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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、「イノベーション」innovationnについて話したいと思います。

イノベーションの語源は1911年オーストリア出身の経済学者シュンペーターによって定義されました。

以前、日本では「技術革新」と言う意味で使われていましたが、現在は「経営革新」「革新」「刷新」と言う意味で使われています。

新しい技術の発明だけだけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある、新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人、組織、社会の幅広い変革であります。

つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを示します。

シュンペーターは,物づくりを「物質と物質を労働によって結合させる事」と考えました。

そして、「一種の飛躍がない限り達成できないような劇的な現象が起きる場合に、はじめて経済発展に寄与するような変化が現われるのだ」と主張しました。

わかりやすく説明すると、

例えば、梅干しとご飯と言う物質を握れば「おにぎり」という製品が出来ます。

そして、おにぎりは具を変えたり混ぜご飯にしたりしてだんだん変化させていけるので、どんどん新しい製品を開発できます。

でもこれは、まだ、イノベーションではありません。

ある時、おにぎりを作っていたお弁当屋さんの主人が、「そうか、お客さんがおにぎりを買って、そこで食べられる店を作れば儲かるぞ!」と思いついて、「おにぎりレストラン」を作ったとします。

つまり、「おにぎり」という製品と「レストラン」というサービスを結びつけたわけです。

おにぎりを作っていたお弁当屋さんにとってレストランを経営するというのは、それまで考えてもみなかった一種の飛躍があると思います。

でもこれでも、まだ、イノベーションとは言いません。

では、何が「イノベーション」なのかと言えば、実は「おのぎりレストランを作ったこと」と、さらにその「おにぎりレストラン」というアイデアの価値が認められてお店が、大繁盛する現象の両方の事なのです。

このように、モノやコトが新しく結びつき、それが新しい価値として社会的に受け入れられ、経済が発展した状態の事が、「イノベーション」の最初の意味でした。

「技術の変化」と「社会の変化」がセットで起きる事によって「イノベーション」が成立するのです。

この2つがそろっていることに、またそれらが相互作用を与え合う事に、重要な意味があるのです。

実は、「アウトレット商品の販売」も日本国内では、「イノベーション」なのです。

20年前まで日本では、アウトレット商品(傷物、廃盤品、旧型品、)などは、ほとんどが廃棄されていました。

廃棄されていた商品を修理して販売する、またお客様に喜んで買ってもらって大繁盛する事は、間違いなく「イノベーション」であります。

また、ビッグウッドが取り組んでいる「アウトレット家具店のFC展開」も、日本の家具業界では「イノベーション」だと思います。

小さい「イノベーション」を大きな「イノベーション」にする為に、懸命に頑張るつもりです。

P.Fドラッカー氏は、経営とは「マネジメント」と「イノベーション」であると言われておりますが、両方ともとても大切な事だと思います。

「イノベーション」を起こさない企業は、衰退して行くと言われていますが、日々「革新」して行くよう努力するべきだと思います。


              家具のアウトレット 株式会社ビッグウッド 杉浦眞悟



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ご無沙汰いたしておりました、今日は「八正道」について書きたいと思います。

「八正道」とは、釈尊が「苦」を滅する方法として八つの正しい道を解き明かしたものです。

正見、正思、正語、正行、正命、正精進、正念、正定、という八つの方法です。

1.正見  自己中心的な見方や、偏見をせず中道の見方をする事 (正しく物事を見る)

2.正思  自己本位に偏らず真理に照らし物事を考える事 (正しく考える)

3.正語  恒に真理にあった言葉使いをする事 (正しく語る)

4.正行  本能に任せるままの生活ではなく、正しい行いをする事 (正しく行為する)

5.正命  衣食住その他の生活財を正しく求める事 (正しく生活する)

6.正精進 自分に与えられた使命や目指す目的に対して、正しく励み、怠りや脇道にそれたりしない事
  (正しく努力する)
7.正念  正しい(真理に合った)心を持ち、小我(自分本位)による分別をせず、物事の真実の実相を見極め、心を恒に真理の方向へ向ける事 (正しく念じる)

8.正定  心の状態が真理に照らし正しい状態に定まる事 (正しく心を決定させる)

これら全ての方法に「正」の字が付いていますが、「正しい」とは「真理に合った」、「調和の取れた」考え方や見方、行動をさします。

小我「自分本意」にとらわれて、自分自身を過大評価し、不平、不足、不満などの苦の種をつくらない大きな立場で、物事を判断できる人間となる事を示す道として解き明かしたものです。

又、物の見方には現象に現われた差別の見方や大きな立場からの「平等だけの見方」のどちらに偏っても正しい見方とはいえないのです。

ここでなぜ「平等」の見方だけで正しくないのかというと、物の本質として現象に千差万別の差別の実相を現すには、それなりの原因や条件があり理由があり無視する事は出来ないのです。

このように差別の見方に偏らず、平等の見方にも偏らない、両者を総合したとらえ方が本当の「正しい」見方やとらえ方となります。

これを「中道」といいますが、これは一方に片寄らない、ちょうど真ん中という意味ではなく、その時々の真理の条件、立場に合った最善の方法の見方や考え方と言う事です。

人生の「四苦八苦」を乗り越える方法として「八正道」があるわけですが、「四苦」とは「八苦」とはどういうものなのか説明します。

1.生(しょう)  生きるということは苦である
2.老(ろう)   老いていくことは苦である
3.病(びょう)  病にかかることは苦である
4.死(し)     死ぬということは苦である

以上が「四苦」です

5.愛別離苦(あいべつりく)  愛するものと別れるのは苦である
6.怨憎会苦(おんぞうえく)  怨み憎む者と会うのは苦である
7.求不得苦(ぐふとっく)   求めても得られないのは苦である
8.五蘊盛苦(ごうんじょうく) 五蘊とは色、受、想、行、識のこだわりの苦しみ  簡単に言うと人間の五官(眼、耳、鼻、舌、身)で感じるものや心で感じる人間の肉体や精神活動すべてが物事にこだわりをつくる苦しみ

 以上の8つの苦しみを「四苦八苦」と言います。

我々人間は、みんな同じ様に「四苦八苦」を体験しますが、「八正道」を理解している人は、「四苦八苦」を乗り越え、また苦しみを軽減出来るのです。

正しいものの見方、考え方、判断の仕方が「四苦八苦」を乗り越える最善の方法であると思います。


                 株式会社 アウトレット家具のビッグウッド 杉浦眞悟 

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今日は、私の尊敬する「稲盛和夫」さんの「語録」を紹介したいと思います。

1.動機善なりや、私心なかりしか

2.私達人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。
  その根本的な問いかけに、私は真正面から、それは「心を高める」こと、「魂を磨く」ことにあると答えたい。

3.真のリーダーとは、人生において、ひたむきに仕事に打ち込み、その中で人格を高め続けるような人物で
  はないでしょうか。

4.どのような厳しい状況にあっても、それを真正面から受け止め、誠を尽くし、誰にも負けない努力を続ける  
  事が成功する為には必要なのです。

5.私は全ての判断基準を「人間として何が正しいか」ということに置いている。

6.嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、正直であれ、欲張ってはならない、自分のことば  
  かりを考えてはならない。

7.才覚が人並みはずれたものであればあるほど、それが正しい方向に導く羅針盤が必要となります、その
  指針となるものが、理念や思想であり、また哲学なのです。

8.人生の明暗を分かつものは、運不運ではなく、心の持ちようだ。苦しい時こそ、明るい希望を失ってはなら 
  ない。又成功した時こそ、感謝の心、謙虚な心を忘れてはならない。

9.心に善き思いを持ったとき、それは善き力となってて出ていき、善き結果をつれて戻ってくる。
  一方邪悪な思いを抱けば、それは邪悪な力となって発現し、悪しき結果を引き連れて戻ってくる。

10.心が呼ばないものが自分に近づいてくることはない、人生は心に描いたとおりになる。

11.人は得てして、恵まれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと思い、不平不満を口にします。
   しかし、それで運命が好転するわけではありません。与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きに  
   なるよう努力し、更に打ち込むのです。

12.働く事は、まさに人生の試練や逆境さえも克服する事ができる「万病に効く薬」のようなものです。
   誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働くことで、運命も大きく開けていくのです。

13.利己にとらわれない正しい判断基準、価値観を持つ事ができるようになって初めて、私達は「足るを知   
   る」ことができ、心から「豊かさ」を実感する事が出来るようになるのである。

14.もし、自分に才能が与えられているなら、それは従業員のため、お客さんのため、そして社会のために
   使わなくてはならない。そのためには、これまでの成功に驕ることなく、もっと謙虚に、さらに懸命に努力
   を重ねなければならない。

15.経営者の人格が高まるにつれ、企業は成長発展していきます。 私はそれを「経営はトップの器で決ま
   る」と表現しています。

16.人間はこの世に生を受けたときは原石のようなものであり、後天的に磨き上げることではじめて、光り輝
   く宝石のような、すばらしい人格者になることが出来るのです。

17.経営者は常にチャレンジし続けなければならない。 さらに、先頭を走る経営者が倒れても、その精神を
   継承した社員が、経営者の屍を乗り越えてチャレンジを続けていく。
   そのような企業風土を作らなければならない。 

18.非常に移ろいやすいのも人の心なら、ひとたび結ばれると世の中でこれくらい強固なものはない。

19.私は、「試練」を経験する事が、人間を大きく成長させてくれるチャンスになると考えています。 実際、
   偉大なことを成し遂げた人で、試練にあったことがないという人はいません。

20.言葉とは「言霊」であり、その人の「心」や「魂」がおのずと表れるものだ。

21.「人に善かれし」と願う、美しい「思い」には周囲はもちろん天も味方し、成功へと導かれる。

22.今日一日一生懸命に生きれば、明日は自然に見えてくる。 
   明日を一生懸命に生きれば、一週間が見えてくる。
   今月一生懸命に生きれば、来月が見えてくる。
   今年一生懸命に生きれば、来年が見えてくる。
   その瞬間瞬間を全力で生きることが大切なんだ。

京セラを創業し、第二電電、携帯電話会社 au を起業し、無給で日本航空の再建に尽力しておられる日本のリーダーである「稲盛和夫」氏の言葉を書き綴りました。

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今日は、「物事の判断基準」について話したいと思います。

我々は、仕事であれ私生活であれ、毎日いろいろな事を決断しなければなりません。

判断の連続で、人生が決まっているのです。

では毎日起こる物事の「判断基準」を、人それぞれ持っている訳ですがどのような「判断基準」の種類があるのでしょうか?

1.損得(利害関係)による判断基準

2.善悪(利他の心)による判断基準

3.感情(好き、嫌い、人情)による判断基準

4.規則(常識、法律、条例、慣習)による判断基準

私の考えでは、以上の4つくらいではないかと考えます。

1の損得(利害関係)による「判断基準」は、一見一番得する「判断基準」のように思われますが、実はそうでもないと思います。

例えば、自分の得する事ばかり考えて判断すると、物事がまとまらずうまくいかない場合が多いものです。

そして、相手から良く思われないので、敬遠され長く付き合う事ができません。

商売をしている人は、とくに持ってはならない「判断基準」であります。

「損得」で判断している商売人が、成功していない例はたくさんあります。

2の善悪(利他の心)による「判断基準」を持っている人は、自分中心に物事を考えるのではなく、相手の立場も考えながら判断いたします。

半ば自分の為、半ば他人の為という「利他の心」を持つ事によって、「何が正しいか、何が間違っているか」を冷静に判断できるようになるのです。

ですから相手から良く思われ、尊敬されて「あの人は人格者である」と言われる人が多いのです。

商売をされている人は、是非ともこの「善悪による判断基準」を持って欲しいと思います。

3の感情(好き、嫌い、人情)による「判断基準」を持っている人は、好きな人が言う事は正しく、嫌いな人が言う事は間違っているというような判断をします。

また情にもろく、可哀想だからとか、義理、人情で物事を判断する為、間違った判断をしてしまいます。

可哀想な人には優しいのですが、嫌いな人にはひどい事をしてしまう考え方で、他人から「理不尽な人」と言われてしまいます。

冷静に判断する事ができないため偏った考え方になり、一部の人からは好かれるけれども社会からは受け入れられない人格を形成してしまいます。

商売をされる人がこのような「判断基準」を持つ事は、なるべく避けた方がよいと思います。

なぜなら、自分の気に入った人とだけ商売をして、生計を立てる事は出来ないからです。

事業家になるのであれば、決してこのような「判断基準」を持つべきでなありません。

4の規則(常識、法律、条例、慣習)による「判断基準」を持っている人は、社会生活を営む上では何の問題もありません。

ごく一般的な「良くもなく悪くもない人間」として周りの人から受け入れられ、無難な人生を送ると思われます。

しかし、商売をされている人が「規則による判断基準」を持つと、お客様を感動させたり、満足させたりする事はできません。

マニュアル以上のサービスをしたり、お客様の喜びを創造したりする事は、決して出来ない「判断基準」であります。

以上の4つの「判断基準」の内容をお話しましたが、あなたはどの「判断基準」を持っておられるでしょうか?

そして、これから将来どのような「判断基準」を持つべきであるとお考えでしょうか?

このブログを読んだ事をきっかけに考えてみてください!


                株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟







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先週に引き続き、「起業家のとるべき戦略」について書きたいと思います。

ところで、「起業家」の意味ですが、一般には創業者が「起業家」であると言われていますが、私はそのようには思いません。

2代目経営者であろうが、3代目経営者であろうが、「起業家」にはなり得ると思います。

「起業する」業を起こすと書きますが、新しい事業を始めるという意味ですから、創業者でなく、2代目でも、3代目でも起業家となりえるのです。

前置きはさておき、本題に入りますが、P.F.ドラッカーという人は、物事の本質を知り尽くした人物だと思います。

ですから、彼の書き残した書籍は、我々経済人のバイブルであり、羅針盤であると確信しています。

さて、いよいよ本題に入りますよ!

先週は、4つの戦略の中で「総力戦略」と「ゲリラ戦略」について書きましたが、今日は「ニッチ戦略」と「顧客創造戦略」について書きたいと思います。

3.ニッチ戦略 (関所戦略、専門技術戦略、専門市場戦略)

ニッチ戦略1.関所戦略とは、トップの地位は目指さず、隙間(ニッチ)の占拠を目指します。

要するに、目標を限定し、限定された領域で実質的な独占を目指す戦略です。

ニッチ戦略は競争に免疫になる事を目指し、挑戦を受ける事さえないようにするのです。

関所の地位は最も望ましい場所でありますが、この戦略には厳しい条件があります。

一.製品が、そのプロセスにおいて不可欠な物でなければならないのです。

二.市場の規模は、最初にその場を占めた一人だけが占拠出来る大きさでなければなりません。

三.しかもあまりに小さく目立たないために、競争相手が現われようのない、まさに生態学的なニッチでなければなりません。

ニッチ戦略2.専門技術戦略とはタイミングが重要です。

新しい産業、新しい習慣、新しい市場、新しい動きが生まれる揺籃期にスタートしなければなりません。

専門技術戦略を使う為には、どこかで何か新しいこと、付け加える事、あるいはイノベーションが起こらなければなりません。

急速に成長しつつある技術、産業、市場では、最も有効な戦略です。

ニッチ戦略3.専門市場戦略とは、市場についての専門知識を中心に構築されます。

第一に、新しい傾向、産業,市場について、常に体系的に分析を行っていかなければなりません。

第二に、小さな工夫に過ぎなくとも、とにかく何らかのイノベーションを加えなければなりません。

第三に、手に入れた地位を維持するには、製品とサービスの向上、特にサービスの向上の為に、休まず働かなければなりません。

専門市場の地位にも、専門技術の地位と同じ様に限界があります。

専門市場の地位にある者にとって、最大の敵は自らの成功であり、専門市場が、大衆市場になる事です。

顧客創造戦略1.効用戦略とはイノベーション自体が戦略であります。

昔からある製品やサービスを、新しい何かに変える、効用や価値、あるいは経済的な特性を変化させる戦略です。

物理的には、いかなる変化も起こさなくても良いのですが、経済的にはまったく新しい価値を創造しなければなりません。

効用戦略では、価格はほとんど関係ありません、顧客が目的を達成する上で必要なサービスを提供する事です。

顧客創造戦略2.価格戦略とは供給者のほとんどが、戦略として価格設定を捉えようとしない戦略です。

価格設定の仕方によって、顧客は、供給者が生産する物ではなく自分達が買う物に対し、対価を払うようになるのです。

支払いの方法を、消費者のニーズと事情に合わせれば良いのです。

供給者にとってのコストではなく、顧客にとっての価値に対し価格を設定すればよいのです。

顧客創造戦略3.事情戦略とは、顧客の事情に合わせて分割払い等の支払い方法を考え出す事である。

顧客は合理的に行動するのです、顧客に合わせた販売方法を考え出すのが事情戦略であります。

顧客創造戦略4.価値戦略とは、顧客にとっての価値を提供する戦略の事です。

顧客が製品に対して、支払うのは顧客が価値とするもの次第であります。

顧客にとっての効用、顧客にとっての価格、顧客にとっての事情、顧客にとっての価値からスタートする事は、マーケティングのすべてであります。

以上がPFドラッカーの戦略ですが、最後にこのように言われております。

「企業家戦略の基礎としてマーケティングを行う者だけが、市場におけるリーダーシィップを、ほとんどリスクなしに手に入れることが出来るのである。」














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今日は、おなじみのドラッカーの起業家がとるべき「四つの戦略」について話したいと思います。

起業家戦略には、四つの戦略があります。

1.総力戦略
2.ゲリラ戦略
3.ニッチ戦略
4.顧客創造戦略

これら四つの戦略は、いずれか一つを選べと言うものではありません。

二つを組み合わせ、時には三つを組み合わせて一つの戦略とすることが出来ます。

これら四つの戦略には、それぞれ特徴があり、合致するイノベーションと合致しないイノベーションがあります。
それぞれが起業家に対して、明確な行動を要求し、それぞれに限界があり、リスクがあります。

1.総力戦略とは

この戦略は最高の起業家戦略とされているものであり、多くの起業家がこの戦略を取ります。

しかし、この戦略は、リスクが最も低いわけではないし、成功の確率が最も高いわけでもありません、また戦略として優れているわけでもありません。

もっともギャンブル性が高く、失敗を許さず、チャンスが二度とない辛い戦略でありますが、成功すれば成果は大きいものであります。

この戦略は、必ず的に命中させなければなりません、さもなければ失敗します。

明確な目標を一つ掲げ、それに全エネルギーを集中しなければなりません。

しかも成果が出始めるや、さらに資源を大量投下しなければなりません。

この戦略は、成功よりも失敗のリスクの方が大きいので、強い意志と十分な努力がなければ失敗してしまいます。

多くの場合は、他の戦略をとるほうが望ましいと思います。

2.ゲリラ戦略とは

一、創造的模倣戦略

誰かが新しいものを、完成間近まで作り上げるのを待ち、そこで仕事に掛かります。

短期間で、顧客が望み、満足し、対価を払ってくれる物に仕上げるの事によって、ただちに標準となり、市場を奪う戦略です。

創造的模倣戦略は、総力戦略と同じ様に、トップの地位を目指します。

創造的模倣戦略は、他人の成功を利用します、それは一般に理解されているような意味でのイノベーションではありません。

製品やサービスを発明しない、すなわち製品やサービスを完成させ、その位置づけを行います。

製品ではなく市場から、生産者ではなく顧客からスタートし、発明者が生み出しながら放っておいた市場を取るのです。

創造的模倣戦略にも、特有のかなり大きいリスクがあります。

その為、リスクを分散させようとして、誤ってエネルギーを分散させる危険があります。

さらには、状況を誤解して模倣する危険があり、意味のない市場の動きを創造的に模倣してしまう危険があります。

この戦略は、ハイテク分野で最も有効に働くのですが、その理由はハイテクのイノベーションを行う者が、市場志向ではなく、技術志向、製品志向であるからです。

その為、彼らは自らの成功を誤って理解し、自らが生んだ需要に答えることができないからです。

二、柔道戦略

柔道戦略も、創造的模倣戦略と同じ様に他人の成功を利用します。

日本企業、MCI、ROLM、シティバンクなどの新規参入者はすべて、柔道戦略を使いました。

産業や市場において支配的地位の獲得を目指す戦略のうち、柔道戦略こそ最もリスクが少なく、最も成功しやすい戦略であります。

日本企業は、この戦略を使い、そのたび成功し、アメリカ企業を驚かせてきました。

例として、ソニーのトランジスタによる成功、シティバンクの消費者銀行の成功、リコーによるコピー機の成功などがあります。

柔道戦略を使う者は、トップ企業が本気で守ろうとしない一部を確保し、そこで市場と売上を手に入れると、次の一部を確保するのですが、やがて市場全体を確保してしまいます。

しかも、同じ戦略をとります。

それぞれの市場向けに最適の製品やサービスを設計し、トップの地位にある企業から支配権を奪い取るのです。

もちろん柔道戦略にもイノベーションが必要です、同じ商品やサービスを安価で供給するだけでは十分ではありません。

既存の物との差別化が必要です。

総力戦略や創造的模倣戦略と同じ様に、柔道戦略もトップの地位を目指し、やがては支配権を狙います。

しかし、トップ企業と正面切って戦う事はしません、少なくともトップ企業が挑戦を気にしたり、脅威とみなしたりする分野では競争をしません。

やはりゲリラ戦略の一つです。

今日は、ここまでにしておきます、続きは来週書きますので、お楽しみに!
















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今日は、PFドラッカーの「チェンジリーダーの条件」から、「未来において何かを起こす責任」と言う題で書いてみます。

未来において何かを起こすには、特に創造性は必要ない。

必要なものは、天才の業ではなく仕事である、ある程度は誰にでも出来ることである。

想像力の富むビジョンの方が、成功の確率が高いわけではない、平凡なビジョンがしばしば成功する。

必要だったのは、才能ではなく、勇気だった。

確かに、未来に何かを起こすには、勇気を必要とする、努力を必要とする、信念を必要とする。

未来に関わる構想のうち、必ず失敗するものは、「確実なもの、リスクのないもの、失敗しようのないもの」である。

明日は必ず来る、そして明日は今日とは違う!

その時、今日最強の企業と言えども、未来に対する働きかけを行っていなければ、苦境に陥る。

個性を失い、リーダーシィップを失う、残るものと言えば、大企業に特有の膨大な間接費だけである。

起こっている事を理解できなければ、未来に対する働きかけは出来ない。

その結果、新しい事を起こすというリスクを避けた為に、起こったことに驚かされるというはるかに大きなリスクを負うことになる。

リスクとは、最大の企業でさえ処理できないものであると同時に、最小の企業でさえ処理できるものである。

マネジメントたる者は、未来において何かを起こす責任を受け入れなければならない。

進んでこの責任を引き受けること、すなわち企業における最大の経済的課題に意識的に取り組む事こそ、単なる優れた企業から偉大な企業を区別するものである。

以上は、PFドラッカーの言葉ですが、我々は「未来において何を起こすか」を考えながら仕事をすべきだと思います。

「フェイスブック、ツイッター、ブログ、チラシ、TV、ラジオ、新聞、、雑誌」などの全ての広告媒体を使った、「クロスメディアミックス」の時代に突入しております!

この新しい「広告媒体」を利用して、未来の企業を起こすチャンスだと思います。

皆さん、リスクを負う勇気を持って未来に、挑戦しましょう!

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先週に引き続き、小谷川拳次さんの「フェイスブックでお客様をどんどん増やす本」について書きたいと思います。

まず、フェイスブックの基本について書いてみます!

1.まずは「友達を増やして自分の投稿を広げる

2.プロフィールには「専門性と実績」を入れる

3.プロフィール写真には信頼性のあるものを使う

4.プライバシー設定は出来るだけ行わない

実は、フェイスブックには、「個人用フェイスブック」と「企業用フェイスブックページ」の2つが存在します!

「個人フェイスブック」では、友達は5000人までが上限ですが、「企業用フェイスブックページ」では、無尽蔵に友達を作る事ができます。

では、なぜフェイスブックページが重要なのかでしょうか、その理由は3つあります。

1.フェイスブックページのファンは、ブランドに大きな価値を提供する。

2.コストをかけずに「出店」できる。

3.一般のサイトと同様に検索する事ができる。

更に、カスタマイズすれば、ネット集客をする上で要になる「メールアドレス」を取得する為のページを作る事もできます。

このフェイスブックページを活用すれば、非常に安いコストで見込み客を集められるようになります。

次に、フェイスブックページの作成法方を、お話します。

実際にどのような基準で、自分のフェイスブックページカテゴリーを設定すればよいか説明します!

分類する簡単な基準を3つお伝えしましょう。

1.個人ブランド

個人名で活躍するアーティスト、コンサルタント、あるいは名物社長といった、個人名でPRする事がビジネス上メリットがある方の場合に有効です。

2.商品ブランド

商品名を前面に出してPRを進める場合は、「ブランドまたは製品」を選択すると良いでしょう。

3.企業ブランド

企業名を前面に出してPRしたい場合は、「会社名または団体名」を選択します。
エリアを絞った商圏を対象にしたビジネスを展開している場合は、「地域ビジネスまたは場所」を選択しても良いでしょう。

現在、「フェイスブックページランキング」という、フェイスブックページへの参加者ランキングが表示されるサイトが存在します。(http://fbrank.main.jp)

ポイントは、「ニッチカテゴリで高順位、できればナンバーワンを獲得する事」です!

次に、画像を追加、基本データを入力、近況アップデートを投稿、ホームページで紹介、近況アップデートをツイッターにも公開して下さい。

そして、「独自ネーム」を獲得してブランドを確立する事が大切です。

独自ネームとは、あなただけの専用フェイスブックページ用URLです。

あなたのフェイスブックページに対して「いいね!」ボタンを25人以上押してもらえると独自のURLを持てるようになります。

そして、プロフィールページとフェイスブックページは役割分担させると良いでしょう。

プロフィールページはプライベート用、フェイスブックページはビジネス用と意識すれば明確に区別できます。

大切なのは、「この企業(人)は信頼できるだけの専門性を持っている」と認識してもらう事です。

そして重要なのは、ココでお話しした機能を使って「情報を発信」し、お客様に「私達を信頼してもらう」事です。

フェイスブックページ成功のための3つのポイントを押さえる!

1.コンセプト

まず自分はどのような価値を提供するのか、お客様にとって魅力的なコンセプトを作る事が重要です。

2.集客

フェイスブック上だけでなく、これまで運営してきたメルマガ、ブログ、ツイッターといったほかのメディアでも紹介すれば、集客に成功する可能性が高くなります。

3.運営

フェイスブックページ参加者とコミュニケーションを取り、絆を深めていく事です。
お客様とより深いレベルで「心の絆」を形成できるかどうかが重要になります。

また、お客様の悩みを解決するようなコンテンツを提供する事、個人的な対話を通じて仲を深めていく事が重要です。

まだ、本の内容の半分くらいの紹介しか出来ませんでした! あまり長い文章だと、皆さんが嫌がると思いますので、今日はここら辺で失礼いたします!

続きは、又来週 (^。^)!



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今日は、「フェイスブック」について話したいと思います。

経営コンサルタントの小谷川拳次さんが、書いた「フェイスブックでお客様をドンドン増やす本」の中から説明して行きたいと思います。

「フェイスブック」は、日本国内に360万人の登録者がいると記録されていますが、米国ではすでに企業や個人事業者が、フェイスブックの「フェイスブックページ」機能を活用して顧客の囲い込み、コミュニティ化に大成功しているケースが続々と報告されています。

一例を挙げても、コカ、コーラ(フェイスブックページ参加者3013万人)、スターバックス(同6796万人)と言った世界的な企業の成功事例に加えて、個人の成功事例も報告されています。

例えば、米国のオバマ大統領が選挙においてフェイスブックページを有効活用し、著名なアーティストのレディ、ガガも、3700万人のフェイスブックページ参加者と暑い交流を続けています。

なぜ、大企業や著名人がこぞって、フェイスブックを活用するのでしょう?

その背景には、フェイスブックには単に友達を作ったり、知らない人と交流したりする以上に、ビジネスに大きな見返りがあるからです。 

実は、フェイスブックで集客に成功するにはコツがあるのです。

そのコツとは、フェイスブックの大きな特徴でもある1.口コミ力 2.対話力 3.コミュニティ力という3つの力を有効活用することです。

フェイスブックには、最強の口コミ機能が存在するのですが、1.「いいね」ボタン 2.「シェア」ボタン 3.「コメント」機能の3つです。

1.「いいね」ボタンは推薦です、私達がコンテンツに投稿し、友達が「いいね!」とボタンを押せば、友達のニュースフェード画面にそのコンテンツが表示される事によって、口コミでどんどん広がっていく可能性があるからです。

身近な友達や信頼している人が「すばらしい」と推薦している商品なら、試してみようかな、と思う事があるはずです。

つまり、他人に推薦してもらう事によって、自らがセールスするよりも遥かに容易に、商品を広げる事が可能となるのです。

2.「シェア」ボタンは紹介です、「シェア」ボタンは面白いコンテンツに自分のコメントをつけて友達に紹介する事が出来ます。

マーケティングに世界では、「紹介営業」は非常に成約率が高いと言われます。

3.「コメント」機能でウォールを盛り上げる事が出来ます。

「コメント」機能とは、友達が投稿した最近の状況や気になった事に対して、自らがコメントする事ができる機能です。

あなたも、フェイスブック上で何かを投稿してみてください。それが面白い、共感を呼ぶコンテンツであれば、友達から「コメント」と言う形でフィードバックが返ってくるでしょう。

もらったコメントには、又コメントを返していくことで、コミュニケーションの量が増え、ウォールが活発になります。

フェイスブックは友達とつながるインターネットメディアです。

まずは「友達」を増やす事からはじめましょう!

今日は、フェイスブックの機能についてお話しました。

次回は、なぜ「フェイスブック」がお客様をドンドン増やし、売り上げが上がるのか?

と言う疑問に対してお答えいたします!  お楽しみに^^

               株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟





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先週に引き続き、「小型家具店を繁盛させる方法パート2」と言う内容で話したいと思います。

1.業態を変える (同じ商品を扱わない)

大型店と同じ商品(家具)を、小型店で販売する事は至難の業です。

実はビッグウッドも創業してから6年間は、通常の家具小型店でしたが1990年に行き詰まり、アウトレット家具専門店に業態転換して、現在に至っております。

もし21年前、業態転換していなければ消滅していたのは間違いないでしょう。

2.売り方を変える (同じ売り方をしない)

もし大型店と同じ商品を扱うとしても、売り方を変える事によって存続する事は出来ると思います。

例えば、大型店ではやっていない「家具のリース」をするとか、高齢者を対象に「特定顧客販売」を行う方法があります。

しかし、両方ともリスクは大きいでしょう。 特に「特定顧客販売」は売上を上げる事が大変難しい販売方法です。

3.サービスを変える (サービスレベルを上げる)

大型店と同じサービスレベルでは、到底お客様に喜んでもらう事はできません。

笑顔のサービスから、飲み物無料サービス、配達無料サービス、軽トラック無料貸し出しサービス、無料引き取りサービス、下取りサービスなど、大型店に先駆けて実施しなければなりません。

ビッグウッドは、下取りサービスで引き取った中古家具を「リサイクルコーナー」で無料で販売しております。

実際は,「愛媛森林基金」に寄付していただいておりますが、お客様の気持ち程度の金額でプレゼントしております。

4.宣伝広告の方法を考える (色々な告知方法を考える)

新聞チラシ、テレビコマーシャル、ラジオなどの従来の宣伝広告から、ソーシャルネットワーク(フェイスブック、ツイッター、ブログ)を利用した「I T」による宣伝広告を考えなければなりません。

まだまだ大型家具店も「新しい告知方法」を構築できておりませんので、今がチャンスです!

5.顧客ターゲットを絞る (誰にでも売ろうとしない)

小型家具店は、売り場面積が狭く、商品点数も少ない為、全てのお客様のニーズにこたえる商品を販売する事は出来ません。

ビッグウッドは「家具の買い替え顧客」をターゲットにしてアウトレット商品を集めております。

家具の買い替えを考えているお客様は、誰よりも安く、誰よりもいい物を欲しがっていますので、二度と買えない数量限定のアウトレット家具がピッタリとくるのです。

6.人間関係を作って顧客管理をする (一元客に頼らない)

小型店は対面販売(丁寧な接客)をする事によって、人間関係を構築しリピート客を作らなければ売上を維持する事ができません。

また、お礼状、暑中見舞い、年賀状、イベントDM、などを郵送するのは当たり前ですが、今後はお客様のメールアドレスを確保して売り出し告知や商品情報を配信する仕組みが必要となるでしょう。

小型店だけではないかもしれませんが、顧客管理が出来ていない家具店は売り上げが安定せず苦しい経営をしなければなりません。

7.展示方法を工夫する (ボリューム感を出す事に心掛ける)

小型店は売り場が狭いので、ゆったりした展示をすると商品点数が少なくなってしまいます。

ビッグウッドは、立体陳列を工夫してボリューム感を演出していますが、同じ種類の家具が一同に見える為選びやすい利点があり、お客様に「たくさん見て満足した!」と喜んでいただく事が出来るわけです。

8.自社配達に徹する (配達を業者に委託しない)

小型家具店の利点は、自社配達できる事ですが、なぜ自社配達が良いかと言うと、お客様の要望に答える臨機応変な配達サービスができるからです。

ビッグウッドでは、「下取りサービス」をしておりますが、新しい家具を配達して、お客様にお金を払って古い家具を持って帰る訳ですから、到底業者には任す事ができません。

配達と言う業務は、最後の大切なサービスです。 おろそかには出来ません!

9.独自のポップを作り出す (手書きのポップが必要)

小型店は特に、お客様の目に留まる楽しい「手書きのポップ」が必要になります。

なぜかと言うと、親しみやすいイメージを作り出す事によって、お客様と人間関係を作る事ができるからです。

10.お店のキャラクターを作る (出来るだけカワイイ、親しみのあるもの)

家具店の顧客のほとんどの方が女性です!

お店のキャラクターが可愛ければ、女性は「かわいい!」と言って親しんでくれます!

独自性がなければダメですが、店のイメージとマッチしたキャラクターがあった方が覚えてもらいやすいのです。

以上が「小型家具店を繁盛させる方法」です!

皆さんのお店に、少しでも参考になればと思って書いてみました。

              株式会社 家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟




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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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