今日は、「家具屋の常識をぶっ壊せ」と言うお話をしたいと思います。
まず、「家具屋の常識」とはどういう物か?
私は、大學を出てから30年間、家具屋をしており他の職業に従事した経験がほとんどありません。
ですから「家具屋の常識」にどっぷりとつかった人間でした。
家具屋の常識とは、まず現品販売をしないと言う事です。
何故現品販売をしないかと言うと、店に展示した商品は見本として置いておき、売れた場合はメーカーや卸屋さんに注文して新しい商品をお客様に届ける常識があるからです。
その方が、展示をやりかえる手間もなく楽だと言う事と、また家具メーカーや卸屋さんからも「現品は売らないでくださいね!」とお願いされますので、現品だしをする事がなくなったという訳です。
ですから、通常の家具さんで展示されている商品はかなり古い物が多いわけです。
どんなに良い家具でも、長期間展示していると汚くなってきます。
私は、商品の「鮮度」が落ちるのだと思います。
お客様は自分が買おうとする商品に対して、この「鮮度」を非常に敏感に感じ取ります。
ですから、店舗に入ってきたお客様が一番初めに感じるのは、商品の「鮮度」です。
販売員が接客する以前に、お客様は商品を見ただけでこんな商品は欲しくないと感じているわけです。
接客して、「買っていただけましたら新しい商品をお届けします」と言ってもお客様は、その見本の商品に魅力を感じませんから買う気が起きないのが現実です。
ところが、従来の家具屋さんはその事に気が付いていない方が多く、いまだに古い商品を展示して、なぜ売れないのだろうと嘆いていらっしゃるのです。
確かに、家具は大きいし重いので、展示商品を入れ替える作業は大変ですが、他のどんな業種でも、陳列を入れ替えるのは当たり前です。
家具店でも、最も大切なことは「商品の鮮度」をいかに保つかと言うことだと思います。
家具の「鮮度」が落ちて来る速度は、他の商品に比べて遅いと思いますが、3ヶ月が限度ではないでしょうか。
だから、どうしても「現品売り」をしなければお店の「鮮度」は落ちてきます。
売り越しができる商品でも「現品売り」をする事が大切なのです。
家具屋の常識を破ることが、お客様に支持されるお店になると言うことだと思います。
特にアウトレットの家具店では、すべての商品を「現品売り」しなければなりません。
どうしてかと言うと、もともと傷物とか、旧型品とか換金商品が多いわけですから、「鮮度」が落ちる速度が速いのです。
アウトレット商品は、2ヶ月を過ぎるともう売れなくなると思っても間違いではないでしょう。
ですから、もし同じ商品が3本あるならば全部展示して「現品売り」を徹底するべきです。
我々販売員は、常にお客様の目線で商品を検品し売れない理由を考える必要があるでしょう。
今日は、第一弾として「商品の鮮度」についてお話しました。
来週は、「サービス」についてお話したいと思います。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
あなたの周りには、ダイヤモンドの原石がいっぱいです。
それをただの石ころと思ってしまうか、ダイヤの原石として磨き光を当てるかで、企業の持つ価値は、大きく変わります。
また、あなたの人生の価値も大きく変わります。
「褒める仕組み」は今の時代に最も合った人材活用法の一つです。
ところで、褒めるという事は、まず相手をしっかり観察する事から始まります。
十人十色と言いますが、人間はそれぞれその人しかない宝物(長所)を持っていますが、それを見つけ出す事が、まず大切です。
自分より優れている所を見つけ出し、相手を尊敬できれば、好感を持てますから自然と「褒める」と言う行為が出来るようになります。
ちょっとした事でも、自分より優れたところがあればそれを認める度量がなければなりません。
「褒めるだけでは、人は育たない」と良く言われますが、叱るだけでは、人は変わらないし、動かないのも事実です。
では、どのようにして「褒める仕組み」をつくり出せば良いのか?
その人が、今出来ている所、お客様に喜ばれているところに焦点を当てて、伝えてあげる事が大切です。
優秀なアスリートに対するコーチのように、自信を与えつつアドバイスをしていかないと結果は良くならないはずです。
しかし、褒めるという事は、おだてたりおべんちゃらを言う事ではありません。
褒めるとは、価値を発見して、伝えることです。
目の前の人、商品、サービス、起きる出来事の中に価値を見つけ、さらにその価値を高め、そしてその価値を伝えることが「褒める」と言うことだと思います。
まず、自分たちの店舗が提供している商品、サービス、体験などの価値を「お客様の声」を使って確認する事から始めましょう。
そして、「お客様に喜んでいただいた成功事例」を、共有化し「お客様の喜びの声」を組織内で共有する。
皆から集めた成功事例やモデルとなる接客を参考にポイントを絞って行動指針(接客内容)を決定する。
お客様からの支持を得やすいポイントに絞りその実現に向け、ポップ等によりお客様に宣伝すると効果的でしょう。
お客様の喜びの声「褒めるところだけ集めた報告書」を作り、それを使って店内会議」を行い、実名を挙げて、そのスタッフに店長やエリア長や営業部長から感謝の気持ちを伝える事も良いと思います。
「これだけ喜んでいただいているお客様に、さらに喜んでもらうためには?」等の議題でスタッフから、アイデアを発表してもらう。
最後に、店舗でスタッフが取り組むべき課題を決定して、お客様に喜んでいただく為に、さらに努力するようにすれば、どんどん良くなるでしょう。
改善が実現、課題が実現されていたら、それを認めて褒めていくことが大切です。
「お客様からの感謝の声が増えてきているよ」などと、お客様の声を使って褒めると良いと思います。
これは、「商業界」と言う雑誌に書いてあった文章ですが、非常に共感いたしましたので、書かせていただきました。
皆さんは、「褒める仕組み」を自社で構築されていますか?
是非、我が社も「最高のダイヤモンド(人財)」をたくさん作り出したいと考えています。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今年、「ニトリ」はついに200店舗を達成いたしました。
家具業界において、快挙と言う他はないでしょう。
では、その内容を振り返って見たいと思います。
1967年(昭和42年)に似鳥家具を創業してその一店舗目の歴史を歩み始めた「ニトリ」は、埼玉県三郷市にオープンした店舗で200店舗を達成したのです。
42年余りで、家具業界だけではなく日本の小売業を代表する企業に成長したことになります。
「ニトリ」の似鳥昭雄社長は、「200店舗を達成したら、いつ死んでもよいと思っていたが、ここに来てもっと欲が出て次の段階として500店舗を目指す」と言っています。
1967年 一店舗目をオープン
1982年 10店舗目をオープン
2003年 100店舗目をオープン
2009年 200店舗目をオープン
一店舗目から10店舗目までの期間が15年かかっています。
10店舗目から100店舗目までの期間が21年かかっています。
100店舗目から200店舗目までの期間は、なんと6年で達成しています。
これは面白い数字だと思います。
最初の100店舗目までにかかった期間は、なんと36年も掛かっていますが、後の100店舗はたったの6年で成し遂げていると言う事です。
約6分の1の期間で、同じ100店舗を出店したという事は、非常に興味があります。
ビッグウッドの場合はどうかと言うと、1984年に創業して2002年に直営店8とFC店2で、一応10店舗目を達成していますので、約18年かかっています。
「ニトリ」に比べると3年も遅い訳ですが、現在直営店11とFC店19で30店舗を達成していますから、7年間で20店舗を増やしたことになります。
要するに、ビッグウッドは30店舗を達成するまでに、25年かかったことになります
「ニトリ」は、36年かけて100店舗を達成していますので、ビッグウッドの残された期間は11年と言うことになります。
という事は、100店舗まであと70店舗を11年で達成すれば「ニトリ」に並ぶと言う訳です。
そして2020年、11年後に100店舗を達成したとすれば、6年で200店舗になる可能性があるとすれば、2026年には現時点の「二トリ」と並んで200店舗になると言う事になります。
しかし、似鳥社長は「今後3年で100店舗増やす」とおっしゃっておりますから、おそらく2026年には500店舗以上になっているかもしれません。
家具業界で、快挙を達成している「二トリ」は、現在、流行りの「SPA」であることは間違いないと思います。
「SPA」とは、「製造物流小売業」のことですが、皆さんが良く聞く「プライベートブランド」を自社で製造して、自社で物流して、自社で販売することです。
「SPA」と言われる企業は、例えば「ユニクロ」や「ニトリ」のように海外の自社工場で「プライベートブランド商品」を製造し、中間業者を一切なくす事によって高利益を出せる体質になっています。
海外から輸入する際の物流も、自前でやってしまう恐るべし企業の事です。
しかし、我々家具小売店は、似鳥社長が実現させた「業界改革」を手本にして、新しい「家具の小売業態」を構築すべきだと思います。
我々の先輩である似鳥社長は「家具業界の重鎮」であり、尊敬に値する素晴らしい経営者であると考えます。
皆さんは、どのように思われますか?
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今年5月の完全失業率は5.2%となり、9月には5.5%を超えてきているそうです。
単純に、1000人のうち55人が失業していることになります。
早稲田大学の野口教授は「日本の失業率は、政府が抑えていることもあって、5.5%になっているが、実態は米国並みの9%台になっている」と言っています。
野口教授は、日本の失業率が低く見えるのは、雇用調整助成金がある為、企業内失業している人たちがカウントされていないからだそうです。
ちなみに、雇用調整助成金とは、事業の縮小を余儀なくされた企業が、従業員の一時休業や、出向させる際に、事業主が支払う手当てや賃金の一部を国が助成する制度だそうです。
雇用助成金の実施計画の受理状況によると、2009年5月には驚くことに233万8991人いるそうです。
この233万8991人は、リストラ解雇や派遣切りの一歩手前の「失業予備軍」であるそうです。
5月の完全失業者数は345万人で、もし「失業予備軍」を加えると約579万人に達し、今後益々失業率は上がっていく可能性があるそうです。
我が社が最近「人材採用」したところ7人の募集に対して、なんと60人以上の応募があり、2次面接まで行いました。
本当にありがたいことですが、2年前までは考えられない様な状態です。
面接に来られる方は、大変一生懸命な素晴らしい方ばかりで、冷やかしで来ているような人は、一人としておられませんでした。
我々も、誠心誠意面接をして、真剣に選考しなければいけないのですが、採用人数が限られていますので、選考には大変苦労いたしております。
どの方も、落としがたい方ばかりで辛く、苦しい選択を迫られております。
私の考えですが、「人を採用すると言うことは、その人の人生を預かるものである」
と言う風に考えております。
ですから、一度採用すると、家族と同じような関係になると思っています。
よく、多めに採用して、何ヶ月か様子を見て振るいにかけるような採用をされる会社があるそうですが、わたしは決して、決してそのような事はしてはならないと思っています。
なぜなら、一度採用して身内となった人間を簡単にやめさせるような事は断じてするべきではないと考えているからです。
景気が悪いからと言って、簡単にリストラするような会社の考え方が、私にはどうしても理解できないのです。
私は、人を募集しても、募集しても面接にも来てくれない小さな会社のころ、入社してくれた社員を子供以上にかわいがって来ました。
愛情を持って育てる事が、私の「すべて」であり、自分以上の人間に育てる事が私の使命であると今まで、考え生きてきました。
年齢が上とか下とか、そういう問題ではなく、自分がお預かりした人たちは、生涯面倒を見るのが、社長の責任と思って会社を経営してきました。
ところが、最近は「経費削減のためリストラする企業」があたかも偉い企業のように思われているところがあるように思います。
確かに、変化の激しい経済環境でありますが、社員を自分の子供だと思っていたら、簡単に放り出すことが出来るでしょうか。
もしリストラする可能性があるのであれば、最初から雇わなければいいのです。
私の考えは古臭く、時代遅れかもしれませんが、会社はそこで働く社員のものであり、その社員を守るのが社長の仕事ではないでしょうか。
皆さんは、今の日本の企業経営者の方たちの考え方をどのようにお考えでしょうか?
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今日は、森信三先生の古典的名著ともいえる「修身教授録」から、「人間の真実の生き方とは」についてお話したいと思います。
人間と言うものは、普通には、すべて現在より一段上に上がりたいと思うものであります。
しかしながら我々人間と言うものは、たとえ一段上の地位に登ってみても、それを満足して喜ぶのは束の間で、しばらくすると、さらに又一段上の地位に登りたくなるのが人情の常であります。
実際我々人間が、地位とか名誉を得た喜びと言うものは、ほんの当座の間に過ぎません。
そこで今話をわかりやすくするために、一つの喩えをとってみることにしましょう。
例えばここに、様々な鉱石の層よりなる大きな絶壁があるとして、そしてその絶壁は、上へ行くほどよい金属があるとしてみましょう。
するとその場合、先に述べた社会上の地位を、一段でも上へ上へ登ろうとする人は、いわばかような絶壁へ梯子をかけて、上へ登るほど、そこには立派な鉱石があるからといって、一段でも上の梯子段へ登ろうとあがいているようなものです。
一段でも上の梯子へ登ろうとするものは、一段でも上に上れば、そこにそれだけよい鉱石がある以上、一応もっとも千万と言えましょう。
しかしながら、ここに一つ見逃してはならない大事な事があると思うのです。
それは何かと言うに、ただ梯子段を上に登ることばかり考えて、どこか一ヶ所にとどまって、鉱脈に掘り込むことを忘れてはならぬと言うことでしょう。
もし梯子段を上に登る事ばかり考えて、そのどこかに踏みとどまって鉱石を掘ることに着手しない限り,一番上の段階までのっぼって、例えそれが金鉱のある場所だとしても、その人は一塊の金鉱すら我が手には入らないわけです。
これに反して、仮に身は最下の段階にいたとしても、もしそれまで梯子段の上のほうばかりにつけていた眼の向きを変えて、真っすぐ我が眼前の鉱石の層に向かって、力の限りハンマーをふるって掘りかけたとしたら、
たとえそれは金鉱や銀鉱ではないとしても、そこには確実に何らかの鉱石が掘り出されるわけであります。
なるほど鉄や鉛は、金銀と比べればその値段は安いでしょう。
しかし、また世の中と言うものはよく出来たもので、鉛は鉛、鉄は鉄と、それぞれそれでなくては用をなさないところもあるのです。
いかに金銀が尊いからと言って、金銀の太刀では戦争は出来ません。
いわんや梯子段をただ形式的に上へ登る事ばかり考えている人間は、仮に金銀鉱のところまで達したとしても、実は一物をも得ずして、梯子段をさらに一段上へ登ろうとする人間です。
さて以上は単なる喩えに過ぎませんが、しかし私には、そこにどうしても無視することの出来ない、人生の貴重な真理の一つが含まれているかと思うのです。
皆さん、森信三先生の「修身教授録」の中からの文章ですが、皆さんの人生の生き方の参考になるのではと思い書いてみました。
哲学書ではありますが、面白いので是非読んで見て下さい。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
感動的な事例もたくさんありますよ! 皆さん楽しみにしてください。
事例1.
先日、引越しをされるお客様が、家具を買い換えたいと言う事で来店され、私は丁寧にお見積もりをしました。
お客様は「今月末くらいには、又来るからね!」と言ってその日は帰られました。
月末になってもお見えにならないので、奥様にお電話したところ「ご主人が事故で亡くなったんです」と言われ、私はびっくりして、気の利いた言葉も言えず電話を切ってしまいました。
しかし気になって、もう一度奥様に電話をかけ「元気を出してください」と一言いいました。
お客様は泣きながら「ありがとう、ごめんね、ありがとう、ごめんね」と繰り返し言われました。
そして「もう子供も家にいないので、食器棚を小さい物に買い換えるね」と言われたので、私は「じゃあ笑顔になったら来てくださいね」と言いました。
事例2.
テレビボードを配達したときに、テレビの配線をしてあげました。
お年寄りのお客様だったので、大変喜んでくれました。
事例3.
先日、テレビボードを見にこられたお客様が、リフォームをされると言われたので、一緒になって部屋の色のバランスや家具を置く場所、カーテンの色、靴箱の色、照明の色、デザイン等、たくさんの事をお話しました。
大変喜ばれて帰って頂けたので、私もすごく嬉しい気持ちになりました。
事例3.
耳の聞こえないお客様が来店され、私は筆談で説明し、商品を購入してくださいました。
その時、お客様が「配達時間をファックスしてくれますか?」と自宅のファックス番号を書いてくだっさたので、私も「わかりました」と書いて渡しました。
その時、売上伝票にファックス番号が書いてないことに気がつき、記入して「不具合があったらこちらにファックスしてくださいね。」と云いました。
お客様は、すごく喜んでくださいました。
事例4.
配達のときに全部の家具にフェルトを貼るようにしました。
よくお客様に喜ばれるようになりました。
どうやったら喜ばれるか、いろいろ考えながら配達を頑張りたいと思います。
事例5.
ご年配の方が腰痛がひどいからといって、座椅子を探しに来店されました。
すぐに使いたい様子でしたが、自分では持って帰れないという事で、ご近所だった事もあり、すぐに配達をしてあげました。
お客様は「いつも痛いので、一日も早く欲しかったので助かりました。」と言って喜んでもらいました。
今日はこれぐらいにしておきます。
皆さん、本当に心温まる事例を読んでいただいて、感想はいかがでしょうか?
「お客様及び全従業員の喜びの創造」と言う(経営理念)を追い求めて、これからも
ビッグウッドは邁進していくつもりです。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今日は「お客様に喜んでいただいた事例」についてお話したいと思います。
我が社ビッグウッドの経営理念は「お客様及び全従業員の喜びの創造」であります
それで、ビッグウッド全従業員から「お客様に喜んでいただいた事例」を毎月書いてもらっています。
私は、それをとても楽しみに読んでいますが、一年に一回最優秀賞を2名、優秀賞を3~5名選ばせてもらって、表彰しています。
今日は、その中から今年の事例をいくつか紹介してみたいと思います。
事例1.
毎年、年賀状、暑中見舞いを100枚ほどお客様に出しています、また普段から時間があるときは手紙を書いています。
お客様から「いつも手紙ありがとう」と言われました。
事例2.
家具の配達に行った先で、お客様が自分達で引越しをしていた時、洗濯機が重くて持てないとの事で、お手伝いしました。
お客様に大変喜ばれました。
事例3.
お客様がお帰りになる時、入り口までお見送りしました。
「丁寧な接客で、見送りまでありがとう」と言われました。
事例4.
お客様のお宅に配達に行ったとき、フエルトのサービス、ミラクルクリートによる清掃、引き出しの調整などをしています。
また、床、壁などに傷をつけないように、細心の注意を払っています。
お客様から、「また買いに行きますね!」と喜んでいただいています。
事例5.
脚の悪いお客様の為に、隣のヤマダ電機さんにお願いして、車椅子をお借りして店を案内させてもらった。
大変感謝された。
事例6.
お客様から「あなたは本当にイキイキとして、楽しそうに仕事をしているが、どうしてそんなに元気なの?」と聞かれて
私は、いかにこの仕事が、ビッグウッドが大好きで、店長は仕事に一生懸命で信頼できるいい店長なので、会社のため、店長のため,自分のために毎日一生懸命、楽しく働いていますと答えました。
お客様は、愛社精神を持ち、上司を信頼し、自分の仕事が好きな社員は信用できると言ってくださいました。
今日はこれくらいにしておきますが、まだまだたくさんあります。
本当に心温まる事例がたくさんあり、私は我が社のスタッフを心から尊敬し、ありがたいと思っています。
又来週紹介させていただきます、楽しみにしてくださいね!
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
個人的にいろいろありまして、ブログをお休みしてしまいました。すみませんでした
今日は、「社長とは何者か?」と言う事について話したいと思います。
日本に社長はどれくらいいると思われますか?
2008年の数字では、約334万社の会社があるそうで、社長も334万人いるらしいです。
そして毎年10万人以上の社長が誕生しているそうです。
日本の高校生の数が360万人だそうですから、日本にはいかに社長の数が多いかがわかりますね。
実は2006年の会社法により、資本金が1円からでも会社を設立出来るようになったことも、社長が増加している理由だと思います。
要するに、社長とは特別な人がなっているのではないと言うことです。
次に社長の種類を4つに分けてみました。
タイプA=創業オーナー社長
タイプB=ファミリーオーナー社長
タイプC=勝ち抜き社長(駅伝社長)
タイプD=請け負い社長
四つのタイプは、社長になった成り立ちが違います。
株の保有率による権限やミッションの違い、背負っているものの違い、在任期間の違いによる時間感覚の違いなどから、それぞれに特徴があると思われます。
日本の企業の99%以上は中小企業であり、その多くが創業オーナー企業だそうです。
タイプAの創業オーナーは、会社の全権を握るため、「お山の大将」になりがちです。
創業期には何でも一人でやってきた、なんでも管理してきた社長がほとんどです。
組織が大きくなっても現場の些細なことが気になって仕方がない、我慢出来ずに口に出してしまう。
自分が出来るか出来ないかの基準で判断して、怒鳴り散らしてしまう様な傾向があると思います。
私を含めて、創業オーナー社長は、誰からもアドバイスをもらえない、自ら成長機会を取りにいくしかない、孤独な存在なのです。
次に、タイプBのファミリーオーナー社長ですが、創業社長から親族が事業継承をするパターンです。
就任してすぐには自分のカラーが出せないで、苦悶する人が多いと思います。
しかし、何年かすると独自色が出せるようになり、創業者ではないと言う負い目や、創業者に対する呪縛から解き放たれる時がきて、第二、第三の創業をする方もいらっしゃいます。
ユニクロの柳井社長も、実は二世経営者です。
次に、タイプCの勝ち抜き社長についてお話します。
オーナーではなく、昇進の結果、社長になるケースですが、大手企業やオーナーのいなくなった歴史のある会社で多く見られます。
特徴は、在任期間が短く二期4年または、三期6年と言う会社が多いようです。
個人的な考え方や方針を、一方的に打ち出すことが難しい立場で、在任期間が限られているので、その期間で自分に何が出来るかを考えます。
成果を残せば、会長や相談役としての続投も期待できます。
最近では、社長が不祥事の発覚で管理責任を問われて、株主代表訴訟の矢面に立たされることが珍しくなくなりました。
そうなると、勝ち抜き社長は保守的になり「無事に終えられるように、出来るだけ変わった事はしないでおこう」と思う気持ちが出てきます。
その気持ちが、不祥事を社内で見つけた時にも、社長自ら指揮して隠蔽に走らせてしまう事があります。
たすきを受け取った社長は、間違ってもそんな後ろ向きで弱い人を後継者に選ばないで欲しいものです。
社員も顧客も社会も含め、みんなを不幸にしてしまいます。
我が社の二代目、三代目社長も、勝ち抜き社長になると思われますが、是非気をつけて欲しいものです。
最後に、タイプDの請け負い社長についてお話します。
主要な株主が別にいて、そこから頼まれて就任するパターンです。
請け負い社長はオーナーではなく、また在任期間も自分の意思で決められないため、タイプCの勝ち抜き社長以上に決断の難しさを抱えています。
外資系企業の日本法人社長などは、典型的な請け負い社長です。
業績が悪くなったり、本社の意向を無視していると、一方的に解任される可能性があります。
以上が「社長とは何者か?」と言う説明です。
社長として生まれてくる人はいないと思います。
社長に向いていない人もほとんどいないと思います。
誰でも一ヶ月あれば社長になれます。
社長は、なった瞬間に生まれる訳です。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
ビッグウッドの 第二の経営理念 は、
「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」です。
何のことか意味がわからない方が多いと思います。
実は、ビッグウッドは家具アウトレットの専門店として、フランチャイズ展開をしています。
現在FC店が18店舗ございますが、7年前からスタートして今に至っています。
何故、フランチャイズ展開を始めたのかと言うと、地方の中小家具店が生き残る為に微力ながら、応援できると考えたからです。
ビッグウッドは18年前、通常の家具専門店からアウトレット専門店に業態転換をする事により生き残ることが出来、業績も良くなりました。
そこで、そのノウハウを中小家具店に教えることによって、業績の悪い中小家具店を再生出来ると考えたのです。
又、現金仕入れにより、アウトレット商品も大量に仕入れることが出来るようになり、FC店に供給できるだけの余裕が出て来た事も、追い風になりました。
自社で成功したノウハウを、他社に教えることに多少抵抗もありました。
しかし、中小家具店の「強者グループ」を創り上げたいと思う気持ちが抑えきれなくなり、フランチャイズを考えた次第です。
ビッグウッドは、日本で始めてアウトレットと言う業態に転換して、はや18年が経ちました。
おそらく「アウトレット業態」を日本に広めると言う「使命」を持っているのではないかと思うのです。
我々企業は世の中に必要とされるから、存在できるわけです。
世の中の為に、何が出来るのか?
社会貢献と言うのは、「仕事を通じて世の中の為になる」でありますから、ビッグウッドはFC展開を通じて社会に貢献する事を「経営理念」にしたわけです。
経営理念とは、存在意義であります。
もし経営理念が、世の中の為にならないような事であれば、その企業の存在価値はありませんから、自然と淘汰されて無くなるでしょう。
何の為に、ビッグウッドは存在するのか?
「従業員さんを守る為」と言うのは当然ですが、「お客様に喜んでいただく為」、「中小家具店さんにアウトレットを広める為」に我が社は存在するのです。
それぞれの企業がそれぞれの「使命」を持っておりますが、いかに全従業員が自社の「使命」を認識しているかと言うことがとても大切です。
ですから、企業理念を全従業員に浸透させることは、本当に大切な事なのです。
業務の判断基準にしても、「経営理念」に沿った考えで判断するべきです。
我々会社幹部は常に「経営理念」の意味を、末端の社員さんにまで教えると言うことを怠ってはいけないと思います。
とは言うものの、まだまだビッグウッドの「経営理念」を理解している社員さんは少ないと思いますので、是非このブログを読んで欲しいと思います。
「経営理念」PART-1からPART-4まで書きました、長い文章で読みにくいとは思います。
しかし、ビッグウッドの社員さん達にとっては、とても大事なことを書いてあります。
ビッグウッドの全従業員さん!
「どうかお願いいたします」「読んでください」 悲痛な叫びです!
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
全従業員という意味は、社長や役員も含めて全従業員としました。
経営者は従業員ではないと言う考えもありますが、私は経営者も一従業員として会社に貢献すべきだと考えております。
「全従業員の喜びの創造」
1.喜んでいただく収入
2.喜んでいただく職場
3.喜んでいただく将来性
と言う事で、「3つの喜び」を創造していく事が、ビッグウッドの経営方針です。
一つ目の「喜んでいただく収入」については、どういう意味か説明いたします。
まず安定した収入がなければ、社員は生活が出来ませんから、会社の経営を安定させる事が重要です。
そして、会社に対する貢献度によって、利益の公平な分配をすべきだと考えています。
どういうことかと言いますと、仕事の内容によって「収入に差」があるのは当然で頑張った人には、たくさん配分するように考えております。
二つ目の「喜んでいただく職場」の意味をお話します。
社員さん達に喜んで働いていただく為には、楽しい職場が必要です。
人間関係の良い職場、皆が助け合い、お互いを信頼して「楽しく働ける職場環境」を作り上げていく必要があると思います。
三つ目の「喜んでいただく将来性」の意味をお話します。
社員さんたちが、頑張れば副店長、店長、エリア長、課長、部長、役員、社長までなれる仕組みがあるべきだと思います。
ビッグウッドと言う組織の中で、自分達の将来の姿を想像できる事が大切だと考えます。
また、ビッグウッドには全国展開すると言う大きな目標がある訳ですが、出店をしていくと言う方針が明確であるべきです。
入社していただく社員さんに「将来性」を感じてもらえるような会社にすべきだと考えます。
以上のように、「全従業員の喜びの想像」についてお話してきましたが、やはりビッグウッドらしさ「社風」を作り上げて行きたいと考えます。
目指すは、「やりがいのある楽しい職場」「尊敬しあえる仲間」「助け合える関係」「目的をもって自己実現できる環境」であります。
「ビッグウッドに入って良かった」と言われるような会社にしたいと、心から思います。
もう一つの「経営理念」、「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」については次週お話をします。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦真悟