アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
本日は、「大胆と細心」について話したいと思います。
「大胆と細心」は相矛盾するものですが、この両極端を併せ持つことによって初めて完全な仕事ができるのです。
この両極端をあわせもつということは「中庸」ではありません。
綾を織りなしている糸のようなものです、縦糸が大胆さなら横糸は細心さというように、相反するものが交互に出てきます。
リーダーは、ときには大胆に決断しなければなりませんし、また石橋をたたいても渡らないというくらい、細心でなければなりません。
常に大胆であってもいけませんし、いつも細心であってもいけません。
リーダーは、恐ろしい程の大胆さと、じれったい程の細心さ、その両極端を兼ね備えていなければならないのです。
例えば、もの凄く情が深く、優しい人間性を持っていながら、ときにはズバッと社員の首を切れるという冷酷さ、非情さということもあります。
あるいは、合理主義に見えて、一方では人間性、感情的な一面を持っている。
つまり、大胆と細心、温情と冷酷、合理性と人間性、それぞれの両極端の性質が、一人の人間の中に綾を織りなすように存在しているわけです。
リーダーは、大胆さと細心さを状況に応じて上手く機能させる能力がなければなりません。
F.Sフィッツジェラルドは「第一級の知性とは、両極端の考え方を同時に併せ持ち、かつ、それらを正常に機能させることのできる人間である」と言っています。
大胆であるべき時は大胆であり、細心であるべき時は細心でなければならないのです。
リーダーとは、大胆と細心、温情と冷酷、合理性と人間性の両極端を併せ持ち、かつそれを場面に応じて使い分ける能力が必要です。
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