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アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
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今日は、「成果をあげる能力は修得できる」と言う題で話したいと思います。

ピータ.F.ドラッカーの「プロフェッショナルの原点」という本の中で、成果をあげる為にはどうすれば良いか?と言う内容で書かれてありましたので、紹介いたします。

1.なされるべき事をなす。(何よりもまず、成されるべきは何かを考えなければならない。)

常になされるべきことから考える事を癖にする、手本となる人はいるか?

2.トップであるかのように成果をあげる。(意思決定を行う者は、企業の社長と同じ仕事をしている)

意思決定においては常に全体の成果を考える、トップのように考える。

3.邪魔を除去する。(最大の難問は、成果をあげなければならない者を取り巻く環境である)

常に成果に集中する為に、邪魔をしている物は何か?それらの物を除去する。

4.成果をあげる能力を身に着ける。(強みではない事をする必要はないノーと言う事を覚えなければならない)

組織内で成果をあげている人を三人あげるならば、誰と誰と誰か?共通する特徴は何か考える。
自らを変えようとする必要はない、スタイルはすでに出来上がっている。

5.時間を意識する。(成果をあげる人たちは、時間が最大の制約である事を知っている)

時間は、借りたり、雇ったり、買ったりして増やす事ができない、需要があっても供給は増えない。
時間は、「最も希少な価値のある資源」である。

記憶に頼って時間の配分を書き出し、記録して比較する。
時間が制約である事を意識して毎日を送る。

6.時間を計画する。(仕事を計画する事から、時間の使い方を計画する事に変える)

成果をあげる者は仕事からスタートしない、計画からもスタートしない、時間からスタートする。
自らの時間を、記録し、整理し、まとめると言う三段階のプロセスが、成果をあげる為に時間をマネジメントする事の基本となる。

7.時間の使い方を診断する。(成果をあげる為の第一歩は、時間を記録する事である)

一週間の時間を記録して分類し、年に数回、時間の使い方を分類しグラフにつける。
時間の使い方を知っている者は、考える事によって成果をあげる。
行動する前に考え、繰り返し起こる問題の処理について、体系的かつ徹底的に考える事に時間を使う。

8.仕事を整理する。(行う必要がない仕事を見つけて捨てる)

仕事一つ一つについて、何もしないと何かが起こるかを考え、何もしないと何も起こらない仕事を廃棄する。
あらゆる活動について廃棄を考える、廃棄のし過ぎを心配する必要はない。

9.仕事を任せる。(重要な事に取り組むには、人に出来る事は人に任せるしかない)

仕事の一つ一つについて、自分でなくても出来るかどうかを考える。
常に、人に任せられる仕事を列挙し、人を選んでそれらの仕事を実際に任せる。

10.空いた時間をまとめる。(まとまった時間はどれだけあるか)

まとまった時間は週に何時間あるか?仕事を整理し、空いた時間をまとめる
まとまった時間を増やす工夫をする。

11.締め切りを設ける。(重要な仕事には締め切りを設けなければならない)

まとまった時間を投入する為に、手持ちの仕事を列挙して優先順位をつける。
重要な仕事と乗り気のしない仕事の双方について締め切りを設ける。

12.人の時間を無駄にしない。(成果をあげるどころか、人の時間を無駄にしていないか)

人の時間を無駄にしている恐れのある仕事を列挙し、それらの物を廃棄する。
スタッフに、「あなたの時間を無駄にさせるような事をしていないか?」と定期的に聞く。
答えを恐れずこう聞けることが、成果をあげる者の条件である。

13.混乱を繰り返さない。(二度起こった混乱を三度繰り返してはならない)

何度も起きる混乱を探し、それぞれの再発を防ぐ為の対策を講ずる。
繰り返される混乱をなくしていく為に、処理の手順と担当者を決める。

14.組織をスリム化する。(人員過剰が時間の浪費をもたらす)

人間関係、摩擦、が起きないように又、人と人とがぶつからないように組織をスリム化することを考える。
マネジメントの階層が増えるごとに、組織は硬直化する、階層の一つ一つが意思決定を遅らせる。

ドラッカー氏は、マネジャー(管理職)が、成果を達成する為には、以上のことを実行する必要があると言われています。

自分の仕事の見直しをしてみようと思います。

皆さんも、今しているマネジャー(管理職)としての仕事の中身をもう一度見直して、人に任せるべき仕事は任せ、本来マネジャー(管理職)がすべき仕事を追及すべきだと思います。

そして、時間管理をする事によって、無駄のない店舗経営を目指して欲しいものです。

なすべきことをなす!成果をあげる為に何をしなければならないか?
考えていただきたい。
                     株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟





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2011年3月12日におこった、「東北地方太平洋沖地震」について話したいと思います。

被災され、亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被災地の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

本当に信じられないような、真坂の出来事がおこってしまいました。

我が社の社員さん達全員が、被災地の方達の為に「自分達で何か出来る事をしてあげたい!」と言う声があがって来ております。

私自身も、社員さん達と同じ思いでおりますが、義捐金を集めて募金する事で少しでもお役に立ちたいと考えております。

そこで「緑の森林基金」に、現在募金しているリサイクルコーナの収益金を、被災者の方達に義援金として募金する方法を考えました。

実は、家具を買い替えのお客様に対して、「下取りサービス」をしておりますが、買い取った中古家具をリサイクルコーナーにて販売いたしております。

リサイクルコーナーから出る収益金を、「緑の森林基金」に募金をしているのです。

先日も、収益金13万5000円を募金したばかりでした。

新聞やテレビで取り上げてもらって、社員一同、社会貢献できて良かったと喜んでおりました。

今、本当に困っておられる東北、関東の被災された方達の為に、この収益金を募金したいと思う社員、皆の気持ちは大きくなって来ています。

ですから、リサイクルコーナーの中古家具を欲しいと言われるお客様が「緑の森林基金」に募金してくださるか「東北地方太平洋沖地震」募金してくださるか、お客様に決めていただくようにしたいのです。

募金箱を、2つ置いてお客様に選んでいただくようにしようと考えています。

現在、日本は莫大な財政赤字(約900兆円)に苦しんでいる最中ですが、今回の大地震による被害を修復する費用も莫大な金額になると思われます。

このような非常事態は、太平洋戦争終戦の時以来ではないでしょうか?

地震国日本と言われ、地震が多い国ではありますが、M(マグニチュード)9の地震を経験するのは始めてであると思います。

又、大地震による巨大津波を経験するのも初めてだと思います。

さらに、東京電力福島第一原子力発電所崩壊による2次的被害、放射能被害も初めての経験ではないでしょうか。

我々日本国民が、一丸となって助け合う事態だと考えます。

昔から、「情けは他人の為ならず!」と言いますが、現在は西日本に住む我々日本人にとって何の被害も蒙っておりませんが、いつ何時、西日本の我々が災難にあうかもしれません。

今、我々が出来る事を精一杯してあげる事が、回りまわって自分達も助けていただくと言うことだと思います。

少しでも多くの被災者の方が、これ以上悲惨な目にあわないように支援したいと考えています。

今、ほとんどの日本人が、いや世界中の多くの人々が「東北地方太平洋沖地震」に注目しており、支援の手を差し伸べようとしております。

人間に対して、「性善説、性悪説」なる物がありますが、私は本来人間は、思いやりを持った優しい動物だと信じています。

特に日本人は、他人に対して優しい気持ちを持っている民族であると思います。

ですから、今回の未曾有の災難も皆で協力して乗り越える事ができると信じています。

ビッグウッドへ来店されたお客様へ、

リサイクルコーナーでもし欲しい家具がございましたら、1円でも10円でも100円でもいくらでも結構ですからお客様の気持ちで、募金してやってください。

宜しくお願いいたします!

                     株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟





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前回に引き続き、マネジャーの資質でなければならない「真摯」について話したいと思います。

まずは、「真摯」の語源についてですが、「まじめで熱心な事、まじめでひたむきな事、一生懸命に物事に取り組む事」という意味だそうです。

また、「正直、誠実、高潔、」と言う意味もあるそうです、ちなみに読み仮名は「しんし」です。

真摯」という文字は、真実のという字とという字の組み合わせです。

という字は、執+手でありますから、「手でしっかりとつかむ事」という意味です。

すると、真実をしっかりとつかむ事という意味になります。

ピーターF、
ドラッカーの意味する真摯英訳すると、integrityインテグリティー(正直さや誠実さが一貫している)と訳すことが出来ますが、(知識、情緒、意志という3つの要素を統合する)という意味もあります。

では、ドラッカーが言う「真摯さ」とはいったいどう言う意味なのか、色々な意見を書いて見ましょう。

1.一貫した正直さと一貫した誠実さを持って仕事(組織)に貢献する事

2.強い信念と正義の原則に基づいて、不変の正直さと誠実さで、一生懸命に物事(仕事)に取り組む事

3.真実を基準とし、誠実を前提とし、貢献を目的とすること

色々な意見がありますが、私が思いますに、「真摯さ」とは、人間が生まれた時に持っている「素直で誠実な心」だと思います。

ドラッカーは本の中でこう言っています。

真摯さは、とってつけるわけにはいかない、すでに身に着けてなければならない。

ごまかしがきかない、部下に対しては、真摯であるかどうかは2,3週間でわかる。

無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大足りうる、だが真摯さの欠如だけは許さない。

決して許さない、彼らはそのような者をマネジャーに選ぶ事を許さない。

実は、誰でも生まれた時に身に着けている真摯さを無くした者を許さない、とドラッカーは言っているのです。

我々は、生まれた時には真摯さを持って生まれてくるのですが、成長するにしたがって色々な経験をします。

悪い経験を繰り返す事によって、心が荒み、人を恨んだり、妬んだり、憎んだりする事によって、心が汚くなってしまう事があります。

すると、人が信用できなくなったり、先入観で人を見たり、偏った思考を持ったり、自分にとっての損得だけで物事を判断してしまうような人間になってしまうのです。

当然、正直さや誠実さや思いやりや平等公平の心をなくしてしまいます。

いや、失くすのではなく、隠れてしまうのです。

ですから、ドラッカーは「真摯さを身に着けている人」は選ばれた特別な人だと言っているのではなく、誰でも持っている資質であると言っているのです。

しかし、マネジャーとして人を管理するとか、指導するには、どうしても隠れている真摯さを前面に押し出し、スタッフに接しなければならないと言っているのです。

実は、これはスタッフに接する時だけではなく、お客様や取引業者さんと接する時も必要です。

しかし、24時間、365日、真摯さを持っていなくても良いとは思います。

管理者として、仕事をする時、なるべく真摯を失くさないように努力すれば充分だと思います。

人間というものは、不完全な動物です。

完璧を求める事は、不可能なのです。

マネジャーの皆さん、真摯さを前面に押し出した理想の自分を創りだし、部下の方たちに接してください。

必ず、素晴らしいマネジャーになれると思います。

                        株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟








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前回に引き続きまして、1974年発刊、P.F.ドラッカーの「マネジメント」について話したいと思います。

1.企業とは何か?

A、営利組織ではない、社会貢献する組織である

A、しかし企業は、高い利益を上げて、初めて社会貢献を果たす事ができる

2.企業の目的とは何か?

A、企業の目的の定義は一つしかない、それは、顧客を創造する事である

3.企業の機能とは何か?

A、マーケティングとイノベーションである

4.マーケティングとは何か?

A、顧客は何を買いたいかを問うことである

5.イノベーションとは何か?

A、顧客が求める新しい満足を生み出す事である

A、発明の事ではない、人的資源や物的資源に対し、より大きな富を生み出し、新しい能力をもたらす事である

6.マネジメントとは何か?

A、経営管理=経営や運営について、組織だって管理する事

A、共通の目標、価値観を持つ人たちが、適切な組織をつくり、訓練と研鑽によって、共同で成果を挙げられるようにする事。 会社で言えば (共通の価値観=経営理念)

7.マネジャーとは何か?

A、マネジメントを行う人、部門管理者、支配人、学校の部活動のマネージャー、芸能界のマネージャー等

A、一般企業のマネジャーとは、一般に管理職としては部長、課長、エリア長、店長等をいう

A、ドラッカーが言うマネージャーとは「組織の成果に責任を持つ者」である

8.マネジャーの役割とは?

A、投入した資源の総和よりも、大きなものを生み出す生産体を創造する事である

A、人的資源のあらゆる強みを発揮させるとともに、あらゆる弱みを消す

A、事業のマネジメント、人と仕事のマネジメント、社会的責任の遂行という3つの役割を果たすこと

9.マネジャーの仕事とは?

A、1.目標を設定する 2.組織する 3.動機付けとコミュニケーションを図る 4.評価測定する 5.人材を開発する

10.マネジャーの資質とは?

A、うまくいっている組織には、必ず一人は、手をとって助けもせず、人付き合いもよくないボスがいる。

この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を育てる。

好かれている者よりも尊敬を集める。

一流の仕事を要求し、自らにも要求する。

基準を高く定め、それを守る事を期待する。

何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。

真摯よりも知的な能力を評価したりはしない。

マネジャーに出来なければならない事は、そのほとんどが教わらなくとも学ぶ事ができる。

しかし、学ぶ事ができない資質、後天的に獲得する事のできない資質、はじめから身に着けていなければならない資質が、一つだけある。

才能ではない、真摯さである。


次回は、真摯さという意味について話したいと思います。

                           株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟




 

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今日は、P.F.ドラッカーについて話したいと思います。

ビジネス界において、最も影響力をもつ思想家として知られています。

1909年 ウイーンに生まれ、フランクフルト大學を卒業。

1933年 発表した論文がナチス、ドイツの不評を買い英国に逃れ、ロンドンで保険会社のエコノミストなどを経験後、渡米    
1939年 ファシズムの起源を分析した「経済人の終わり」を刊行

1944年 GM(ジェネラルモータース)よりマネジメントの研究を依頼され研究に取り組む

1946年 マネジメント理論として「会社と言う概念」を発表

1950年 ニューヨーク大學の教授に就任

1954年 「現代の経営」を刊行

1059年 「変貌する産業社会」を刊行 日本企業へ関心を持つ

1964年 「創造する経営者」を刊行

1967年 「経営者の条件」を刊行

1969年 「断絶の時代」を刊行

1974年 「マネジメント」を刊行

1976年 「見えざる革命」を刊行

1079年 「傍観者の時代」を刊行

1980年 「乱気流時代の経営」を刊行

1985年 「イノベーションと企業家精神」を刊行

1989年 「新しい現実」を刊行

1992年 「未来企業」を刊行

1993年 「ポスト資本主義社会」を刊行

1995年 「未来江の決断」を刊行

1999年 「明日を支配するもの」を刊行

2001年 「プロフェショナルの条件」「チェンジ、リーダーの条件」「イノベーターの条件」を刊行し世界中で大反響を呼ぶ    
2005年 米国クレアモント大學院大学教授を務め、96歳で他界

以上がピータF.ドラッカー氏の経歴であります。

彼は、我々に「メッセージ」として以下の言葉を残しています。

国、経済、産業、事業が今直面する課題は何か、問題は何か、行うべき意思決定は何か、そしてそれらの課題、問題、意思決定に適用すべき基本と原則は何かを、徹底して考えていただきたい!

また、自らの前にある機会と挑戦は何か、自らの拠り所、私信とすべき基本と原則は何かを考えていただきたい!

そして最後に、 

「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する!」

「基本と原則は、状況に応じて適用すべきものであっても、断じて破棄してはならないものである!」

                                        株式会社  家具のアウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟








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今日は、「昇給」について話したいと思います。

我が社の決算は2月末であり、3月末には決算が確定しますので、4月には「昇給」する予定であります。

昇給原資の計算方法は、昨年度決算の純利益と今年度決算の純利益を足して2で割り、その純利益の10%を原資とします。

純利益とは、経常利益から法人税等を引いたもので、純粋な利益の事であります。

2年間の決算で出た純利益の平均を出し、その10%を昇給の原資にする予定であります。

決算まであと一週間ほどになりましたが、今期はいくら純利益があるか大きな問題です。

皆が一年間、一生懸命頑張って残した純利益はとても大切な物だと思います。

我が社は、中小企業であり上場企業のように大きな利益を残すことが出来なかった為、従業員の給料は決して多い方ではありません。

我々経営陣は、我が社の社員さんの給与を上場企業並みにする事を強く望んでおります。

しかし、利益の額にそぐわない昇給をすると、会社経営が出来なくなってしまいます。

どういう事かと言いますと、企業の最も大きな経費は、人件費でありますから、急速に人件費が大きくなると赤字決算になってしまうのです。

赤字決算が3年続くと、金融機関からの借り入れが出来なくなり、会社経営が破綻する恐れがあるのです。

ですから、昇給は慎重にしなければなりませんが、できる限り多く昇給したいと思う気持ちは、経営者であれば誰しも同じであると思います。

ですから、なるべく利益をたくさん出して昇給の原資を増やす事が大切です。

そして、大切な利益を、社員さんの会社貢献度に応じて平等公平に分配する事が一番大事なことだと思います。

我が社は、「人事考課制度」を採用しており、上司が社員さんの人事考課をしております。

上司には慎重に、平等公平に審査して点数をつけてもらっています。

えこひいき等があっては、絶対にいけません。

毎年、より多く昇給していきたいと考えておりますが、業績が良くなければ不可能です。

予算計画を達成する事によって、利益額が決まりますので、予算達成は昇給と密接な関係があるのです。

要するに、自分達の給与は自分達で決めているのです。

何事も自分が決めている、自分次第であると言うのが人生ではないでしょうか。

皆さん、是非自分を信じて懸命に頑張ってください!

必ず、自分に還ってくるものです。
                       株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟





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今日は「一生懸命と言う題で話したいと思います。

この言葉の語源は、「
一所懸命」から来ているそうですが、中世の武士が先祖伝来の所領を命懸けで守った事に由来しているそうです。

近世以来「一所懸命」が「命懸けで何かをする」と言った意味だけが残ったため、「一所」が「一生」と間違えられて「一生懸命」となり、発音も「いっしょけんめい」から「いっしょうけんめい」に変わったそうです。

そして「懸命」という言葉の意味は、力の限り努める、全力を尽くす、という意味だそうです。

私は、この言葉が大好きで、「一所懸命」も「一生懸命」も両方とも素晴らしい言葉だと思います。

昔の武士にとって、先祖伝来の所領と言えば命よりも大切なものであったでしょうから、その領地を守ると言う事は本当に命懸けの事だったのでしょう。

一生と言う言葉には、色々な意味が含まれていると思います。

「人間が生まれてから死ぬまでの間」と言う意味が一般的だと思いますが、時間は二度と戻ってこないわけで
今と言う時間、瞬間も一生であるはずです。

ですから「一生懸命」の意味は、生まれてから死ぬまで懸命に生きると言う意味と、今、瞬間を全力で
頑張るという意味があると思うのです。

そして、懸命と言う言葉は「命を懸ける」と言う意味だと解釈します。

我々人間は、二度と帰らない一生「限られた時間」を生き抜き、後悔をしない人生にするべきだと思います。

その為には、命を懸けるくらいの仕事(生き方)をしなければならないでしょう。

命を懸けるということは、普段、自分が気がついていない潜在能力まで引き出し、まさしく全身全霊で事に当たるという事です。

昔の武士は、常に命懸けで仕事をしていたと思います、もし上司より命を受けて出来なかった時は、切腹しなければならないような生き方をしていたのです。

正しく命懸けで仕事をしていたわけですから、大抵の事は成し遂げたと思います。

そして、人間として立派な人が多かったのではないでしょうか。

現代の社会で、本当に命懸けで生きている人などいる訳はないのですが、「物事を成す人」は限りなくその状態に近い環境で仕事をした人たちであると思います。


例えば、スポーツ選手にしても、芸能人にしても、政治家にしても、商売人にしても、どんな仕事をしている人でも、一生懸命やらなかった人が成功したためしがありません。

毎日、命を懸けて仕事をするなどと言う事は出来ないと思いますが、「ここ一番!」という時に一生懸命になれない人は、絶対に成功などはしないでしょう。

我々人間は、一生懸命になった回数で人生が決まると言っても過言ではないと思います。

皆さんも、今まで何回一生懸命頑張った事があるのか、自分に問いかけてみてください。

成長したいと思っている方は、何も考えずにまずやってみてください。

意外と簡単に、成長できる事に驚かれると思いますよ。

                        株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟







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今日は、「残業ゼロ!」と言う題で話したいと思います。

我々の世代(50歳代)の人間は、残業が当たり前の時代を生きてきました。

ですから、残業をして遅くまで働く事に美意識を持っていました。

しかし、最近の優良会社は、ほとんど残業
なしで素晴らしい業績を上げておられます。

その優良企業の一つであるトリンプ(下着メーカー)の元社長、吉越浩一郎氏のお話をしてみたいと思います。

吉越氏は、トリンプの社長時代に「完全ノー残業」、「頑張るタイム」など、スピードと効率を重視した施策を次々に取り入れ、業績低迷していた同社を19期連続増収増益の優良企業に成長させた名経営者です。

残業をなくす為にすべき事は、

1.まずトップ(会社)が「残業禁止を徹底して指導する。

2.残業違反のあった部署に対して、反省会を義務付ける。

3.仕事に優先順位をつけて、緊急性が高いものから片付ける。

4.仕事にデッドライン(期限)をもうけて守らせる。

5.その中で起きる課題で自己成長させる。

以上の事を、徹底して行えば、必ず残業は無くなると言われております。

我々中小企業の経営者は、残業しなければ仕事は出来ないものだと思い込んでいるところがあります。

ところが、一流企業の経営者は残業をなくす事によって、より効率よく仕事が出来るようになり、無駄がなくなり業績が良くなると言われています。

確かに、「計画を立てスケジュール管理をすれば、効率よく時間通りに仕事が終わる」と言うのは間違いではないと思います。

我々中小企業は、行き当たりばったりで仕事をしている可能性があります。

一日のスケジュールを立て、優先順位をつけて時間通りに業務を行えば、無駄な残業はなくなるかもしれません。

中小企業で一番問題になっているのが、サービス残業です。

サービス残業とは、本来は残業しているけれども、会社に申告しない残業の事です。

中小企業では、当たり前のように行われています。

サービス残業をしている社員さんには、まったく罪悪感はありません。

会社としても残業代を払っていないのだから、何も困る事がないので見過ごしているのが現実です。

しかし、長時間遅くまで仕事をする事によって、仕事の効率化という面では進歩していないのも現実だと思います。

将来立派な会社にする為には、仕事の効率化は大事な条件の一つだと思います。

社員さんにとっても、サービス残業決して喜んでやっているとは思えませんし、出来れば早く仕事を終えて家族孝行をした方が、家族円満にもなると思います。

毎日の仕事のスケジュールを立て、優先順位を考えて、効率良く仕事を行うようにすべきだと思います。

そして、店長(管理職)は、スタッフに仕事を分担し、デッドライン(期限)を与え、時間内に出来たら褒めてあげるような仕組みを作らなければいけないと思います。

残業ゼロを成し遂げる為には、管理職(役員、部長、課長、エリア長、店長)の徹底した指導が必要であると確信しました。

                             株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟








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今日は危機管について話したいと思います。

危機管理にもいろいろ種類があります。

例えば、「売上不振」、「資金不足」、「人材不足」、「在庫過多」、「経営者の死」、「取り締まり役員の退職」など、会社にはたくさんの危機が襲い掛かります。

危機管理に、一番大事なことは早期発見、早期対応、早期解決です。

要するにスピードが一番大切です。

例えば、「売上不振」が起こったとしても急に訪れるものではなく、じわじわと襲ってくるものです。

売り上げ数字を把握していないと、不振になった事さえ気が付かない事があります。

ですから、常に数字を意識して管理をすべきです。

では対処方法ですが、まず第一に「売上不振」になった理由を追求する事が大切です。

我々小売業では、売上の中身は、「販売件数」と「販売単価」ですから両方を、徹底的に調べます。

「販売件数」に関しては、来店客数接客件数、そして成約率が関係してきますので、それぞれ何処に問題があるのか調べる必要があります。

例えば来店客数に問題がある場合の理由としては、立地、商品、展示方法、広告手段、広告の内容などが考えられます。

接客件数に問題がある場合は、販売員の人数、販売意欲(モチベーション)などが考えられます。

成約率に問題がある場合は、商品価格、サービス、販売方法、販売態度、商品知識、そしてやはり販売意欲(モチベーション)が原因である場合が多いです。

「販売単価」に関しては、お客様一人当たりの購入価格になりますから、一品単価商品個数、が問題になってきます。

一品単価に問題がある場合は、スライド販売が出来ていない。

商品個数に問題がある場合は、プラスワン販売が出来ていない。

そして、どちらも出来ていない場合もありますが、我々プロの販売員は、両方出来ても当然であると思います。

要するに、売上不振という危機が訪れた時には、すばやく原因を発見し、そして対策を考え、実行する事がとても大切です。

54年間生きて来て、倒産した会社の経営者をたくさん見てきましたが、彼らに共通して言える事は、危機意識がとても弱いと言う事です。

緊急事態になっているにもかかわらず、緊張感がなく、のんびりした態度であったように思います。

逆に、業績を上げて頑張っておられる経営者の方は、常に緊張感を持ち、いつも「何とかしなければ!」と言われています。

一見、会社を倒産させた社長さんの方が、大物のように見えるのですが、現実は危機管理の出来ないダメダメ社長でした。

我々管理職(社長、取り締まり役員、部長、課長、エリア長、店長、副店長、主任)は、絶対に危機感を持たなければなりません。

会社が倒産してから気が付いても、「あとの祭り!」です。

「売上不振」は、じわじわと少しずつ訪れるので、緊張していない管理職は気がつかない場合があるようです。

私は、とても気が小さい経営者ですが、そのお陰で27年間倒産しないで、生き残ってきました。

しかし、売上が下がると、夜も寝れなくなるほど精神的に参ってしまいます。

「売上不振」は、病気と同じで早期発見、早期治療が大切だと思います!

管理職の皆さん、早めの治療をお願いいたします、頑張ってください。

                     株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟












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今日は、「高齢化社会と家具」という題で話たいと思います。

高齢化社会とは、総人口に占める65歳以上の老齢人口が増大した社会のことを言います。

高齢化社会・・・・65歳以上の高齢者の割合 (7%~14%)

高齢社会・・・・・・65歳以上の高齢者の割合 (14%~21%)

超高齢社会・・65歳以上の高齢者の割合 (21%~   )

日本は1970年(昭和45年)に高齢化社会に、1944年(平成6年)に高齢社会になり、2007年(平成19年)には、超高齢社会となりました。

日本は、平均寿命、高齢者数、高齢化スピードという三点において、世界一の高齢化社会といえます。

日本の少子高齢化の原因は、出生数が減り、一方で、平均寿命が延びて高齢者が増えている為であります。

総務省が発表した2010年9月15日現在の推計人口によると、65歳以上の人口は前年より46万人多い2944万人となり、総人口に占める割合は32.1%と過去最高を更新しました。

又、1947年(昭和22年)の平均寿命は男50,06年、女53.96年でありましたが、2005年(平成17年)の生命表を見ると、男78.56年、女85.52年となっております。

世界一の長寿国となった日本は、素晴らしい国ではあるのですが、少子化の影響は我々家具業界にとっても大きいと思います。

新しく家具を買い求めるお客様が減っているわけですから,家具市場は縮小して行くでしょう。

50歳で亡くなっていた方が80歳まで生き続けるような時代になったのですが、50年前だと60歳の方が、古い家具を新しい家具に買えようなどとは思わなかったでしょう。

ところが、現在は60歳の方が80歳まで生き続けるとすれば、約20年間家具を使い続けると言う事になります。

そこに新たな家具の市場が生まれてくると思うのです。

60歳から80歳までの20年間に家具を買い換える「買い替え市場」です!

60歳のお客様は、大抵古い家具を使っておりますので、買い換える気持ちが起きれば、新しい家具を買われると考えられます。

買ってから何十年も経ち、壊れているような家具を大切に使っている高齢者がたくさんいるのが現実です。

壊れた家具は、身体に良くない、特にベットとかソファーは健康を害する恐れがあります。

我々家具業界に従事する者は、この「買い替え需要」をチャンスと捕らえ、どうしたら60歳のお客様が新しい家具を購入してくださるのか、その為の戦略、戦術を考え出さなければなりません。

高齢者のお客様がよく言われますのが、「あと何年も生きないから、もったいない!」です。

しかし現実には、20年間家具を使われるわけですから、健康に過ごしていただく為にもベットやソファーの買い変えはした方が良いに決まっています。

我が社ビッグウッドの戦略は、「古い家具を買い取って、新しい家具を買ってもらう!」という「下取りサービス」です。

高齢者の方たちは、戦後の厳しい時代に育ちましたから、「もったいない!」と言う節約心がありますので、簡単には買い換えてはくれません。

そこで、古い家具を無料で引き取るのではなく、いくらかで買い取るのです。

そうすれば、高齢者の方たちが、重い腰を上げて、「家具の買い替え」を思いつくのではないかと考えます。

車にしても、下取りしてもらうのが当たり前で、もし下取りサービスがなかったら車を買い替える人は、かなり減少するのではないでしょうか。

家具業界では、下取りサービスを真剣に考えて実行している企業はほとんどありません。

潜在顧客を掘り起こし、新しい市場を作り出し、日本の将来に合致した「ビジネスモデル」を考える時だと思います。

家具業界の皆さん、このチャンスを活かしましょう!

                       株式会社 家具アウトレット ビッグウッド 杉浦眞悟

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プロフィール
HN:
杉浦眞悟
年齢:
68
性別:
男性
誕生日:
1957/02/03
職業:
社長
自己紹介:
アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」の代表取締役社長
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