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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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本日は「菜根譚」について話したいと思います。

大阪大学教授の湯浅邦弘氏が書かれた「菜根譚」から抜粋しております。
 
中国では多くの処世訓が生まれたが、その中で最高傑作と言われているのが「菜根譚」です。

明の時代の末期に、洪自誠によって書かれた処世訓です。

菜根譚の意味は、「野菜の根は堅くて筋が多いが、それを苦にぜずよく咬めば、世の中の真の味を理解できるという意味である。

1.人と交わる

一歩を譲る

世の中を渡っていくのに一歩を譲る気持ちが大切である。
一歩退くのは、のちのち一歩を進めるための伏線となる。
人を待遇するのに少し寛大にする心がけが望ましい。
他人に利を与えるのは、実は将来自分を利するための土台となる。

方と円の生き方

治世にあっては四角張って生き、乱世にあっては丸く生き、世の末にあっては、四角と丸の生き方を併用しなければならない。

施しの気持ち

恩を施す者が、心の内にその自分を意識せず、施す相手の感謝などを意識しなければ、たとえ僅かな施しであっても、それは莫大な恩恵に値する。
利益を与えようとする者が、自分の施しの額を計算し、施した相手からの報酬を求めるようであればたとえ巨額のお金を与えたとしても,それは一文の値打ちのもならない。

清濁併せ呑む度量

よごれた土地は多くの作物を生じ、あまりに澄み切った水には、魚が住まない。
だから君子は、世俗の垢を含み汚れを受け入れるくらいの度量を持つべきであり、あまりのも潔癖で世俗とかけ離れた節操を持つべきではない。

まことの心は金石も貫く

人の心が最高の境地に至ると、夏に霜を降らせることができ、城を陥落させる事もでき、金属や石を貫きとうすことさえできる。
これに対して、嘘偽りの心持つような人は、姿かたちは一応備えていても、人として本心は既に失っている。
だから、人と向かい合ったときは、顔つきまで憎らしく、一人でいるときは自分の顔を見て自己嫌悪におちいる。

言葉の贈り物

士君子と呼ばれる立派な人は、清貧の暮らしをしているから、金銭面では他人を救うことはできない。
だが、他人が愚かで迷っているところに出会えば、適切な一言によってその人を迷いから目覚めさせることができる。
また、他人が救いを求めて苦しんでいるところに出会えば、適切な一言によってその人を危難から解き放つことができる。
これもまた、士君子の限りない功徳である。

恩恵と威厳の手順

恩恵を施すには、はじめあっさりしておいて、後から手厚くするのが良い。
初めに手厚くして後から薄くすれば、人はその恩恵を忘れてしまう。
威厳を示すには、はじめ厳格にして後から寛大にするのが良い。
はじめ緩やかにしておいてから後で厳しくすると、人はその厳しさを怨む。

2.幸せと楽しみ

苦心の中にある幸せ

あれこれ苦心している中に、とかく心を喜ばせるような面白さがあり、逆に、自分の思い通りになっているときは、すでに失意の悲しみが生じている。

暖かい心に福がくる

天地の気候は、暖かいと万物を生成させ、寒いと万物を枯れ死にさせてしまう。
だから人間も、性格が冷たい人は、天から受ける幸せも薄い。
ただ和やかなで熱心な心の持ち主だけが、その幸せも厚く、恩恵も長く続くのである。

長続きする幸せ

苦しんだり楽しんだりして修練し、その修練をきわめた後に得た幸福であって、はじめて長続きする。
疑ったり信じたりして考え抜き、考え抜いた後に得た意識であって、初めて本物となる。

楽しさと中庸

口を喜ばせるような美味美食は、みな腸をただらせ骨を腐らせるような劇薬となるが、ほどほどにしておけば、災いはない。
心を快適にするような事象は、すべて身を誤り徳を失わせる媒介となるが、ほどほどにしておけば、後悔することはない。

晩年の輝き

日が暮れても、夕景は絢爛と輝いている。
歳末になっても、柑橘類は一層良い香りを漂わせている。
だから、人生の晩年に際してこそ、君子たる者は、さらに気力を充実させなければならない。

心に適う

たまたま気持ちにぴったり合ったところ、それこそが佳境となり、人の手を加えない天然の物であってこそ、真の働きが見られる。
もしわずかでも人工的な作為を加えれば、趣は減ってしまう。
世俗や他人の価値観に振り回されず、本当に自分が快適だと思うことを心の底から楽しむような境地こそ素晴らしい。

分を過ぎた幸せには

分を過ぎた幸福や、理由のない授かり物は、天が人をつり上げるための餌でなければ、人の世の落とし穴である。
ここをきちんと見極めないと、天や人の設けた術中に落ちないことは稀である。

自適の楽しみ

お茶は極上品を求めるわけではないが、壺にはお茶が切れないようにする。
お茶やお酒や音楽の趣味を推奨する。
竹林に逃れることは無理だとしても、せめて心の中だけは、世俗を少し離れてみよう。

読み込むと今も昔も「処世術」は変わらないという事がわかりますね。
 
その1は、終了します。








 

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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