個人的にいろいろありまして、ブログをお休みしてしまいました。すみませんでした
今日は、「社長とは何者か?」と言う事について話したいと思います。
日本に社長はどれくらいいると思われますか?
2008年の数字では、約334万社の会社があるそうで、社長も334万人いるらしいです。
そして毎年10万人以上の社長が誕生しているそうです。
日本の高校生の数が360万人だそうですから、日本にはいかに社長の数が多いかがわかりますね。
実は2006年の会社法により、資本金が1円からでも会社を設立出来るようになったことも、社長が増加している理由だと思います。
要するに、社長とは特別な人がなっているのではないと言うことです。
次に社長の種類を4つに分けてみました。
タイプA=創業オーナー社長
タイプB=ファミリーオーナー社長
タイプC=勝ち抜き社長(駅伝社長)
タイプD=請け負い社長
四つのタイプは、社長になった成り立ちが違います。
株の保有率による権限やミッションの違い、背負っているものの違い、在任期間の違いによる時間感覚の違いなどから、それぞれに特徴があると思われます。
日本の企業の99%以上は中小企業であり、その多くが創業オーナー企業だそうです。
タイプAの創業オーナーは、会社の全権を握るため、「お山の大将」になりがちです。
創業期には何でも一人でやってきた、なんでも管理してきた社長がほとんどです。
組織が大きくなっても現場の些細なことが気になって仕方がない、我慢出来ずに口に出してしまう。
自分が出来るか出来ないかの基準で判断して、怒鳴り散らしてしまう様な傾向があると思います。
私を含めて、創業オーナー社長は、誰からもアドバイスをもらえない、自ら成長機会を取りにいくしかない、孤独な存在なのです。
次に、タイプBのファミリーオーナー社長ですが、創業社長から親族が事業継承をするパターンです。
就任してすぐには自分のカラーが出せないで、苦悶する人が多いと思います。
しかし、何年かすると独自色が出せるようになり、創業者ではないと言う負い目や、創業者に対する呪縛から解き放たれる時がきて、第二、第三の創業をする方もいらっしゃいます。
ユニクロの柳井社長も、実は二世経営者です。
次に、タイプCの勝ち抜き社長についてお話します。
オーナーではなく、昇進の結果、社長になるケースですが、大手企業やオーナーのいなくなった歴史のある会社で多く見られます。
特徴は、在任期間が短く二期4年または、三期6年と言う会社が多いようです。
個人的な考え方や方針を、一方的に打ち出すことが難しい立場で、在任期間が限られているので、その期間で自分に何が出来るかを考えます。
成果を残せば、会長や相談役としての続投も期待できます。
最近では、社長が不祥事の発覚で管理責任を問われて、株主代表訴訟の矢面に立たされることが珍しくなくなりました。
そうなると、勝ち抜き社長は保守的になり「無事に終えられるように、出来るだけ変わった事はしないでおこう」と思う気持ちが出てきます。
その気持ちが、不祥事を社内で見つけた時にも、社長自ら指揮して隠蔽に走らせてしまう事があります。
たすきを受け取った社長は、間違ってもそんな後ろ向きで弱い人を後継者に選ばないで欲しいものです。
社員も顧客も社会も含め、みんなを不幸にしてしまいます。
我が社の二代目、三代目社長も、勝ち抜き社長になると思われますが、是非気をつけて欲しいものです。
最後に、タイプDの請け負い社長についてお話します。
主要な株主が別にいて、そこから頼まれて就任するパターンです。
請け負い社長はオーナーではなく、また在任期間も自分の意思で決められないため、タイプCの勝ち抜き社長以上に決断の難しさを抱えています。
外資系企業の日本法人社長などは、典型的な請け負い社長です。
業績が悪くなったり、本社の意向を無視していると、一方的に解任される可能性があります。
以上が「社長とは何者か?」と言う説明です。
社長として生まれてくる人はいないと思います。
社長に向いていない人もほとんどいないと思います。
誰でも一ヶ月あれば社長になれます。
社長は、なった瞬間に生まれる訳です。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
ビッグウッドの 第二の経営理念 は、
「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」です。
何のことか意味がわからない方が多いと思います。
実は、ビッグウッドは家具アウトレットの専門店として、フランチャイズ展開をしています。
現在FC店が18店舗ございますが、7年前からスタートして今に至っています。
何故、フランチャイズ展開を始めたのかと言うと、地方の中小家具店が生き残る為に微力ながら、応援できると考えたからです。
ビッグウッドは18年前、通常の家具専門店からアウトレット専門店に業態転換をする事により生き残ることが出来、業績も良くなりました。
そこで、そのノウハウを中小家具店に教えることによって、業績の悪い中小家具店を再生出来ると考えたのです。
又、現金仕入れにより、アウトレット商品も大量に仕入れることが出来るようになり、FC店に供給できるだけの余裕が出て来た事も、追い風になりました。
自社で成功したノウハウを、他社に教えることに多少抵抗もありました。
しかし、中小家具店の「強者グループ」を創り上げたいと思う気持ちが抑えきれなくなり、フランチャイズを考えた次第です。
ビッグウッドは、日本で始めてアウトレットと言う業態に転換して、はや18年が経ちました。
おそらく「アウトレット業態」を日本に広めると言う「使命」を持っているのではないかと思うのです。
我々企業は世の中に必要とされるから、存在できるわけです。
世の中の為に、何が出来るのか?
社会貢献と言うのは、「仕事を通じて世の中の為になる」でありますから、ビッグウッドはFC展開を通じて社会に貢献する事を「経営理念」にしたわけです。
経営理念とは、存在意義であります。
もし経営理念が、世の中の為にならないような事であれば、その企業の存在価値はありませんから、自然と淘汰されて無くなるでしょう。
何の為に、ビッグウッドは存在するのか?
「従業員さんを守る為」と言うのは当然ですが、「お客様に喜んでいただく為」、「中小家具店さんにアウトレットを広める為」に我が社は存在するのです。
それぞれの企業がそれぞれの「使命」を持っておりますが、いかに全従業員が自社の「使命」を認識しているかと言うことがとても大切です。
ですから、企業理念を全従業員に浸透させることは、本当に大切な事なのです。
業務の判断基準にしても、「経営理念」に沿った考えで判断するべきです。
我々会社幹部は常に「経営理念」の意味を、末端の社員さんにまで教えると言うことを怠ってはいけないと思います。
とは言うものの、まだまだビッグウッドの「経営理念」を理解している社員さんは少ないと思いますので、是非このブログを読んで欲しいと思います。
「経営理念」PART-1からPART-4まで書きました、長い文章で読みにくいとは思います。
しかし、ビッグウッドの社員さん達にとっては、とても大事なことを書いてあります。
ビッグウッドの全従業員さん!
「どうかお願いいたします」「読んでください」 悲痛な叫びです!
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
全従業員という意味は、社長や役員も含めて全従業員としました。
経営者は従業員ではないと言う考えもありますが、私は経営者も一従業員として会社に貢献すべきだと考えております。
「全従業員の喜びの創造」
1.喜んでいただく収入
2.喜んでいただく職場
3.喜んでいただく将来性
と言う事で、「3つの喜び」を創造していく事が、ビッグウッドの経営方針です。
一つ目の「喜んでいただく収入」については、どういう意味か説明いたします。
まず安定した収入がなければ、社員は生活が出来ませんから、会社の経営を安定させる事が重要です。
そして、会社に対する貢献度によって、利益の公平な分配をすべきだと考えています。
どういうことかと言いますと、仕事の内容によって「収入に差」があるのは当然で頑張った人には、たくさん配分するように考えております。
二つ目の「喜んでいただく職場」の意味をお話します。
社員さん達に喜んで働いていただく為には、楽しい職場が必要です。
人間関係の良い職場、皆が助け合い、お互いを信頼して「楽しく働ける職場環境」を作り上げていく必要があると思います。
三つ目の「喜んでいただく将来性」の意味をお話します。
社員さんたちが、頑張れば副店長、店長、エリア長、課長、部長、役員、社長までなれる仕組みがあるべきだと思います。
ビッグウッドと言う組織の中で、自分達の将来の姿を想像できる事が大切だと考えます。
また、ビッグウッドには全国展開すると言う大きな目標がある訳ですが、出店をしていくと言う方針が明確であるべきです。
入社していただく社員さんに「将来性」を感じてもらえるような会社にすべきだと考えます。
以上のように、「全従業員の喜びの想像」についてお話してきましたが、やはりビッグウッドらしさ「社風」を作り上げて行きたいと考えます。
目指すは、「やりがいのある楽しい職場」「尊敬しあえる仲間」「助け合える関係」「目的をもって自己実現できる環境」であります。
「ビッグウッドに入って良かった」と言われるような会社にしたいと、心から思います。
もう一つの「経営理念」、「企業の再生支援を通じて社会に貢献する」については次週お話をします。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦真悟
まず「喜んでいただく配達」についてですが、ビッグウッドは自社配達の仕組みを構築しております。
なぜかと言うと、配達と言う業務が大変重要な業務であり、他社に委託など出来ないからです。
どんなに丁寧に喜んでいただく接客をしても、配達が上手く出来なければ、二度とお客様は来店してくれないからです。
心のこもった配達を、「経営理念を理解している自社の社員」が行なわなければ、お客様に喜んでいただく事はできないでしょう。
それでなくても、ビッグウッドは無料配達、下取り(中古家具の買い取り)等の厳しい業務を配達員に求めています。
ですから配達時に、気持の良い爽やかな対応をお客様にする事は、自社以外の配達員では出来ないでしょう。
また、お客様にお願いされて「家具の移動」等のサービスを喜んでしてあげる事も自社の社員でなければ難しいでしょう。
最近、外資企業が組み立てや配達を、自社ではしない仕組みで話題になっていますが、ビッグウッドはお客様に出来るだけ「喜んでいただくサービス」を実践して行きたいと考えています。
次に「お客様に喜んでいただく清掃」について説明させていただきます。
ビッグウッドはアウトレット家具の専門店ですから、お客様は「綺麗で立派な店舗」を希望しているわけではないと思います。
倉庫のような店舗でも、商品が安くてサービスが良ければお客様は喜んでくださると思います。
設備投資にお金をかけない分、商品を安く販売できたり、サービスを充実出来たりすれば、それはお客様にとって良い事ではないでしょうか。
しかし、展示商品が汚れていたり、埃がかぶっているようではお客様は興ざめです。
また、店舗の床に埃が溜まっていたり、トイレが汚かったりしたのでは許されるものではありません。
お客様が、不潔感を感じないような売場を維持すべきです。
ですから清掃は、全社員でローテーションを組んで真剣に取り組むべきだと思います。
特に商品に関しては、接客の合間にハンディモップを持って清掃をして欲しいと思います。
そして、現品販売を実践する事で、いつも商品は新鮮に保つべきです。
お客様は、我々が感じている以上にゴミや埃に敏感です、「喜んでいただく清掃」を実現する為には、絶えず店舗を清潔に保つ方法を考えなければなりません。
「経営理念」を実践する事が、お客様に支持される要因になるわけですから、「お客様の喜びの創造」を考えながら仕事をするという事が、とても大切だと思います。
次週は、「全従業員の喜びの創造」について話したいと思います。
実は、25年前ビッグウッドの創業当時、私は経営理念と言う言葉さえ知りませんでした。
会社を設立してから8年目くらいまでは、無我夢中で働き、とにかく利益を出して会社を存続させる事しか考えられない状態で「経営理念」を考える余裕など、正直言ってありませんでした。
創業してから10年くらい経って、私が37歳の時「経営理念」の必要性を感じ始めましたが、なかなか考えがまとまらなくてやっと出来上がったのが39歳の時です。
「経営理念」とは、会社の存在意義であり、社員にとっては「何の為に働くのか」と言う動機であり、又会社の最終目標であるべきです。
そして、会社創業者にとっては、「こうありたいと言う強い願望」でもあります。
私が会社を創業した時、初めてのお客様に喜んでいただき「ありがとう」と言われた時、感動して胸が震えました。
その時の気持が忘れられない、「初心忘るべからず」と言いますが、私はこれが「経営理念」だと思いました。
そこで「お客様及び全従業員の喜びの創造」と言う「経営理念」を作りました。
まずは「お客様の喜びの創造」の意味を詳しくお話したいと思います。
どうしたらお客様に喜んでもらえるのだろうか、いろいろな角度から考えてみました。
一番喜んでいただけるのは、やはり価格だと考て、「喜んでいただく価格の創造」を第一にしました。
アウトレット専門店ですから、価格が安いのは当たり前ですが、ただ安いだけではディスカウントショップと変わりません。
では、ディスカウントショップとアウトレットの違いとは何なのかと言う疑問にぶつかります。
私の考えでは、ディスカウントショップの商品は最初から安く売る為に、材料の質を落として製造原価を安くあげていると思います。
アウトレットの商品は、適正な価格で販売しようと思い、良い材料で製造したのですが、理由があって、安く売らなければならなくなった商品であると考えます。
ですから、商品のレベルで考えると異常に安い物が、アウトレット商品と言う事になります。
お客様に本当に喜んでもらえる価格とは、「二度と買えない価格!」でなければなりません。
オンリーワン価格と言う事になります。
ですから、我々ビッグウッドが目指す「喜んでいただく価格」とは、二度と買えない価格であり、驚きの価格で無ければならないわけです。
次に考えるのは、「喜んでいただくサービス」です。
サービスには、大きく分けて2つあると考えます。
1つ目は、お金がかからないサービスです。
例えば、爽やかな笑顔、明るい元気な挨拶、思いやりの気持、丁寧な商品説明、礼儀正しい態度、ありがとうございますと言う感謝の気持、等があると思います。
2つ目は、お金がかかるサービスです。
例えば、飲み物サービス、無料配達、無料引き取り、そして下取りサービス等はお金がかかります。
お金がかかるサービスに関しては、企業体力に応じたものでなければなりません。
なぜなら、もしサービスをする事によって経費がかかりすぎて、会社自体が倒産でもしたら、お客様を喜ばす事ができなくなってしまうからです。
ビッグウッドは、順番に少しづつサービスを増やしてきました。
お客様に喜んでいただくサービスをする為に、自社配達にこだわり、外部の業者に配達を依頼しない体制を構築しました。
また、引き取り中古家具の処分方法を工夫し、ゴミ捨て代を安くしてきました。
そして、古物商の免許を取得し、リサイクルコーナーを設置して中古家具を販売する事によって、ゴミを減らす努力をしています。
下取りサービスをする為に、配達員には大変な苦労をお願いしております。
お客様に喜んでいただく為にビッグウッドは存在しているわけですから、今後も更にサービスの質を上げて行きたいと考えております。
今日はここまでにしておきます、お客様に喜んでいただく配達、お客様に喜んでいただく清掃,については次週に掲載いたします。
誰かが成功すると、人はその運の良さを羨む。
他人の成功を運の良さに帰結させる人は、永遠に成功を手にする事はできない。
なぜなら、どんなに大きなチャンスがあったとしても、準備の出来ていない人間にはそれを手に触れる事すら出来ないからだ。
チャンスがそこにあることさえ、おそらくは見えないだろう。
問題はどういう準備が必要かだけれども、結局のところは日々の小さな努力の積み重ねでしかないと思っている。
単純に日々の仕事を真面目にこなすだけでは足りない。
僅かでもいいから、昨日よりも今日、今日よりも明日と、進歩し続けなければいけない。
どんな高い山を目指す登山家であろうとも、今この瞬間にやらなければならないのは、一歩前に足を踏み出す事でしかない。
ビジネスで言うなら、毎日0.1%でもいいから、自分達の仕事の質を高めていくと言う事だ。
一日0.1%の改善でも、一年続ければ44%もの改善になる。
その改善の積み重ねが成功につながる、そしてその努力を続けられた者だけが、チャンスという波に乗る事ができるのだ。
その為にも、自分の仕事を他人事のように客観的に見る癖をつけよう。
他人の仕事のアラを探すのは簡単だ。
それは、他人の仕事を客観的に見ているからだ。
その客観的な目を、自分に向けるのだ。
改善すべき点は、いくらでも見つかるはずだ。
もちろん、ひとつひとつのアラには、それなりの理由があるだろう。
時間が無い、仕事が多すぎる、人手が足りない、他人事ならそんなものなんとかなるはずだとわかるのだが、自分の事だと上手くいかない。
そこには、個人的な事情というものがあるからだ、情けない話だけれども、誰でもそういうものなのだ。
けれど、これは逆に言えば、そこでちょっと頑張れるかどうかで、大きな差がつくということでもある。
時間が無いなら、明日は早起きして、10分でも早くデスクにつく努力をしてみよう。
それも0.1%の改善なのだ。
重要な事は、そういう0.1%の努力を毎日続ける事。
思いついた時にやるのではなく、毎日その努力を積み重ねる為の、自分なりの仕組みを作る事。
具体的に言えば、出来るだけ短い単位で自分の仕事を客観的に眺める為に、記録をつけるのだ。
僕は、一日単位の日報をつけることをお勧めしたい。
これは楽天でもやっている事だ、単位を短くすれば、記録するのにかける時間も短くてすむ。
0.1%の改善を常に続けているかも、一目瞭然でわかると言うわけだ。
地道な作業ではあるけれど、その地道な作業の積み重ねが、大きな結果を生む。
それが、大波に乗る為の秘訣であり、運のいい人になるための方法論なのだ。
以上が、三木谷社長の考えですが、成功されたほとんどの方が同じ事を言っています。
やはり、日々の改善努力が無ければ、成功はありえないと思います。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今日は、楽天の三木谷社長の本の中から、「自己否定から全ては始まる」と言う文章を書いてみたいと思います。
なるほどと、感心いたしましたので、皆さんも是非読んでみて下さい!
世の中に絶対はない。
と言う事は、自分も絶対ではないと言う事だ。
この世に存在するあらゆるものは、いつか必ず滅びる。
永久不変のもの、常なるものなど一つも無い、全ては無常なのだ。
自分だけがその例外であるはずが無い。
ビジネスに取り組むなら、いつも腹の底でこの覚悟をしておくべきだ。
仕事が順調に進んでいる時、成功しているときには特に。
物事が上手くいっていると、人はどうしても自分に自信を持つ。
自分が優秀で、自分のやり方が間違っていないから、自分は成功したのだと思ってしまう。
もちろん自信を持って仕事をする事は悪い事ではない、だがその自信はむしろ仕事が上手くいかないときこそ発揮すべきものだ。
周囲が敵だらけで、成功の見通しのまったくつかない時こそ、自分に自信をもって、胸を張って前に進めばいい。
けれど、成功したら、そんな自信はさっさと捨てるべきだ。
成功した時こそ、謙虚になろう、この成功は偶然なのだと思うくらいでちょうどいい。
世の中の流れと言うものに、たまたま自分達の手法が上手く乗っただけの事。
世の中が変わってしまえば、たちまち仕事は上手くいかなくなる。
成功が100%偶然とはいわない、99%は努力の結果かもしれない。
けれど、残り1%の偶然がひっくり返れば、惨憺たる失敗に終わっていたかもしれないのだ。
そして、その逆転は明日起きるかもしれない。
そんな事を考えたら、不安でたまらなくなると言うかもしれない。
僕はその不安こそが、仕事の糧になると思っている。
成功にあぐらをかいて自信満々でいる事の方が、よほど不安だ。
今はどんなに磐石に見えるビジネスモデルにしても、10年20年と言う年月の単位で考えれば砂上の楼閣、砂でつくった城とたいして変わりない。
すべてのビジネスは、コワレモノなのだ。
社会は川のようなもので、一瞬たりとも静止する事は無い。
ビジネスを取り巻く状況は、刻一刻と変化する。
今成功しているビジネスは、将来必ず駄目になる、いつもその事を前提に、準備をしておかなければいけない。
そのために、自己否定する勇気が必要なのだ。
自己否定とは、自分の全てを否定する事だ。
自分の考え方、自分の仕事のやり方、自分の生き方、今までの人生の中で、自分が拠り所としてきた全てのものを否定してしまう事だ。
難しいのは良くわかるけれど、そうしない限り、新し物を創造する事など出来はしない。
過去の成功にしがみついている限り、未来の成功を手にする事はできないのだ。
成功しているときこそ、自分を疑う事、自分のやり方が、全てではないと肝に銘じること。
そして、完全なゼロからスタートする勇気を持つ事。
初心を忘れないとは、そういうことだと思う。
そして、いつも真っ白な気持ちで、新しい方向性、より良い方法を模索し続けよう。
それが、成功し続ける為の秘密なのだ。
以上の内容ですが、皆さんはどのように思われますか?
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
でしょうか?
す。
では、どのようにすれば大切なお客様を管理出来るのかと言う問題ですが、「顧
客管理」の手順を書いてみます。
1.新規来店していただいたお客様に、商品を売る前に自分自身を買ってもら
う。 どういう意味かと言うと、人間関係を築く為、自分の事をお客様にお話して
理解していただく、そしてお客様の事もいろいろお聞きして親しくなる事です。
2.商品の説明をしながら、お客様の好みや趣味、また家族構成、お家の情報
を 聞き出し、何を提案すればお客様が喜ばれるか探る。
3.提案した商品の見積もりをして、他店と比較してもらい購入していただいた
ら, 配達を丁寧にする。
4.配達を終えた後、電話してお礼を述べ、商品をセッティングした状態の感想を
聞き、お客様が満足されている事を確認する。
5.これはと思うお客様の情報(住所、氏名、電話番号、家族構成、今、お使い
の家具の種類、お客様の好み等)を顧客名簿に書き込みむ。
6.しばらくしてから、お礼状及び暑中見舞い、年賀状を出し、お客様に忘れら
れないように努力する(お客様に喜んでいただけるような文章を考える)
7.再来店をしていただくため、売り出し情報や、イベント情報をお知らせする。
8.再来店していただいた時、お名前をお呼びして満面の笑みをもって親しく接客
する。
9.再度、商品を購入していただいた時、お礼を述べ、更にお客様の情報を聞き
出す努力をする。
10.本当に親しくなった状態で、お客様のお知り合いの方を紹介していただく。
11.お客様の知り合いの方に購入していただいたら、必ず紹介していただいた事
のお礼を言う。
以上のように、お客様を大切にする事によって、顧客が増えてきますので顧客管理帳にどんどん書き込んでいくと、一年もすればかなりの顧客が出来てきます。
一度つくった顧客を大切に管理する事が、商売の原点ですが、全てのお客様が固定客になってくれるわけではありません。
ですから、絶えず新しい顧客を獲得する事が大切ですね。
今後、アウトレット業界でも「顧客管理」の出来ないような小売店は生き残れないと感じております。
家具と言う高額商品を販売するのであれば、いくらアウトレットで安いと言っても、人間関係を構築して、「顧客管理」を実践しなければ、将来はないと思います。
株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟
今日は「人間の境涯」についてお話したいと思います。
境涯という言葉は、英語ではステージとかステートとか言う言葉に置き換えられると思いますが、人格のレベルだと思ってください。
哲学者である吉村思風先生は、7つの境涯があると言われておりますが、それを紹介させていただきます。
境涯は第一段階の人称的自我と第二段階の理念的自我があります。
(人称的自我)
1,第一人称的自我
中学から高校時代にかけて形成される。
自分の立場からしか物が見えない、自己中心的な境涯です。
問題の原因は自分にあるのではなく、原因は外にあると言う考え方をする
自分が見えていないから、外からの刺激に支配され、ちょっとしたことにもすぐ腹を立てたりする。
利己的欲求に支配され、常に利害打算が先行し、少しでも自分に有利なようにという自己中心的判断から、利己的な欲求に支配された行動を取ります。
2,第二人称的自我
相手の立場を考える事ができる境涯。
この境涯は、恋とか愛とかの自然発生的な欲求に端を発して、だんだん相手の立場に立つ事を覚えていきます。
自分よりも相手の立場を優先させる為、自分のことは忘れて相手の事ばかりを考えるお人よしになる。
世間体を非常に気にして感情に溺れやすい傾向がある。
3,第三人称的自我
自分をも他人をも第三者の立場に立って眺める事ができる境涯です。
自己中心的自我と他者中心的自我との間を揺れ動くといった迷いから吹っ切れ、脱却する事ができる境涯で、利害関係の無い中立的立場です。
我々組織人が、第三者の立場から物を見るという目を獲得すれば、団結力の強い、利害や対立の問題があまり生じない、柔軟性を持って社会と和していける組織を作る事ができます。
(理念的自我)
4,超越的自我
理念を持って生きる生き方で、現実を超え出て理念に向かっていき、現実を理念に高めようと言う生き様です。
第一人称的自我、自己中心的自我が理念化された状態です。
目的の為には手段を選ばない、他人には少々迷惑をかけても、他人を犠牲にしても、自分の目的を実現するという、命の底から湧き上がるような意思的情熱に駆られた境涯です。
名誉心や自尊心が強く、誇り高い人であり、独善的で自分本位の理念の実現の仕方ですから、利害関係にこだわった生き方です。
自分の持つ潜在能力を出し切り、自己を実現し切って個性的な能力を持った本物の人間になるためには、必ず通らなければならない境涯です。
5,去私的自我
理念や目的を強く意識する事によって、意識が自然に私へのこだわりから離れていく境涯です。
家族の為に生きる、会社の為に生きる、国家の為に生きる、さらには全人類の為に生きるという博愛的な境涯です。
より大きな目的の為に自分を無にして、相手と協力しながら目的実現のために努力できる、対立するものを乗り越えていこうと言う境涯です。
自分の出来る最善の事を尽くし、あとは天命を待つといった生き方です。
ようするに老子の「無為自然」の境地です。
損得抜きで会社の為に働く、国家の為、人類の為に働くという意識が無理なく出てくる段階です。
自分に使命がある限り、神仏は私を殺させはしない、私が死ぬ時は使命が終わった時であるという実感を持って行動し、仕事をし、生きる事ができる境涯です。
6,統合的自我(全人的自我)
超越的自我と去私的自我を経過する事によって、その境涯を乗り越え、人間として最も理想的な生き方をするものとして、最も高い位の境涯です。
運命を創造すると言う立場にあり、自己中心的な活動をしていながら、同時にそれが大自然、大宇宙の意志の反映であり、多くの人々の幸福に貢献し、それがまた最高の自己実現にもなっている状態です。
自分にとっては自然で必然的な生き方をしていることが、結果的には国家の運命を左右する仕事に関係しており、あるいは全人類に貢献するような偉大な発見に結びついていたり、全人類を救う偉大な行動に結びついたりする境涯です。
真偽、美醜、善悪、利害と言った対立的価値判断を超え出た境地で人間や人生を考える事ができる状態です。
すなわち第四の超越的自我は利害関係にこだわる、第五の去私的自我は利害損得を離れる。
そして第六の統合的自我は、すべて利であり得であると感じる境涯です。
7,自在的自我
境涯にこだわらない状態で、人間的自由を求める最終的な境涯です。
どんな時でも真面目にしか出来ない、自分は悟りを開いた人間だから、いつでも悟りを開いた人間としての行動しか出来ないということは、一つの境地に囚われてしまった人間の姿です。
時に応じ、状況により、又人間関係の如何によって、即座に自分自身の態度をその場にぴったりはめ込む事ができるような、自在性を自分の中に構築していくのが最終的な境地(自在的自我)であります。
以上が、感性論哲学による7つの境涯ですが、人格を高める為には、より以上の境涯を目指して努力すべきでしょう。
どこまでいっても人間は不完全ですが、不完全でありながら、本物を目指して努力している、その姿の中に人間らしい人間と言うものがあるのだと思います。
悔いの無い人生を送る為に、本物の人間になるために、より以上の境涯を目指して頑張ることが大切だと思います。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟
今日は、「社長の仕事」についてお話したいと思います。
まず、「社長とはどういう存在であるか?」について考えてみましょう。
社長とは会社と言う組織のリーダーであり、会社で起こる問題の全ての責任を取るべき人であり、組織を守る為に最大の努力をするべき人であると思います。
そして、会社(組織)に哲学(経営理念)を持たせ、会社の進むべき方向を示すべき羅針盤のような存在ではないでしょうか。
そして、最も大切な役目は組織の仲間を家族のように大事にする事であります。
色々と考えていると、プレッシャーを感じてくるし苦労の多い役職でありますが、やりがいがある役職でもあります。
現在、社長に求められている能力として「時代の変化に対応できる感性」があります。
要するに先を読むと言う事ですが、我々小売業に従事する者にとっては、将来の消費者の需要の変化にどのように対応するかと言う事です。
時代の流れが、益々速くなっている現代、3年後、5年後、10年後の消費者の要求に応えていく為には、商品及びサービスの改革が必要です。
このような会社の将来を考える事が、社長には求められます。
新しい業態を創り出す事も大切です、過去の常識に囚われていると時代の変化についていけません。
会社を思う気持が強ければ、常に会社の将来を考える事ができますから、必然的にアイデアが湧いてくるはずです。
社員を大切に思う気持ちと、会社を愛する心があれば、新しいアイデアを考え出すことが出来ると思います。
とにかく社長と言うものは、仕事が好きでなければやっていけない職業ですね。
皆さんも社長になろうと思えば、全社員を平等に大切に出来る人間にならなければなりませんね。
そして「業界の将来を担って立つ」ぐらいの度量を持って欲しいと思います。
株式会社 家具のアウトレットビッグウッド 杉浦眞悟