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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は「座右の銘」について話したいと思います。

「座右の銘」とは、一人ひとり違うものですが、人が生きて行くうえで「考え方の指針」になる物だと思います。

もっとわかり易く言えば、物事の判断をするときに決め手となる「判断基準」のような物だと思います。

人生は、判断の連続で毎日、毎日判断を迫られる訳ですが、人間ですから誰しも迷い苦しみます。

小さな判断が積み重なって、その人の人生を築き上げていくわけですが、うまく行くのも悪くなるのも、毎日の判断の仕方次第だと思います。

判断に迷った時、この「座右の銘」が役に立つと思います。

私の「座右の銘」は、「動機善なりや、私心なかりしか」と言う言葉です。

どういう意味かと言いますと、「何かをしようとする場合、自問自答して、自分の動機の善悪を判断し、自分の心、自己中心的な発想で物事を進めていないかを点検する」という事です。

実は、この言葉は有名な京セラの稲盛和夫名誉会長がおっしゃった言葉です。

稲盛さんは、動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要もない、必ず成功するとおっしゃっておられます。

私が、この言葉を「座右の銘」にした理由は、尊敬する稲盛さんの影響もありますが、自分の経験から、本当にその通りだと確信を持ったからです。

今まで53年間、色々な経験をしてきましたが、失敗した時はほとんどが自分勝手な私心で物事を始めています。

また成功した時は、「他人のため、お客様の為、社員の為、社会の為」に良かれと思って始めた事は、ほとんどが成功しています。

ですから、私は「この言葉」を心の底から信じているのです。

「座右の銘」とは、会社でいう「経営理念」のようなものではないかと思います。

会社にとって「経営理念」とは、会社経営における判断基準の根っこになる考え方だと思いますが、そうありたいと願う理想の状態でもあります。

私のような凡人は、「座右の銘」の通りに生きていく事が難しいのですが、少しでも理想の自分に近づきたいと思うのは良い事だと思います。

そして、会社経営をする上で、社員の見本となるような生き方をしなければいけないのですが、人間とは弱いもので、私利私欲の心を消し去る事は、難しいものです。

しかし、本当に大切な事に取り組む時は「動機善なりや、私心なかりしか」という「座右の銘」を貫き通す覚悟が必要だと思います。

どうしても成し遂げたい事があれば、どうしても成功させなければならない事があれば、それが世の中の為になるような事であれば、成功する法則に乗っ取って遣り通す覚悟を持たなければなりません。

私にとって「成功の法則」とは、「動機善なりや、私心なかりしか」なのです。

人それぞれ顔が違うように、考え方や「座右の銘」が違います、どれが正しくてどれが間違っているという事ではなく、自分が信じるものを貫き通すという気構えが大事なのだと思います。

そして、日々起こる小さな問題を解決する時にも「座右の銘」を活かす習慣を身に着ければ、素晴らしい人生が送れるような気がします。

皆さん、どうお考えでしょうか?

「座右の銘」をもたれていない方は、是非この機会にお考えになってみてください。

                          株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

















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今日は、フランチャイズについて話したいと思います。

現在日本のフランチャイズチェーン数は、1,231チェーンで、前年度比-2,1%(15チェーン減)

国内の総店舗数は23万822店舗で、前年度比-2,1%(4,864)

売上高は20兆8,087億円で前年度+2,5%(5,049億円増加)となり、統計調査始まって以来、チェーン数、店舗ともに初の減少となりました。

業種別で見ますと、小売業では、チェーン数7チェーン減、店舗数では前年度対比+3,6%(3,041点増)、売上高は同+6,2%増でありました。

小売業のうち、コンビニエンスストアーの店舗数は+2,7%(1,163店増)、売り上げは+6,6%でありましたが、一方外食産業及び、サービス業では、チェーン数、店舗数、売り上げ高ともに前年度より減少しました。

リーマンショック以降顕著になった低価格志向や事業再編の波が、統計調査の結果にも表れたものと思われます。

また、「社団法人日本フランチャイズ協会」の会員数は、正会員108社(-9社)、準会員5社(-1社)、研究会員95社(増減なし)、賛助会員205社(-18社)、計413社(-28社)で会員数の大幅な減少となり、厳しい経営環境を反映したものとなりました。

ビッグウッドは、「社団法人に本フランチャイズ協会」の研究会員に登録されていますが、家具業界では日本で一社だけだそうです。

フランチャイズチェーンの良いところは、全店同じレベルの商品、同じレベルのサービスを提供する事ができると言うところにあると思います。

ところが、ビッグウッドのFC店(17店舗)で同じサービスが徹底されているかと言うと、実はまだされておりません。

今後の課題として、直営店で実施されているサービスを、FC全店が完全実施出来るように指導、援助していかなければいけないと思っております。

直営店で作り上げたノウハウを、ビジネスモデルとして全国に展開していくと言うのがフランチャイズであります

家具のアウトレット専門店「ビッグウッド」のビジネスモデルを、更にブラッシュアップして最高の店舗を作り出す為に、我々本部社員は努力しなければいけないと思います。

お客様に喜んでいただく「日本一のアウトレット家具専門店」の構築が、我々ビッグウッド本部の責任です。

又、地域性をかんがみ、店舗ごとの特性も必要でありますからFC店さんには、独自の戦略も指導しながら、
基本のマニュアルの徹底には、全力で取り組むつもりです。

優秀な一人の知恵よりも、沢山の人の知恵を集めてそれを最高レベルまで高めた「成功の源」を作り出すのがフランチャイズ本部の仕事です。

ビッグウッドは、まだまだ発展途上のFC本部でありますが、「情報の集積」を繰り返し「最高のノウハウ」を作り上げる努力をしております。

全国の中小家具店の皆さん、一緒に「未来の家具専門店」の構築を考えてみませんか?

時代の大転換が起きつつある現在、将来のお客様に支持される「将来のビジネスモデル」を真剣に考える時期だと思います。

「全てが変わる」がキーワードです!

                            株式会社 家具 アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟








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今日は、「目標達成」について話したいと思います。

目標とは、自分が目指す状態や数値の事だと思います。

例えばオリンピックで金メダルを取りたいというのも目標ですし、今月2000万円売り上げを作りたいと言うのも目標です。

では、どうすれば目標を達成できるのかと言う話をしたいと思います。

目標とは「自分の意欲」をかたちにしたものですから、人それぞれ違うわけですが、

実は、目標を決める時に達成するかしないかが決まっている!と言ったら驚かれるでしょう。

しかし、現実にはその通りになります。

驚くような高い数値でも、決めたときの気持ち次第では達成できてしまいます。

ですから「目標を決める時の自分の気持ち」が一番大切だということです。

これは、私が経験して会得した「目標達成」の要諦です。

では、どのような気持ちにならなければいけないのかと言うと、それは「どうしても達成したいと言う気持ち!」を持つ事です。

目標を達成する為には、色々な方法を考え出し実践しなければなりませんが、最初の「ヤル気」がなければ何も始まりません。

たいていの人は「ヤル気」はあったんだけどダメだった、と言いますがそれはうそです。

それは、他人が作った目標であったり、会社から無理やり与えられた目標であったりする事で、本当にヤル気になっていなかったのです。

もし自分が、どうしてもそうなりたいと思って作った「目標」であれば必ず達成できます。

なぜかと言うと、達成するかしないかは最後の少しの頑張りだからです。

誰でも「目標」を立てたら一生懸命頑張りますから、いい所までは行くのですが、最後の所で諦めて達成できないものです。

どうしても達成したいと思う気持ちがあれば、最後の最後まで本気で頑張ります。

ですから必然的に目標を達成してしまいます。

大切な事は、「目標」に対する自分の気持ちです!

私の場合は「目標」に愛情を持つようにしています。

「目標」を愛し、どうしてもそうなりたいと願望すれば必ずかないます。

達成するか、しないかは紙一重です!

誰でも達成できるはずなのに、いつも出来ない人がいます。

それは、本気になれないタイプの人に多いのですが、言い訳ばかり言っている人です。

そして素直になれない人、自分を信じる事ができない人、無我夢中になれない人、等が達成できない人たちです。

本気で「目標」をつくり、愛情を持ち、素直な気持ちで、自分を信じ、無我夢中で頑張れば、必ず達成出来るものです。

皆さん、一度試してみてください!

成功の第一歩は、小さな目標達成です!

要領を覚えたら、楽しい人生になると思います!

                      株式会社 家具 アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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今日は、皆さん!いつも私のブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。

このブログを書き始めて、はや2年が過ぎました、あっという間の2年間でしたが、読んでいただいている方がいるから、続ける事が出来たのだと思います。

こんな拙いブログですが最近は、毎日50人以上の方が読んでくださっております。

本当にありがたい事だ!と感謝しております。

前置きが長くなりましたが、今日は「利他の心」についてお話したいと思います。

利他とは、他を利する、要するに他人に利益を与えると言う事です。

「利他の心」とは、他人の利益を考えると言う事であります。

我々経営者は、利益の面で従業員と相反する者であると一般的に言われています。

損益計算表で考えると、経費の大部分が人件費であり、確かに従業員の給料が多くなれば会社に利益が残らないのは現実です。

経費削減の為、給料カットやリストラを薦めるコンサルタントの先生もたくさんいます。

しかし、本当にそれが会社の為になるのでしょうか?

会社とは、組織であり、組織とは社員全員でありますから、「会社の為に仕方なくやった!」と経営者は言いますが、本当は自分の事だけを考えているのではないでしょうか。

確かに倒産寸前の状態で、仕方なく組織を縮小する為にリストラする場合はしょうがないにしても、業績が少し悪くなったくらいで、「人員削減」等はもっての外でしょう。

「会社の為!」と言うなら、「全社員の為!」にならなければいけないと思います。

社員同士の人間関係においても、「利他の心」が大切だと思います。

相手を思いやる心がなければ、チームワークとか団結力などは生まれるはずがありません。

「情けは人の為ならず!」と昔から言いますが、他人を助ける事が回りまわって、自分の為になると言う諺です。

特に上司と部下の関係では、この「利他の心」が絶対に必要だと思います。

上司は部下を思いやり、部下は上司の為に努力する関係がなければ、組織は壊滅してしまいます。

会社と言うものは、人と人とが助け合い、お互い足らない部分を補う事によって、一つの目的を果たす為に存在するものであり、共有するビジョンを達成する組織であると思います。

ですから、我々経営者は全社員の一人一人を大切に思いやり、その同士の為に最善の努力をしなければならないのです。

経営者も人間ですから、当然自分のことが大事だと思いますが、せめて「自分の幸せ半分、社員の幸せ半分」くらいの考えは持たなければならないと思います。

ビッグウッドの経営理念「全従業員の喜びの創造」とは、まさにこの事を実現する為に創られました。

又、お客様に対しても「利他の心」はとても大切です。

「お客様が喜ばれる事」を探し出し、お客様の為に一生懸命努力する事が、我々の幸せを創り出す方法であると思います。

「商品、接客、サービス、配送、清掃」全てにおいて、お客様に満足していただける状況を作り出す事が、ビッグウッドの経営理念「お客様の喜びの創造」です。

「幸せになるのも、不幸せになるのも自分しだい!」他の社員やお客様に大切に思われるか、嫌われるかで決まるものだと思いますが、いかがですか?

皆さん「利他の心」は、人生で成功する為の「自然の法則」だと思います。

「相手の利益」を考えると言う事は難しい事ではありますが、理想に向けて努力して行きたいと考えます。

                    株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟














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今日は、「ビッグウッドの宝物」についてお話します。

我が社の宝物は、当然「我が社の社員さん」でありますが、その社員さん達が毎日お客様に接する中で、お客様に喜んでいただいた事を、毎月報告してもらっています。

それを「喜ばれた事例」として、一年間編集し、一年に一度、最優秀賞、優秀賞を決定して社員さんを表彰しております。

今日は、その「喜ばれた事例」の一つを紹介したいと思います。

去年に比べ今年のゴールデンウイークは、お客様のご来店もかなり少なく、店の売り上げもスタッフ全員がどうしたら良いものかと頭を抱えておりました。

きっとお客様も、ご来店されてもふらっと見て、大して喜びもせず、帰っていかれた方が多いと思いました。

そこでお客様に喜んでいただける事はないものかと思案しました。

5月9日は年に一度の「母の日」です、私も子供から母の日のプレゼントをもらって、かなり嬉しかったものですが、その気持ちをお客様にも感じていただく為に、ご来店のお母様達に「母の日」のプレゼントを店で用意しました。

「母の日」の定番はカーネーションなのですが、店にかなりあった「薔薇の造花」を一本ずつプレゼントする事に決定しました。

そして、子供連れのお母様で、家具や小物を買っていただいた方にプレゼントいたしました。

お渡しする時も、少し演出いたしました。

お買い上げ伝票を書いて頂いている時に、子供さんを呼んで小さい声で「お母さん、いつもありがとう」って言って、お母さんに渡してごらん!と言って子供さんに持たせてあげました。

私の言った通りにした3,4歳の女の子はお母さんに駆け寄って「いつもありがとう!」と渡すと、お母さんがその子をぎゅっと抱きしめました。

二人ともとっても幸せそうで、見ている私が涙が出そうなくらい感激してしまいました。

別の男の子は、とっても照れくさそうに渡していたり、年配のお母様はスタッフの男の子からもらって、とても嬉しそうでした。

色々なドラマを見せていただいて、たった一本のお花で、こんなに色んな人達が幸せな笑顔でビッグウッドから帰って行かれたのは、初めて見させていただいた気がします。

この日一日は、スタッフ全員も心が温かくなり、店全体が感動と笑顔で、最高の仕事をさせていただいた気がします。

以上が、「喜ばれた事例」の一例ですが、本当に「ビッグウッドの宝物」だと思います。

まだまだたくさんの宝物がありますので、又の機会に紹介させていただきます。

                         株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟




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こんにちは、大変ご無沙汰しており、申し訳ありませんでした。

今月は、弊社の「夏季賞与」の査定時期であり,支給時期でもあり、他の事が手につかない状態でありました。

「自分に厳しくしなさい!」と指導している立場としては恥ずかしい限りです。

ところで、今日は「育てる」という事について自論を書かせていただきたいと思います。

「植物を育てる」、「動物を育てる」、「子供を育てる」、「部下を育てる」、「人材を育てる」等、色々な「育てる」があると思います。

「育てる」と言う事は、自分が考える理想の状態に「相手」をさせようと努力する事ではないかと考えます。

しかし、なかなか自分の思うようには行かないのが現実で、何を育てるにしても困難があり、努力が必要であります。

例えば、「植物を育てる」にしても水をやりすぎて枯らしてしまったり、何もしなくて枯らしてしまったり、育て方によっては命を絶つ事にもなりかねません。

「子供を育てる」にしても、干渉し過ぎると過保護になって子供が駄目になってしまうし、放任主義だととんでもない子供になってしまいます。

相手が、自分を必要としている時を察知し、係わる努力が大切だと思います。

例えば、新米店長が就任したばかりで、「何をどうしたら良いかわからない」時には懇切丁寧に係わって教えてやらなければなりませんし、ベテランの店長には要所、要所で適切なアドバイスをする事によって、自立させていく事が大切だと思います。

私の自論では、人間の能力にはあまり差がなく、役職に対して向き不向きもあまり関係ないと考えております。

なぜかと言うと、「人間は誰でも、自分がなりたいと思ったら、なりたい自分になれる!」と信じているからです。

強い意志があれば、人間は変わる事ができる訳ですから、向いているとか、向いていないとか他人が判断する事ではないと思います。

逆に、本人がやりたくない、向いていないと考えている場合は、どんなに指導、教育しても無駄である事は言うまでもありませんが、本人の意思が最も大切だと言う事です。

しかし、ヤル気はあるのだけれども、「経験やテクニック」が不足していて自信がないと言う場合が往々にしてあります。

上司としてはこういう場合、小さな成功体験をたくさん経験させる事が重要です。

例えば、今話題のワールドカップで「デンマークとの試合の3点目」、本田が岡崎に絶妙なアシストをしたように、上司が自分の手柄にしないで、部下の成功に仕立てる事が大切です。

私の場合は、店外祭事(家具の売り出し)を企画し、若い社員に任せて行い、成功させて、それを皆で褒めてあげるという事をしていました。

今は、店外祭事等はしておりませんが、若い社員に店長として、店舗を任せる事によって成功体験を積ませる努力をしております。

ところが、店長になったばかりの人間が、独力で成功体験を積み上げていくと言う事はなかなか難しい物であり、それをアシストする為にエリア長という役職を設けました。

ですから、エリア長という方たちはベテラン店長として、多くの成功体験を積み、また多くの失敗体験も積んでいる方たちで、会社を支えて来た人間です。

新米店長の成功をサポートする為に、又会社方針や経営理念を店長に浸透させる為に必要な存在であると思います。

部下を成功させる体験は、本当に楽しく胸踊る経験でありますが、エリア長は本当にやりがいのある役職であると思います。

私の自論ですが、人を育てる要諦は「決してあきらめない」その一言です。

部下が、頑張ろうと言う意志がある限り、、、必ずやれると信じてやる事が上司の心構えだと思います

自分の子供を愛するように、部下を愛し、かけがえのない人間として育てる事が上司の務めであり、もっと他に適任者がいるのではないかと思う事は、無責任ではないでしょうか。

私の場合は、自分の子供を取り替える事はできないように、部下の取替えは出来ないと考えておりますので、本人のヤル気があれば決して諦めないようにしております。

一番大切なことは、部下の心に火をともす(ヤル気にさせる)事でありますが、成功体験が重なれば自信が出てきてヤル気になる場合も多々あると思います。

これでもか、これでもかと「成功の罠」を仕掛けて、「部下を育てる」と言う事は本当にやりがいのある楽しい仕事だと思います。

福沢諭吉翁の言葉に、「財を残すは下なり、名を残すは中なり、人を残すが上なり」という格言がありますが、人間の一生の仕事として「人を育てる」と言う仕事ほど尊く価値のある仕事はないと思います

我々上司は、やり続ける覚悟が必要ではないでしょうか?

                         株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

















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今日は、「顧客満足度指数」という内容で話したいと思います。

先日、日本版顧客満足度指数ランキングが発表されました。

29業種291社を対象に実施されたものですが、上位50社中、トップはやはり、あの東京ディズニーリゾートでした。 (流石ですねー!)

20位までを業界別に見ると最も多いのが通販の5社で、このうち4社までがネット通販企業でした。

旅行業者は、3社が9位から11位まで連続していますが、これもネットでのサービスの良さが高評価の理由でした。

飲食では、回転寿司の商人スシロー(3位)、くら寿司(13位)、サイゼリア(16位)、餃子の王将(20位)が選ばれています。

ところが、商業最大のシェアを持つ物販店舗小売業は一つもありませんでした。

この評価は、物販店舗小売業がサービスよりも、効率を優先してきた結果が出たのだと思います。

百貨店も、スーパーも、チェーン店も大きな転換期に来ていると言えそうです。

小売商業は「生活支援業」であり、生活に幸せと満足を提供する「店は客の為にある」と言う大原則が何より優先されるべきなのに、

それをまったく無視した競争優先に走って来た結果が、ここに現れてしまったのではないでしょうか。

組織重視とルール化された作業にのみ重点が置かれた大規模チェーン店では、個別サービスは、むしろマイナス効果にしかなりません。

規模の大小にかかわらず、お客様は「自分に対する店の態度」を意識します。

平等社会であっても、それはお客様の心に大きな影響を与えます。

この重要な「人間の本来的な心理」の問題を無視するルール優先の企業姿勢は、いくら口だけ「サービス主義」をうたおうとも、お客には見え透いてしまうのだと思います。

ここに個人経営店の「顔を知っているお客様」との決定的な違いがあると思います。

今、その隙間に新たな道を見出す事が、低価格大量流通と対決する個人商店などの有力な鍵の一つだと思われます。

我々中小家具店も、全国大型家具チェーン店と対決しているわけですが、「顔を知ってるお客様」を相手に商売をしているわけで、

「顧客満足」を高める事は充分に可能性があり、お客様と会話する事によって「個別サービス」も充分に出来る状態にあると思います。

混沌とした時代ですが、お客様に応じた「丁寧な個別サービス」を実践する事が我々の強みであり、

「お客様の喜びを創り出す」ことが、大型チェーン店に打ち勝つ最善の方法だと考えます。

中小家具店の皆さん、チャンス到来!!チャンス到来!!

しっかりと差別化して、強みを生かした店舗経営を頑張りましょう!

                         株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟










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今日は、2010年度の日本の家具製造業界について 話したいと思います。

平成20年の「家具製造業」の事業規模を示す数値をみると、「事業所」が前年比5.7%プラスとなっておりますが、「従業員数」、「現金給与総額」の2項目は前年比マイナスが続いております。

また2009年には、前年度比プラスとなっていた「原材料使用額」「製造品出荷額」の2項目も、前年度マイナスに転じてしまいました。

2009年度の「家具、装備品」の出荷額の合計は、1兆8844億100万円、前年度比伸率は-10.2%となっています。

過去5年間の推移をみると、連続して前年割れが続いており、特に昨年は2桁台のマイナスを記録しております。

業種別で見ると、たんす類が一年間で27.5減、5年前と比べるとな、なんと44.1%減、10年前と比べるとな、なんと79.3%減です。

木製家具全体で見ても、2009年度は一年間で10.6%減となっています。

家具製造業全体では「事業所数」「従業員数」「給与総額」「製品出荷額」の4項目が5年前より減少し、「原材料使用額」だけが材料高騰を受けて5年前より増加しています。

要するに日本の家具メーカーは、非常に苦しい状況にあると言う事がわかります。

日本で製造されるの家具は、品質がよく耐久性もあるのですが、人件費が高い為、どうしても商品の価格が高くなってしまいます。

現在のように、デフレ経済で商品価格が下落し、家具の価格競争も激化している状況で、国産の家具は高価すぎてお客様に受け入れられないのが現状だと思います。

ニトリのように、人件費の安い海外で生産し低価格で販売する手法がお客様に受け入れられる状況となっています。

これからの日本の家具製造業は、日本でしか作れない家具を生産するしか生き残る道はないと思います。

オンリーワン商品こそ、日本のメーカーが目指す最後の希望となるでしょう。

日本の家具メーカーさん、「張って欲しい!」と心から応援いたします。

                          株式会社 家具アウトレットビッグウッド 杉浦眞悟

















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今日は、「ドンキホーテ」後編と言う事で、安田隆夫会長さんのマーケティング論を紹介したいと思います。

ところで今、日本の企業全体が縮こまっている様にみえる。

株式市場でも多くの企業が投資家の期待を裏切り、日本の国家そのものが経済的にネガティブな状況だ。

実際、東京市場からは外国人投資家がどんどん資金を引き揚げているという。

世界的不況と金融恐慌の影響は、わが国の株式下落を引き起こし、世界で唯一頑固なデフレに苦しむ経済国家に転落した。

日本の経営者たちが、効果的な経営戦略を打ち出せずに、市場の期待度を裏切る真因は、外部ではなく内部にこそあるように見える。

その一方で、ユニクロやニトリのように、ごく一部の企業が益々隆盛を誇っている。

全体が良くない分、余計にそれが目立つわけだが、では、彼ら数少ない勝ち組と、その他大勢の負け組みの明暗を分かつものは何なのか?

それはずばり、経営者の「腹のくくり」ではないだろうか。

少なくとも今のユニクロの経営者からは、はっきりと「腹のくくり」が伝わる。

つまり、「あれもこれも」と多様な選択肢を繰り出すのではなく、「これで勝負する」という姿勢と戦略が明快なのである。

あれだけの規模になってなお、常にリスクを張って「マイチョイス」を提示し続ける意志と能力が、逆に今のような不確実時代にもろ手を挙げて受け入れられるのだ。

我々も、もっと腹をくくって経営、業態、商品,演出、売り方の「マイチョイス」を明確に打ち出し、革新し続けなければならない。

ドンキホーテ総師、安田会長の鋭い意見ですが、いかがでしょうか?

我が社ビッグウッドの「マイチョイス」は、B品であると思います。

展示商品のB品の割合を、20%以上にしなければ「アウトレット専門店としての生き残り」は出来ないと感じています。

徹底的に、B品を仕入れる仕組みを構築し、アウトレット家具専門店としての確固たる地位を築き上げる事が、「勝ち組」に残る唯一の方法であると考えます。

「椅子とりゲームの椅子は、一つしかない!」と安田会長はおっしゃっておられますが、家具業界でアウトレット専門店として一番になる事が、生き残りの条件であれば日本一、世界一をねらっていくしかないと考えております。

皆さんは安田会長の考え方をどのように思われますか?

                     株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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今日は、「ドンキホーテ」の代表取締役会長兼CEOである安田隆夫さんが、商業界と言う雑誌の中で書かれている「熱血商人塾」の話をしたいと思います。

皆さんも良く知っている、あのドンキホーテを創業した安田会長の「安田流マーケティング論の真髄」の中に「顧客第一主義と主語の転換」と言うのがあります。

顧客第一主義の究極の姿は、「仮に自分がお客様だったら、一体どうして欲しいかを具現化することだ」と言っています。

商人なら全員が「売りたい、利益を上げたい」と常に思っている、一方「売り上げに貢献して儲けさせてやろう」
とお店に来られるお客様は一人もいない。

ならばいっそのこと、顧客の側に立って、「ドンキに来て面白かった、得をした!」と思っていただこう、と言うの
が当社の基本スタンスである。

つまり主語を転換して、徹底して買う側に立った発想をするという事だ。

ちなみに当社では、「売り場」ではなく「買い場」と呼んでいる、と言っています。

この主語転換の重要性は、お客様だけにとどまらず、例えばライバル店との戦いに関しても、相手の店の側に

立って、何をされたら最も困るか、つまり「これをされたらかなわんな!」と言う事を徹底的に突き詰める。

少なくとも主語を転換すれば、対競合戦略におけるアイデアの精度は飛躍的に高まる。

また、上司と部下の関係においても同様で、部下に主語を転換して「自分だったら上司からどう扱われればヤル気になるか」を一生懸命考えるべきである。

小売業は時代に合わせた柔軟な変化対応が不可欠だが、一方で決して変えてはならない物がある。

当社の場合、「顧客第一主義」と「主語の転換」がその2大キーワードである。

次に「顧客目線の情報発信」についてだが、一般的に商品のパッケージや店のポップには、売り手側の情報

が満載されている。

例えば「うまさ日本一」とか「抜群のキレとコク」、あるいは「出血大奉仕」などといったコピーが氾濫している。

しかし今どき、そうした情報を真に受け、購買動機に直結するような消費者はほとんどいないだろう。

ではお客様にとって、真に有用かつ購買心をそそられる販売促進策とは?

それは「顧客目線による情報発信」と話題づくりである、例えばスイーツなら、社内で「甘党委員会」を作って

「ブラインドテストをやったらこれが一位になりました!」と情報発信すれば、スイーツ好きのお客様はその商品
に飛び付くだろう。

「団魂こだわりオヤジの利き酒大会」なども面白いと思う。

そうした顧客目線のニュース提供は、メディアの専売特許に留めておくべきではなく、お客様の生活に密着した我々流通業者が積極的かつ真摯に取り組むべき重要課題だと思う。

もっとも、顧客目線と言っても、商品によっては素人ではなくプロに情報発信させる方が、より有効な場合もある。

例えばワインなら、素人ではなくソムリエを集め、「プロが選んだ今年一押しのボジョレヌーボー」などとやる方
が効果的だろう。

逆に、単なる売り手としてのプロ、すなわち我々業者が、無差別に、「これはうまいですよ!」と言った瞬間に、
その商品が売れなくなるような時代である事を、我々はくれぐれも銘記すべきである。

以上で、安田隆夫の「熱血商人塾」前編を終わります。

この4年間で、ドンキホーテの売り上げ(2328億円→4808億円)約2500億円増収で、約2倍以上にした安田会長兼CEOの「マーケティング論」いかがですか?

やはり、業績を急速に伸ばしている企業には、独自の素晴らしい考え方、理論が存在しているようです。

                            株式会社 家具アウトレットビッグウッド 杉浦眞悟




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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
68
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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