アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、新型コロナウイルスについて書きたいと思います。
かつて経験したことがないようなパンデミック(世界大流行)を引き起こしております。
日本でも、日に日に感染者が増加しております。
おそらく4月には「緊急事態宣言」を発生すると思います。
ヨーロッパ、アメリカなどは医療崩壊の危機に瀕しています。
日本は、まだ感染者数の人数が海外に比べて少ないように思いますが、PCR検査の数を抑えていますので、正確な感染者数がわからない状況ではないでしょうか。
この新型コロナが、経済に及ぼす影響は計り知れないものがあります。
イベント業、観光業、運輸業、飲食業は言うに及ばず我々小売業にも大きな影響を与えそうです。
我社では、3月の業績は昨年度を上回る好業績で推移しておりますが、4月からの状況は一変するのではないかと考えています。
特にロックダウンという「都市封鎖」が発生すれば、あっという間に売上減少になるでしょう。
我々アウトレットという業態は、不況に強い業態ですが、お客様が外出しないとなると当然売上は無くなります。
自宅待機になると、食料や医薬品以外は、ネットで買うしかなくなりますね!
ネット業者はここぞとばかり売上を伸ばすのではないでしょうか。
しかし、我々が販売している大型家具はネットで購入するとツーマン配達をお願いするしかありません。
ツーマン配達は、かなりの配送コストがかかりますので、ネット業者が送料込で販売するとそのコストを商品代金に乗せますので、かなり高額な販売価格になってしまいます。
我々は、実店舗で販売することでツーマン配達のコストをかなり抑えることが出来ています。
また、古い家具の引取りサービスも自社の配送員であれば、簡単に出来ますが、ネットで買われたお客様は、引取りサービスを受ける事が出来ないと思います。
ですから、地域に密着した実店舗の強みが活かされているのです。
我が社では、この引き取りサービスを15年も前から行っています。
なおかつ無料サービスとしてやってきました。
引き取った古い家具は、産廃業者に引き取ってもらうのですがその費用は年々高額になっています。
ですから、ネット販売業者では出来ないサービスなのです。
例えば、大型ソファーをネットで販売すると、ツーマン配達料が約2万円かかり、もし引き取りが出来たとしても、さらに1万円はかかるでしょう。
3万円で仕入れて6万円で販売したとしても、配送料と引き取り料で3万円かかったとすれば、利益は0円です。
更に産廃業者に3千円くらいの費用が発生します、もう赤字ですね!
ですから、大型家具に関してはネットで販売すること自体が難しいのです。
我々は、アウトレット家具をどこよりも安く仕入れて、実店舗で販売することで送料、引き取り料込の「最低価格」を創造してきました。
どこよりも、誰よりもお客様に価値あるものを安く販売できる業態を継続していきたいと考えています。
新型コロナウイルスに負けないように頑張りたいと思います。
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