アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
今日は、来週書こうと思っていた「ブッダの言葉」の後編を書こうと思います。
実は、こんな拙いブログでも毎回読んで下さっている方がいることがわかりました。
本当にありがたく、心が暖かくなりました。
知らない人から応援されている事は、心強いものですね。
しかし、決して思い上がって傲慢になるような事はありません、大丈夫です。
前置きはさておき、先日の続きを書いてみます。
「ブッダの言葉」後編
6.幸せを知る
持ち物に執着しない、成果に執着しない、食物に執着しない、寝る場所に執着しない、我が子に執着しない
パートナーに執着しない、お金儲けに執着しない、
身体の行動においては,殺生や盗みなど苦しみを増す行為を離れていられること。
口から出る言葉においては、悪口や噂話や自分語りや嘘を離れていられること。
心の中では、欲にもとづいた妄想や怒りによるイメージプレイを離れていられること。
そして、心の明晰さと集中力を破壊する飲酒を自制して、心を鍛えようとするがゆえに、絶え間なく成長してゆくことが、最高の幸福。
7.自分を知る
他人の良くないところはとても良く見えるし、ついつい調子に乗って指摘したくもなる。
見えにくいのは、君自身の良くないところ。
他人の問題点を指摘する事で、「ちゃんと指摘できる立派な自分には問題がない」と錯覚するがゆえに、自分自身の問題が隠されてしまう。
それはまるで、ギャンブルでサイコロを振って、自分に不利な目が出たらイカサマして隠してしまうギャンブラーのよう。
自分の内面の変化を見つめようと、絶え間なく自らに向き合う人は、心の安らぎと自由にたどりつく。
君は君の心の奴隷であることなく、君の心の主人であるように、君こそが君の最後のよりどころ、自分以外の何にもすがらず、自分の心を調教する。
8.身体を見つめる
偉そうに「自我」だとか「人間様」だとか、思い上がっている君の身体は、しょせん骨と腱を組み立てて、生肉と皮膚で表面を覆ってつくりあげた壊れやすい城にすぎない。
「肌がキレイ」「肌が荒れた」などと、君は表面にこだわったり、「髪が抜けた」「無駄毛ははえた」などと、無用な事に心を乱される。
その表面に隠されているのは、単なる生肉にすぎないことをうっかり忘れている。
身体がうずうず疼いて、よけいなことをしたくなるのを、気をつけて静める、身体の乱暴な動きをゆったりと制御する。
9.自由になる
ストレスにおびやかされて心に落ち着きがなくなると、人は神様を信じてそれに依存しようとする。
けれどもそれらは、安心できる拠り所ではない、君がこれらに依存しても自由を奪われて洗脳されるだけで、ストレスを生み出す心の仕組みは変わらない。
君の思い通りに動いてくれず、勝手に動き回る心、この心をつかまえるのは難しく、君の知らない間に君の心は、軽々しく君を翻弄する事だろう。
心をコントロールし、思い通りに運転できるようになるなら、その自由さとともにゆったりとした安らぎが手に入る。
10.慈悲を習う
君もまた「死にたくない」という思いを胸の奥底に隠し持っている。
「実は他の全ての生き物も同じ思いを隠し持っているのだろうな」と、眼を閉じて思いを馳せたなら、どんな生き物をもわざとは殺さず、そして殺させないようにするだろう。
人も動物も細菌も、あらゆる生き物にとって「自分」がいちばん愛しいもの、生き物はみんな、ナルシスト。
ゆえに自分を愛しいと思うなら、他の生き物を傷つけないように。
わだかまりなく、分け隔てなく、恨みなく、敵意なく、優しい念を送るよう、練習するように。
11.悟る
人生の黒幕よ、おまえの正体は「欲しい欲しい、足りない足りない」と騒ぐ「生存本能」なのだと私はもはや見破った。
あらゆる考えとあらゆる思想には、心を乱す性質があると気づいて、私は哲学や思想を捨てて、座禅瞑想し、内面の安らぎを見出した。
過去を思い出して悲しむことなく、未来を空想して悩むことなく、ただ、「今、この瞬間」へと心が専念していれば、君の顔色は活き活きとして、晴れやかになる。
諸行無常、すなわち、世の全てはすぐに移ろいゆく。
諸法無我、すなわち、全てのものは、自分のものではない。
一切行苦、すなわち、これも苦、あれも苦、物質と心を司るすべての衝動エネルギーは、ことごとく苦しみでしかない(四苦八苦)
苦しみを消す真理とは、胸にぱっくり開いた、欠乏感のブラックホール、すなわち渇愛を消滅させると同時に、苦しみは消滅する。
12.死と向き合う
いかなる所有物であっても、君が死ぬ時には、持って行けない。
死ぬ時に唯一この手に残るのは、君がこの人生で行動してきた身体の業と、話してきた言葉の業と、心の中で考えてきた思考の業、たったそれだけ。
ゆえに、思考、言葉、身体を整えて、未来に備えて善業を積むように。
善業は、未来の君にとっての、唯一つの財産となる。
いったん生まれたもの、存在するもの、つくられたもの、それらはすべて壊れゆく定めにあり、この世に永遠のものなど何一つなく。
死に行く私が、君に先生として残す最後の遺言
すべてのものは一瞬一瞬、刻一刻と壊れて、少しずつ消滅してゆく
だから、君はほんの一瞬も無駄にすることなく、ダラダラすることなく、精進するように。
以上のような内容でありました。
実は、ブッダはシャカ族の王子として生まれ、29歳まではあらゆる快楽を味わい「欲望を満たす快楽」の中に「幸福」を見出そうとしましたが、出来ませんでした。
そこで29歳の時シャカ国を捨て、出家修行を始めました。
35歳までの6年間ありとあらゆる「苦行」を実践し、来る日も来る日も「苦しみ」が生じる仕組みを研究しました
彼の最初の29年が「快感」ばかり与え続けると心がどのようにすさんでゆくのかの実験研究だったととらえるなら、その後6年にわたった「苦行」の時期は「不快感」ばかり与えつづける実験への切り替えであることになるでしょう。
心と身体を裏から操っている法則性を悟って解脱した、ゴータマ、シッダールタは「目覚めた人」となり悟りを開いたと言われています。
35歳から80歳で亡くなるまで、45年の間、ブッダはインド中を徒歩で回りながら、弟子を指導したり悩む人々の相談に乗ったりして過ごしたそうです。
うまく要約する事ができず、大変「長文」になってしまい、申し訳ありませんでした。
実は、こんな拙いブログでも毎回読んで下さっている方がいることがわかりました。
本当にありがたく、心が暖かくなりました。
知らない人から応援されている事は、心強いものですね。
しかし、決して思い上がって傲慢になるような事はありません、大丈夫です。
前置きはさておき、先日の続きを書いてみます。
「ブッダの言葉」後編
6.幸せを知る
持ち物に執着しない、成果に執着しない、食物に執着しない、寝る場所に執着しない、我が子に執着しない
パートナーに執着しない、お金儲けに執着しない、
身体の行動においては,殺生や盗みなど苦しみを増す行為を離れていられること。
口から出る言葉においては、悪口や噂話や自分語りや嘘を離れていられること。
心の中では、欲にもとづいた妄想や怒りによるイメージプレイを離れていられること。
そして、心の明晰さと集中力を破壊する飲酒を自制して、心を鍛えようとするがゆえに、絶え間なく成長してゆくことが、最高の幸福。
7.自分を知る
他人の良くないところはとても良く見えるし、ついつい調子に乗って指摘したくもなる。
見えにくいのは、君自身の良くないところ。
他人の問題点を指摘する事で、「ちゃんと指摘できる立派な自分には問題がない」と錯覚するがゆえに、自分自身の問題が隠されてしまう。
それはまるで、ギャンブルでサイコロを振って、自分に不利な目が出たらイカサマして隠してしまうギャンブラーのよう。
自分の内面の変化を見つめようと、絶え間なく自らに向き合う人は、心の安らぎと自由にたどりつく。
君は君の心の奴隷であることなく、君の心の主人であるように、君こそが君の最後のよりどころ、自分以外の何にもすがらず、自分の心を調教する。
8.身体を見つめる
偉そうに「自我」だとか「人間様」だとか、思い上がっている君の身体は、しょせん骨と腱を組み立てて、生肉と皮膚で表面を覆ってつくりあげた壊れやすい城にすぎない。
「肌がキレイ」「肌が荒れた」などと、君は表面にこだわったり、「髪が抜けた」「無駄毛ははえた」などと、無用な事に心を乱される。
その表面に隠されているのは、単なる生肉にすぎないことをうっかり忘れている。
身体がうずうず疼いて、よけいなことをしたくなるのを、気をつけて静める、身体の乱暴な動きをゆったりと制御する。
9.自由になる
ストレスにおびやかされて心に落ち着きがなくなると、人は神様を信じてそれに依存しようとする。
けれどもそれらは、安心できる拠り所ではない、君がこれらに依存しても自由を奪われて洗脳されるだけで、ストレスを生み出す心の仕組みは変わらない。
君の思い通りに動いてくれず、勝手に動き回る心、この心をつかまえるのは難しく、君の知らない間に君の心は、軽々しく君を翻弄する事だろう。
心をコントロールし、思い通りに運転できるようになるなら、その自由さとともにゆったりとした安らぎが手に入る。
10.慈悲を習う
君もまた「死にたくない」という思いを胸の奥底に隠し持っている。
「実は他の全ての生き物も同じ思いを隠し持っているのだろうな」と、眼を閉じて思いを馳せたなら、どんな生き物をもわざとは殺さず、そして殺させないようにするだろう。
人も動物も細菌も、あらゆる生き物にとって「自分」がいちばん愛しいもの、生き物はみんな、ナルシスト。
ゆえに自分を愛しいと思うなら、他の生き物を傷つけないように。
わだかまりなく、分け隔てなく、恨みなく、敵意なく、優しい念を送るよう、練習するように。
11.悟る
人生の黒幕よ、おまえの正体は「欲しい欲しい、足りない足りない」と騒ぐ「生存本能」なのだと私はもはや見破った。
あらゆる考えとあらゆる思想には、心を乱す性質があると気づいて、私は哲学や思想を捨てて、座禅瞑想し、内面の安らぎを見出した。
過去を思い出して悲しむことなく、未来を空想して悩むことなく、ただ、「今、この瞬間」へと心が専念していれば、君の顔色は活き活きとして、晴れやかになる。
諸行無常、すなわち、世の全てはすぐに移ろいゆく。
諸法無我、すなわち、全てのものは、自分のものではない。
一切行苦、すなわち、これも苦、あれも苦、物質と心を司るすべての衝動エネルギーは、ことごとく苦しみでしかない(四苦八苦)
苦しみを消す真理とは、胸にぱっくり開いた、欠乏感のブラックホール、すなわち渇愛を消滅させると同時に、苦しみは消滅する。
12.死と向き合う
いかなる所有物であっても、君が死ぬ時には、持って行けない。
死ぬ時に唯一この手に残るのは、君がこの人生で行動してきた身体の業と、話してきた言葉の業と、心の中で考えてきた思考の業、たったそれだけ。
ゆえに、思考、言葉、身体を整えて、未来に備えて善業を積むように。
善業は、未来の君にとっての、唯一つの財産となる。
いったん生まれたもの、存在するもの、つくられたもの、それらはすべて壊れゆく定めにあり、この世に永遠のものなど何一つなく。
死に行く私が、君に先生として残す最後の遺言
すべてのものは一瞬一瞬、刻一刻と壊れて、少しずつ消滅してゆく
だから、君はほんの一瞬も無駄にすることなく、ダラダラすることなく、精進するように。
以上のような内容でありました。
実は、ブッダはシャカ族の王子として生まれ、29歳まではあらゆる快楽を味わい「欲望を満たす快楽」の中に「幸福」を見出そうとしましたが、出来ませんでした。
そこで29歳の時シャカ国を捨て、出家修行を始めました。
35歳までの6年間ありとあらゆる「苦行」を実践し、来る日も来る日も「苦しみ」が生じる仕組みを研究しました
彼の最初の29年が「快感」ばかり与え続けると心がどのようにすさんでゆくのかの実験研究だったととらえるなら、その後6年にわたった「苦行」の時期は「不快感」ばかり与えつづける実験への切り替えであることになるでしょう。
心と身体を裏から操っている法則性を悟って解脱した、ゴータマ、シッダールタは「目覚めた人」となり悟りを開いたと言われています。
35歳から80歳で亡くなるまで、45年の間、ブッダはインド中を徒歩で回りながら、弟子を指導したり悩む人々の相談に乗ったりして過ごしたそうです。
うまく要約する事ができず、大変「長文」になってしまい、申し訳ありませんでした。
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