メリークリスマス、今年もあとわずかとなりました!
一年を振り返って、反省しきりの今日この頃です。
今日は「幸福こそ商いの目的」と言う題で話したいと思います。
商業界初代主幹、新保民八先生は、「正しきによりて滅ぶる店あらば、滅びてもよし、断じて滅びず!」とおっしゃっておられます。
正しさとは何かと言いますと、それは利益や企業規模の追求ではなく、従業員さんとその家族の幸福、外注先とその従業員さんの幸福、地域社会の幸福を実現する行動の継続であります。
これまで経済成長や業績が最優先されてきましたが、今は経済よりも優しさなど心の部分が重要視される時代になっています。
お客様はもちろん、従業員さんからも地域住民からも喜ばれる会社が、結果として高い業績を上げているというケースが増えてきています。
ブランドや規模、設備、などではなく従業員さんや下請け、顧客、地域住民への優しさが業績に比例するようになっています。
立派に業績を上げている会社は、基準とする物差しを業績ではなくて幸せに置いています。
この物差しを基準にして経営を行えば、幸せになる人が増えていくはずです。
従業員さんのモチベーションを下げる理由として、一番多かったのは、経営者や上司への不信感だそうです。
給料やポストへの不満よりも、経営者や上司を尊敬できない事や信頼感の欠如が、モチベーションを下げる最大要因になっているのです。
立派な経営者は、従業員さんの幸せを念じて仕事をしているから、従業員さんが「この人の為に頑張ろう!」と思い、結果として業績も高まるのだと思います。
業績の良い会社で人材を大切にしていない企業はあっても、人材を大切にしていて業績の悪い会社はないと言う事です。
従業員さんのモチベーションが高い企業は業績が高く、従業員さんのモチベーションが低い企業は業績も低いと言う結果が出ています。
従業員さんのモチベーションの高さは、従業員さんの満足度、幸せの証であり、結果として業績アップにもつながっていくのだと思います。
全国3000社の企業にアンケート調査をした結果、従業員さんのモチベーションを高める上で一番重要な事は「トップの人格,識見、能力」だったそうです。
ですから、従業員さんのモチベーションを高めるには、経営者が従業員さんの信頼を獲得し、尊敬され、人格、識見、能力を備えた人間になる努力をする事が重要だと思います。
これは店長やエリア長、部課長でも同じだと思います。
次に重要な事は、「従業員さんに、仕事のやりがいを持たせる事」だったそうです。
経営者は、従業員さんに自分達の仕事は何の為にしているのか?世のため、人の為に役立っている事をきちんと説明する必要があります。
社会的使命を感じる仕事のさせ方が、やりがいにつながり、モチベーションを高めるのだと思います。
その為には、ビジョンやロマン、使命、目的を明らかにし、全員で共有する事が大切です。
会社が向かうべき方向が見えない目標のない会社では誰も幸せになれると思えないし、モチベーションを高める事も出来ないはずです。
そのビジョンは、経営理念であり、短期目標は「中長期経営計画」であると思います。
業績の悪い会社は、経営者自身に問題がありそうです。
過去を振り返っても、確かに業績の悪い時には、私自身に問題があったと思います。
現在、私は我が社の従業員さん皆、大好きであり、皆の幸せを心より願っています。
当たり前の事ですが、自分中心に考える経営者さんには理解できないかもしれません。
これからも、皆が幸せになる会社経営を心掛けていこうと思います!
今年のブログはこれで最後になると思いますが、一年間この拙いブログを読んでいただいた読者の皆さん、本当にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします!
株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟