アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は「アドラー心理学」について話したいと思います。
アルフレッド.アドラー オーストリア出身(1870年~1937年)心理学者
著書「嫌われる勇気」70万部以上のベストセラー
アドラー心理学の概念
1.自己決定性(現在の人生を決めているのは自分自身の考え方である)
2.目的論 (全ての行動には目的がある)
3.課題の分離(他人の課題を背負ってはいけない)
4.共同体感覚(他者への貢献を実感出来ることで人は幸せを感じられる)
アドラーは「何よりも大切なことは、部下を動かそうとしないことです」と言っています。
上司の命令通りに部下が動けば、仕事はうまく運ぶという考え方が間違っている。
上意下達で動くだけでは、組織に活力はなく、創造性も生まれない。
人が最も良い仕事をするのは、自発的に動くときのはずである。
「部下を叱るのは論外、褒めてもいけません」
なぜ叱ってはいけないのか?
誰かを叱るとき人は無意識のうちに相手に対して勝ち誇ったような感覚を覚えるはずだ。
叱ることで、自分が相手よりも上の立場に立っていることを認めさせたいという欲求を満たしているのである。
ですから部下が失敗したときには、叱るのではなく「責任を取らせる」ようにする。
「責任を取らせる」方法
1.可能な限り原状回復を図る
2.謝罪する
3.同じ失敗を繰り返さないための方策を部下と共に考える
なぜ褒めてもいけないのか?
要するに「褒める」とは能力のある人が能力のない人に下す「評価」なのです。
褒める、褒められる関係も、結局のところ上下関係を示すことである。
アドラーによれば人と人との関係は本来「横の関係」でなければならない。
もちろん上司と部下では経験や職責に違いがある、しかしそこに上下関係を持ち込むのではなく人間としてはあくまでも対等と考える。
対人関係を「横の関係」として捉えるなら、部下に対してどのように接するのか?
行動を正当に評価し、貢献してくれたときは素直に感謝の言葉を言う。
「ありがとう」「助かったよ」「嬉しいよ」
こうした言葉を受けると、相手は「自分に価値がある」と感じることが出来ます。
自分が誰かの役に立っていると思えば、そこにいることについて「所属感」を持てるのです。
上司にとってささいな言葉が、部下には大きな勇気付けとなる。
自分の存在を認められることで、部下は「所属感」を得ることができる。
「ここに居てもいいのだ」と思い、「自分に価値がある」と自信を持てば自発的に動くようになるのです。
部下と接するときは、叱らず、褒めず、感謝する!
仕事は任せながらも、失敗を未然に防ぐための援助に力を入れる。
それでも失敗することはあるだろう、その時は、責任をきちんと取ってもらう。
このような考え方「アドラー心理学」を皆さんはどう思われますか?
PR
この記事にコメントする