アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
本日は、2019年の「年度方針」をお知らせいたします。
1.経常利益率の向上
2.B品比率60%以上
3.最低価格、地域一番店
4.粗利益率の統一
以上の4つの経営方針といたします。
また、「最低価格、地域一番店」になるために、昨年に引き続き「店舗改革」を推進してまいります。
「店舗改革」
1.立体陳列の充実
2.小物家具の充実
3.ポップの充実
4.5つの基本の徹底
経営理念である「お客様の喜びの創造」を実現するために、
1.お客様に喜んでいただく価格(最低価格保証)
他店、ネット販売よりも安い価格を保証いたします。
消費税込の「激安価格」のプライス
2.お客様に喜んでいただくサービス
配送料、組立設置料(無料)
古い家具の引き取りサービス
軽トラック貸出(無料)
6ヶ月長期預かり(無料)
クレジット12回金利(無料)
3.喜んでいただく配達
自社の社員が、丁寧親切な配達をいたします。
ご要望があれば、お客様の既存の家具移動も無料で行います。
お客様のお家に傷をつけないような、慎重な設置を心がけます。
4.喜んでいただく清掃
商品だけでなく、店舗の床、壁、トイレ等、清潔な店舗に保ちます。
配送する前に、丁寧に商品を拭き、綺麗な状態でお渡しいたします。
以上の事を心がけて今年一年頑張ってまいります。
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本日は、「2018年を振り返って」です。
我社ビッグウッドは、2018年で35期(創業35年目)になります。
27歳で創業して、あっという間に35年が過ぎました。
私も還暦を過ぎ、来年2月で62歳という年になります。
さて、今年は「年度方針」として
1.B品比率60%以上
2.最低価格、地域一番店
3.関東進出の成功
4.粗利益率の統一
4つの「年度方針」を打ち出し、懸命に取り組んでまいりました。
年度方針1の「B品比率60%以上」に関しては、在庫比率がほぼ達成できており
販売比率ももう少しという所まで来ております。
年度方針2の「最低価格、地域一番店」になる為に店舗改革を行いました。
1.チラシ改革
2.立体陳列
3.小物家具の充実
4.ポップの充実
以上の4項目を実行いたしました。
1.チラシ改革 2.立体陳列 に関しては、ほぼ全店出来たと思います。
しかし、3.小物家具の充実 4.ポップの充実 に関してはまだ100%出来てはおりません。
来年の2月で、今期(35期)が終わるのですが、それまでにはやり遂げたいと思っています。
年度方針3「関東進出の成功」に関しては、激安チラシがテレビ局のディレクターの目にとまり
7月にスーパーJチャンネル、9月に得する人、損する人 10月にビビットの番組に取り上げられて、知名度が大きくアップいたしました。
また、太田市に関東物流倉庫を新設したことによって、九州倉庫からの仕入れ運賃が減少し、関東4店舗の経費削減に成功しています。
年度方針4「粗利益率の統一」に関しては、後半になって徐々に粗利益率が良くなり、ほぼ達成していると思います。
出店、リニューアルの状況は
3月 埼玉県に草加店(直営店)オープン
4月 鹿屋店(直営店)福岡東店(直営店)のリニューアルオープン
7月 群馬県に太田店(直営店)オープン
7月 関東物流倉庫の新設
9月 岡山本店(FC店)、貝塚店(FC店)オープン
11月 姫路店(FC店)オープン
2店舗(直営店)3店舗(FC店)オープンいたしました。
2店舗(直営店)リニューアルオープンいたしました。
今年の反省としては、前半に「店舗改革」が軌道に乗らず苦戦して業績が悪かったことです。
後半は、「店舗改革」が功を奏し右肩上がりに業績が上がってきました。
厳しい年であったことは事実ですが、来年飛躍するための準備の年であったと思います。
来年は、大きな花が咲くことと思います、期待してくださいね!
今年一年ビッグウッドを支えてくれたお客様に心から感謝をいたします。
本当にありがとうございました。
そして、ビッグウッド全社の皆さん、本当にお疲れ様でした。
本日は、アメリカにあって日本に未上陸な「業態」オフプライスと言う「業態」について話したいと思います。
オフプライス ストアーとは、有名なブランド品を低価格で販売する店舗であり、
メーカーや百貨店、専門店が保有する「流行遅れ品」や「処分品」を仕入れ、常に定価よりかなり安い価格で一般消費者に販売する業態であります。
自ら出店するアウトレットモール、有名ブランド品の比重が低いディスカウントストアーとは形態が異なります。
今やオフプライスストアーは買取制度が基本のアメリカでは大きな小売勢力になっています。
その最大手が TJXであり、アパレル、バックやアクセサリーの中、高級品を主軸に高級化粧品からインテリア雑貨、レジャー用品、電化製品まで様々な商品を組み入れた売り場を作っています。
内装、接客に至るまで、常に質の高い店づくりが特徴であり、強みになっています。
TJXは1976年に設立後、全米に「TJマックス」と言う店舗を拡げ
1992年に家具、インテリア、ホームファッションの 「HOME GOODS」の展開
1995年に量販店であったマーシャルズの買収などで拡張を広げ、
カナダ、ヨーロッパなど世界各国に進出、現在は21年間増収、増益を続け、なんと売上4兆円以上になっています。
オフプライス ストアーの使命は、メーカーと消費者の間に立ち、世の中から処分品を廃棄させずに流通させることであります。
充分にその期待に応えて社会的価値を獲得しています。
我社ビッグウッドは、1990年に「リテールアウトレット」と言う業態を日本で初めて作った会社です。
「リテールアウトレット」と「オフプライス」は非常によく似た業態です。
ですから、我社ビッグウッドは日本で1番早く「オフプライス」を始めた会社だと言えます。
将来は、家具だけではなくTJXのように あらゆる商品を販売する会社になると思います。
本日は、ドンキホーテ創業者の安田隆夫氏の「経営論」について話したいと思います。
いま話題になっている ドンキホーテですが安田隆夫氏が一代で起こしたDS(ディスカウントストアー)業態の会社です。
2018年6月決算では、売上 9,415億円 営業利益 516億円
店舗数 国内 379店舗 海外 39店舗 合計 418店舗
2018年6月期の決算では、2桁の増収、増益となり絶好調、1年間で業績予想を
3回も上方修正しました。
また、2018年6月で 29期連続 増収、増益を達成し、インバウンド消費でも 568億円(全体の8.7%をしめる)の売上を達成しました。
来期には、売上1兆円を超えるのではないかと噂されております。
なぜこのように、創業以来もの凄い「快進撃」を持続することが出来たのか?
ドンキホーテの強さの「秘密」を調べました。
ドンキホーテは「顧客最優先主義」を企業原理としております。
また、経営理念として以下の6つを掲げております。
1.高い志とモラルに裏付けられた、無私で真正直な商売に徹する
2.いつの時代も、ワクワク、ドキドキする、驚安商品がある買い場を構築する
3.現場に大胆な権限委譲をはかり、常に適材適所を見直す
4.変化対応と創造的破壊を是とし、安定志向と予定調和を排する
5.果敢な挑戦の手を緩めず、かつ現実を直視した撤退を恐れない
6.浮利を追わず、中核となる得意事業をとことん突き詰める
戦略としては
1.圧縮陳列
2.深夜営業
3.ポップの洪水
最も重視していることが、
1.変化対応能力
2.ファイティングスピリット
3.エンターテインメント性
安田隆夫氏の好きな言葉は「はらわた力」「逆張り」「見」「ゲーム感覚」
我社ビッグウッドも、ドンキホーテと同じ時代に創業し、逆張りの業態で成功してきました。
立体陳列、宝探し感覚、最低価格保証、最高のサービス、丁寧な接客、ポップ
など、共通する点が多々あります。
将来は、家具業界の「ドンキホーテ」と言われるようになると思います。
みなさん、期待してください!
d menu ニュースより転載します。
急成長を見せるアウトレット家具店はニトリの脅威となりうるのか?
急成長を見せるアウトレット家具店はニトリの脅威となりうるのか?
MAG2 NEWS2017年03月16日08時00分
仕入先との関係がうまくいかないと、その後のビジネス展開に大きな影響を及ぼすのは言わずもがなの常識です。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』で著者の青山烈士さんが紹介されているのは、仕入先との良好な関係を強みのひとつとして店舗拡大を進めているアウトレット家具店「ビッグウッド」。あの大塚家具も最近になってリユース&アウトレットを強化するようになりましたが、市場規模が拡大傾向にある家具業界にあって、異色の存在とも言える「ビッグウッド」の戦術・戦略を青山さんがMBAホルダーの目線で分析しています。
供給元(仕入れ先)との良好な関係
アウトレット家具店をチェーン展開して注目されている企業を分析します。
● ビッグウッド(アウトレット家具チェーン店)
戦略ショートストーリー
ビッグウッドは現在、FC化を進めるなど、店舗数を拡大しています。
ビッグウッドはアウトレット品を扱っていますので、当たり前ですが、売り物であるアウトレット品を確保しなければ商売が成り立ちません。ですから、普通に考えると多店舗化を実現するには、供給元である仕入れ先との良好な関係が不可欠です。
なぜなら、旧型品やキズ物が発生した時に、ビッグウッドでなく他のお店に声をかけられてしまうと店舗に並べる商品が確保できなくなってしまいます。要するに優先的に声をかけてもらえる関係が大事ということです。
供給元との良好な関係商品があるからこそ、商品を確保できるという自信につながっているわけで、それが多店舗化を実現できている大きな要因となっています。逆にいえば、供給元との良好な関係なくして、多店舗化は難しいとも言えます。
ここが今回のポイントになります。
供給元との良好な関係は、一朝一夕で築けるものではありません。しかも、供給元は一つではなく、多くの供給元が存在します。つまり、他社がビッグウッドの真似をしたいと考えたとしても、この複数の供給元との良好な関係に支えられている「強み」を実現することは、容易でないということです。
だからこそ、アウトレット家具店のリーディングカンパニーとして、ビッグウッドが業界をけん引しているわけですね。以前、iPhoneが日本でリリースされた当初は、ソフトバンクが独占的に取り扱っていましたが、これも供給元との良好な関係と言えますね。このことが、ソフトバンク躍進の一助を担ったのは、間違いないでしょう。
ビッグウッドが今後どこまで店舗数を増やせるのか、ニトリなどの大手家具チェーンの脅威となりうるのか、注目していきたいです。
◆戦略分析

■戦場・競合
戦場(顧客視点での自社の事業領域):アウトレット家具チェーン 競合(お客様の選択肢):ニトリなどの家具チェーン 状況:家具などのインテリア業界の市場規模は拡大傾向のようです。
■強み
1.良質な商品が安い
メーカー希望価格の70%〜50%OFFの安さを実現 新品同様の品質
2.品揃えが豊富
掘り出し物を見つけるのが楽しい
→現品限りなど限定品多数のため、行くたびに発見がある
★上記の強みを支えるコア・コンピタンス
「アウトレット家具店経営ノウハウ」
アウトレット家具店で一番の歴史と店舗数を誇る 直接メーカーから商品を仕入れ、大量仕入れ 全国各地の家具メーカー、問屋、販売店などの太いパイプ
上記のような歴史、ノウハウ、供給元との良好な関係が支えているからこそ、強みを実現できているといえます。
■顧客ターゲット
安くて良い家具を探している方 新品の家具が欲しい方
◆戦術分析

■売り物
「アウトレット家具」
商品はすべて新品(未使用商品)、中古品は一切ないそうです。
→旧型品、試作品、展示現品、キャンセル品、倒産品、キズ物、メーカー放出品 など 有名メーカー家具・高級家具も取り扱い 現品商品多数のため、すぐに売り切れてしまいます
■売り値
メーカー希望価格の70%〜50%OFF
■売り方
「様々な無料サービス」
軽トラック無料貸し出し(1時間) 商品6か月預り 安心の全品1年保証 使っていた家具の無料引取りサービス 指定地域内配送料無料、組み立て設置料無料 ドリンクサービス(店舗にコーヒー、ジュースをご用意)
→休憩できます
■売り場
全国43店舗(西日本を中心に出店、今年に入って関東初出店を果たした) ネットショップも展開
※売り値や売り物などは調査時の情報です。最新の情報を知りたい場合は、企業HPなどをご確認ください。
image by: ビッグウッド公式FB
コメント
青木先生には、当社の分析をしていただき本当に感謝しております。
素晴らしい分析力をお持ちの青木先生に、心より敬服いたします!
株式会社 ビッグウッド代表取締役 杉浦眞悟
青木先生には、当社の分析をしていただき本当に感謝しております。
素晴らしい分析力をお持ちの青木先生に、心より敬服いたします!
株式会社 ビッグウッド代表取締役 杉浦眞悟
『MBAが教える企業分析』
著者/青山烈士(記事一覧/メルマガ)
本メルマガをとおして、ビジネスパーソンにとって重要となる企業分析能力を磨くことであなたの価値向上のお手伝いができればと思っています。また、これから社会人になる方には、就職活動で避けては通れない(面倒な)企業分析に役立てていただければと思います。テキストのみでなく、図表を用いてわかりやすさを大事にしています。
出典元:まぐまぐニュース!