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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、商業界主幹 倉本初夫さんが書かれた「道は開ける」という文章を紹介したいと思います。

過剰在庫の圧迫がデフレ原因の一つです。

街に商品が溢れ、それが競争になって価格が下がっています。

買い手には喜ばれても、生産者や販売者にとっては商品も資金も回転が鈍って利益の構造変化に振り回され、経営は苦しくなるばかりです。

お金の価値が下がると、安くても魅力がなくなります。

同じものばかり手にすると、何となく貧しい心持にもなります。

これは節約による利や、動かないこと、変えないことの幸せとも違います。

真の価値は、手にする事、所有や自己体験などで得られる喜びにつながり、そこで感じる心の満足感、生きている感覚を味わえることです。

そこでその喜びを感じてもらえるような商いを目指す事こそが、商人道の第一義だという考え方が浮かんできます。

何がお客様の目に留まるか、たとえ小さくても、短い時間であっても、その喜びをどうすれば意識してもらえるかが、真の競争の原点だともいえます。

そのような競争なら、正しさの宣言、嘘のない経営宣言、そして信頼関係が社会を主導する人間関係優先の地域づくりなど推し進めることもできます。

それは余計な変化をなくする、大手でも言っているEDLP、つまり「毎日低価格」宣言もその一つです。

いつも同じ親密さもスローガンになります。

店に必ず主人がいて対応すると宣言をしたアメリカの小売店があります。

これもその一例です。

いつも新しいモノやコトがある、品切れを出さない宣言、また投資のリスクを心配するなら人間への投資や社会への経費支出、突っ走らない我慢強さなどの中庸の利も考えられます。

一人ひとりは違うという前提の認識不足と、大量生産、大量消費の理想社会への妄想とを、今一度過去と比較し、勉強する機会をもてればなお良いでしょう。

その結果であれば、チェーンストアも道の一つです。

それは自己矛盾の克服を選ぶことですから、ためらう事はありません。

ただ、その前に一人ひとりの人間の多様性を、十分に理解しておかなければなりません。

専門化、個性化にこそ、まだ誰も歩いていない道が広々と開けていることを、未来の健全な社会の為に信じましょう。

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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