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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、商業界出版の「店長の仕事術」から(店長に求められる役割)とは、と言う文章を抜粋させてもらいました。

「店長の悩み」の(トップ3)は、1.売上げが上がらない 2.チームワークが悪い 3.人が育たない、だそうですが、これらの悩みを抱えながら、日々現場で頑張っている店長に、元気になってもらいたい。

「人が育てば、お店が育ち、顧客が育って、売上げが育つ」店長の役割とはこの事が全てだと書かれてあります。

つまり売上げ(利益)を上げたいのであれば、まず最初に自らが育ち、そしてスタッフを育てる。

そして店として最高のチームを作る事から始めるのです。

スタッフ一人一人が育って、良いチームが出来てくると、自然とお客様が増え、売上げが伸びるのです。

多くの店長は、この順番を無視して、売上げアップや客数アップのためにテクニカル的な事ばかりに終始している。

小手先の手を使って、売上げをいかにして上げるか、どうやってお客様を増やすかを考えるのではなく、その前に、自らが育ち、部下を育てて、最高のチームを作る努力を惜しまない事が最も大切な事だ。

この順番を間違えないようにする事が、店長の重要な役割です。

それを実現する為に大切な事は以下の3つです。

1.自分のビジョンをスタッフと共有する。

2.実行項目を決め行動目標を設定する

3.「仕込み」と「仕掛け」に時間を掛ける。

 

「店長のビジョン」

  お客様に喜んでいただくお店をつくろう

「実行項目」 

1.スタッフ同士がまず笑顔で挨拶しよう

2.お客様の目を見て明るい笑顔で挨拶しよう

3.お客様に喜んでいただけるような接客をしよう

      

「行動目標」

1.毎日朝礼で笑顔訓練する

2.お客様に喜んでいただけるような商品知識を習得する

3.お客様に「ありがとう」と言われる回数を増やす

4.お客様に喜んでもらえるサービスを考える

5.お手本とする店を決め、体験する

 

まずお店のビジョンが決まったら、それを実行する為の具体的な実行項目を決めます。

次に行動目標を設定します。

店長は、自分のビジョンを実現させる為に、一人一人に課せられた行動目標が実践できているかどうかのプロセスを、毎日、毎週、毎月確認していく事が大切です。

継続して実践していくと、スタッフが見違えるように育っていきます。

なぜならば、行動目標を決めて実践する事を通じて、店長とスタッフが課題を共有でき、スタッフ一人一人が課題を克服するには何をすれば良いかが明確に分かるからです。

(スタッフは、皆店長に見ていて欲しい、どう思われているか知りたいと思っているのです)

そして店長は、お互いに共有している行動目標が達成されたら、スタッフを大いに褒める事が大切です。

今月は入ったばかりのスタッフが不安に思っている時に、店長から褒められる事は、ものすごくモチベーションアップになって、次の行動目標に対しても前向きになるはずです。

店のビジョンを共有し、それを実現させる為の実行項目と行動目標を決めたら、次に大切な事は「仕込み」と「仕掛け」、つまり計画作りと準備や段取りです。

どんなに素晴らしいビジョンでも、どんなにスタッフが育っていても、計画がしっかりしていなければ、その日暮らしになってしまい、チームとしてのまとまりもなくなってしまいます。

店長は自分の店の売上げや、品揃え、売場作り、イベント、顧客作りなどについての計画(ストーリー)を作り、その為の準備や段取りはどうするのか、一人一人がいつまでに何をすればいいのかをスタッフ全員が理解して実行できるようにするという役割があります。

1.計画化するテーマや目標を明確に示した上で、「何を」だけではなく、「なぜ」「何の為に」やるのかを理解させることが大切です。

2.次に役割分担を決め、チーム全員で推進する態勢を作る事です。店長が一人で動くのではなく、店長がチームのキャプテンとして、全員に協力させるようにする事が大切です。

3.スケジュールを決めて定期的に進行状態を確認する事です。一つ一つの計画について何度もミーティングを重ねて、日を追うごとに内容を充実させるようにしてください。

売上げ予算を達成したか否かで一喜一憂することなく、お客様に対する思いが実現できているか、一人一人のスタッフが育っているか、そして何と言ってもリーダーである店長を中心に店のメンバー全員が一丸となり、やりがいを持って仕事を行っているか、という事が実現できれば、自然と売上げはついてくるはずです。

本当に素晴らしい内容で感心しました。書かれた方は鈴木さだよしさんで、ワンスアラウンド社の社長さんですが、「幸せな売場つくり」の作者である、兼重日奈子さんの上司だった方らしいです。

店長さん、エリア長さんをされている方は是非、参考にしてください。
 
         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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IMGP8101.JPGこんにちは、今日は「倒産」についておはなしをいたいと思います。

倒産といっても「民事再生法」によるものや「会社更生法」によるものや「破産」によるもの等、色々な形がありますが、どちらにしても、周りの人に大変な迷惑を掛けてしまいます。

2008年の企業倒産件数は15、646件で大変な数になっていますが、2009年はもっと増加するであろうと言われています。

我々企業経営者は、『倒産』という言葉を聴くだけで恐ろしく身震いしますが、何十年も会社を経営していますと、何度かは『倒産』寸前まで追い込まれる事があるはずです。

私も一度だけ「倒産寸前」を経験しましたが、30代の時でしたのでストレスに耐えることが出来ましたが、

50代になった今、あの時の苦しみをもう一度耐えろと言われたら、自信が有りません。

経営者であれば、誰しも『倒産』は経験したくないものですが、いつ何時、直面するかもしないと言う覚悟は必要だと思います。

しかし「倒産」するまでの過程で、軌道修正が出来るチャンスが何度かあるはずですが、気が付かないで落ち込んでしまう経営者が多いのも事実です。

私は「倒産」しない方法として、「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉をいつも心の中でつぶやくようにしています。

この言葉の意味は、物事を始めようとする時の動機は「エゴ」でなく「利他の心」であるか、お客様の為、社員の為、地域の為に行うという「思いやりのあるやさしい心」が無ければ、成功しないということです。

「自然の法則」に乗っ取って、エゴを捨て素直な気持になれば、たいていの事はうまくいくと思っています。

そして、一人で問題を抱え込まないという事も大切だと思います、なぜなら一人で考えていると「思い込み」と言う病気になってしまうからです。

すぐ人に相談する、色々な意見を聞いて問題を解決する方法を沢山考え出すという事が一番大切だと思います。

その時「考え方の間違った人」や「卑怯な方法を教える人」や「自分だけが得する方法を教える人」の意見は絶対聞いてはいけないと思っています。

そして、今、まさに「倒産」してしまいそうな状態でも諦めてはいけません、明るく振舞って「希望」を捨てない事が大切だと思います。 奇跡は、意外と誰にも起こるものなのです。

でも出来れば、「土俵の真ん中で相撲を取る」という姿勢で普段から危機感を持って経営をしたいものですね。

        株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞吾

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こんにちは、今年2度目のブログです。

実は、今年の「経営方針」を作ったり、我が社の「成功事例」の優秀賞を選考したりで忙しく、ご無沙汰をしておりました、申し訳ありませんでした。 

今も、出張先ではありますが、どうしても書いておかなければいけないと思って机に向かっています。

ところで、ある業界紙を読んでおりますと家具業界が大変な不景気に見舞われていると書かれてありましたの紹介します。

その記事によりますと、2007年と比べ、2008年の家具業界の景気をどう感じているかについて尋ねたところ、全体の半数以上が『悪かった』と答え、「どちらかといえば悪かった」と合わせると約8割の経営者が不況感を持っている事を示したと書いてあります。

確かに、国内における家具全体の消費額は減少していると思われます。

その理由は、安い海外輸入商品の流入、少子化による人口の減少などですが、家具自体の商品価格が安くなっている事が一番の原因です。

2009年は家具業界にとって、どんな年になるのでしょう。

ある業界誌では、『競合激化』と「倒産の急増」の年と書かれてありました。

その理由は、昨年からのサブプライム問題に端を発した金融問題が悪化して「世界恐慌」になる可能性がある年であり、また円高により海外輸入商品が更に値下がりする事によって、インターネット販売や量販店でも「値下げ」が行われ「価格競争」が激化するという事です。

我々中小家具店の生き残る道はあるのでしょうか?

私は、生き残る唯一の道は「強い団結」しかないと考えます。一企業の力では到底「厳しい価格競争」には勝てないと思います。

我々、中小家具店で成功している「ビジネスモデル」をFC化し全国組織として展開する事が最も必要な事ではないでしょうか。

例えばコンビニにしても、一店舗だけで経営しても到底、生き残る事は出来ないのです。

何百、何千店舗が協力して商品を安く仕入れ、同じ看板を掲げる事によって「ブランド」としてお客様に認知され、信用されているからこそ存続できているのです。

我々中小家具店は、売場も狭く商品点数も少なくお客様からの「認知度」「信用力」も全国展開している量販店に比べると大変劣ってしまいます。

しかし、我々中小家具店しか出来ない「成功マニュアル」を共有することによって、皆が生き残れると信じております。

全国の中小家具店の皆さん

今こそ「強い団結」が必要です!

差別化された我々中小家具店しか出来ない「成功マニュアル」を共有して2009年を勝ち抜きましょう。

        株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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新年明けましておめでとうございます,2009年,最初のブログを書いています。

今日は「下取りサービス」の意味についてお話をしたいと思います。

実は家具業界でこの「下取りサービス」をしている企業は今だにありません。

何故かと言うと非常にリスクが大きいサービスだからです。

古い家具の「無料引き取り」だけでも大変な手間でどの企業もやりたくないサービスなのに、有料で買い取るというサービスは考える事もできないサービスでした。

何故かと言うと、中古家具の場合再販できない物の割合が多く、かなりの数ゴミとして処分しなければいけません。

まして通常の家具店さんは、お客様から引き取った中古の家具をリサイクル商品として販売する等という事は、考えた事もないでしょうからすべてゴミとして処分するわけです。

そうすると、お金を払って下取りした家具を、又お金を払って処分する訳ですからかなりの経費がかかります。

実はこの「下取りサービス」を考えたのは10年以上前の事ですが、いろいろな問題があって不可能でないかと考えておりました。

1、まず自社で配達する機能がない企業は不可能です。

2、ゴミ処理費用の増大も大きな問題です。

3、「下取り価格」の見積もりをする為の労力(人件費)がかなりかかる。

しかし、この「下取りサービス」はお客様にとっては大きな喜びではないでしょうか、ビッグウッドの経営理念「お客様の喜びの創造」に沿った考え方であると思います。

そこで3年前から一つずつ問題を解決してきました。

1、「無料引き取りサービス」を実施して慣れてもらった。

2、全店、古物商の免許を取り、リサイクルコーナを設置してゴミを減らす方法を考え、実施した。

3、「下取り価格決定表」を作成して見積もりに行かないで、お客様が来店された時に買い取る方法を考えた。

試行錯誤の末に「下取りサービス」という業界初のサービスがビッグウッドで実施される予定です。

まだまだ問題点はたくさんありますが、2009年という激動、激変の年に他社との差別化を図り生き残る為、またお客様に喜んでいただく為、ビッグウッド独自のサービスとして展開していきたいと考えております。

一つのサービスがお客様に認知されるまで3年はかかるといいます。大切な事は、やり続けるける事だと思います。

         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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今日はリサイクルについて話したいと思います。

我が社は家具のアウトレット専門店ですからリサイクルとは関係ないと思われるでしょう。

しかし今後、我々家具業界に従事する者は「リサイクル販売」を避けては通れないでしょう。

何故かと言うと家具を販売する為にはどうしても中古の家具を引き取らなければならないからです。

今のお客様は「顕在顧客」と「潜在顧客」に分かれます.

顕在顧客は少子化もあり年々減少しており、家具の需要が今後増加するということは考えにくいと考えま。

しかし、買い替えをする可能性のある「潜在顧客」はかなり大きな市場であると思います。

この「潜在顧客」はどういうお客様であるかというと、古い家具を長年使用していて買い替え時期を過ぎている方たちです。

家具の買い替え時期というのは、それぞれ人によって異なります。

家具という商品は多少壊れていても使用できるので、「買い換えなければ!」と思いつつチャンスがないため思いつかないものです。

ですから20年、30年使っているお客様「潜在顧客」がたくさんいるのです。

特に高齢者はお金があっても、古い家具を処分する機会が少ないため渋々壊れた家具を使っています。

今、我が社が展開している「無料引き取り」又展開しようと考えている「下取りサービス」はこの「潜在顧客」をターゲットにしておりますが、まだまだお客様に認知されておりません。

リサイクルコーナーを設置して、中古家具を販売する事はお客様に「無料引き取りサービス」をしていますという宣伝になると考えます。

「なぜアウトレット店が、リサイクル品を売っているのだろう」とお客様に驚いていただくのが目的です。

そして、お客様に「毎日大量な中古家具を引き取りしておりますので、再販できるものは販売しております」と説明して欲しいのです。

また、「価格は、リサイクルショップの80%~90%引きで販売できます」と言う事も説明して下さい。

「中古家具の処分費用を減らす為にも、又地球環境を良くする!」ためにも再販する必要があると思います。

ですからリサイクルコーナーを店舗内の目立つところに設置して、我が社は「中古家具の引取りに真剣に取り組んでおります」と説明して欲しいのです。

又、「資源の再利用を真面目に考えております。」とお客様にアピールするべきだと考えています。

又、いまだに「アウトレットとリサイクルが同じではないか」と思われているお客様にリサイクル商品をお見せする事で、

「大きな価格の違い」を知っていただき、アウトレットとリサイクルの違いを理解していただきたいわけです。

ですからリサイクル商品を目立つところに展示して、驚きの安い価格で販売すべきだと思います。

          株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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経営理念とは会社の考え方であり、創業者の哲学でもあります。

しかし最も大きな意味は、お客様(地域社会)に対してどういう考え方で貢献するかという指針であると思います。

ビッグウッドの経営理念は大きく分けて2つあります。1つは「お客様および全従業員の喜びの創造」であり、もう1つは「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」です。

「お客様および全従業員の喜びの創造」という理念の中に「お客様の喜びの創造」と「全従業員の喜びの創造」と2つに分かれます。

「お客様の喜びの創造」の中にさらに4つに分かれています。

1、喜んでいただく価格

2、喜んでいただくサービス

3、喜んでいただく配達

4、喜んでいただく清掃

「価格」「サービス」「配達」「清掃」4つの我が社にとって大切なものでお客様に喜んでいただこうと思っています。

「価格」については、良い商品がどこよりも安い、やっぱりアウトレットは価格でしょう。

理想は「二度と買えない価格」です。

「サービス」については、業界で先駆けてお客様に感動してもらえるサービスを考える。

理想は「他社が出来ない差別化されたサービス」です。

「配達」については、お客様に感謝される配達です。

理想は「今度買った時もあなたが持ってきてね」といわれることです。

「清掃」については、アウトレットの店らしからぬ綺麗な商品と売場にする。

理想は「新鮮な商品と磨かれたトイレ」

しかし、なかなか理念どうりにはなっていないのが現実です。立派な「経営理念」を掲げている大会社が新聞を賑わすこの頃です。

しかし、経営理念に沿った考え方、判断基準、行動が大切だと思います。

例えばクレームにしてもお客様に喜んでもらおうと対応すれば、問題は大きくならず2次クレームに発展する事はありえないし、誠心誠意対応すれば、信頼していただき「顧客様」になってくれると思います。今までたくさんのお客様のクレームを通じて「顧客様」を作ってきました。

2つ目の経営理念である「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」ですが、これはビッグウッドのFC部門において現在実行しております。

来年1月にはFC店舗が15店になりますが、皆さん本当に良く頑張っておられます。

現在通常の中小家具店さんは大型チェーン店さんに市場を奪われ大変苦境に立たされております。ですからビッグウッドのアウトレットのノウハウを理解してもらって、家具のアウトレット専門店に転換する事で企業再生をしていただきたいと考えています。

来年はかなり厳しい経済環境になると思われますが、大型家具店との差別化が急務ではないでしょうか。そして本当にお客様に喜んでもらえる店舗作りが生き残る鍵だと思います。

         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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今日は家具業界の英雄として似鳥昭雄社長の話をしたいと思います。

現在220店舗、年商2400億、営業利益293億という家具業界ではダントツの企業ニトリの社長様の話です。

今年10月リーマンショックから世界恐慌に見舞われ家具業界の業績は急激に悪化している中、円高還元セールで売上げを伸ばしほぼ全ての商品で前年実績を上回り、特に11月は既存店売上げが前年度同月比で113,4%と驚異的です。

又、ニトリ社長は一昨年から住設業界に奪われたシステムキッチンを、海外生産することによって20万円を切る価格で売る事に成功し、3年がかりで全国に展開しようとしています。

さらにニトリ社長は現在65歳になりますが、大手企業が業績上社会活動を廃止するなかで北海道の応援基金、海外留学生への似鳥国際奨学財団、コンサドーレ札幌〔2億円〕への応援等さまざまな活動を行っています。

そしてニトリ社長は1%の利益を還元しようと役員会で決め、2005年に似鳥国際奨学財団を作って、2008年度は15カ国50人、年間一人当たり120万を支給、来年は60人を予定しているとの事ですが、この財源を似鳥社長の株200万株(約150億円)の寄付と現金5億円を銀行から借り入れ寄付したそうです。

本当にすばらしい社会貢献だと感動します。

ところで似鳥社長の事業人生計画は88歳、3000店舗、売上げ3兆円だそうですが遠大な計画だと思います。

そして商品に関しても安かろう悪かろうではなく、家具は5年間保証をして返品や故障に完全対応し、加えて5%の消費税もお客様の負担をニトリ負担にしているとの事です。

さらに企業全体の製品安全活動についての評価を受け、経済産業省の第二回製品安全対策優良企業表彰の「大企業小売販売事業者部門」において銀賞を受賞されています。

ニトリ社長は大きなビジョンとロマンを掲げ着実に実行されて来たまさに、現代の家具業界の英雄だと思います。

我々家具業界に従事するものにとって、お手本となるべき方であり尊敬に値する方であると考えます。

ですから我々もニトリ社長に負けないように、遠大な計画とロマンを持って精進すれば必ず夢は叶うと信じるべきではないでしょうか。

私も来年52歳になりますが、これからの10年が人生の勝負時だと痛感いたしております

家具業界の皆さん、是非勇気をもってチャレンジしましょう。

2009年、家具業界は混沌とした時代になると思いますが、そういう時こそチャンスが生まれるものです、似鳥社長を素直に見習って切磋琢磨して頑張りましょう。
 
         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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皆さん、「お客様」と「顧客様」の違いが分かりますか。

「お客様」というのは、お店に来店していただいた全ての方のことで「顧客様」というのは簡単に言えば「常連客」または「フアン」の事で、そのお店や販売員さんのことが気に入って何度もお店に来店してくださる方の事です。

この「顧客様」を何人持っているかというのが「店力」でありますが、販売員さん個人が持っている「顧客様」とお店自体が持っている「顧客様」と二通りの「顧客様」があります。

どちらにしてもお店にとっては大切な「お客様」であり、この「顧客様」の数が多いほど好況、不況に左右される事無く強いお店になることができます。

ではどうすればこの「顧客様」が作れるのかという話をしてみたいと思います。

家具屋の私が経験した顧客作りの方法ですが、簡単に図式にしてみると下図のようになります。

(1)お客様来店→(2)接客→(3)商品のお見積もり→(4)電話フォロー→(5)商品の予約→(6)再来店→(7)「成約」 →(8)電話フォロー→(9)お礼状→(10)紹介のお願い→(11)紹介していただく→(12)紹介者来店→(13)接客→(14)商品のお見積もり→(15)電話フォロー→(14)商品の予約→(15)再来店→(16)「成約」

このようにして「顧客様」を作っていきましたが、最も大切な事は手間をかけるということです。

そしてお友達や親戚の方を紹介していただけるような関係になって、初めて「顧客様」といえると思います。

一人のお客様にどれだけの時間接客できるのかが問題です。そしてお客様の要求、願望をとにかく一生懸命聞き出し、その商品をお客様と一緒に探す事が大切です。

そして、「無理やり売ろうとしないで、見積もりをしてあげてね、もしその日に買っていただかなくても大丈夫だから心配しないで、お客様に見積書を渡して「他店に行かれた時の参考にして下さい」といって帰してください。

「買ってよオーラ」や「売ってやるビーム」が出ているとお客様は長時間話をしてくれませんから気をつけて下さいね。

とにかくお客様が喜ぶ事をたくさん考えて話をして下さい。例えば「子供さん可愛いですね、お年はいくつですか」とか「お若く見えますが、まさかこの子はお孫さんですか」とか「うらやましいです、僕もいつかは家を建てたいんです」「分譲マンションですか、やっぱり高級なんでしょう?」など言い出したらきりがないほど、お客様が喜ぶ話はたくさんあります。

いやみの無い話し方がこつですが、質問するうちにお客様が自分の事を話し始めたらもう少しで仲良くなれます。ある程度仲良くなったら自分の事も話してください。より親密になれますよ。

そして重要な事は、時々楽しそうに笑う事です。これホント!

しかし、一番大事なことは「お客様の為に良い商品を使ってもらいたい」と言うお客様中心の考え方が最も大事です。お客様は販売員が何を考えているのかすぐに察知しますから、自分の「味方か敵か」すぐに判断して敵だと思うと話を聞こうとしません。気をつけて下さい。

仲良くなって、気に入ってもらえて高額な商品を買っていただいて、鬼の首を取ったように自慢する人がいますが、まだその時点ではそのお客様は「顧客様」になっていませんので気をつけてね。

商品を買っていただいた後、アフターの電話、お礼状、時々訪問、などして紹介がお願いできるような関係になって初めて「顧客様」といえる訳です。

そして「顧客様」が紹介してくだっさったお客様は「顧客様」になってくださる可能性は非常に大きいですよ。頑張って!

強いお店とは、顧客が顧客をつくる仕組みができているお店のことです。

初めて接客して売れないのは当たり前、良い商品を売ろうと思ったら時間をかけて、日にちをかけて、お客様を大切にする事が一番の近道ですよ。

一人のお客様に一日かけて接客すれば、おそらく「顧客様」になること間違いなしです~。

楽しく、笑って、接客すれば大丈夫!

         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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こんにちは、今日は「生活防衛産業」という言葉について話したいと思います。

皆さんもこの言葉を最近耳にすると思いますが、この言葉の意味は現在、世界恐慌とも言える大変な経済状況の中、我々の生活を守る為、生活必需品を安く供給できる企業グループのことだと思います。

来年2009年には、この生活防衛企業が躍進する年になると考えられますが、例えば「アウトレット産業、ディスカウント産業、リサイクル産業、レンタル産業」などの企業の事です。

要するに、限られた収入の中でいかに安く生活に必要な商品を購入するかと言うことがお客様にとっては重要な事になってきています。

今後、さらにこの傾向は続くと思われますが、我々販売業に従事する者はお客様の心理を考えて商品の価値に見合った値決めをするべきだと思います。

今までのように、他社よりちょっと安ければ買っていただけるという時代は終わり、お客様が「なぜこんなに安いの?」とびっくりされるような価格が必要です。

当然商品の価格が安いだけではだめで、お客様が喜ぶサービスも必要です。

「価格」と「サービス」のセットになった販売戦略が要求されてくるとおもいます。

2009年は本当に激動の時代になるでしょう。企業の生き残りをかけた「サバイバルゲーム」の始まりです。

今まで高額な商品を販売していた企業は利益が減益し厳しい経営に転落するでしょう。また価値あるものを安く販売している企業(生活防衛企業)はお客様の支持を得てさらに躍進すると思われます。

お客様が特定の企業に集中して買い物をする異常な時代になる可能性が大きいです。

例えば衣料であれば、ユニクロ、しまむら、雑貨であればドンキホーテ、トライアル、リサイクルであればブックオフ、ハードオフ、マンガ倉庫、生活倉庫、電気業界ではヤマダ電器、デオデオ、コジマ、ジャパネットたかた等の企業が躍進すると思われます。

我々家具業界では、高コスト経営をして価格を下げる事ができない企業がお客様離れをおこして倒産していくでしょうし、高額な国内生産品を専門に販売している企業は価格を下げて利益を減らしても存続がむつかしいと考えます。

お客様が「なぜこんなに安い?」といってくれる商品を全体の売場の何パーセント展示できるかというのが勝ち残る為のキーワードです。

アウトレットの看板だけでは、お客様はすぐに見抜き離れていってしまうでしょう。

2009年は本当に勝負の年になるでしょう。家具業界の皆さん勝ち残れば、素晴らしい未来がまっていますよ。

        株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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「商売の原点は仕入れ」であるとよく言われますが、我々販売業にとってはそのとうりであると思います。

最も大事なものが仕入れですが、その次に大事なものは「値決め」です。

いくら上手に安く仕入れても安く値段をつけて利益がなければ商売は成り立ちません。

安く仕入れて、価値に見合った値段をつけてお客様に喜んで買ってもらう事が商売の根本ですから、適正利益を確保して販売しても「安い」と言われる様な商売をしなければいけません。

我々アウトレットの業界に従事する者は特に仕入れる値段を間違えると、お客様に喜んでもらえる価格で販売できませんから困った事になってしまいます。

アウトレット商品の仕入れ価格の定義は「卸価格で販売して適性利益がとれる」価格である事です。

要するに卸価格の60%~70%で仕入れる事ができなければアウトレット商品にはなりえないのです。

海外からの輸入による自社コンテナ商品の価格が通常の卸価格の70%~80%くらいだとは思いますが、商社から仕入れるコンテナ商品の価格は通常卸の85%~90%くらいではないかと思います。

本当にアウトレット商品としてお客様が喜んで買って下さる価格はやはりN社(家具の大型チェーン店)の販売価格の20%~30%ダウンだと思われます。

ということは、やはり「傷物」「旧型商品」「換金商品」「倒産品」「自社コンテナ商品」等の理由あり商品を優先的に仕入れる必要があると言う事です。

何か理由があって安くなるような商品は、「どの程度の傷なのか」とか「型が古い物は何年ぐらい前の商品なのか」などその状態に応じて仕入価格を交渉しなければなりません。

物の値段を充分に熟知していないと、良い仕入れはできないと思います。

ですから勉強をしっかりして正確に価格を判断する能力を身につける事が大切ではないでしょうか。

皆さんも、自分の扱っている商品の本当の原価を研究してこそ良い商売人になれると思います。

         株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
68
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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