アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は「アウトレットの仕入れ方法」について話したいと思います。
まずはアウトレット商品とは何なのか?
アウトレットの語源は「出口」「はけ口」という意味です。
要するに「過剰在庫商品」「シーズンオフ商品」「多少傷有り商品」など理由があって安く処分しなければいけなくなった商品のことを「アウトレット商品」と言います。
1980年にアメリカで初めてアウトレットモールが誕生しました。
多種多様なメーカーが、自社の工場に残った処分品を販売する目的でモールを創設しました。
初期のアウトレット業態を「ファクトリーアウトレット」と言います。
最近は、色々なメーカーからアウトレット商品を集めて販売する「リテールアウトレット」が進化発展しています。
我社も「リテールアウトレットショップ」であり、日本で最初に誕生した「アウトレット家具専門店」です。
色々なメーカー、商社、卸屋さんからアウトレット商品を仕入れて店舗で販売する手法です。
仕入れの方法は、通常の家具店の仕入れ方法と全く違います。
正反対と言ってもいいくらいです。
(通常の家具店の仕入れ方法)
1.展示している商品は販売せず、売れると注文して仕入れます。
2.メーカーや卸屋さんが、店舗まで持って来てくれます。
3.もし商品に不具合や傷があれば返品できます。
4.支払いサイトも長く、手形でも可能なメーカー、卸屋さんがあります。
5.メーカーさんの販売応援などのサービスもあります。
6.メーカー、卸屋さんの決めた仕入れ値で仕入れます。
(アウトレット家具専門店の仕入れ方法)
1.展示現品しか販売できません。(原則、注文は不可能)
2.メーカー、商社、卸屋さんの倉庫まで取りに行きます。
3.アウトレット商品の返品は一切出来ません。
4.支払いサイトは短く、手形などは一切受け付けてくれません。
5.自社の社員が商品の勉強をして、販売します。
6.仕入れ価格は、交渉して決定します。
以上のように全く正反対です。
アウトレット商品の仕入れは、通常の仕入れ方法に比べると非常に手間が掛かり、難しいということがお分かりでしょう。
ですから、アウトレットの看板は出したものの、アウトレット商品の仕入れが出来なくて廃業する家具店さんが後を絶ちません。
我社ビッグウッドも31年の歴史を持っていますが、今だに仕入れに苦労しております。
もし全国のメーカー、商社、卸屋さんからアウトレット商品を仕入れる仕組みができれば、日本で唯一の「アウトレット家具チェーン店」が誕生するでしょう。
我社ビッグウッドは、この「偉業」を成し遂げるために頑張っています。
PR
この記事にコメントする