アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、会社の時価総額の計算方法です
上場会社の「時価総額」の計算方法はとても簡単です
株価 × 発行済株数 = 「時価総額」
しかし、未上場会社の「時価総額」の計算方法は、複雑になります
1.コストアプローチ
簿価純資産法 その企業が持つ事業の資産、負債を、帳簿に基づいて計算する
帳簿に記載されている資産の合計から、記載されている負債を差し引いた額を企業価値とします
2.マーケットアプローチ
株式市場やM&A市場における取引を基準にする評価方法です
類似企業比較法は、評価対象の企業に業務内容や企業規模、収益性という観点で類似した公開会社を複数選出した上で、類似企業の企業価値と財務上の数値を基に比較し、評価対象の企業の企業価値を算出します
3.インカムアプローチ
企業に今後見込まれる収益やキャッシュフローからリスクなどを考慮して企業価値を算出する評価方法です
会社が持つ将来の収益獲得能力や固有の性質を評価結果に反映させられる点で優れていますが、未来のことを予測するという側面があるので、不確実です
DCF法とは、将来的に見込まれるキャッシュフローから、リスクの大きさに合わせて設定した割引率で引くことで算出します
そのために事業計画書を作り、将来のキャッシュフローの予測を出すことが必要になります
会計上に現れない無形の資産(のれん代)についてもDCF法では加味されるため、キャッシュフローだけでは測れない企業価値を正しく測ることが出来ます
配当還元法は、株式の配当金と資本金を基準にして企業価値を算出する方法です
過去2年間の配当金の10%を割戻して株価を算出します
少数株式を保有している人が株式を譲渡する際に活用される手法です
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