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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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本日は、内部統制について話したいと思います。

内部統制とは会社や組織内部でその事業活動を「統制」する事です。

分かりやすく言うと、会社や組織で不正が起こらないように牽制、監査する仕組みです。


「内部統制の目的とは」


1.法規の遵守

2.会社資産の保全

3.適正な財務諸表の作成

4.会社の事業活動の効率的な遂行


「内部統制の構築方法」


1.職務の分離

職務を複数の人に分担させ、相互にチェックさせる

2.権限の委譲

一部の人が全てをチェックするのは非効率的です、重要な事項はトップマネジメントがチェックし、重要度の下がるものは順次下位の管理者に権限を委譲するのが組織としても効率的といえるでしょう。

3.上司による承認

取引きなどの承認を上司によって行われる事によって、下位の従業員の判断のみで取引きが実行されるというリスクが軽減されます。

4.事実の検証

取引きが事実の取引きに基づいて行われたものであることを確認する手続きです。

例えば営業の売上げデータを、注文書、倉庫の商品出荷データと相互に照合すれば、売上という取引きと商品の出荷という取引きが実際の物の動きによって確認できます。

5.業績の適切な評価

現実的な業績予算を設定しその予算達成度を適切に評価することで、従業員のモチベーションを適度に保つ事ができ、不正の誘因を未然に防止する事になります。


「内部統制手続き」


1.内部統制手続きの実行

組織や手続きを策定しても、実際に実行されなければ意味がありません。

内部統制手続きは、継続して実行されている事が大切です。

2.情報の伝達

相互チェックに必要なデータが適時に必要な部署に伝えられる仕組みが必要です。

経営者にとっては、重要な情報が得られるようにその手段を確保する必要があります。

3.情報システムの利用

内部統制の内の検証手続きのかなりの部分は、情報システムに織り込んで構築すると効率的になります。

たとえば、売上データと商品出荷データ、注文書との照合はコンピュータに自動で行わせ、不一致の場合にアンマッチリストを出力させてその内容を確認させるなどです。

4.結果の評価

組織、手続きが目的どおり機能しているか否かを評価し、不十分な事が判明した場合は変更する必要があります。


「内部統制を整備するのは誰か?」


1.内部統制はこの目的を達成する為に、経営者が自ら設定するものです。

内部統制の確立と維持の責任は経営者にあり、その内部統制の有効性を継続的に監視する立場にもあります。


「内部統制の基礎」


1.内部統制の基礎となるものは、会社に属する人の倫理観、誠実性、能力、経営者の事業に対する姿勢、行動(経営理念及びフィロソフィー)などです。

2.会社として信用を築くには長い時間がかかりますが、信用を失うのは一瞬です、会社のブランドとは、信用と言い換える事もできるでしょう。

3.会社に属する全員が一定の倫理観を持ち、誠実に事業にあたる 「社風や慣行」を醸成するのが、内部統制の基礎として最も大切です。



「不正につながる要因」

1.短期的な業績達成に関するプレッシャー

(対策) 架空売上などの不正が起きないように、目標とする業績を実現可能な範囲に設定する事です。

2.極端な出来高給制度

(対策) 出来高部分を合理的な範囲に抑えることを考える必要があります。

3.不十分な職務分離

(対策) 従業員一人に業務を任せきりにするのではなく、担当を分担させその結果を照合させれば、お互いの業務内容を確認させる事ができます。

4.不十分なチェック機能

(対策) 適切な権限委譲による承認制度と内部監査による定期的なチェックが必要です。

5.情報伝達がスムーズに行われない組織

(対策) 入金が遅い、二重請求が行われたなどの顧客からのクレームを見逃さない。

(対策) 内部告発による不正通報に対しては、秘密厳守、通報者が不利益にならないよう処遇する。

6.経営者に対する監視機能の欠如

(対策) 取締役会や監査役、監査委員会などの果たす監視機能(ガバナンス機能)が必要です

7.甘い懲罰

(対策) 直接的な金銭の横領のような不正だけでなく、数値の捏造、法規への違反など、会社としての姿勢を明らかにしておく。

(対策) 実際に発見された場合は、懲罰を課すことで従業員の意識も高まってきます。


「研修制度」

会社としての事業に対する方針、手続きを示し周知徹底させる為にも、また従業員の能力を高める為にも定期的な研修が必要です。


以上の文章は、監査法人トーマツナレッジセンターが、中央経済者から出版された 「内部統制の仕組み」という本から抜粋いたしました。

会社や組織にとって、「内部統制」 とは非常に大事な機能であると痛感いたしました。

皆さんも是非読んでみてください!












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本日は2014年 「ビッグウッド年度方針」を発表いたします。


1.予算達成

大きく分けて「3つの予算」があります。

「売上予算」

ビッグウッドの場合は、受注売上と納品売上と2つの売上数値があります。

受注売上とは、お客様から注文はいただいておりますが商品をお届けしていない状態の売上げです

納品売上とは、お客様に商品をお届けして代金もいただいた状態の売上げです。

ビッグウッドの場合の「売上予算」は、納品売上の数値です。

ビッグウッドには、売り上げが発生する「直営店事業部」「FC店事業部」「ペルシャ絨毯課」「ネット販売課」の4つの部署があります。

この4つの部署には、売上予算があり、年間売上、半期売上、四半期売上、月次売上というように毎月の売上予算が設定されています。

「販売管理費予算」

売上予算が達成しても、販売管理費予算がオーバーすると経常利益予算が達成できません。

毎月の販売管理費を計算して予算以内にしなければなりません。

販売管理費の年間予算を守る事はとても大切なことです。

もしも、経費を使いすぎた月があれば翌月は経費を抑えるというような努力が必要です。

「経常利益予算」

予算の中で最も大切な、守らなければならない予算です。

経常利益=粗利益-販売管理費(本部分担金含む)

ですから、売上予算が達成しても粗利益率が悪ければ、粗利益額予算は達成できません。

あるいは粗利益額予算を達成しても、販売管理費がオーバーすれば経常利益予算は達成できません。

ですから、経常利益予算を達成しようと思ったら、粗利益率と販売管理費の管理が出来なければなりません。


2.B品改革の推進

2012年12月から推し進めて来た「B品改革」も一年が経ち今年は是非とも成し遂げたい課題です。

この「B品改革」は、我々の会社ビッグウッドの存在価値を高める為、またお客様に喜んでいただける本物のアウトレット家具専門店に成長する為にも、どうしても成し遂げなければならないものです。

値段が安いだけの家具ではなく、本当に価値がある高級品なのに理由があって価格が安い家具を販売できる会社になる為に、「B品改革」は絶対条件です。


3.粗利益率の向上

企業経営で最も大切なものは、収益構造です。

収益構造を良くするには粗利益率の向上が大切です。

我々家具業界の一流企業は50%以上の粗利益率を確保しています。

ビッグウッドは、まだまだ50%の粗利益率はありません。

実は、家具を仕入れる為に掛かる物流コストと家具を配送する為にかかる物流コストの2つのコストを負担しなければならない家具小売店は50%くらいの利益がないと経営が苦しいのです。

ですから、他の業界に比べて高い粗利益率が必要になるのです。


4.一件単価 6万円以上

一件単価=接客内容

と言われるように一件単価は、接客内容に比例いたします。

(ビッグウッドの一件単価の名称)

4万円以下     自動販売機単価

4~4.5万円   新人単価

4.5~5万円       ヤル気単価

5~5.5万円   元気単価

5.5~6万円   熱意単価

6~6.5万円   情熱単価

7万円以上     プロ単価

自動販売機だった新人がヤル気を出して元気に接客すれば、熱意、情熱が湧いてきてプロになる。

要するに一件単価は、一生懸命接客すれば必ず上がるものなのです。


5.内部統制の確立

内部統制とは、不正などの間違いが起こらないように牽制するという意味です。

我々小売業は、現金を扱う職種ですからお金を横領しようと思えば出来やすい環境にあります。

大切な従業員を守る為にも、不正が出来ない環境、仕組みを構築しなければなりません。

システム管理やチェック機能を身に着けることによって、金銭管理や商品管理が間違いなく出来るようになるのです。

最も大切な人材を失くさない為にも、今年度中に確立させなければなりません。




   













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本日は、「今年(2013年)を振り返って」という題で話したいと思います。

今年(2013年)は、我々の会社ビッグウッドとしては30期(創業30年)の年でした。

10年一昔と言いますが、30年はかなり長い年月であったように思います。

27歳で創業して、私も来年57歳になります。

この30年を振り返って思うのですが、「もっと一生懸命頑張っていたら良かったな!」の一言です。

おそらく皆同じ気持ちなんだろうなと感じています。

最高の生き方をして、何の後悔もない人間なんているわけがないと思います。

振り返ると間違いだらけ、失敗だらけの30年でした。

あの時もっと頑張っていたら、あの時もっと慎重に考えていたら、あの時もっと利他の心で判断していたら

考えるときりがないほど、思い出されます。

しかし、時間だけは取り返しがつきません。

もう一度30年前に帰ることは出来ません。

お金や財産や地位や名声は取り返す事ができますが、時間だけはどうしようもないのです。

そして、時間だけは皆に平等に与えられているのです。

最も貴重な時間は、どんな人にも公平に与えられています。

しかし、最も貴重な時間を大切に感じていない人が、私を含め沢山いるのはなぜでしょうか?

おそらく時間を貴重だと意識していない、いや意識していても忘れている人が多いのではないでしょうか。

過ぎ去った年月を振り返るとき、初めて時間の大切さを実感するのだと思います。

この歳になると、一年が今まで以上に早く過ぎ去ってしまう気がします。

やりたい事、やらなければならない事は沢山あるのですが、一向に前に進まないもどかしさでいっぱいです。

一年を大切にする事は、一日を大切にする事で、一時間を大切にする事であり、一分を大切にする事であります。

「今、ここ100%全力で生きる!」ことの繰り返しが時間を大切にするということではないでしょうか。

過ごし方によっては、ある人の一日と、ある人の一年が同じ時間になってしまう事があるのではないでしょうか。

「1日=1年」 は極端かもしれませんが、「1日=一週間」 であれば良くあることだと思います。

何が言いたいかといいますと、「人によって同じ時間が何倍にもなる」ということです。


人間が時間を使っているのではなく、本当は人間が時間に生かされているのではないでしょうか!


そうだとすると、時間に感謝をし、時間を大切にすることが出来るようになると思います。

我々人間は、「今、この時を生かされている」であれば全力で生きていかなければ!

「一年かかる仕事を3ヶ月で」、「一ヶ月かかる仕事を一週間で」、「一週間かかる仕事を一日」で、「一日かかる仕事を一時間で」

本当はやれば出来るのに、やっていない自分がここにいるのです!

そして、月日を振り返って後悔する自分がここにいるのです!

今年は30年間を振り返って、本当に大きな後悔をいたしました。

若い皆さんには、後悔をしない30年を送ってもらいたいと思います。

30年もあれば何でも出来るのです!

30年もあれば、どんな偉業でも成し遂げる事ができるのです。

その為には、「今、ここ100%全力で生きる」以外に方法はありません。

「光陰矢のごとし、少年老い易く、学成り難し」とはよく言ったものです。

最近、「人生80年」と言いますが、本当に仕事が出来る年月は40年くらいだと思います。

40年間を振り返った時、笑って「よく頑張ったと言える人生」を送って欲しいものです。

私も残された時間を全力で頑張ろうと思います。

皆も、頑張ってください!























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本日は「ビッグウッドフィロソフィー」の解説をしたいと思います。


人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力

最も大事なものは、考え方です。

 

1.       元気な挨拶                              164

 

我々ビッグウッド社員は、創業当時より社風として行い続けております。

活気を出し、従来の家具屋の暗いイメージを払拭する為にも必ず守っていきたい社風です                              

挨拶は人間関係の基本です、従業員同士の挨拶も明るく元気にしましょう。

 

2. 感謝の気持ちを持つ                         161

 

我々は、家族、友達、従業員、お客様、地域の人達に助けられて生きています。

お客様が来店してくれるだけで、ありがたいという感謝の気持ちを持ちましょう。

 

3. 不正を許さない                            145

 

不正をする事で、一生をダメにしてしまう事を忘れないで下さい。

不正を発見したら、勇気を持って告発しましょう。

お互いを守る為に、不正が起きない環境を作りましょう。

 

4. お客様の立場で物事を考える                     141

 

ビッグウッドの全社員は、お客様の喜びを創造するべきです。

自分中心に考えるのではなく、お客様の気持ちを考えましょう。

お客様が、感動するほどの優しさを身に着けましょう。

 

5. 昨日よりは今日、今日よりは明日と改良、改善を繰り返す        140

 

我々ビッグウッドの社員は、日々成長、発展する事を望んでいます。

毎日、少しづつ改良、改善を繰り返せば、一年間で大きく成長するでしょう。

10年やり続ければ、他社が追いつけない「絶対差」を築けます。

 

6. 喜んでいただく丁寧な接客                      140

 

ビッグウッドの経営理念「お客様の喜びの創造」を追求するためにも、丁寧な気持ち

のこもった接客をすべきです。

お客様に喜んでいただく為に、我々ビッグウッド社員は存在するのです。

一件単価=丁寧な瀬客 に比例するのです。

 

7. お客様及び全従業員の喜びの創造                   139

 

我々ビッグウッドの経営理念であり、最終目的です。

「お客様の喜びの創造」

喜んでいただく価格、喜んでいただくサービス、喜んでいただく配達、喜んでいただく清掃

「全従業員の喜びの創造」

喜んでいただく収入、喜んでいただく職場、喜んでいただく将来性

 

8. プラス思考でポジティブに考える                   135

 

考え方がポジティブでなければ、前に進む事はできない。

物事に挑戦する姿勢は常に持つべきです。

ネガティブだと、考え方がマイナスなってしまいます、すると人生仕事の結果もマイナス

になってしまうのです。

 

9. 常に謙虚に素直な心で                        131

 

自分の考えに固執しないで、素直な心で他人の言う事を聴く事は大切です。

人間は一生涯、学び続けなければなりません、成功された人の話を聴く、本を読む

ことで謙虚になれるのです。

 

10.有言実行の人になる                         116

 

「予算を達成する事」は正に有言実行そのものです。

信頼される、尊敬される人になる為には「有言実行」の人にならなければなりません。

自分の言った事に責任を取る、立派な人間になりましょう。

 

11.成功するまで諦めない                        114

 

最後まで諦めずに、一生懸命頑張らなければ「成功」出来ないのは当然です。

「成功する人」と「成功しない人」との差は、最後の最後のほんの少しの差なのです。

「諦めた時」が「失敗した時」なのです。

 

12.ビッグウッドの使命「アウトレット家具専門店を全国に展開する」を共有する111

 

家具業界で「アウトレット業態」を創り上げるという「偉業」を成し遂げましょう。

全国のお客様に、「価値のあるアウトレット家具」を提供することは、社会の為にも

家具業界の為にも大きな意味があるのです。

会社(ビッグウッド)とは、そこで働く社員さんのことであり、会社(ビッグウッド)

の使命とは、全社員の使命です。

 

 

13.モチベーションを与える人間になる                  110

 

相手の事を真剣に考えて、褒める、叱ることが出来れば「ヤル気」を引き出す事ができるのです。

人間は、人に認められたり、大事に思われたりすると力を発揮するものです。

根本的に「愛情」を持っていなければ相手にモチベーションを与える事は出来ません。

 

14.スピード感を持って決断し行動する                  109

 

「ビッグウッドフィロソフィー」の考え方に沿った判断基準をもって決断しましょう。

特にクレーム対応などは、スピードが大切です。

正しい判断(損得ではなく善悪)が出来るように自分を鍛えましょう。

 

15.売上げを最大に経費を最小に                     102

 

「入るを増やして、出を減らす」これは、商いの鉄則です。

経営者意識を持って、仕事をしましょう。

経費削減は、無駄を減らす事から始めましょう。

経費予算をオーバーしないように努力しましよう。

 

16.熱意の無さを能力ではカバーできない                84

 

人生仕事の結果=考え方×熱意×能力

「熱意の量」は毎日の積み重ねであり、「能力の量」は「熱意の量」に比べると劣るのです。

日々の熱意の量を増やせれば、能力不足を補う事は出来るのです。

 

17.見えてくるまで考え抜く                      84

 

難しい問題が起きた時、諦めないで一生懸命考えれば答えは求められるものです。

潜在意識に透徹する程の強い思いがあれば、潜在能力が表れて解決出来るのです。

 

18.物事を善悪で考える                        81

 

人間は自分を守ろうとする意識から、損得で物事を考えてしまいがちです。

しかし、損得で判断した物事は決してうまくいきません。

目先は損をしていると思っても、長い目で見れば善悪で判断した方が、必ず自分の為になるのです。

 

19.現場主義に徹する                         78

 

物事がうまく行かない場合、必ず現場に原因があります。

現場を見る、現場で聞く、現場を知る事によって問題は解決できるのです。

 

20.月次決算報告を常に見る                     77

 

自分達が作った実績を知ることは、大切な事です。

なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか数字を見る事によって見えてくる

ものがあります。

売上げや粗利益だけではなく、販管費の数値も意識して見てください。

 

21.真の勇気を持つ                          73

 

間違った事は、例え上司でも注意をする勇気を持ちましょう。

不正を発見して、みて見ぬふりをするような卑怯な態度をとってはいけません。

相手の為にも、真の勇気(本当の優しさ)を持つ人間になりましょう。

 

22.ベクトルを合わせる                        72

 

全社員が同じ方向へ向かって、力を合わせれば強大な力を発揮する事が可能です。

「自己の目的」と「会社の目的」を一つに出来れば、大きなパワーが出せるのです。

皆が同じ価値観で、正しい方向へ向かっていけばどんな難しい事業も成し遂げる事が出来ます。

 

23.公明正大に利益を追求する                

 

利益は「お客様の満足」であり「感謝のしるし」です。

たくさん利益を出している企業は、多くのお客様が満足している証拠です。

赤字の会社は、お客様に必要とされていない、感謝されていない証拠です。

 

24.利他の心を持つ                   

 

「利他の心」=「相手を利する心」を持つ為には、自分が我慢しなければなりません。

「半ばは自分の為、半ばは他人の為」という思いやりのある人間になりましょう。

尊敬される人格を身に着けるためには、「我儘な自分」から「他人を思いやれる人間」にならなければ

なりません。

 

25.熱意は365日の合計で決まる             

 

熱意は毎日、毎日、変化しています、ですから、平均値が大きくなければ意味がありません。

たまに一生懸命頑張っても、熱意を持続する事が出来なければ、人生仕事の結果は、

大きな数値にはならないのです。

 

26.実力主義に徹する                

 

ビッグウッドは、年功序列の会社ではありません、実力主義の会社です。

年齢に関係なく、実力のある人を平等、公平に評価します。

 

27.潜在意識に透徹するほどの強い持続した願望を持つ  

 

物事を成し遂げるには「強い意志」と「強い思い」が無ければなりません。

思い続ける事によって、潜在意識に浸み込み、それを実現する為に身体の全細胞が

活動し始めるのです。

成功された人達は、「思い続けた夢」を実現した人達です。

人に馬鹿にされても、大きな夢を持って、寝ても覚めても思い続けて、大きな願望を

実現させましょう。

 

28.パーフェクトを目指す      

 

野球の世界では、3割バッターは凄いと言われますが、2.999割バッターは話題にもなりません。

ビッグウッドでも、予算達成をすれば評価されますが、少し足らない未達成は評価されません。

ですから、どうせ頑張るなら100%パーフェクトを目指しましょう。

 

29.「小善」は「大悪」に似たり、「大善」は「非情」に似たり 


「小善」とは、情にもろい優しいだけの上司の事です「大善」とは、優しさと厳しさを合わせ持った上司の事です。

「小善」=情にもろい優しいだけの上司は、部下を教育する事ができません、結果、部下は成長する事が出来ずに「大悪」=可哀想な一生を送ってしまいます。

「大善」=優しさと厳しさを合わせ持った上司は、部下の将来の事まで考え「非情」=厳しく教育します、結果、部下は大きく成長し立派な人間に育ちます。

皆はどちらの上司を目指しますか?

 

30.楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する 

 

何事にも挑戦するプラス思考でポジティブな考え方が大切です。

しかし、計画する時はリスクを考え、慎重に「最悪の場合」を推定して行います。

いざ実行する場合は、一生懸命無心に頑張る事が成功の秘訣です。

 

31.動機善なりや、私心なかりしか

 

何か物事をやろうとする時の動機は、正しいもの(善の心)なのか?

私心=自分の欲はあるのか、ないのか?

自分の欲で始めた物事(事業)は、大抵失敗します。

家族の為に、仲間の為に、従業員の為に、お客様の為に、地域の為に、社会の為に、国の為に

世界の為にというように最初の動機が正しく善であり、対象が大きければ大きいほど成功する確率は高くなります。

私は自分で体験して納得していますが、

もし、疑う気持ちがあったら成功されている人達の本を読んでみてください。

大抵同じ事が書かれています。

 

32.決して人の悪口を言わない。

 

本人以外の人に、人の悪口を言ってはいけません。

人間関係が悪くなる一番の原因は、「悪口を言われた」事によるものです。

悪口を言われるのが嫌なら、悪口を言わない事です。(鏡の法則)

本人に直接伝えたり、注意したり、叱ったりする勇気を持てば、悪口を言わずに済みます。

悪口を言わない事を強く決意し、意識しなければ信頼、尊敬される事はないでしょう。

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本日は、植田統氏の著書 「企業再生7つの鉄則」 から企業再生のノウハウを書いてみたいと思います。

まずは、植田統氏の紹介をさせていただきます。

1981年、東京大学法学部卒業、ダートマス大學経営大学院にてМBAを取得。

成蹊大学にて法務博士取得、三菱東京UFJ銀行、ブース.アンド.カンパニー、レクシスネクシス.ジャパン代表取締役社長などを経て、現在はアリックスパートナーズ アジア エルエルシーシニアディレクターとして活躍。

2010年 弁護士資格取得。

30年に及ぶ豊富なコンサルタント経験と実業界での経営経験を活かし、経営危機に直面した企業の再建に多くの実績を上げている方です。

では本題に移りましょう

植田氏によると、経営危機には 「3つのステージ」があるそうです。

1.第一ステージ 予備的段階

企業の収益が悪化してきてはいるが、まだ、キャッシュもある程度手元にあり、資金繰りに詰まるような状態ではない。

しかし、何も手を打たず放っておくと、次の第2ステージに入ってしまうかもしれないので、予防的に手段を講じるべき段階である。

2.第二ステージ 危機的段階

手元のキャッシュが手薄になり、資金繰りの目途が立たなくなりつつある状態だ。

売上が落ち、利益が落ち、その結果、固定費の手当てが出来なくなりつつある。

銀行の姿勢も厳しくなり、担保提供などの融資条件が厳しくなってきているが、自力による大胆なリストラと事業構造の改革で再浮上しうる段階だ。

3.第三ステージ 危機段階

もはや自助努力では何とも対応できなくなり、私的.法的整理によって、債務削減を図らなければ危機を脱出する事ができない段階である。

債務削減だけで自ら立ち直るケースもあるが、多くの企業はスポンサーの下、企業再生のチャンスを探る事になる。

それでは、「企業再生7つの鉄則」について書いてみましょう。

1.変革のリーダーとなるべき経営者を選ぶ

経営環境の変化に対応し、戦略を修正するのは経営者の役割でありますが、経営危機に陥ってしまう
企業では、経営者が素早い対応を取らず、様子見を決め込んでしまいます。

経営環境の変化の影響を軽視し、あるいは変化は一時的なものであるのですぐ元に戻るはずだとか、何かしら言い訳を考えて、変化に正面から向き合おうとしない。

経営者が変革のリーダーシィップ発揮できず,ジリ貧になってしまいケースが多い。

ですから、良き変革のリーダーを持つこと、それを育てる仕組みを持つ事が重要である。

2.経営危機の原因を究明する

調査をすべき対象は多岐に及び,環境変化のインパクト,自社の強み、弱み、コスト競争力、バランスシートの資産、負債項目,社員意識、組織上の問題点を、すべて正確に把握しなければならない。

少数精鋭のタスクフォースを立ち上げ、スピードのある原因究明を進める事が望ましい。

そして為替レートなどの経済環境、規制の変化などの法的環境、市場のニーズの変化、競合他社の戦略などを、客観的に第三者的立場から分析する。

3.明確なビジョン,戦略を示す

本業の原点、顧客に提供するバリュー,自社の強みを改めて見直し,再度強化していく必要がある。

顧客が何を求めているかを冷静に判断し、それに合った方向へ会社の商品,サービス野内容を修正する必要がある。

戦略の収益性と資金繰りを意識しつつ,堅実なビジネス展開を心得ていなければならない。

市場動向や自社の強み,弱みを正確に分析して、将来の成長の芽をつまないようにしておく。

4.コスト,人員の削減を素早く実施する

キャッシュフローの安定化を図る為、無駄なコスト、今後の経営にとって不要な人員を早急に削減しなければならない。

多くの企業で導入されている予算制度は,各部門がその枠内で自由に経費を使う事を容認するので,現場にとっては使い勝手が良い。

しかし、一度予算化されると、例え業務上その必要性が低くても,これを使い切ってしまうというデメリットが生まれる。

経営危機に陥った企業の場合には,少しでも経費を削減する事が至上命題となるのだから,予算制度の運用を一時ストップする。

会社の出血を一日も早く止めることが必要なので,変革のリーダーは、心を鬼にして人員削減を実行しなければならない。

5.専門家を使い、法的仕組み、М&Aを使いこなす

債務削減の方法として、

1.銀行団などの債権者との交渉による私的整理

2.私的整理と会社分割を合わせ技で行う

3.私的整理ガイドラインや事業再生(ADR)

4.民事再生(現経営陣を残しながら,債務の整理を行う)

5.会社更生手続き(現経営陣の退陣が必要、管財人による経営)

6.事業譲渡(スポンサーからの出資を得て新会社を設立し、旧会社から譲渡を受ける)

6.組織整備と人事を行う

縦割り組織の問題解決するために,戦略上伸ばしたい部署を明確化し、その長に対して権限委譲を行い、部門横断的な取り組みを促し,会社全体としての力の結集を進めていく。

戦略を策定したら、それに合った組織を整備する、すなわち戦略部門と決めた組織は他部門から独立させ、統合すると決めた部門は組織として一つにする。

適材適所の人事を行い、権限を委譲する

利益連動の明確な報酬体系を導入する。

7.社員の意識を改革する

明確なビジョンを社員に伝える

繰り返し,繰り返し社員に語りかける

規律を導入する(3Q6S運動の導入)

3Q=従業員の質、会社の質、生産の質

6S=整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけ

見える改革(組織,人事制度)を繰り返す

人事制度も、部門の業績ではなく,会社全体の業績に報酬がリンクするように体系を変え,昇進基準を変更する。

以上が 「企業再生7つの鉄則」 です。

経営破たんに陥った企業には、根強いカルチャー(慣習,習慣)がある。

実はそれが経営危機に陥る大きな原因となっているのだが、社員はそれを認めない。

カルチャー(慣習,習慣)には、強い慣性が働いていて、経営危機に陥っても根強く存在し続ける。

要するに、(カルチャー=社風)を改革しなければ経営危機を脱出する事はできない。

良い(カルチャー=社風)を作り上げなければ,会社は破綻するのだと思います。

皆さん、良い社風を創り上げましょう!

頑張るぞ!











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本日は 「稲盛和夫氏」 から学んだ事を書いてみたいと思います。

稲盛和夫氏の紹介をしたいと思います。

1932年、鹿児島市に生まれ、鹿児島大学工学部卒業

1959年、京都セラミックを設立

1984年、第二電電(KDDI、au)を設立

1984年、私財を投じ稲盛財団を設立 (京都賞を創設)

2010年、日本航空会長に就任

2013年、日本航空名誉会長に就任

2013年、若手経営者が集まる経営塾 「盛和塾」 の塾長として経営者の育成に心血を注ぐ


主な著書

「生き方」 「ゼロからの挑戦」 「アメーバ経営」 「働き方」 「君の思いは必ず実現する」

「成功と失敗の法則」 「人生の王道」 「ど真剣に生きる」 「燃える闘魂」


最近では、無報酬で日本航空の再建を引き受け、2年半で再建を成し遂げたことは皆さんも良くご存知だと思います。

私は、25年前に稲盛和夫氏が盛和塾で語られた講和の録音テープを聴き感銘を受けました。

それからは、38巻の講和テープを毎日、毎日繰り返し聴き続けました。

そして、20年前松山市に来られた稲盛氏に初めてお会いして握手をしていただきました。

私は稲盛和夫氏の考え方、生き方に感銘を受け、尊敬するようになったのです。

なぜ、稲盛氏の考え方、生き方に共感し目指すようになったのか?

それは、彼が 「人間として正しいか間違っているか」 という判断基準で物事を考え、実践しているからです。

誰もが心の奥底に持っている、「 徳 」を考え方の基準にして判断し、行動されている事に感銘を受けたからです。

「 徳 」とは一体なんでしょう

1.人間が単なる動物的な存在から脱して、動物でもあるが同時に理性的でもあるという真の人間らしさ、人間としての優秀性を体得している状態

2.修養によって得た、自らを高め、他を感化する精神的能力

3.精神的、道徳的に優れた品性、人格

4.「 徳 」は「 得 」に通じ心に得るものと解され、転じて人間の品性が人の道にかなったあり方に仕上げられ高められてあること。

5.精神修養によって、その身に得た優れた品性

6.仁愛、気品、温情、正義、理性、忠誠、勇気、誠実、自信、謙虚、健康、楽天主義 などの言葉をあわせ持った状態


稲盛氏の言葉を引用してみます。

欲望にもとづく経営は必ず破綻する。人を蹴落としたり、不正な方法を行ったりして手にした利益には意味が無い。

利益を得るにも、人間として正しい道を貫かなければならない。

その正しい道のベースとなるのは他者を思いやる 「 利他の心 」 人間としての「 仁 」と「 義 」
すなわち「 徳 」である。

従業員に対する愛、顧客に対する奉仕、そして、社会に対する貢献がなければ、永続的に繁栄を続ける経営は出来ない。


稲盛氏の言葉は、素晴らしいと思います。

皆さんはどう感じられますか?







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本日は、木村秋則さんの「奇跡のりんご」について話したいと思います。

最近映画にもなり、話題を集めております「奇跡のりんご」です。

最近、木村秋則さんの講演が松山市の媛銀ホールであり、知人の紹介で入場券が手に入りましたので聴きに行きました。

本当に素晴らしい話で、感動いたしました。

木村さんは、自分が経験した事実をとつとつとお話されました。

大変な苦労の末、「奇跡のりんご」が実ったことや、無農薬、無肥料の自然栽培の大切さを話されておりました。

早速、本を購入して読ませていただいたのですが、更に感動させられました。

木村さんがつくった「奇跡のりんご」は腐る事がないそうです。

りんごを半分に切っておくと、いい香りを放ちながら枯れていきますが、2年経ってもその香りが消えることがないそうです。

正に、「奇跡のりんご」ですね。

無農薬では、誰もが出来ないと思われていたりんご栽培を、10年という長い年月をかけ成し遂げたのです。

木村さんが試行錯誤の末に成し遂げた自然栽培による「奇跡のりんご」を一度食べてみたいと思います。

木村さんの「奇跡のりんご」の本から文章を抜粋しました。


6年間努力しても、りんごの実はならず、800本あったりんごの木は半分に減ってしまいました。

とうとう死を決意して首をつるロープを持って山に入って行ったそうです。

そして、首をつる為に木の枝にロープを掛けようとしたのですが、ロープが落ちてしまい、それを探そうと歩いてゆくと、数メートル先にりんごの木があったのです。

りんごの木は見事に枝を張り、豊かな葉を繁らしていました。

ロープを拾う事も忘れて、思わず木に駆け寄ると、それは堂々とした枝ぶりのドングリの木でした。

どの葉にも小さな虫食い一つありませんし、病気にもなっていません。

農薬も肥料も与えられないのに、ドングリは害虫や病気にやられる事無く、元気に育っている。

木の周りは私の肩まで雑草だらけ、足元はふかふかです。

手で掘ってみるとやわらかく湿っていて、雑草を抜くと土と一緒に根っこの先端まで簡単に取れます。

全てが私の畑とは違っていました。

この土を作ればいいんだ!

長年探し続けていた答えが、そこにありました。

私は、思わずひざまずいて土を握りしめていました。


本当に感動する一節です。

実は私も同じような経験を2度しています。

もうだめだと思って、窮地に追い込まれた時こそ「目に見えないもの」が見えるのです。

1度目は、1990年会社が倒産しかけた33歳の時、「アウトレット家具という業態」に出会いました。

アウトレットなんて、まだ誰も見た事も聞いた事も無い、23年前の話です。

2度目の窮地の時は43歳でしたが、「アウトレット家具専門店」のFC事業を考え出しました。

「見えないものを見る」ことは誰でも、一生に何度か出来るはずだと思います。

一生懸命努力しても窮地に陥ることがありますが、絶体絶命の時こそ「見えないもの」が見えるのではないでしょうか!

ピンチはチャンスという言葉がありますが、まさしくその通りだと思います。

最後まで諦めない姿勢があれば、チャンスに変える事が出来るのです!












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本日は、来年4月の消費税増税後の「プライス表示」について話したいと思います。

政府は、2017年3月までの「時限立法」として外税表示を許可すると発表いたしました。

そこで、我々小売業者は「内税表示」か「外税表示」かで右往左往しております。

「内税表示の企業」

  アクタス   しまむら  無印良品  ネット業者 

「外税表示の企業」

スーパー業界  コンビニ業界  百円ショップ ニトリ ユニクロ

「内税+外税表示の企業」

イオン  セブンアイホールディングス

まだまだたくさんの企業が、どちらにするか迷っているみたいです。

ところで、消費税増税に際して、公正取引委員会が提出した「消費税転嫁法案」が6月5日に衆議院本会議で可決、成立しています。

ここで、消費税を「転嫁」する3つの方法について話したいと思います。

1.前方転嫁 (消費者が負担する)

納税義務者である売り手が租税負担額を上乗せした価格で買い手に販売する事によって、税負担を買い手へ転嫁させる。

2.後方転嫁 (仕入先が負担する)

買い手が購入価格の引き下げを実現する事によって売り手に税負担を移転する。

3.解消転嫁 (企業自身が負担)

企業努力によって生産、流通の効率化を図り、生産コストや流通コストを節約することで税の負担を吸収し、解消してしまう。


3の「解消転嫁」が最も望ましいと思いますが、大変な企業努力が必要です。


さて、お客様にとっては「内税表示」が喜ばれるのか、「外税表示」が喜ばれるのか?

何人かのお客様に聞いてみました。

結果は当然「内税表示」で、なおかつ値上げはなしということでした。

販売側からすると、「外税表示」が望ましいのですが、お客様からの支持は得られそうもありません。

いずれはお客様に「外税表示」が理解され、全業種で出来るようになるかも知れませんが、当分は無理のようです。

スーパー業界は消費税が2段階(2014年4月8%、2015年10月10%)で上がる事を踏まえて、ポスレジなどのシステム変更が出来ない為、「外税表示」を発表しております。

しかし、我々専門店は、「外税表示」を望みながら、「内税表示」を選択するでしょう。

消費者(お客様)の気持ちを理解しなければ、小売業など生き残れるわけがありません。

「内税表示」の店か「外税表示」の店か、どちらで買うかの選択権は、消費者(お客様)が握っているのです。

消費税が上がるのは仕方ないが、安く買いたいと思う消費者(お客様)の気持ちは「永遠に不滅」です。

特に耐久消費財と言われる、家具インテリア商品は駆け込み需要もかなりあると見られており、来年4月以降の需要は激減するのは間違いないでしょう。

売れない時期にお客様の嫌がる「外税表示」で勝負しても勝ち目はありません。

もし4月から「外税表示」に変えて、頑張っていても4月以降、売上げが激減すればほとんどの専門店は
「内税表示」に戻すと考えられます。

買い手市場の世の中になってから、もう何十年も経つのです。

業者(売り手)の考えの真逆が、消費者(買い手)の考えです。

我々業者(売り手)はいかに、消費者(買い手)の考えを理解し、そして消費者(買い手)に支持してもらうかが生き残りの勝負です。

いろいろな企業努力をして、「内税表示」が出来るようにしなければなりません。

しかし、ピンチはチャンス、変化(消費税増税)はチャンスと言います。

この変化(消費税増税)をいかに、チャンスに変えるか?

ここが我々小売業者の腕の見せ所ではないですか!

大きなチャンスに変える事が出来るように頑張りましょう。

























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本日は、「eコマース革命」について話したいと思います。

10月7日ソフトバンク社長の孫正義氏は、ヤフーショッピングにおける「出店手数料」及び「販売手数料」を無料にすると発表されました。

「ヤフーショッピング」     ( 現状 )              (2013年 10月7日)より

出店料 初期費用    21,000円+25,000円(月額)  →  無料

売上ロイヤルティー   1.7%~6.0%(月額)        →  無料 

「ヤフーオークション」

出店料           18,900円(月額)           → 無料

ロイヤルティー      5.0%                  → 5.0% (変更なし)

出品可能上限数     3,000品                → 自由

以上の改定を行うと発表しました。

これは素晴らしい革命です。

今回の「eコマース革命」のキーワードは、「無料」と「自由」だそうです。

10月7日の発表を受け1日で新規ストアの出店希望者は1万件、個人の出店希望は1万6千件に達したそうです。

「これまで10年やって出店者は2万件だが、無料にしたとたん1日で2万6千件が集まった」と発表されています。

正しくこれは、「革命」だと思います。

「革命」とは、環境が一気に変わる事だと思います。

孫正義社長は、今までにもたくさんの革命を起こしてきました。

ネットで販売している業者は、楽天、ヤフー、アマゾンなどの市場に出店しなければ売上げが立たないのですが、売上げロイヤルティーを支払えば、ほとんど利益が残らない現状でした。

ですから、「楽天」などは、大きな利益をあげて儲かっていました。

しかし、「ヤフーショッピング」で商品を売ればロイヤルティーが無料になるとすれば、ほとんどのネット販売業者は「楽天」から「ヤフーショッピング」に乗り換えるでしょう。

孫社長は、「革命」とは「主役が入れ替わる」ことであると言っています。

確かに「明治維新」のような歴史的な革命の時には、武士という主役から、庶民という主役に入れ替わったのではないかと思います。

すると「eコマース革命」による主役の交代は、「楽天」のような場代を取ってネット市場を支配していたやからから、実際に商品を販売する業者や顧客へと、主役が交代するのだと思います。

しかし、一円の利益もなしで「ヤフーショッピング」を経営していけるのでしょうか?

孫社長は、たとえ話として 

泳ぎを覚える為に練習していた時、一生懸命に浮き上がろうともがけばもがくほど水に沈んでしまいました。 その時、父親が 「沈むつもりで水と一体になれ」と言われたそうです。

すると不思議に身体が浮いて泳げるようになったそうです。

ですから、水と一体になるということが「顧客(全国民)と一体になる」ことであり、「無料」「自由」にする事が力を抜くことであると言っています。

孫社長の話を聞いていた観衆から、大きな拍手が巻き起こりました。

私も思わず拍手をしていました。

孫さんの考え方は、坂本龍馬や松下幸之助や稲盛和夫などの立派な成功された方達の考えと同じだと思います。

私は孫社長と同じ年ですが、孫社長を尊敬出来る人だと思います。

要するに、「他人の為、顧客の為、地域の為、社会の為に良かれと思ってやったことは必ず成功する」という考え方だと思います。

しかし、「真の勇気」と「強い使命感」が無ければ、このような「革命」を起こすことは出来ないのです。

誰しも、やってみたいと思っていても、いざ自分が損をする立場になるとしり込みをしてしまうのです。

そして、結局出来ないまま死んで行くのでしょうね。

大きな成功をする人は、自分のことよりも、他人のこと、地域のこと、社会のこと、国のことを優先できるのだと思います。

我々の会社 ビッグウッドの使命は、「家具のアウトレットという業態を日本にひろめる事によって、全国のお客様に喜んでいただく」というものです。

その為には、犠牲を払わなければなりません。

「一生懸命」の文字の通り、一生(命がある限り)、命を懸けて成し遂げる事が必要だと思います。

今回の孫社長の「eコマース革命」に感銘を受け、私も非力ながら、やり遂げる覚悟を致しました。







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本日は、「消費税増税による駆け込み需要の確保」という内容で話したいと思います。

来年4月消費税増税まで、あと4ヶ月となりました。

高額商品を中心に、販売が好調な百貨店や輸入高級車を販売しているディーラーなどすでに駆け込み需要が発生しております。

そして、「最も大きな駆け込み需要」と言える住宅においても囲い込みの争奪戦が始まっております。

住宅が出来れば、必然的に家具が必要になります。

新しい家に、古い家具はマッチしません。

ですから、この際に家具も新しく買い換えようと考えるのが自然の流れです。

我々家具業界でも、新築やリフォームをされるお客様の争奪戦が始まっております。

争奪戦に成功している店舗と、失敗している店舗が如実に明暗を分けてきております。

実は、ビッグウッドグループ37店舗の中でも囲い込みが出来ているている店舗と、出来ていない店舗に分かれてきています。

では、囲い込みに成功している店舗は、どのような販売方法を行っているのでしょうか?

成功事例を挙げてみたいと思います。

1.来店されるお客様全員に、「新築ですか?」とお聞きする。

2.もし新築やリフォームのお客様であったら、「毎週チラシ情報を送らせていただきます」と言って、お名前、住所、電話番号をお聞きする。

3.まとめて買っていただくと「値引き、サービス」などの得点があることをお伝えする。

4.古い家具を「無料引き取り」あるいは「下取りサービス」出来ることをお伝えする。

5.買っていただいた商品を「6ヶ月間」お預かり出来ることをお知らせする。

6.毎週あるいは2週間に一回、チラシ情報を郵送する。

7.もしお客様が探されているような商品が入荷したらお電話をしてお知らせする。

8.人間関係を構築して、お客様に信頼されることが第一です。

以上の「8つの事」を実践して業績を伸ばしている店舗が出てきています。

やはり、家具は高額ですから店舗のスタッフと「ある程度の人間関係」が出来ないと購入出来ないのです。

まして新築、リフォームとなりますと「まとめ買い」されるお客様が多いので、信頼できるお店、信頼できる販売員でないと購入できないのが事実です。

この人から買って大丈夫だろうか?

アフターメンテはしてくれるだろうか?

大きな買い物をするお客様は、「誰から買うか?」というのがかなり大きな購入条件になります。

ですから、来店されたお客様にいきなり商品を販売しようとしないで、「新築ではないですか?」とお聞きして、まずは人間関係を作る努力をしなければなりません。

そして、こまめにチラシ情報を送ったり、お電話したりしながら「お客様の信頼」を勝ち取る事が重要です。

ビッグウッド全店の皆さん、現在最も大きな駆け込み需要は「新築、リフォーム」のお客様です。

来年4月の消費税増税に向けて、これからが「駆け込み需要」のピークになってきます。

全力で勝ちに行きましょう!

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
68
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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