なものは「値決め」です。
いくら上手に安く仕入れても安く値段をつけて利益がなければ商売は成り立ちません。
安く仕入れて、価値に見合った値段をつけてお客様に喜んで買ってもらう事が商売の根本ですから、適正利益を確保して販売しても「安い」と言われる様な商売をしなければいけません。
我々アウトレットの業界に従事する者は特に仕入れる値段を間違えると、お客様に喜んでもらえる価格で販売できませんから困った事になってしまいます。
アウトレット商品の仕入れ価格の定義は「卸価格で販売して適性利益がとれる」価格である事です。
要するに卸価格の60%~70%で仕入れる事ができなければアウトレット商品にはなりえないのです。
海外からの輸入による自社コンテナ商品の価格が通常の卸価格の70%~80%くらいだとは思いますが、商社から仕入れるコンテナ商品の価格は通常卸の85%~90%くらいではないかと思います。
本当にアウトレット商品としてお客様が喜んで買って下さる価格はやはりN社(家具の大型チェーン店)の販売価格の20%~30%ダウンだと思われます。
ということは、やはり「傷物」「旧型商品」「換金商品」「倒産品」「自社コンテナ商品」等の理由あり商品を優先的に仕入れる必要があると言う事です。
何か理由があって安くなるような商品は、「どの程度の傷なのか」とか「型が古い物は何年ぐらい前の商品なのか」などその状態に応じて仕入価格を交渉しなければなりません。
物の値段を充分に熟知していないと、良い仕入れはできないと思います。
ですから勉強をしっかりして正確に価格を判断する能力を身につける事が大切ではないでしょうか。
皆さんも、自分の扱っている商品の本当の原価を研究してこそ良い商売人になれると思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは。今日は家具小売業の皆様に、是非読んでもらいたい本の紹介をさせていただきます。
それは『幸せな売場のつくり方』という本です。著者はフリーインストラクターの兼重日奈子さんで、商業界より出版されています。
この本は我々小売業に携わる者にとって、大変参考になる本だと思います。
第1章では、店長に起こる出来事を中心に店長の立場で書かれているのですが、実際にあった実話であり、店長の大変さが赤裸々に描写されており感動させられます。
第2章は、チーフ(副店長、販売主任)の立場で書かれてあり、共感するところが多々あります
第3章では、新人販売員の気持ちをうまく表現してあり、若い女の子の心理がよくわかります。
第4章はエリア長(エリアマネージャー)の気持ちを赤裸々に書いてあり、これも本当にあった事として参考になると思います。
第5章はディベロッパーの考えを中心に、テナント店との関係をどうするかという、現実に今起きている問題を取り上げて書かれており、参考になると思います
第6章と第7章は、インストラクターとして店舗に関わる著者の立場で、「低迷している店舗を建て直す為の方法」について書かれてあり、「なるほど」と感心させられます。
この本は実際にあった話を基にリアルに書かれてあり、我々小売業に従事する者には本当に参考になると思います。店長、副店長(チーフ)、新人販売員、エリア長(エリアマネージャー)、ディベロッパー、営業部長、社長、それぞれの立場で考えている事が非常にリアルに書かれてあり、読んでいると時間を忘れて一日で読んでしまいました。
会話形式で書かれてあるので、非常に読みやすく本を読むのが苦手な人でも心配ありません。
店舗のスタッフ達の考え方が変化して、すばらしいお店になる様子は感動ものです。年配の方には、ちょっと今時の言葉で書かれてあるので抵抗はあるかもしれませんが、読んでいるとすぐに慣れてきて面白くなってくると思います。
是非、読まれることをお勧めします。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは。今日は我々家具業界に従事する企業が取り組まなければならない一番大きな問題をお話します。
我々家具小売業界は、今後ますます厳しい経営状況になると思います。
家具と言う商品は、耐久消費財であり長年使用可能な商品ですから、買い替えの期間が非常に長いと言う特徴があります。
例えばソファーやベッドでも10年以上使用している方がたくさんおられますし、箪笥や下駄箱や座卓などは20年以上使用されている方がたくさんいらしゃいます。
要するにお客様は、家具が古くなってもなかなか買い換える事はありません。
現在のように景気が悪くなってくると、ますます買い控える傾向にあります。
家具というものが、電気製品のように壊れにくく、多少壊れたとしても使用出来るわけですから、急いで買い換える必要がないわけです。
そして、もし買い換えたいと思っても、古い家具を処分しなければ新しい家具を設置することはできません。
現在、地域によっては粗大ごみに出す事が出来ない家具がたくさんあります、例えばソファーやベットのマットレスのような「ウレタンが使われている家具」等は、粗大ゴミに出す事が出来なくなってきています。
木製の家具はまだ回収してくれるようですが、大型家具を家から運び出し、粗大ゴミの日に捨てに行く事が出来ないお年寄りの方達は、古い家具を辛抱して使っているようです。
どちらにしても、ますますゴミの規制が厳しくなりそうで、古い家具を捨てようと思ったら、専門の業者に高いお金を払って引き取ってもらうしか方法がなくなると思われます。
我々家具小売店が商品を買ってもらおうと思ったら、古い家具を引き取るサービスをするしかないと思います。
無料引き取りサービスが当たり前になるでしょうし、配達に行けば必ず古い家具を引き取るわけですから、売れた本数と同じゴミが溜まるわけです。
引き取ったゴミ「中古家具」を産業廃棄物の業者に取りに来てもらうと、かなりの費用が必要ですから、出来れば少しでもゴミを減らしたい訳です。
実は我が社は、店内にリサイクルコーナーを設置して引き取った中古家具を販売しているのですが、これは直営店だけでFC店はまだ設置しておりません。
リサイクルセンターのように綺麗に磨いて高く販売するのではなく、現状のままですが500円、1000円で販売しています。
引き取った家具が全部売れるわけではなく、どうしようもない家具は壊して捨てに行くか、業者に取りに来てもらうしかありません。
どちらにしても、今後我々は「ゴミとの戦い」を始めなければ成りません。
そして、売上げを上げようと思えば積極的にゴミを引き取るべきだと思いますし、地球環境を良くするためにはゴミを減らす努力をしなければならないと思います。
そして、将来は「古い家具を売る仕組み」を確立して、お客様から無料で引き取るのではなく、買い取る「下取り」サービスをすべきだと思います。
その為には、自社で配達する事が出来なければ「下取り」は不可能だと考えていますので、各店には必ず配達員を2名配属しております。
またお客様から、いくらで買い取るのか査定しなければならないのですが、専属の査定する人員を配置するには費用がかかりすぎるため、店内で商品を買っていただく時に「下取り査定表」の金額に応じて買い取る仕組みが必要です。
古い家具の状態は把握できませんが、たとえ再販できない物でも買い取る事になるので、あまり高額では査定できません。
以上のように、これから我々家具小売業界は「ゴミとの戦い」に勝ち抜いた者が生き残るのではないでしょうか。
是非、皆さんご意見をお寄せください、お待ちしております。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
今日は、家具インテリア業界に携わる我々が取り組むべき「ペルシャ絨毯の説明」という事についてお話したいと思います。
A なぜペルシャ絨毯が高額なのかという説明
約3000年の歴史があるペルシャ絨毯は、1日に3000回~4000回の結び目を作る事しか出来ません。
ですから、80cm幅×120cm長さの玄関マットサイズでも約1年近くかかりますので、もし日本人が作ったとしたら、50万~60万円では販売する事が出来ないでしょう。
ペルシャ絨毯の価格の8割は人件費(手間代)と言うことです。ですからペルシャ絨毯は手間の割には格安の商品と言う事になります。
そして丈夫さは土足で使っても150年、素足で使うと500年くらい擦り切れないものです。ビッグウッドはイランより直輸入しておりますから、デパートの半額以下で提供する事が出来ます。
B ペルシャ絨毯の美術工芸品としての価値
シルクのペルシャ絨毯には、フォーシーズンカラーがあります。
春、夏、秋、冬の色を持っており見る角度によって季節の色が楽しめます。
冬は暖かそうな濃い色、夏は涼しそうな薄い色。向きを変えると一年中楽しむ事が出来ます。
そして長い年月を掛けて作った物ですから、作家さんは自分の工房名を絨毯に織り込んでいます。
(秋の色を見るとき、工房名が手前に見えます) 要するに鑑定書が付いているペルシャ絨毯は、ただの敷物ではなく絵画と同じように一枚の作品として、美術品として認められているのです。
床に敷く一枚の絵だと思ってください。
C ペルシャ絨毯のアンティーク商品としての価値
ペルシャ絨毯は、使い込んで古くなってくると素材(シルクもウールも)が空気に触れて酸化して少しずつ黄ばんできます。
それが見る角度によっては黄金の色になり、ヨーロッパでは「神様が作った色」と言って大変愛されています。
実はヨーロッパの人々は新しい絨毯よりも古い絨毯のほうが大好きで、新しい絨毯はあまり買われないのです。
ですから古いアンティーク絨毯がオークションで落札されているのですが、競争が激しい為、新品の絨毯の数倍の値段で落札されています。
日本にも古い絨毯が残っています、例えば京都の祇園祭の山鉾に現在も使われている装飾品のペルシャ絨毯は400年以上前からのもので、一枚が1億円以上の価値があると言われています。
又、豊臣秀吉が500年以上前に手に入れて陣羽織に加工したペルシャ絨毯が現在、京都の高台寺に「重要文化財」として保管されています。
500年経過しているとは思えないほど素晴らしい黄金色に光輝いているのです。
又、「何でも鑑定団」などのテレビ番組などにもペルシャ絨毯がよく登場しますが、25年前に60万円で買った玄関マットサイズの絨毯が120万円、約2倍の金額で評価されたり、古い絨毯(ウール)200万円で買ったものが1000万円の評価を受けたりしています。
ヨーロッパの人々はペルシャ絨毯に関しては、ほとんどの人がアンティークコレクターあり、オークション会社であるクリスティーズやサザビーズ等で古い絨毯を買いあさっています。
要するにペルシャ絨毯は新品が一番安く、古くなればなるほどアンティーク価値が出て高価になるという事です。
この事は「世界の常識であり、日本の非常識」という事になります、ペルシャ絨毯は使えば使うほど美しくなり高価になっていく物で、「自分が使って子供が使って孫が使って子孫代々家宝として残していくものです」
日本人は「安物買いの銭失い」等とよく言われますがペルシャ絨毯は価値が下がらない訳ですから世界に一枚しかない最高の美術品を周りの人から褒められ、一生使っても1円も損した事にはならないのです。
ユダヤ人が言うには「ペルシャ絨毯以外の絨毯を買う人は贅沢者だ」と言いますがペルシャ絨毯を一生、いや代々使うと言う事は大変な節約だと言う事です。
最初に買うときは高価で思いつきにくいと思いますが、何百年も代々使うと思えば、又価値が上がると考えれば、これほどの節約はないと思います。
是非ペルシャ絨毯を人生のパートナーとして自分の感性に合った物を使ってください。自分の身代わりとして子孫代々受け継がれ語り継がれるでしょう。
以上の商品説明は「ビッグウッドペルシャ絨毯課」が製作したものです。皆さん是非参考にしていただければ幸いです。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
大変ご無沙汰しておりました。本当にすみません。
今日はビッグウッドの夢を話してみたいと思います。
ビッグウッドの夢は、「アウトレットの家具専門店を全国に展開する」という事です。
ビッグウッドの直営店でもFC店でも構わないのですが、全国津々浦々まで店舗展開して「全国のお客様に喜んでもらえる商品」と「喜んでもらえるサービス」を供給できる企業に成長したいと願ってます。
現在弊社はまだ、直営店9店舗、FC店15店舗合計24店舗しかありません。
全国展開するためには200店舗以上必要ですから、今の10倍の店舗を出店しなければなりません。
直営とFCのバランスを考えると50対50が望ましいと思っていますから、直営店が100店舗は必要で、あと91店舗増加しなければなりません。
今後の環境を考えると、出店予定物件は数も多くなり、家賃も安くなると考えられます。
なぜかと言うと、ショッピングセンターやモールがたくさん増加したのですが、入店するテナントが不足している現状で、売場面積が過剰に増加して家賃が安くなる傾向です。
居抜きの店舗も増加してきていますので、単独店の出店も可能になってきています。
問題は、店舗を管理する店長の育成です。91人の店長が必要ですが、「どうやって91人の管理者を養成できるか」と言う難問です。
優秀な人材の採用も大切ですが、現在いる「副店長、販売主任」の教育が最優先だと考えます。
我が社には現在、女性店長が1名しかおりませんが、男性店長に負けない素晴らしい実績を残してくれています。
今後は「男性、女性」にこだわらず、店長候補として「副店長、販売主任」の教育に力を入れるべきだと思います。
そして、高校や大学の新卒採用を積極的にするべきだと思いますが、今までは中途採用しかしたことがなく、今年度初めて1名女性社員を採用したばかりです。
今後は、店長候補の優秀な人材を確保する為に、積極的に学生達にアピールしてビッグウッドの良さを理解していただき、入社してもらいたいと思っています。
夢を現実にする為には、「強烈な願望と利他の心」が必要です。潜在意識に透徹するほどの強烈な願望を持つには、24時間考える必要があるでしょうし、「どうしたら夢が叶うのか」、その方法を追求する真剣な気持ちが大切だと思います。
そして、その夢が実現した時に、「たくさんの人が喜んでくれるかどうか」という事が一番大切です。
自分だけが喜ぶような夢なら叶わぬほうが良いのではないかと考えます。
自分を含めて周りの人やお客様がみんな喜ぶような夢でなければ意味がないし、本当に立派な夢とは言えないと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟