アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉について話したいと思います。
この言葉は京セラ名誉会長である稲盛和夫氏が、第二電電(現KDDI)を立ち上げる時に自問自答した有名な言葉です。
「動機善なりや」の解説
新しい事業を展開する場合などに「動機善なりや」ということを自らに問うのです。
何かをしようとする場合、自問自答して、自分の動機の善悪を判断することです。
善とは、誰から見ても良き事であり、自分の利益、都合、格好などで物事は全うできるものではありません。
その動機が自他共に受け入れられるものでなければならないのです。
また、仕事を進めていくにあたって「プロセスも善なりや」ということを問うています。
結果を出すために不正な行為をしていないか、実行していく過程も人の道を外れるものであってはならない。
「私心なかりしか」の解説
自分の心、自己中心的な発想で事を進めていないか、要するに私利私欲で物事を始めていないかということを自問自答することです。
最後に稲盛和夫氏はこう言っています。
「私は、動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功すると固く信じています。」
この言葉は私の「座右の銘」にしていますが、この言葉を知った20年前はあまり意味がわからなかったことを覚えています。
しかし、20年の歳月を重ねてこの「言葉の意味」が身体の隅々まで浸透するほどよくわかってきました。
32年間、会社経営をして来ましたが「動機善なりや私心なかりしか」と自問自答して始めたことは必ず成功してきました。
逆に私利私欲で始めたことはすべて失敗してきました。
実は経営の神様と言われた、松下幸之助氏も同じようなことを言っています。
同じしっかりとした賢い人でも、成功する人と失敗する人とがあります。
結局どこが違うのかと煎じ詰めれば
失敗する方には「私」というものがある。
成功する人には「私」というものがない。
賢さは一緒でも、ちょっと自分の私心があると、非常に差が出てきます。
一国の首相となる人は、全くの私心のない人やないと、本当に上手くいきません。
会社の社長でも、私心があったらあかんと思うんですよ。
実は西郷隆盛さんも同じようなことを言っています。
「名もいらん、金もいらん、地位も名誉もいらない、そんな男が一番厄介だ」
「しかし、そんな厄介な男でないと大事は成せない」
私の場合、25年前に「家具のアウトレット」という業態を始めたのですが、お客様のために良
い物を何処よりも誰よりも安く提供できるという「善の心」で始めました。
私のような未熟者でも、成功しており、全国43店舗のアウトレット家具専門店が存在いたします。
全国展開も視野に入れて、本当にお得な「アウトレット家具」を全国のお客に供給出来るように
努力しております。
「これは自分の力だけではない」とはっきり言い切れます。
「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉はビッグウッドフィロソフィーにも書かれてあります。
ビッグウッドの全従業員の皆さん、意味を良く理解して後悔のない 人生を送りましょう!
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