こんにちは、今日は「生活防衛産業」という言葉について話したいと思います。
皆さんもこの言葉を最近耳にすると思いますが、この言葉の意味は現在、世界恐慌とも言える大変な経済状況の中、我々の生活を守る為、生活必需品を安く供給できる企業グループのことだと思います。
来年2009年には、この生活防衛企業が躍進する年になると考えられますが、例えば「アウトレット産業、ディスカウント産業、リサイクル産業、レンタル産業」などの企業の事です。
要するに、限られた収入の中でいかに安く生活に必要な商品を購入するかと言うことがお客様にとっては重要な事になってきています。
今後、さらにこの傾向は続くと思われますが、我々販売業に従事する者はお客様の心理を考えて商品の価値に見合った値決めをするべきだと思います。
今までのように、他社よりちょっと安ければ買っていただけるという時代は終わり、お客様が「なぜこんなに安いの?」とびっくりされるような価格が必要です。
当然商品の価格が安いだけではだめで、お客様が喜ぶサービスも必要です。
「価格」と「サービス」のセットになった販売戦略が要求されてくるとおもいます。
2009年は本当に激動の時代になるでしょう。企業の生き残りをかけた「サバイバルゲーム」の始まりです。
今まで高額な商品を販売していた企業は利益が減益し厳しい経営に転落するでしょう。また価値あるものを安く販売している企業(生活防衛企業)はお客様の支持を得てさらに躍進すると思われます。
お客様が特定の企業に集中して買い物をする異常な時代になる可能性が大きいです。
例えば衣料であれば、ユニクロ、しまむら、雑貨であればドンキホーテ、トライアル、リサイクルであればブックオフ、ハードオフ、マンガ倉庫、生活倉庫、電気業界ではヤマダ電器、デオデオ、コジマ、ジャパネットたかた等の企業が躍進すると思われます。
我々家具業界では、高コスト経営をして価格を下げる事ができない企業がお客様離れをおこして倒産していくでしょうし、高額な国内生産品を専門に販売している企業は価格を下げて利益を減らしても存続がむつかしいと考えます。
お客様が「なぜこんなに安い?」といってくれる商品を全体の売場の何パーセント展示できるかというのが勝ち残る為のキーワードです。
アウトレットの看板だけでは、お客様はすぐに見抜き離れていってしまうでしょう。
2009年は本当に勝負の年になるでしょう。家具業界の皆さん勝ち残れば、素晴らしい未来がまっていますよ。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟