アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、稲盛和夫氏の本「心」について書きたいと思います。
本の表紙には「すべては心に始まり、心に終わる」と書かれてありました。
人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものです。
それらはまるで映写機がスクリーンに映像を映し出すように、心が描いたものを忠実に再現しています。
それは、この世を動かしている絶対法則であり、あらゆることに例外なく働く心理なのです。
従って、心に何を描くのか、どんな思いを持ち、どんな姿勢で生きるのか
それこそが、人生を決める最も大切なファクターとなる
これは机上の精神論でもなければ、単なる人生訓でもありません。
心が現実をつくり、動かしていくのです。
というように書かれてあります。
私も、今月で63歳になります、自分の人生を振り返ってみて、本当にその通りだと思います。
私の座右の銘は「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉です。
27歳で会社を創業して、36年経営者をしておりますが、本当にいろいろなことを経験しました。
何か物事を始める時に、私利私欲で始めた事はことごとく失敗しています。
私利私欲ではなく、他人のために始めた事はほぼ成功しています。
稲盛氏のように、大きな事業はしていませんがいろいろな事業をやってきました。
利他の心で、始めたことは何故かうまく行きました。
本にはこう書かれていました。
動機が「善」なるものであれば、おのずと物事はうまくいく方向へと導かれ、動機が利己的なものであったり、邪な思いであったなら、どれだけ頑張ってもことがうまく運ぶことはありません。
利他を動機として始めた行為は、そうでないものより成功する確率が高く、時に予想をはるかに超えためざましい成果を生み出してくれます。
最後に、稲盛氏の言葉を紹介して終わります。
「美しい利他の心をもって世のため、人のために力を注ぐとき、私たちの人間性は磨かれ、幸福や充実がもたらされ、その人生もより深い意義と価値あるものになっていくのです」
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