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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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ずいぶんご無沙汰をしておりました、申し訳ありません。

今日は、「家具屋の常識をぶっ壊せ」と言うお話をしたいと思います。

まず、「家具屋の常識」とはどういう物か?

私は、大學を出てから30年間、家具屋をしており他の職業に従事した経験がほとんどありません。

ですから「家具屋の常識」にどっぷりとつかった人間でした。

家具屋の常識とは、まず現品販売をしないと言う事です。

何故現品販売をしないかと言うと、店に展示した商品は見本として置いておき、売れた場合はメーカーや卸屋さんに注文して新しい商品をお客様に届ける常識があるからです。

その方が、展示をやりかえる手間もなく楽だと言う事と、また家具メーカーや卸屋さんからも「現品は売らないでくださいね!」とお願いされますので、現品だしをする事がなくなったという訳です。

ですから、通常の家具さんで展示されている商品はかなり古い物が多いわけです。

どんなに良い家具でも、長期間展示していると汚くなってきます。

私は、商品の「鮮度」が落ちるのだと思います。

お客様は自分が買おうとする商品に対して、この「鮮度」を非常に敏感に感じ取ります。

ですから、店舗に入ってきたお客様が一番初めに感じるのは、商品の「鮮度」です。

販売員が接客する以前に、お客様は商品を見ただけでこんな商品は欲しくないと感じているわけです。

接客して、「買っていただけましたら新しい商品をお届けします」と言ってもお客様は、その見本の商品に魅力を感じませんから買う気が起きないのが現実です。

ところが、従来の家具屋さんはその事に気が付いていない方が多く、いまだに古い商品を展示して、なぜ売れないのだろうと嘆いていらっしゃるのです。

確かに、家具は大きいし重いので、展示商品を入れ替える作業は大変ですが、他のどんな業種でも、陳列を入れ替えるのは当たり前です。

家具店でも、最も大切なことは「商品の鮮度」をいかに保つかと言うことだと思います。

家具の「鮮度」が落ちて来る速度は、他の商品に比べて遅いと思いますが、3ヶ月が限度ではないでしょうか。

だから、どうしても「現品売り」をしなければお店の「鮮度」は落ちてきます。

売り越しができる商品でも「現品売り」をする事が大切なのです。

家具屋の常識を破ることが、お客様に支持されるお店になると言うことだと思います。

特にアウトレットの家具店では、すべての商品を「現品売り」しなければなりません。

どうしてかと言うと、もともと傷物とか、旧型品とか換金商品が多いわけですから、「鮮度」が落ちる速度が速いのです。

アウトレット商品は、2ヶ月を過ぎるともう売れなくなると思っても間違いではないでしょう。

ですから、もし同じ商品が3本あるならば全部展示して「現品売り」を徹底するべきです。

我々販売員は、常にお客様の目線で商品を検品し売れない理由を考える必要があるでしょう。

今日は、第一弾として「商品の鮮度」についてお話しました。

来週は、「サービス」についてお話したいと思います。

         株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟



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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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