しばらくご無沙汰いたしておりました。
毎年の事ながら、12月のこの時期は冬季賞与の査定をいたしますので大変忙しいのです。
などと言い訳をしている自分が情けない!
今日は、「人を遺す」という題で話したいと思います。
私の人生最大の目標は、「自分を超える人をたくさん創る」という事です。
なぜ、こんな目標を持つようになったかというと、福沢諭吉先生の言葉で「財を残すは下なり、名を遺すは中なり、人を遺すが上なり」という名言があります。
この言葉の意味は、財とはお金とか土地、建物、美術品などの要するに財産のことであり、一生かかって財産を残そうとする人がいますが、このような人は人間として、たいした人ではありません、だから下である。
名を遺すとは、本を書いたり、芸を磨いて有名になったり、政治家や大學教授になり偉い人だともてはやされたり、あるいは、何か発明をして後世に名を遺すという事です。
しかし、このような人でも人間として立派な生き方をしたとは言えませんね、だから中なのです。
世の中の為になる本当に素晴らしい人(後輩)を、たくさん育て、遺す人こそ上である、それこそが人間として最も尊い生き方である。
というような内容であると思います。
私は小さい頃から、自分という人間に自信がなくいつも他の人が立派に見えました。
ですから、いつかは立派な人(人格者)になりたいと夢見て生きてきましたが、自分という人間は、成長が遅く53歳になった今でも、情けない未熟者です。
私が小学生の時、ある手相占いの方が、「あんたは大器晩成ですね、若い時はどうしようもないですな!」と言われましたが、その通りになってしまいました。
その証拠に、未だに晩成しておりません。
しかし、そんな私ももうすぐ54歳になってしまいます、あー情けない!
自分が、このような状態でありながら、立派な人を育てると言うのは至難の業でありますが、自分を超える人を育てるのであれば出来るような気がします。
出来れば、我が社ビッグウッドをもっと立派な会社に成長させる事ができる「優秀な人材」を育ててみたいと思っています。
その為には、まず自分がそこそこの人間にならなければなりません。
自分が低レベルであれば、自分を超える人間をつくっても意味がありません。
私は、後6年で目途をつけたいと考えていますが、なかなか大変な仕事です。
幸いな事に、私はダイヤモンドの原石のような人材をたくさん抱えております。
その人材をいかに早く磨き上げるか、きらきら光るダイヤモンドに仕上げなければなりません。
昔から「光陰矢のごとし」と言いますが、あっという間に時間は過ぎ去ってしまいます。
6年と言う歳月は決して長い時間ではないと思いますが、「成せばなる、何事も!」と言う精神で精進するつもりです。
今、取り掛かっておかないと人生が終わる時に、後悔しそうな気がするのです。
たとえ60歳になって、ビッグウッドの社長を退いても、人を育てる仕事は死ぬまでやり続けるつもりでいるのですが、どれだけ沢山の人財を遺す事ができるか?
これからが、我が人生の勝負時です!
株式会社 アウトレット家具 ビッグウッド 杉浦眞悟