アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、ジムコリンズ著作「ビジョナリーカンパニーZERO」からです
「育成」から「交代」に転換するタイミングについて話します。
もし、あなたの会社で、重要なポストに就いている人の仕事ぶりが、悪くないが理想的ではない場合どうするでしょうか?
あなたはこの人物が好きで、なんとか成功して欲しいと思っている
しかし、このポストに期待されるAランクの成果はあげられていない
こんな状況に直面したとき、あなたはどちらを選ぶだろうか?
「育成」を選ぶか「交代」を選ぶか?
「育成」から「交代」にシフトする7つのタイミング
1.この人物を重要なポストにとどめているために、他の人材が会社を去りはじめていないか?
2.価値観の問題か、意志の問題か、あるいは能力の問題か
重要なポストにある者が一貫して、あるいは甚だしく企業のコアバリューに反する行動をとる場合、優れたリーダーは交代させる
3.「窓」と「鏡」をどう使うか?
重要なポストにふさわしい人は、「窓」と「鏡」を上手に使いこなす
物事がうまくいっているときは「窓」を指し、自分以外の要因のおかげだと考える
物事がうまくいかなくなったときは、「鏡」を指し自分のせいだと反省する
「窓」を指し、言い訳をしたり問題を他人のせいにしたりする人は重要なポストに就けてはいけない
4.仕事を「業務」とみるか「責任」とみるか?
重要なポストにふさわしい人は、自分が与えられているのは「業務」ではなく
「責任」だと理解している
5.ここ1年で、この人物に対するあなたの信頼は高まったか、下がったか?
重要なポストに就けている人の成長や成果によって、その人への信頼は上下する
その人が「任せて」と言ったとき、あなたの安心感は高まるだろうか、それとも
不安になるだろうか
6.バスの問題なのか、座席の問題なのか
その人物の能力や性格に合わない席に配置してしまったか、あるいはそこに座っている人の能力を超えてしまっているのか
7.この人物が退社したら、あなたはどう感じるか
もし、内心ホッとするのであれば、正解です、もし心底がっかりするのであれば
失敗です。
境界線に達したと判断し、重要なポストにいる人物を交代させると決めたら「厳格であれ、非情になるな」
厳格でありつつ非情にならないためには、勇気と思いやりを併せ持つことが必要です。
交代の理由を直接はっきりと伝えること、そしてその辛い役目を他の人に押し付けないこと
自ら決断し、その知らせを伝える責任を引き受ける胆力がないのなら、あなたは会社を率いる資格はないと思ってください。
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