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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、「激変激動の時代」という話をしたいと思います。

芳村思風先生の「人間観の覚醒」という本から抜粋させていただきます。

数万年単位で起こっている3つの変化

1.地球時代 → 宇宙時代
2.縦型社会 → 横型社会
3.弱肉強食 → 適者生存

数千年単位で起こっている3つの変化

1.理性原理 → 感性原理
2.地域文明 → 世界文明
3.二元論的人間観 → 一元論的人間観

数百年単位で起こっている変化

1.政党政治 → 脱政党政治
2.説得の論理 → 納得の論理
3.資本主義経済 → 人格主義経済
4.民主主義社会 → 互敬主義社会
5.理性文化 → 感性文化

21世紀は「激変激動の時代」と言うにふさわしい変化の激しい時代だと思います。

今まで信じられてきた「原理原則」が大きな音を立てて壊れているように思います。

この宇宙の進化発展に伴って、ありとあらゆる既存の「原理、原則、文明、文化、思想、制度、法律、政治、経済の仕組み、教育等」今まで正しいと思ってきた「既存のもの」が変化を求めて動き出しています。

現在起こっている問題のほとんどが、「既存のもの」に対する「拒否現象」であると言えます。

政治にしても、中央集権国家のあり方自体が問題であり、霞ヶ関の「官僚による官僚の為の政治」も時代に合わなくなってきています。

また「政党政治」にしても党利党略に明け暮れる国民不在の政治には、日本国民のほとんどが嫌気をさしております。

経済の仕組みにしても、「資本主義」から「脱資本主義」へ移行が迫られてきております。

「資本主義」とは、貨幣という数量的な流動資産を増やす為の仕組みであり、お金の為に働くという考え方であります。

しかし、「その考え方」自体が、現在の労働者達には受け入れられない考え方になってきています。

人間は「資本の論理」によって支配されるべきではなく、人間が「資本の論理」を支配し、人間が人間の為に経済社会を作り変えるべき時代になっています。

つまり労働が最初の目的としているのは金銭ではなく、人に喜んでもらえるような仕事の仕方をするということです。

要するに21世紀の経済は、「人格主義経済」に移行しようとしています。

すでに今日の経済は、量から質へと変化しており、人間の質が製品の質を決定し、会社の質を決定するようになってきています。

市場に商品は溢れかえり、デフレにより商品価格は際限なく下がっています。

今までは資本力のある企業が、大量に商品を供給して繁栄を極めてきましたが、今後は規模は小さくてもお客様に本当に喜んでもらえる企業が繁栄する時代になるということです。

人間性を成長、発展、進化させて行かなければ、会社も発展しないし、製品も発展しない時代になります。

ですから、経済は明らかに「人格主義経済」へという方向性で変化していると考えなければなりません。

今後は、会社の経営方針の中に「人格主義経済」という理念を折り込む事が、量から質への変化を求めている歴史や社会の動きに対応する会社のあり方であると考えるべきです。

このような変化は、我々中小企業にとって「大きなチャンス」ではないでしょうか?

人材教育をすることによって、社員さんの人格を高め、お客様に心から喜んでいただく事が、将来の優良企業になる道であると思います。

中小企業の皆さん、希望を持ってこの「激変激動の時代」を迎えようではありませんか!




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今日は、「商業界」という雑誌から「ソーシャルメディアの使い方」という記事を書いてみたいと思います。

著者はメンタルチャージャーSC研究所の岡本文宏さんです。

フェイスブックの国内利用者数が2012年9月で1399万人を突破したそうです。

スマートフォンの普及に伴い、学生、主婦、ビジネスマンなどの間でも、ソーシャルメディアの活用者が急増しています。

店への集客、ファンづくりにおいても、ソーシャルメディアの活用は欠かせないものになりつつあります。

ただ、現状では、ソーシャルメディアを商売に活かし切れていない人がほとんどです。

私は、ソーシャルメディアを活用する目的は「ファン作り」「交流」「ブランド確立」だと考えています。

「ソーシャルメディア活用の目的と効果」

1.認知を高めることが出来る

フェイスブックやアメブロなどのソーシャルメディアの多くは,グーグルやヤフーなどの検索対象となります。
検索エンジンとの相性も良いので、自店がターゲットとしているキーワードでの上位表示が期待でき,店の認知度を高めるのに役立ちます。

2.来店のハードルを下げられる

気になっている店だけど、入店するには少し勇気が必要と感じて利用しない人は,意外に多くいます。
「どのような商品を売っているのか」「そんなスタッフがいるのか」「どんな客層なのか」をソーシャルメディアで発信し,事前に把握できるようにしておけば,初めて来店する際に感じる心理的ハードルは下がります。

3.口コミ効果が期待できる

ソーシャルメディアの告知力は非情に優れています。
フェイスブックであれば、自分が投稿した記事を友達が自分のメディア上で紹介し、さらにその友達が紹介するという具合に,短期間にどんどん情報が伝播していきます。

4.既存顧客へのアプローチが容易になる

ソーシャルメディアの場合記事の更新を読者に容易に伝えられます。
フェイスブックであれば、相手のニュースフィードに更新記事の多くが自動的に表示されます。
また、アメブロでも更新情報が自動的に届きます。

5.濃いファンを作ることができる

フェイスブックの場合、顧客とフェイスブック上で「友達」としてつながっていれば「いいね」ボタンを押したり。コメントを書き込む事で、気軽に交流することが出来ます。
お客様との接触回数が増えれば,相手に親近感を抱き,それが続けば濃いファンになります。

「ソーシャルメディアスタートアップスケジュール」

1.ソーシャルメディアのアカウントを取得する
2.店舗へのアクセス情報のページを作る
3.商品の写真,説明ページを作る
4.スタッフ紹介,店内の様子のページを作る
5.お客様の声のページを作る
6.解説したことを告知するPOP,ポスター,カード,QRコードを作成
7.お客様に告知と投稿を促すことをスタート,自身も日々投稿する

以上の事が書かれてありました。
皆さん、有効に活用されているでしょうか?

ソーシャルメディアを使って情報発信をする事で、お客様が安心して我々小売店を利用できる仕組みが必要になってきていると思います。
お店もお客様も「WinWinの関係」になるような情報交換をしたいと思います。






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今日は、日本商人の父と言われる倉本長治の言われている「商人の心」について書きたいと思います。

商売は損得より善悪の方が大切である。

それは儲かるか、儲からないかということよりも、その事が善い事か、悪い事かをまず考える事が根本だと言う事なのである。

これまでの商人は、専門知識と愛情とでお客様の生活を守ることが努めであるという自覚が少なく、自分の損得ばかりに熱中してきた。

商人も人間である以上は、自分の損得の問題よりも、多くの人々のためになる「善」とか、その反対の「悪」とかの問題を優先的に考えるのが正しい。

どんなに自分が儲かっても、それが悪い事なら、その儲けから遠ざかるような商人こそ正しいのである。

だから商人は事を計画したり、実施するとき「これは儲かるぞ」と思う前に、人々の為に「それは善い事か悪い事か」をまずよく判断すべきである。

自分だけが儲かる事が悪い事とはいえないが、同時に少しでも他人に損をさせてはいけないし、みんなが利益になるようなら、なお善い事だと知るべきである。

商売は、誰かに勝つ為にあるのではないから、負けるという相手方などがあるのが不思議なのである。

商売というものは、お客様の為にあるのであって、相手と考える唯一のものは、そのお客様なのである。

地域社会の人々の為に行うサービス、その人々の生活の幸せを築くお手伝いが、商売の本体でなければならない。

様々なお客様の希望を達成させて差し上げるのが商売なのである。

母親が子供のために尽くすのに「勝ち負け」があろうはずのないように、「成功と失敗」はあっても、商売には勝つも負けるもあるはずがないのである。

ただ一つ、お客様の為に「善い事か」「悪い事か」があるだけである。

競争が激しいから、「損も得もない」とか「善なんていちいち考えていられるものか」とでも思っているのではあるまいか。

商人がお客様をそっちのけにして、お互いに戦う、競争する ということは、勝っても負けても、「知恵」と「力」の消耗だけである。

素晴らしい内容だと思います。

商人として、肝に銘じるべきだと感じ入りました。

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今日は、「立命」について話したいと思います。

「立命」とは「使命」が立つと書きます。

そこで、まずは「使命」について考えてみます。

「使命」とは、「命」を「使う」と書きますよね。

私なりの考えですが、何の為に「命」を「使う」のかということが「使命」の意味だと思います。

我々人間は生まれて死ぬまでに何かを成し遂げて死んでいくのだと思います。

人それぞれ「使命」を持っており、家族の為に、子孫の為に、地域の為に、社会の為に、国の為に、世界の為に何かの為に「使命」を果たすと思います。

何かを成し遂げる途中で亡くなってしまう方もいらっしゃるけれども、その方が成そうとした事を引き継ぐという「使命」をもって、次の代の方が産まれてくるのではないかと思います。

おそらくどんな人も、自分の「使命」を意識していて死を迎える時、はっきりと再認識するのではないかと思います。

例えば、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんやソフトバンクの孫社長さんのように「大きな使命」を感じて生きている方もいらっしゃるけれども、我々も何らかの「使命」を感じて生きているのです。

それぞれ各人が、それぞれの役割(使命)を持ってこの世に生まれてきて、死んでいくのです。

成し遂げる方もいらっしゃるし、成し遂げる途中で亡くなってしまう方もいらっしゃると思います。

この自分の「使命」というものをしっかりと意識して、成し遂げる決意をする事を「立命」と言うそうです。

私の場合は、40代で「立命」の状態になったと思いますが、55歳になっても何も成し遂げることが出来ていません。

せめて60歳までには、何かしらの結果を残したいとあせっております。

ジョブス氏のように、「大きな使命」を早く成し遂げた方は、早くこの世を去る運命なのかもしれませんね。

明治維新を迎える直前の幕末、坂本龍馬のように「大きな使命」を果たして亡くなっていった若き志士も同じような運命だったのかもしれません。

なかなか「使命」を果たせない方が、長生きをするのかも?などと自分を慰めております。

なんか、55歳親父の独り言のなってしまいましたが、こんなブログを読んでくださる皆さんに感謝いたします。

ありがとうございました。





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今日は、ビッグウッドの「存在価値」という事について話したいと思います。

我々の会社ビッグウッドは1984年に創業してから29年、1991年家具のアウトレット専門店に転換してから21年になります。

アウトレット専門店の存在価値は、B品と言われる商品がどれほど展示してあるかという事です。

普通の家具店さんに展示してあるA品(プロパー品、スポッと品)といわれる商品が沢山展示してあったのでは、アウトレット専門店としての存在価値はありません。

お客様が望んでいるB品を充実する事が、もっとも大切なことです。

ビッグウッドは、日本で始めて家具のアウトレット専門店として誕生し、アウトレットの家具を全国のお客様に提供するという使命を持った会社です。

ところが、B品を仕入れる努力が足りない為、展時商品全体の20%しかB品が展時されておりません。

これでは、ビッグウッドにアウトレット商品を買いにこられたお客様に申し訳ないと思います。

仕入れの努力と、B品を販売しようとする店舗の熱意が足らないと思います。

A品(プロパー品、スポット品)を販売する家具店であれば、全国展開する必要もなくお客様に喜んでもらえるような会社にはなれないでしょう。

ビッグウッドの存在価値は、B品が沢山展示してあり、お客様に喜んでもらえるサービスが充実していると言う事です。

ビッグウッドが誕生した当初は、B品の割合が50%以上であったと思います。

ところが、スポット品の方が手間が要らず販売するにしても楽なので、B品から遠ざかった時期がありました。

ちょうど10年前くらいのことですが、これは大変な間違いだったのです。

ビッグウッドの存在価値がなくなってしまい、お客様から見放される寸前の状態になっていました。

しかし、5年くらい前からその間違いに気付き、真剣にB品を仕入れることに方針を転換したのです。

ところが、A品(プロパー品、スポット品)の販売に慣れてしまっていたので、B品を修理して販売すると言う手間が面倒くさいということで、なかなかB品比率が向上しません。

20%くらいのB品比率では、家具のアウトレット専門店(ビッグウッド)と言う看板が泣いてしまいます。

ビッグウッドの存在価値を高める為にも、全力でB品を仕入れて、各店舗も全力で販売するという努力をするべきだと思います。

ビッグウッド全店の皆さん、どのようにお考えでしょうか?

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今日はスティーブン、R、コヴィ氏の「7つの習慣」について話したいと思います。

この著書は、30カ国語に翻訳され、1200万部を超える記録的な大ヒットの書籍です。

ビジネス書としては全世界の歴史上最高の売上げを誇り、著者のコヴィー博士は、世界で最も影響力のあるビジネスの思想家と評価されています。

この本が主張する「人格主義」は現代日本が必要としている考え方だと思います。

私達の人格は繰り返される習慣の結果として育成されるものである。
習慣が私達の生活に決定的な影響を及ぼしている。

1.主体性を発揮する (自己責任の原則)

問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
主体性を持つということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対しの責任を取るということである。
自覚と言う能力があるからこそ、自分の経験だけでなく他人の経験からも学ぶことが出来る。
この能力を発揮する事により習慣を作り、習慣を変えることもできるのだ。

2.目的を持って始める (自己リーダーシィップの原則)

目的地をはっきりさせてから旅立つことである。
人生の最後の姿を描き,それを念頭において今日という一日を始めることである。
第一の習慣は「あなたは創造者である」ということであり、第二の習慣は「第一の創造を行なう」ことである。
マネジメントは物事をを正しく行うことであり、リーダーシィップは正しい事をすることである。

3.重要事項を優先する (自己管理の原則)

大事を小事の犠牲にしてはならない。
私達は緊急なものに対してはすぐに反応しがちである、しかし緊急性のない重要な事柄を行うには,より高い率先力と主体性が必要になる。
新しい機会を活かし大切な目的を成し遂げる為には,自分から進んで行動を起こさなければならない。

4.WinーWin を考える (人間関係におけるリーダーシィップの原則)

自分も勝ち、相手も勝つという考え方であり,単なるテクニックではない,それは人間関係の全体的な哲学である。
稲盛和夫氏は「利他の心」と言う言葉で表現している。
WinーWinを実行するには、人間の四つの独特の性質(自覚、想像力、良心、自由意志)をすべて発揮しなければならない。
人格こそがWin-Winの基礎であり,他のすべての柱はこれを土台としている。


5.理解してから理解される (感情移入のコミュニケーションの原則)

「理解してから理解される」ことは、「7つの習慣」のうち最も有意義かつ即効性のあるものである。
まず理解しようとすることこそ人生のあらゆる場面に作用する正しい原則である。
信頼を築き,相手が本音で話せるような人格の土台の上に、感情移入の傾聴のスキルを積み上げていかなければならない。
人間にとって生存の次に大きな欲求は、心理的な存在である。
それは、理解され、認められ、愛され、必要とされ、感謝されることである。

6.相乗効果を発揮する (創造的な協力の原則)

相乗効果は人生において最も崇高な活動であり、残りの習慣全て身についているかどうかのテストであり、またその目的でもある。
相乗効果こそが、原則中心リーダーシィップの本質であり、それは人々に内在する大きな力を引き出し統一し開放を促す働きをする。
相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことである。

7.刃を研ぐ (バランスのとれた自己再新再生の原則)

第七の習慣は、あなたの持つ自分自身という最も大切な資源を維持することであり、つまり自分の中にある自然から授かった四つの側面 (肉体的側面、知的的側面、社会情緒側面、精神的的側面) のそれぞれの再新再生させることである。
組織にとっての四つの側面は (経済的側面、人の才能の開発活用評価、人間関係利害関係者との関係従業員の扱い方、組織の目的貢献の意味の発見) である。
組織がこの四つの側面の内いずれか一つでも疎かにすれば、組織全体に悪影響を及ぼすことになる。

以上要約してみましたが、うまくまとめる事ができませんでした。
やはり、原書を読まなければ理解できないと思います。

皆さんの人生にとって役に立つ本であるという事は保証できると思います。

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今日は「予算編成」について話したいと思います。

「予算編成」とは、一年間の予算(売上、粗利益率、粗利益、経費、営業利益、経常利益)を検討して作り上げることです。

我が社ビッグウッドでも、2年前からこの「予算編成」に取り組んでまいりました。

一年目は、全くうまくいきませんでしたが、2年目からはある程度の誤差は出るものの一年目に比べるとかなり誤差が減少していると思います。

なぜ「予算編成」が必要なのかというお話からして行こうと思います。

企業継続をする為に最も大切なものは「純利益」であります。

「純利益」とは企業が一年間経営をして出した「経常利益」から法人税を差し引いて最後に残った利益のことです。

この「純利益」を蓄えていく事によって個人で言う貯金と同じものが会社では、「余剰金」として蓄えていくのです。

この「余剰金」の残高がなくなって、借金だけが残った状態が「債務超過」であります。

この「債務超過」になりますと、金融機関からお金を借りる事が困難になってしまいます。

ですから、「債務超過」のような状態に陥らないように「純利益」を残さなくてはなりません。

その為に計画的に「予算編成」をして毎年どれくらいの「純利益」を残していけるのか計画を立てるのです。

多店舗展開している我が社(ビッグウッド)のような会社では、部門別の「予算編成」や一店舗づつの「予算編成」が必要になります。

「予算編成」をする上で最も大きい予算は、店舗出店にかかる投資ですが、いつ、何処へ、どれくらいの規模で、社員数は何人で出店するのか予想しなければなりません。

そして既存店舗、新店舗の(売上額、粗利益率、粗利益額、経費額、経常利益額)を予想をし「予算編成」をしなければなりません。

既存店舗の場合は、前年度実績を参考にして来期の予想をします。

新店舗の場合は、どれくらい売れるのか売上を予想して、経費の額を計算し「経常利益」を予想して「予算編成」を作ります。

「予算編成」で最も大切なものは、「経費予算」です!

「経費予算」が計画通りの額で収まらないと、多少売上げを上げても「経常利益」は計画通りには行きません。

言えば「経費予算」は、個人の家計簿でいう「生活費」と同じです。

生活費が、収入以上にかかると個人でも破綻しますよね。

収入より支出が多くても破綻しないのは「日本国」くらいのもので、全ての企業や全ての個人は破綻します。

「日本国」もいつまで持ちこたえる事ができるかわかりませんが!

ですから、企業でも個人でも「一年間に使うお金」を前もって決めておくということは大切な事だと思います。

これが企業で言う「経費予算」なのです。

「経費予算」が決まり、粗利益率を決めると「損益分岐点売上」が確定します。

「損益分岐点売上」を考慮して「売上予算」を計画します。

そして最後に残る「純利益額」を予想する為には、まず「純利益額」+「法人税」=「経常利益」

「経常利益」=粗利益額-経費額(本部分担金含む)です。

「予算編成」を作るときに一番大切なものは、「経費予算」と「粗利益率予算」であります。

「売上予算」はこの二つが決まれば、必然的に決まってきますから、最初に考える必要はありません。

大抵の人は、まず「売上予算」を考えますが、「経費予算」を作り上げたら、次にに考えるべきは「純利益予算」、「経常利益予算」なのです。

以上が「予算編成」の内容ですが、我が社ビッグウッドも来期がやっと予算編成を始めて3年目の年になります。

しっかりと皆で考え必ず達成出来る「予算」を作り上げようと思います。



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            「社長の心得」

1.全従業員を愛する

基本的にパート社員さんやアルバイトの人たちまで好きになる事が大事です。

社員さんの将来を考えて、人材育成に力を入れなければなりません

2.従業員の悪口を言わない

言いたい事があれば必ず本人に直接言わなければいけません

陰口を言ったり、外部の人に社員さんの愚痴をこぼすの絶対にダメです。

3.ぶれない判断基準をもつ

社長の最も大切な仕事は、物事を判断する事です。

その為には、しっかりとした判断基準を持っていなければなりません。

出来れば、損得で判断するのではなく、善悪で判断する方が結果的にうまくいきます。

4.近い将来を予想する

遠い将来を予想する事は誰しも出来ませんが、近い将来であれば自分の業界の動向などは予想できるはずです。

お客様が求めている商品やサービスは何なのか?ここに焦点を合わせて自社の将来像を予想するべきです。

5.鏡張りの経営をする

月次決算報告を全社員に開示して、利益がいくら出ているか損失が出ているか知らせる必要があります。

最低でも「売上、粗利益、経費、営業利益」は告知しなければなりません。

出来れば賞与の総額の提示もすべきだと思います。

6.予算達成の為に全力で働く

当たり前の事ですが「予算の達成状況」を常に把握していかないといけません。

なぜ予算が達成できていないか、原因を解明して全社員に知らせる必要があります。

また、予算達成できている店舗の成功事例を全店で共有する事も大切です。

7.法令を遵守する

消防法、税法、労働基準法等の法律を遵守する事は何より大切な事です。

どんなに儲かっていても、法令を守ってない会社に将来はありません。

社長たる人は、厳然たる態度で法令順守を徹底させていただきたいと思います。

8.サービス残業をさせない

社員さんが自発的にサービス残業をしている会社は沢山あります。

会社はそれを黙認して、法令に違反していないと思っている社長は沢山いるはずです。

しかし、本当に良い会社を創ろうと思ったら、社員さんに対する甘えは禁物です。

9.利益配分の方法を開示する

社員さんの不平不満の多くは、自分がもらっている報酬に納得していないからです。

金額の大小ではなく、会社がどれほど利益を出しており、その利益の配分方法に納得していれば、不平不満はなくなります。

会社に騙されている、誤魔化されていると思うほど、社員さんのやる気はなくなるものです。

10.会社を私物化しない

最後に一番大切な社長の心得です。

自分が努力して作った会社ですから、自分の子供より可愛い会社なのですが、しかし自分のものと思ってはいけません。

社長だから、自分だけは許されると思いがちですが、これもいけません。

例えば子供に例えたら良くわかります。

自分が生んで育てた子供であっても、自分のものではないのです。

ある年齢が来たら、自立して羽ばたいていくものなのです。

ですから、いつまでも会社を社長が私物化することは、大切な会社の成長を止めてしまう悪行であると認識してください。

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今日は、「小善、大善」という言葉の意味について話したいと思います。

この言葉を始めて言われたのは、デンマークの哲学者キルケゴールですが、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏も京セラ哲学の中で、説いておられます。

ニーチェと並んで個人主義を唱えたキルケゴールは、「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」と言っています。

キルケゴールは、野鴨の話に例えています。

ある優しい老人は、湖に集まる野鴨にえさを与えていました。

野鴨は、えさを探さなくても毎日、老人がえさを与えてくれるのでその場所に住み着いてしまい。

渡り鳥でありながら、飛ぶ事をしなくなってしまい、自分で餌をとる事もできなくなってしまいました。

ある日、老人が野鴨に餌を与える事ができなくなってしまうと、野鴨は餓死してしまいました。

この話の中で、「小善」とは優しい老人が餌を与えた事で、「大悪」とは、その事によって野鴨が餓死したことです。

「大善」とは、野鴨の事を真剣に考えて餌をやったりしない事でしょうね。

すなわち「大善」とは冷たい行い「非情」に似ていると言う事です。

これは、私達の人間社会でも同じ事が行われていると思います。

例えば子供を育てるにしても、甘やかし何でも買い与えていると、大人になってからろくな人間にならず、苦しい人生を歩まなくてはならない。

我々企業でも、嫌われたり怖がられたりするのが嫌で部下に優しくする上司=「小善」

結果、部下は仕事が出来ない人間になってしまい、一生後悔するような人生を送る=「大悪」

部下の将来の事まで考えて、相手のために心を鬼にして部下を叱る厳しい上司=「大善」

部下の仕事の成果を厳しく追求し、非情なまでに叱る=「非情」

これが「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」だと思います。

私も大学時代、体育会系の少林寺拳法部に在籍していたのですが、厳しい先輩を憎み嫌いました。

しかし、社会に出て数年すると心から「ありがたかった」と感謝していました。

自分のことを大切に思って叱ってくれた人のことは一生忘れる事がないと思います。

人を叱ったり注意したりする事は決して楽なことではありません。

人間関係が出来ていない部下をいきなり叱ったのでは、反発を買うだけです。

「大善」を行うことの出来る上司は、部下を心から愛し大切にしていなければなりません。

そして、部下の将来の事まで心配してやれる「度量」がなければ「大善」を行うことは出来ないでしょう。

一時的には,「非情」と思われ、嫌われ怖がられるのですから。

しかし、部下の人生を預かる上司は「大善」を目指して努力するべきだと思います。








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今日は、「予算達成の方法」ということについて話したいと思います。

「予算」とは、売上予算、粗利益率予算、販売管理費予算、営業利益予算、経常利益予算大きく分けてこの5つがあります。

この中で一番大事な「予算」は経常利益予算です。

なぜ経常利益予算が大事かというと、実際に売上予算を達成していても、粗利益率が悪くて販売管理費を引くと経常利益が、マイナスになる事があるからです。

ですから、損益分岐点すれすれの売上予算を作ったときは、粗利益率予算を達成しなければ、必ず赤字になってしまいます。

今期ビッグウッドは、店長、エリア長が予算を立て損益分岐点すれすれの予算組みをしている店舗があります。

特に8月は、前年度の売上が悪かったので損益分岐点そのままの「予算」を立てている店舗が多くあります。

しかし、その「最低の予算」さえ達成できない店舗が多くありました。

この現象は、会社の存続を危うくする最悪の状況です。

「一ヶ月くらい良いではないか」という考えは、本当に危険です。

おそらく、7月の売上、利益が良かったので8月は気が抜けた状態であったと思います。

利益を出している店舗管理者の特徴は、毎月同じ「危機感」を持って働いているということです。

これは、習慣として管理者は持っていなければならない「資質」です。

なぜ「危機感」が必要かと言うと、人間というものは「危機感」がないと頑張れないものなのです。

色々な業界で、成功された方の話を聴くと皆に共通している事は、「危機感」を常に持っているということです。

例えば、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は「相撲は土俵の真ん中で取れ」と言われていますが、土俵際まで追い詰められて必死に頑張るのではなく、まだ余裕がある間に「危機感」をもって必死に頑張りなさいと言う意味です。

年間予算にしても、「決算月ぎりぎりになって業績を上げようとしても無理ですよ、毎月毎月の予算を確実に達成していないと、年間予算を達成することは出来ません」という意味です。

では、どうしたら「危機感」を常にもって、これを習慣にする事ができるのか?という質問にお答えします。

「危機感」と言うものは、言い換えれば「責任感」です。

会社から「店舗運営」を任された時、誰でも「責任感」を感じることでしょう。

しかし、最初感じていた「責任感」がだんだんと薄れていく人がいるのです。

管理職としては、致命的な欠陥となります。

「責任感」を強く持ち続けるためには、「自分のスタッフ(仲間)を守ってやれるのは自分しかいないんだ!」という強い「使命感」を持つことです。

誰でも「強い使命感」を持つことが出来れば、責任を感じて一生懸命になります。

「責任感」を強く持てば、自然と「危機感」が湧いてきます。

すると、月半ばまでの業績が悪いとすると、あらゆる方法を考えて業績を立て直そうとする行動に出ることが出来ます。

これが予算達成の秘訣です。

順調に予算が達成出来るわけではありません、危機感を持って準備をしていないと「予算」を達成し続けることは出来ないのです。









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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
67
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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