現在、日本の経済は大変な事になってきています。
株価は大暴落、1ドル=100円以下の「円高、ドル安」という異常事態が次々に起こり、世界恐慌になり得る危険性が益々高まっています。
日本の輸出業界は、大変な痛手を蒙り、決算利益は減少するでしょうから、当然従業員の賞与や昇給が減額になるのは仕方がないことでしょう。
従って、従業員は節約をするようになり、耐久消費財である「家具」などは真っ先に買い控えの対象になると思われます。そうなると、我々家具業界は完全な不況業種になってしまいます。
日本の「家具メーカー、家具卸、家具小売」は、今後本当に厳しい状況に陥ると思われます。
我々家具小売業は、本当の意味でのサバイバル、「生き残り」の時代が始まると思いますが、アウトレットの家具業界ではどうかというと、今後は「勝ち組」と「負け組み」に大きく分かれると思います。
どういう意味かと言うと、元々アウトレットと言う業種は不景気に強い業種ですから、お客様が「本当に価値がある安い家具」を探すようになると、今まで来店しなかったレベルの高いお客様でも来店するようになり、益々売上げは増加するでしょうし、お客がお客を呼び繁盛するでしょう。
しかし、同じアウトレットの店でも、展示してある商品の価格が普通の家具店と変わらないとか、メーカーに注文できる商品をたくさん展示していて「偽アウトレット」だとお客さんに思われたら、その店はお客様が激減して生き残れないでしよう。
そうは言っても店舗の展示商品を全てアウトレットの商品で埋め尽くす事は不可能だし、プロパーの商品も必要です。要するに、商品のバランス、「アウトレット商品とプロパー商品のバランス」「激安商品と低価格商品と中級商品と高額商品のバランス」など、商品の展示点数の割合が大切です。
お客様に本当にアウトレットの店で安いと思われる商品のバランスが大切ですが、アウトレット商品(旧型品、換金商品、自社コンテナ激安品、傷物、倒産品)と注文できるプロパー商品とのバランス(割合)は、「8:2」が望ましいと思います。
また、激安商品と低価格商品と中級商品と高級商品のバランス(割合)は、「1:3:4:2」が良いと思います。
お客様が本当に欲しがっているアウトレット商品、「二度と買えない物」をいかにたくさん仕入れる事が出来るかが、「勝ち組」になるか「負け組み」になるかの勝負の分かれ目です。
そして、「現品しかありません」と言い切る販売方法が出来るかどうか、現品を配達して売場を新鮮に保てるかどうか、同じ商品があるとしても現品を販売して現品を配達できるかどうか、アウトレットの店舗としてお客様に認められ、いつも新鮮な商品が展示してある家具店になれるかどうか、このような厳しい大不況に打ち勝つ「アウトレット家具専門店」にならなければ生き残る事は不可能でしょう。
幸いにして、円高の為、海外の仕入れ価格は値上がりしているのですが、国内の販売価格は安く抑えられています。
今が我々にとっては大きなチャンスなのです。アウトレット家具の業界で全国制覇するためには、今こそ素晴らしい店舗を作り上げる時です。
全国の家具小売店の皆さん、アウトレットのお店に転換される気持ちがおありでしたら、今こそチャンスです。
是非ご相談下さい。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟