アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、「経営フィロソフィをいかに語るか」について話したいと思います。
フィロソフィとは、稲盛和夫氏が提唱する、人生哲学、経営哲学のことです。
稲盛氏がフィロソフィを説くベースにあったのは、何よりもみんなに幸せになって欲しいという純粋な思いでしたと話されております。
また、経営者個人のため、あるいは会社の業績を良くするためだけの手段としてフィロソフィを説いているとするならば、決して従業員の共感を得ることはできませんし、浸透することもありませんと言われています。
あくまでも、「従業員に素晴らしい人生を送って欲しい」という強い思い、限りない愛がすべての根底になければなりませんとも言われています。
稲盛氏は「自分の想像を超えた素晴らしい人生を送ることができたのは、フィロソフィの持つ力によるものであると私は確信しています」
また、「つまりより良く生きようとするピュアな考え方は素晴らしい運命を招き寄せる強大なパワーを持っているのです」とも言われています。
なぜ純粋な心から発したフィロソフィが偉大なパワーを発揮するのでしょうか?
それは、この世界に全ての存在を善き方向に導こうとする宇宙の意志が流れており、その流れと合致することで、物事は必ずや成長発展する方向へと進んでいくからです。
人生を「大海原を旅する航海」に例えるならば、われわれは思い通りの人生を送るために、まずは必死になって自力で船を漕ぐことが必要です。
また、仲間の協力や支援してくれる人々の助けも必要ですが、それだけでは遠くにたどり着くことはできません。
船の前進を助けてくれる、この世に流れる「他力の風」を受けることではじめて、はるか未踏の大地を目指し、船を進めることができます。
この他力の風を受けるためには、帆をあげなければならないわけですが、宇宙の意志に反するような、邪な心であげた帆は穴だらけで、よしんば他力の風が吹いても、船は前進する力を得ることは決してありません。
それに対して純粋で美しい心のもとにあげた帆は他力の風を力強く受け、順風満帆、大海原を航海することができます。
まさに「動機善なりや、私心なかりしか」ですね!
フィロソフィは会社の発展に貢献する哲学であるだけではなく、従業員の皆さん個々人の人生をもっと充実した素晴らしいものにしていく真理ではないかと思います。
フィロソフィを説くには、「純粋な美しい心」がなければならないとい思います。
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