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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は危機管について話したいと思います。

危機管理にもいろいろ種類があります。

例えば、「売上不振」、「資金不足」、「人材不足」、「在庫過多」、「経営者の死」、「取り締まり役員の退職」など、会社にはたくさんの危機が襲い掛かります。

危機管理に、一番大事なことは早期発見、早期対応、早期解決です。

要するにスピードが一番大切です。

例えば、「売上不振」が起こったとしても急に訪れるものではなく、じわじわと襲ってくるものです。

売り上げ数字を把握していないと、不振になった事さえ気が付かない事があります。

ですから、常に数字を意識して管理をすべきです。

では対処方法ですが、まず第一に「売上不振」になった理由を追求する事が大切です。

我々小売業では、売上の中身は、「販売件数」と「販売単価」ですから両方を、徹底的に調べます。

「販売件数」に関しては、来店客数接客件数、そして成約率が関係してきますので、それぞれ何処に問題があるのか調べる必要があります。

例えば来店客数に問題がある場合の理由としては、立地、商品、展示方法、広告手段、広告の内容などが考えられます。

接客件数に問題がある場合は、販売員の人数、販売意欲(モチベーション)などが考えられます。

成約率に問題がある場合は、商品価格、サービス、販売方法、販売態度、商品知識、そしてやはり販売意欲(モチベーション)が原因である場合が多いです。

「販売単価」に関しては、お客様一人当たりの購入価格になりますから、一品単価商品個数、が問題になってきます。

一品単価に問題がある場合は、スライド販売が出来ていない。

商品個数に問題がある場合は、プラスワン販売が出来ていない。

そして、どちらも出来ていない場合もありますが、我々プロの販売員は、両方出来ても当然であると思います。

要するに、売上不振という危機が訪れた時には、すばやく原因を発見し、そして対策を考え、実行する事がとても大切です。

54年間生きて来て、倒産した会社の経営者をたくさん見てきましたが、彼らに共通して言える事は、危機意識がとても弱いと言う事です。

緊急事態になっているにもかかわらず、緊張感がなく、のんびりした態度であったように思います。

逆に、業績を上げて頑張っておられる経営者の方は、常に緊張感を持ち、いつも「何とかしなければ!」と言われています。

一見、会社を倒産させた社長さんの方が、大物のように見えるのですが、現実は危機管理の出来ないダメダメ社長でした。

我々管理職(社長、取り締まり役員、部長、課長、エリア長、店長、副店長、主任)は、絶対に危機感を持たなければなりません。

会社が倒産してから気が付いても、「あとの祭り!」です。

「売上不振」は、じわじわと少しずつ訪れるので、緊張していない管理職は気がつかない場合があるようです。

私は、とても気が小さい経営者ですが、そのお陰で27年間倒産しないで、生き残ってきました。

しかし、売上が下がると、夜も寝れなくなるほど精神的に参ってしまいます。

「売上不振」は、病気と同じで早期発見、早期治療が大切だと思います!

管理職の皆さん、早めの治療をお願いいたします、頑張ってください。

                     株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟












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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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