皆さん、「お客様」と「顧客様」の違いが分かりますか。
「お客様」というのは、お店に来店していただいた全ての方のことで「顧客様」というのは簡単に言えば「常連客」または「フアン」の事で、そのお店や販売員さんのことが気に入って何度もお店に来店してくださる方の事です。
この「顧客様」を何人持っているかというのが「店力」でありますが、販売員さん個人が持っている「顧客様」とお店自体が持っている「顧客様」と二通りの「顧客様」があります。
どちらにしてもお店にとっては大切な「お客様」であり、この「顧客様」の数が多いほど好況、不況に左右される事無く強いお店になることができます。
ではどうすればこの「顧客様」が作れるのかという話をしてみたいと思います。
家具屋の私が経験した顧客作りの方法ですが、簡単に図式にしてみると下図のようになります。
(1)お客様来店→(2)接客→(3)商品のお見積もり→(4)電話フォロー→(5)商品の予約→(6)再来店→(7)「成約」 →(8)電話フォロー→(9)お礼状→(10)紹介のお願い→(11)紹介していただく→(12)紹介者来店→(13)接客→(14)商品のお見積もり→(15)電話フォロー→(14)商品の予約→(15)再来店→(16)「成約」
このようにして「顧客様」を作っていきましたが、最も大切な事は手間をかけるということです。
そしてお友達や親戚の方を紹介していただけるような関係になって、初めて「顧客様」といえると思います。
一人のお客様にどれだけの時間接客できるのかが問題です。そしてお客様の要求、願望をとにかく一生懸命聞き出し、その商品をお客様と一緒に探す事が大切です。
そして、「無理やり売ろうとしないで、見積もりをしてあげてね、もしその日に買っていただかなくても大丈夫だから心配しないで、お客様に見積書を渡して「他店に行かれた時の参考にして下さい」といって帰してください。
「買ってよオーラ」や「売ってやるビーム」が出ているとお客様は長時間話をしてくれませんから気をつけて下さいね。
とにかくお客様が喜ぶ事をたくさん考えて話をして下さい。例えば「子供さん可愛いですね、お年はいくつですか」とか「お若く見えますが、まさかこの子はお孫さんですか」とか「うらやましいです、僕もいつかは家を建てたいんです」「分譲マンションですか、やっぱり高級なんでしょう?」など言い出したらきりがないほど、お客様が喜ぶ話はたくさんあります。
いやみの無い話し方がこつですが、質問するうちにお客様が自分の事を話し始めたらもう少しで仲良くなれます。ある程度仲良くなったら自分の事も話してください。より親密になれますよ。
そして重要な事は、時々楽しそうに笑う事です。これホント!
しかし、一番大事なことは「お客様の為に良い商品を使ってもらいたい」と言うお客様中心の考え方が最も大事です。お客様は販売員が何を考えているのかすぐに察知しますから、自分の「味方か敵か」すぐに判断して敵だと思うと話を聞こうとしません。気をつけて下さい。
仲良くなって、気に入ってもらえて高額な商品を買っていただいて、鬼の首を取ったように自慢する人がいますが、まだその時点ではそのお客様は「顧客様」になっていませんので気をつけてね。
商品を買っていただいた後、アフターの電話、お礼状、時々訪問、などして紹介がお願いできるような関係になって初めて「顧客様」といえる訳です。
そして「顧客様」が紹介してくだっさったお客様は「顧客様」になってくださる可能性は非常に大きいですよ。頑張って!
強いお店とは、顧客が顧客をつくる仕組みができているお店のことです。
初めて接客して売れないのは当たり前、良い商品を売ろうと思ったら時間をかけて、日にちをかけて、お客様を大切にする事が一番の近道ですよ。
一人のお客様に一日かけて接客すれば、おそらく「顧客様」になること間違いなしです~。
楽しく、笑って、接客すれば大丈夫!
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは、今日は「生活防衛産業」という言葉について話したいと思います。
皆さんもこの言葉を最近耳にすると思いますが、この言葉の意味は現在、世界恐慌とも言える大変な経済状況の中、我々の生活を守る為、生活必需品を安く供給できる企業グループのことだと思います。
来年2009年には、この生活防衛企業が躍進する年になると考えられますが、例えば「アウトレット産業、ディスカウント産業、リサイクル産業、レンタル産業」などの企業の事です。
要するに、限られた収入の中でいかに安く生活に必要な商品を購入するかと言うことがお客様にとっては重要な事になってきています。
今後、さらにこの傾向は続くと思われますが、我々販売業に従事する者はお客様の心理を考えて商品の価値に見合った値決めをするべきだと思います。
今までのように、他社よりちょっと安ければ買っていただけるという時代は終わり、お客様が「なぜこんなに安いの?」とびっくりされるような価格が必要です。
当然商品の価格が安いだけではだめで、お客様が喜ぶサービスも必要です。
「価格」と「サービス」のセットになった販売戦略が要求されてくるとおもいます。
2009年は本当に激動の時代になるでしょう。企業の生き残りをかけた「サバイバルゲーム」の始まりです。
今まで高額な商品を販売していた企業は利益が減益し厳しい経営に転落するでしょう。また価値あるものを安く販売している企業(生活防衛企業)はお客様の支持を得てさらに躍進すると思われます。
お客様が特定の企業に集中して買い物をする異常な時代になる可能性が大きいです。
例えば衣料であれば、ユニクロ、しまむら、雑貨であればドンキホーテ、トライアル、リサイクルであればブックオフ、ハードオフ、マンガ倉庫、生活倉庫、電気業界ではヤマダ電器、デオデオ、コジマ、ジャパネットたかた等の企業が躍進すると思われます。
我々家具業界では、高コスト経営をして価格を下げる事ができない企業がお客様離れをおこして倒産していくでしょうし、高額な国内生産品を専門に販売している企業は価格を下げて利益を減らしても存続がむつかしいと考えます。
お客様が「なぜこんなに安い?」といってくれる商品を全体の売場の何パーセント展示できるかというのが勝ち残る為のキーワードです。
アウトレットの看板だけでは、お客様はすぐに見抜き離れていってしまうでしょう。
2009年は本当に勝負の年になるでしょう。家具業界の皆さん勝ち残れば、素晴らしい未来がまっていますよ。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
「商売の原点は仕入れ」であるとよく言われますが、我々販売業にとってはそのとうりであると思います。
最も大事なものが仕入れですが、その次に大事なものは「値決め」です。
いくら上手に安く仕入れても安く値段をつけて利益がなければ商売は成り立ちません。
安く仕入れて、価値に見合った値段をつけてお客様に喜んで買ってもらう事が商売の根本ですから、適正利益を確保して販売しても「安い」と言われる様な商売をしなければいけません。
我々アウトレットの業界に従事する者は特に仕入れる値段を間違えると、お客様に喜んでもらえる価格で販売できませんから困った事になってしまいます。
アウトレット商品の仕入れ価格の定義は「卸価格で販売して適性利益がとれる」価格である事です。
要するに卸価格の60%~70%で仕入れる事ができなければアウトレット商品にはなりえないのです。
海外からの輸入による自社コンテナ商品の価格が通常の卸価格の70%~80%くらいだとは思いますが、商社から仕入れるコンテナ商品の価格は通常卸の85%~90%くらいではないかと思います。
本当にアウトレット商品としてお客様が喜んで買って下さる価格はやはりN社(家具の大型チェーン店)の販売価格の20%~30%ダウンだと思われます。
ということは、やはり「傷物」「旧型商品」「換金商品」「倒産品」「自社コンテナ商品」等の理由あり商品を優先的に仕入れる必要があると言う事です。
何か理由があって安くなるような商品は、「どの程度の傷なのか」とか「型が古い物は何年ぐらい前の商品なのか」などその状態に応じて仕入価格を交渉しなければなりません。
物の値段を充分に熟知していないと、良い仕入れはできないと思います。
ですから勉強をしっかりして正確に価格を判断する能力を身につける事が大切ではないでしょうか。
皆さんも、自分の扱っている商品の本当の原価を研究してこそ良い商売人になれると思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは。今日は我々家具業界に従事する企業が取り組まなければならない一番大きな問題をお話します。
我々家具小売業界は、今後ますます厳しい経営状況になると思います。
家具と言う商品は、耐久消費財であり長年使用可能な商品ですから、買い替えの期間が非常に長いと言う特徴があります。
例えばソファーやベッドでも10年以上使用している方がたくさんおられますし、箪笥や下駄箱や座卓などは20年以上使用されている方がたくさんいらしゃいます。
要するにお客様は、家具が古くなってもなかなか買い換える事はありません。
現在のように景気が悪くなってくると、ますます買い控える傾向にあります。
家具というものが、電気製品のように壊れにくく、多少壊れたとしても使用出来るわけですから、急いで買い換える必要がないわけです。
そして、もし買い換えたいと思っても、古い家具を処分しなければ新しい家具を設置することはできません。
現在、地域によっては粗大ごみに出す事が出来ない家具がたくさんあります、例えばソファーやベットのマットレスのような「ウレタンが使われている家具」等は、粗大ゴミに出す事が出来なくなってきています。
木製の家具はまだ回収してくれるようですが、大型家具を家から運び出し、粗大ゴミの日に捨てに行く事が出来ないお年寄りの方達は、古い家具を辛抱して使っているようです。
どちらにしても、ますますゴミの規制が厳しくなりそうで、古い家具を捨てようと思ったら、専門の業者に高いお金を払って引き取ってもらうしか方法がなくなると思われます。
我々家具小売店が商品を買ってもらおうと思ったら、古い家具を引き取るサービスをするしかないと思います。
無料引き取りサービスが当たり前になるでしょうし、配達に行けば必ず古い家具を引き取るわけですから、売れた本数と同じゴミが溜まるわけです。
引き取ったゴミ「中古家具」を産業廃棄物の業者に取りに来てもらうと、かなりの費用が必要ですから、出来れば少しでもゴミを減らしたい訳です。
実は我が社は、店内にリサイクルコーナーを設置して引き取った中古家具を販売しているのですが、これは直営店だけでFC店はまだ設置しておりません。
リサイクルセンターのように綺麗に磨いて高く販売するのではなく、現状のままですが500円、1000円で販売しています。
引き取った家具が全部売れるわけではなく、どうしようもない家具は壊して捨てに行くか、業者に取りに来てもらうしかありません。
どちらにしても、今後我々は「ゴミとの戦い」を始めなければ成りません。
そして、売上げを上げようと思えば積極的にゴミを引き取るべきだと思いますし、地球環境を良くするためにはゴミを減らす努力をしなければならないと思います。
そして、将来は「古い家具を売る仕組み」を確立して、お客様から無料で引き取るのではなく、買い取る「下取り」サービスをすべきだと思います。
その為には、自社で配達する事が出来なければ「下取り」は不可能だと考えていますので、各店には必ず配達員を2名配属しております。
またお客様から、いくらで買い取るのか査定しなければならないのですが、専属の査定する人員を配置するには費用がかかりすぎるため、店内で商品を買っていただく時に「下取り査定表」の金額に応じて買い取る仕組みが必要です。
古い家具の状態は把握できませんが、たとえ再販できない物でも買い取る事になるので、あまり高額では査定できません。
以上のように、これから我々家具小売業界は「ゴミとの戦い」に勝ち抜いた者が生き残るのではないでしょうか。
是非、皆さんご意見をお寄せください、お待ちしております。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
今日は、家具インテリア業界に携わる我々が取り組むべき「ペルシャ絨毯の説明」という事についてお話したいと思います。
A なぜペルシャ絨毯が高額なのかという説明
約3000年の歴史があるペルシャ絨毯は、1日に3000回~4000回の結び目を作る事しか出来ません。
ですから、80cm幅×120cm長さの玄関マットサイズでも約1年近くかかりますので、もし日本人が作ったとしたら、50万~60万円では販売する事が出来ないでしょう。
ペルシャ絨毯の価格の8割は人件費(手間代)と言うことです。ですからペルシャ絨毯は手間の割には格安の商品と言う事になります。
そして丈夫さは土足で使っても150年、素足で使うと500年くらい擦り切れないものです。ビッグウッドはイランより直輸入しておりますから、デパートの半額以下で提供する事が出来ます。
B ペルシャ絨毯の美術工芸品としての価値
シルクのペルシャ絨毯には、フォーシーズンカラーがあります。
春、夏、秋、冬の色を持っており見る角度によって季節の色が楽しめます。
冬は暖かそうな濃い色、夏は涼しそうな薄い色。向きを変えると一年中楽しむ事が出来ます。
そして長い年月を掛けて作った物ですから、作家さんは自分の工房名を絨毯に織り込んでいます。
(秋の色を見るとき、工房名が手前に見えます) 要するに鑑定書が付いているペルシャ絨毯は、ただの敷物ではなく絵画と同じように一枚の作品として、美術品として認められているのです。
床に敷く一枚の絵だと思ってください。
C ペルシャ絨毯のアンティーク商品としての価値
ペルシャ絨毯は、使い込んで古くなってくると素材(シルクもウールも)が空気に触れて酸化して少しずつ黄ばんできます。
それが見る角度によっては黄金の色になり、ヨーロッパでは「神様が作った色」と言って大変愛されています。
実はヨーロッパの人々は新しい絨毯よりも古い絨毯のほうが大好きで、新しい絨毯はあまり買われないのです。
ですから古いアンティーク絨毯がオークションで落札されているのですが、競争が激しい為、新品の絨毯の数倍の値段で落札されています。
日本にも古い絨毯が残っています、例えば京都の祇園祭の山鉾に現在も使われている装飾品のペルシャ絨毯は400年以上前からのもので、一枚が1億円以上の価値があると言われています。
又、豊臣秀吉が500年以上前に手に入れて陣羽織に加工したペルシャ絨毯が現在、京都の高台寺に「重要文化財」として保管されています。
500年経過しているとは思えないほど素晴らしい黄金色に光輝いているのです。
又、「何でも鑑定団」などのテレビ番組などにもペルシャ絨毯がよく登場しますが、25年前に60万円で買った玄関マットサイズの絨毯が120万円、約2倍の金額で評価されたり、古い絨毯(ウール)200万円で買ったものが1000万円の評価を受けたりしています。
ヨーロッパの人々はペルシャ絨毯に関しては、ほとんどの人がアンティークコレクターあり、オークション会社であるクリスティーズやサザビーズ等で古い絨毯を買いあさっています。
要するにペルシャ絨毯は新品が一番安く、古くなればなるほどアンティーク価値が出て高価になるという事です。
この事は「世界の常識であり、日本の非常識」という事になります、ペルシャ絨毯は使えば使うほど美しくなり高価になっていく物で、「自分が使って子供が使って孫が使って子孫代々家宝として残していくものです」
日本人は「安物買いの銭失い」等とよく言われますがペルシャ絨毯は価値が下がらない訳ですから世界に一枚しかない最高の美術品を周りの人から褒められ、一生使っても1円も損した事にはならないのです。
ユダヤ人が言うには「ペルシャ絨毯以外の絨毯を買う人は贅沢者だ」と言いますがペルシャ絨毯を一生、いや代々使うと言う事は大変な節約だと言う事です。
最初に買うときは高価で思いつきにくいと思いますが、何百年も代々使うと思えば、又価値が上がると考えれば、これほどの節約はないと思います。
是非ペルシャ絨毯を人生のパートナーとして自分の感性に合った物を使ってください。自分の身代わりとして子孫代々受け継がれ語り継がれるでしょう。
以上の商品説明は「ビッグウッドペルシャ絨毯課」が製作したものです。皆さん是非参考にしていただければ幸いです。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
大変ご無沙汰しておりました。本当にすみません。
今日はビッグウッドの夢を話してみたいと思います。
ビッグウッドの夢は、「アウトレットの家具専門店を全国に展開する」という事です。
ビッグウッドの直営店でもFC店でも構わないのですが、全国津々浦々まで店舗展開して「全国のお客様に喜んでもらえる商品」と「喜んでもらえるサービス」を供給できる企業に成長したいと願ってます。
現在弊社はまだ、直営店9店舗、FC店15店舗合計24店舗しかありません。
全国展開するためには200店舗以上必要ですから、今の10倍の店舗を出店しなければなりません。
直営とFCのバランスを考えると50対50が望ましいと思っていますから、直営店が100店舗は必要で、あと91店舗増加しなければなりません。
今後の環境を考えると、出店予定物件は数も多くなり、家賃も安くなると考えられます。
なぜかと言うと、ショッピングセンターやモールがたくさん増加したのですが、入店するテナントが不足している現状で、売場面積が過剰に増加して家賃が安くなる傾向です。
居抜きの店舗も増加してきていますので、単独店の出店も可能になってきています。
問題は、店舗を管理する店長の育成です。91人の店長が必要ですが、「どうやって91人の管理者を養成できるか」と言う難問です。
優秀な人材の採用も大切ですが、現在いる「副店長、販売主任」の教育が最優先だと考えます。
我が社には現在、女性店長が1名しかおりませんが、男性店長に負けない素晴らしい実績を残してくれています。
今後は「男性、女性」にこだわらず、店長候補として「副店長、販売主任」の教育に力を入れるべきだと思います。
そして、高校や大学の新卒採用を積極的にするべきだと思いますが、今までは中途採用しかしたことがなく、今年度初めて1名女性社員を採用したばかりです。
今後は、店長候補の優秀な人材を確保する為に、積極的に学生達にアピールしてビッグウッドの良さを理解していただき、入社してもらいたいと思っています。
夢を現実にする為には、「強烈な願望と利他の心」が必要です。潜在意識に透徹するほどの強烈な願望を持つには、24時間考える必要があるでしょうし、「どうしたら夢が叶うのか」、その方法を追求する真剣な気持ちが大切だと思います。
そして、その夢が実現した時に、「たくさんの人が喜んでくれるかどうか」という事が一番大切です。
自分だけが喜ぶような夢なら叶わぬほうが良いのではないかと考えます。
自分を含めて周りの人やお客様がみんな喜ぶような夢でなければ意味がないし、本当に立派な夢とは言えないと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
現在、日本の経済は大変な事になってきています。
株価は大暴落、1ドル=100円以下の「円高、ドル安」という異常事態が次々に起こり、世界恐慌になり得る危険性が益々高まっています。
日本の輸出業界は、大変な痛手を蒙り、決算利益は減少するでしょうから、当然従業員の賞与や昇給が減額になるのは仕方がないことでしょう。
従って、従業員は節約をするようになり、耐久消費財である「家具」などは真っ先に買い控えの対象になると思われます。そうなると、我々家具業界は完全な不況業種になってしまいます。
日本の「家具メーカー、家具卸、家具小売」は、今後本当に厳しい状況に陥ると思われます。
我々家具小売業は、本当の意味でのサバイバル、「生き残り」の時代が始まると思いますが、アウトレットの家具業界ではどうかというと、今後は「勝ち組」と「負け組み」に大きく分かれると思います。
どういう意味かと言うと、元々アウトレットと言う業種は不景気に強い業種ですから、お客様が「本当に価値がある安い家具」を探すようになると、今まで来店しなかったレベルの高いお客様でも来店するようになり、益々売上げは増加するでしょうし、お客がお客を呼び繁盛するでしょう。
しかし、同じアウトレットの店でも、展示してある商品の価格が普通の家具店と変わらないとか、メーカーに注文できる商品をたくさん展示していて「偽アウトレット」だとお客さんに思われたら、その店はお客様が激減して生き残れないでしよう。
そうは言っても店舗の展示商品を全てアウトレットの商品で埋め尽くす事は不可能だし、プロパーの商品も必要です。要するに、商品のバランス、「アウトレット商品とプロパー商品のバランス」「激安商品と低価格商品と中級商品と高額商品のバランス」など、商品の展示点数の割合が大切です。
お客様に本当にアウトレットの店で安いと思われる商品のバランスが大切ですが、アウトレット商品(旧型品、換金商品、自社コンテナ激安品、傷物、倒産品)と注文できるプロパー商品とのバランス(割合)は、「8:2」が望ましいと思います。
また、激安商品と低価格商品と中級商品と高級商品のバランス(割合)は、「1:3:4:2」が良いと思います。
お客様が本当に欲しがっているアウトレット商品、「二度と買えない物」をいかにたくさん仕入れる事が出来るかが、「勝ち組」になるか「負け組み」になるかの勝負の分かれ目です。
そして、「現品しかありません」と言い切る販売方法が出来るかどうか、現品を配達して売場を新鮮に保てるかどうか、同じ商品があるとしても現品を販売して現品を配達できるかどうか、アウトレットの店舗としてお客様に認められ、いつも新鮮な商品が展示してある家具店になれるかどうか、このような厳しい大不況に打ち勝つ「アウトレット家具専門店」にならなければ生き残る事は不可能でしょう。
幸いにして、円高の為、海外の仕入れ価格は値上がりしているのですが、国内の販売価格は安く抑えられています。
今が我々にとっては大きなチャンスなのです。アウトレット家具の業界で全国制覇するためには、今こそ素晴らしい店舗を作り上げる時です。
全国の家具小売店の皆さん、アウトレットのお店に転換される気持ちがおありでしたら、今こそチャンスです。
是非ご相談下さい。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
アメリカのサブプライムローンの問題から世界恐慌に発展しかねない状況で、日本経済も不景気になる恐れが増してきました。
そこで、「不景気になると我々のアウトレット業界はどうなるのか」と言う疑問が湧いてきますが、私の考えている予測をお話したいと思います。
バブルが崩壊して日本経済が不景気になった時を思い出すと、高級品がどんどん売れて「高いものを買うのが偉い」と思われていたバブル時期から、消費者が商品の価値と価格を真剣に調べるようになり、価値ある商品を「誰よりも安く買う事が偉い」という風潮に変化しました。
我々アウトレットの業界は、バブルが崩壊してから成長を始め、現在成長期真っ只中ですが、この度の不景気はアウトレット業界の成長に更に拍車をかけると思われます。
しかし、何でもアウトレットと名がつけば売れる訳ではなく、これからはお客様が本当のアウトレット商品を厳選する時代になると思います。
家具という商品は耐久消費財であり、不景気になると買い控えをする商品ですから、お客様は今まで以上に見る目が厳しくなると思われます。
商品の市場価格もインターネットなどにより情報がすぐ入手できますし、同じ商品であればどこが一番安いかすぐ分かる時代です。
要するに本物のアウトレット商品しか、売れなくなる時代が来ると思います。
では「本物のアウトレット商品とはどういう物なのか」と言うと、品質は悪くないけれど理由があって安く販売できる商品、お客様にとっては二度と買えない商品の事です。
オンリーワン商品、言い換えれば現品限りの商品ですが、我々アウトレット業界の企業は仕入れに力を入れなければ、お客様に見放されると思います。
不景気になるとお客様は価値ある商品が本当に安ければ、大きな立派な店舗でなくても喜んで買っていただけます。
我々中小の店舗には大きなチャンスが訪れますが、「仕入れの更なる努力」と「お客様に喜んでいただくサービス」を徹底しなければ、アウトレットの店舗でも生き残る事は出来ないでしょう。
高額所得層がアウトレットの店舗に来店し始めますので、高級な商品も展示するべきです。
そして、礼儀正しい丁寧な接客をするべきです。この不景気がアウトレット業界に大きなチャンスとなりますように、夢をもって頑張ろうと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは。今日は成功とはどういうことなのか、どうすれば成功するのかという事についてお話したいと思います。
誰しも、成功したいと願っているしその為に努力をするものですが、すべての人が成功するわけではありません。
また、人によって成功の内容が違っているし成功のレベルも違うと思いますが、一般的には「収入が多くなり裕福になる事、高い地位に就き人に認められること」と考えて話を始めます。
「人生の結果、仕事の結果」=「能力×熱意×考え方」であると言われます。能力は1から10までのレベルがあると仮定して考えると、健康で五体満足であれば最低で4ぐらい、頭が良くて優秀な人で8くらいだと思います。
熱意は1から10までのレベルだとすると、毎日ほんとに頑張っている人が9だとすると能力が低い人でも「4×9=36」になり、逆に優秀な人でも熱意が低いと「8×3=24」と言う結果になり能力があっても成功するとは限りません。
要するに熱意のレベルが成功の大きな要因になると思われますが、もっと大切なのは考え方であると思います。
考え方には「-10から+10まである」と言われますが、例えば能力も8で熱意も8であっても、考え方が-1であれば「8×8×-1=-64」となり、熱意があり優秀であるほど結果が悪いとなります。
昔、石川五右ヱ門という頭の良いやる気のある泥棒がいましたが、彼は釜茹での刑にされ苦しみながら死んだそうです。
要するに「恨み、嫉妬、妬み、軽蔑」などのマイナスの考え方をしていると成功する訳がないという事です。
ではどういう考え方が良いのかと言うと「動機善なりや私心なかりしか」の言葉どうりに、「今、自分がやろうとしている気持ち(動機)は世の中のためになるか、自分のエゴ(私心)ではないか」という利他の心(他人を思いやる心)が大切だと思います。
ですから素直な、思いやりのある、正しい考え方で毎日熱意を持って仕事をすれば、能力の低い人でも成功すると言う事になります。
毎日、一生懸命仕事をしたら能力もレベルアップするはずですから、成功する確率はどんどん上がっていくはずです。
偉そうな事を書きましたが、京セラの稲盛さんの言葉を引用させていただきました。お許しください
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
こんにちは。今日は接客についてお話したいと思います。
私は23歳の年から接客という仕事を始めました。
人と話をするのは苦手ではなかったのですが、仕事を教えてくれる上司がいませんでしたのでどうしてよいか分からず、なんでも自己流でやっていました。
実は、私の初めての就職先は、廃業していた70坪くらいの小さな家具店で、残っている在庫を処分する事が最初の仕事でしたが、私は家具の事は何も知らず、どうやって売ればよいのか分かりませんでした。
そこで近所の家に訪問して、「家具を安く処分したいので見に来ていただけませんか」と営業して回りました。
その時に感じた事は、「商品を売る前に自分を売らなければ、お客様は買いに来てくれない」という事です。
そこでお客様と仲良くなる事が大切であると思い、自分の事を話したりお客様の家族の事を聞いたりして人間関係を作りました。
その時気をつけることは、お客様と笑顔で楽しく話す事、お客様が喜ぶ事を話す事が重要だと感じました。
人間関係を作るには時間がかかりますが、「急がば回れ」と言うように本当に良い関係が出来ると高価な商品も買ってもらえるし、まとめ買いもしてくれますし、紹介もしてくれますので、結局は売上げも大きくなり効率的です。
現在ビッグウッドでは、来店していただいたお客様に接客できる訳で、訪問して人間関係を作るのに比べるとそんなに大変ではないと思います。
しかし、お客様に喜んでもらえる接客をしなければ良い人間関係は作れない訳で、どうしたら喜んでくれるのか考えるべきです。
例えば子供さん連れのお客様に、「可愛いですね、おいくつですか」と声をかけたり、お年寄りの方が来られたらイスを持って行って、「お疲れでしたら座ってください」と声をかけたりして、まず自分に好印象を持ってもらう事が大切です。
私の場合は、来店していただいた事だけで嬉しくて感謝していますので、どんなお客様でも好きになってしまい、親切にしてあげたいと思います。
お客様の要望をしっかり聞いて、少しでも役に立ちたいと思うことで、お客様と親しくなれるはずです。
お客様の気持ちと一体になる事が接客の極意です。
ですから、初めて接客したお客様に無理やり売ろうなどと考えない事です。
丁寧な接客をしてお客様に喜んでもらえれば、その日は売れなくても良いわけで、名刺と見積書を渡して、他のお店も是非見てくださいと言うやさしさが必要です。
一生付き合う友達を作る感覚で接客すれば、たくさんのフアンが出来て、売上げも自然に上がっていくはずです。
売上げは、お客様の喜びの大きさに匹敵すると考えますので、どうしたら喜んでもらえるかと常に考えて接客してみてください。