今日は家具業界の英雄として似鳥昭雄社長の話をしたいと思います。
現在220店舗、年商2400億、営業利益293億という家具業界ではダントツの企業ニトリの社長様の話です。
今年10月リーマンショックから世界恐慌に見舞われ家具業界の業績は急激に悪化している中、円高還元セールで売上げを伸ばしほぼ全ての商品で前年実績を上回り、特に11月は既存店売上げが前年度同月比で113,4%と驚異的です。
又、ニトリ社長は一昨年から住設業界に奪われたシステムキッチンを、海外生産することによって20万円を切る価格で売る事に成功し、3年がかりで全国に展開しようとしています。
さらにニトリ社長は現在65歳になりますが、大手企業が業績上社会活動を廃止するなかで北海道の応援基金、海外留学生への似鳥国際奨学財団、コンサドーレ札幌〔2億円〕への応援等さまざまな活動を行っています。
そしてニトリ社長は1%の利益を還元しようと役員会で決め、2005年に似鳥国際奨学財団を作って、2008年度は15カ国50人、年間一人当たり120万を支給、来年は60人を予定しているとの事ですが、この財源を似鳥社長の株200万株(約150億円)の寄付と現金5億円を銀行から借り入れ寄付したそうです。
本当にすばらしい社会貢献だと感動します。
ところで似鳥社長の事業人生計画は88歳、3000店舗、売上げ3兆円だそうですが遠大な計画だと思います。
そして商品に関しても安かろう悪かろうではなく、家具は5年間保証をして返品や故障に完全対応し、加えて5%の消費税もお客様の負担をニトリ負担にしているとの事です。
さらに企業全体の製品安全活動についての評価を受け、経済産業省の第二回製品安全対策優良企業表彰の「大企業小売販売事業者部門」において銀賞を受賞されています。
ニトリ社長は大きなビジョンとロマンを掲げ着実に実行されて来たまさに、現代の家具業界の英雄だと思います。
我々家具業界に従事するものにとって、お手本となるべき方であり尊敬に値する方であると考えます。
ですから我々もニトリ社長に負けないように、遠大な計画とロマンを持って精進すれば必ず夢は叶うと信じるべきではないでしょうか。
私も来年52歳になりますが、これからの10年が人生の勝負時だと痛感いたしております
家具業界の皆さん、是非勇気をもってチャレンジしましょう。
2009年、家具業界は混沌とした時代になると思いますが、そういう時こそチャンスが生まれるものです、似鳥社長を素直に見習って切磋琢磨して頑張りましょう。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟