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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は「なぜ、現品売りなのか?」と言うことについてお話します。

一般的な家具屋さんは、「現品売り」をしません。

なぜ現品売りをしないのかと言うと、展示商品を売らないで、新しい商品を取り寄せて配達すると言う習慣があるからです。

当然、展示商品は長期間、展示したままになりますから、売り場全体の鮮度が落ちてきます。

お客様にとっては、いつも同じ場所に同じ商品が展示してあれば、売れていないと言う印象が残るはずです。

そして、商品自体の鮮度が落ちてきますから、展示している商品を見ても欲しくならないのです。

いくら新しいりんごを取り寄せますからと説明しても、腐ったりんごを見て購買意欲がわく訳はないと思います。

ビッグウッドは、20年前まで一般的な家具店でしたので、他店と同じ商品を展示し、当然「現品売り」をしていませんでした。

大型店との競争に巻き込まれて、売り場が狭く商品力のないビッグウッドは、倒産寸前まで追い込まれました。

大型店と同じ商品を、同じような価格で販売したのでは勝てる訳がないので、お客様に支持されなくなったのです。

20年前、ビッグウッドは差別化をするために、アウトレットの商品を展示するようになりました。   

するとお客様に喜んでもらえるようになり、たくさんのお客様が支持する店に変化したのです。

アウトレットの商品は「現品限り」の物がほとんどですから、当然「現品売り」をするようになりました。

そうする事によって、売り場は常に新鮮になり、すぐに商品が入れ替わるような家具店になったのです。

お客様から「いつも違う商品が並んでいるので見に行くのが楽しい!」と喜びの声を聞けるようになりました。

しかし20年前でも、全商品をアウトレット商品にすることは不可能でしたから、プロパー商品もかなり展示していました。

しかし、プロパー品でも本数を限って仕入れて「現品売り」をしていたので、商品は入れ替わっていたように思います。

「現品売り」をすることにより、色々なメリットがありました。

例えば、商品陳列する時に検品が出来るのでクレームが減りました。

又、配達の日程が決めやすく、すぐに配達に行けましたし、お持ち帰りもしてもらえました。

納期遅れのトラブルも起きませんし、クレームが減ることによって私に時間の余裕が出来、社長本来の仕事が出来るようになりました。

そして、店舗在庫の回転率まで良くなり、支払いのお金に困ると言う事がなくなりました。

良い事ずくめではありましたが、いちいち展示すると言う手間が大変でした。

それと販売機会が喪失すると言うデメリットもありました。

しかし、メリットのほうが断然大きいと思います。

今にも倒産しそうな家具店が、繁盛店に生まれ変わったのですから!

150坪の倉庫のような店舗で、一ヶ月2000万円以上売り続ける事が出来たのは「現品売り」に徹したからだと思います。

恐るべし「現品売り」であります。

          株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟











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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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