アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、「飛躍の法則」その2ビジョナリーカンパニー ジムコリンズ著です。
良い企業から偉大な企業へ飛躍した事例には、常識を裏切る意外な法則があった。
「良好は偉大の敵である」
偉大な企業がめったにないのはまさに、ほとんどの企業がそこそこ良い企業になるからだ、ここに、大部分の企業の問題がある。
「飛躍をする為の法則」
1.第五水準のリーダーシップ
万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらある。
個人としての謙虚さと、職業人としての意志の強さという一見矛盾した組み合わせを特徴としている。(リンカーン、ソクラテス)
2.最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
最初に適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、適切な人がそれぞれにふさわしい席に座ってから、どこに向かうべきかを決めている。
人材が最重要の資産ではない、適切な人材こそが最も重要な資産なのだ。
3.厳しい現実を直視する
どんな困難にぶつかろうとも、最後には必ず勝てるし、勝つのだという確信が確固としていなければならない。
だが同時に、それがどんなものであろうとも、極めて厳しい現実を直視する確固たる姿勢を持っていなければならない。
4.針鼠の概念
中核事業だからといって、それに関する能力が世界で最も高いとは限らない。
そして、中核事業で世界一になれないのであれば、中核事業が飛躍の基礎になることは絶対にありえない。
三つの円が重なる部分に関する深い理解に基づいて、中核事業に変わる単純な概念を確立するべきだ。
5.規律の文化
規律のある人材に恵まれていれば、階層組織は不要になる。
規律ある考え方が浸透していれば、官僚組織は不要になる。
規律ある行動がとられていれば、過剰な管理は不要になる。
規律の文化と起業家の精神を組み合わせれば、偉大な業績を生み出す魔法の妙薬になる。
6.促進剤としての技術
飛躍をした企業は、変化を起こす主要な手段としては使っていない。
慎重に選んだ技術の適応に関しては、先駆者になっている。
偉大な企業への飛躍にしろ、没落にしろ、技術そのものが主要な原因になることはないのだ。
7.弾み車と悪循環
革命や、劇的な改革や、痛みを伴う大リストラに取り組む指導者は、ほぼ例外なく偉大な企業への飛躍を達成できない。
偉大な企業への飛躍は、結果を見れば劇的なものであっても、一挙に達成されることはない。
たった一つの決定的な行動もなければ、壮大な計画もなければ、起死回生の技術革新もなければ、一回限りの幸運もなければ、奇跡の瞬間もない。
逆に、巨大で重い弾み車を一つの方向に回し続けるのに似ている。
ひたすら回し続けていると、少しずつ勢いがついていき、やがて考えられないほど回転が速くなる。
偉大な企業への飛躍の概念⇒偉大な実績の持続+ビジョナリーカンパニーの概念
⇒永続する偉大な企業
(注)第五水準の経営者とは
個人としての謙虚と職業人としての意志の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる人
(おそらく稲盛和夫氏のような感じだと思います)
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