アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
商業界8月号の記事を紹介させていただきます。
「デフレ、円高不況もなんのその!」と言う題で記事が掲載されており、内容が面白かったので御紹介したいと思います。
東日本大震災と言う歴史的大震害勃発で幕が開けた前期(2011年度)のわが国経済と経営環境は、その後も欧州金融危機に伴う円高の進行や、タイで起きた大洪水などの影響もあり、極めて不安定かつ厳しい状態が続いた。
少なくとも震災発生直後の国内有力小売業の多くは、前期決算に悲観的な見通し示している。
12期連続の最高純利益を更新したニトリも、震災の影響を受けて、13期ぶりの減益を予想するなど、業績を下方修正する小売業が相次いだ。
ところがふたを開けてみると、案に相違して前期は、国内小売業の多くが過去最高益を達成するなど、近年まれに見る好決算に恵まれた。
わが国小売業が前期、こうした予想外ともいえる好決算に至った要因は何だろうか。
その第1として挙げられるのは、震災前からの回復への「底流」である。
リーマンショック後の未曾有の景気後退と大消費不況に対する各社の構造改革が徐々に実り、明らかな業績回復傾向が見え出した、まさにその矢先に東日本大震災が襲った。
確かに震災は、その回復基調をぶち壊し、消費自粛という新たな逆風まで生んだ。
しかし、それは一時的なものであり、結果として震災は構造改革をさらに急がせて、「底流」を促進し、その後の急回復につながったと見ることが出来る。
それを地で行くのが、特に震災後、絶好調な動きを見せるコンビニエンスストア業界だ。
以前からコンビニ各社は、その地の利を活かした数々のマーケティング強化や、ターゲット拡大に向けたマーチャンダイジング改革、プライベートブランドの拡充などに取り組んできた。
期せずして震災は、それをさらに強力に推し進める追い風になった。
周知のように、震災後はあらためて「家の近くにある便利なコンビニ」が見直され、これまでにあまり来店しなかった主婦層や高齢者の来店が急増した。
コンビニ各社はこの千載一遇のチャンスを逃すまいと、主婦向けのPBや野菜など生鮮食品の品揃えの充実、一部ディスカウント販売の取り組みや中高年層向けMDの強化など、次々と新たな施策を繰り出している。
さらには買い物弱者である高齢者を意識した宅配などのニューサービス開発でも、コンビにはその先頭を走る。
前期好決算の第2の要因は、震災後のまとめ買い需要と復興要因そのもの、さらには節電やエコ、安全、安心といった新たな価値観やムーブメントに伴う消費者の拡大だ。
一方で、リーマンショック移行の節約疲れと高級品などに対する飢餓感は、震災を経てより増幅、拡大され、復興が進むとともに一挙に顕在化して、百貨店の高額商品部門の好調などを支えていると見られる。
さらに第3の要因として、販促自粛などによる安売り競争の緩和で、総じて小売業の利益率がアップした、などの要因も指摘されている。
もっとも第2、第3の要因に関しては、一時的な底上げ要因ともいえるので、ただ手をこまねいているだけでは、その効果はすぐに剥げ落ちてしまう。
要は前述したコンビニのように、こうした追い風にどう乗り、どう取り組み、機を逃がさぬ組織的かつ柔軟な対応が出来ているか否かに、明暗の分岐点がありそうだ。
以上の内容ですが、小売業の方には大変参考になる記事だと思います。
このチャンスを見逃さないように、小売業の皆さん、特に家具業界の皆さん、頑張りましょう!
「デフレ、円高不況もなんのその!」と言う題で記事が掲載されており、内容が面白かったので御紹介したいと思います。
東日本大震災と言う歴史的大震害勃発で幕が開けた前期(2011年度)のわが国経済と経営環境は、その後も欧州金融危機に伴う円高の進行や、タイで起きた大洪水などの影響もあり、極めて不安定かつ厳しい状態が続いた。
少なくとも震災発生直後の国内有力小売業の多くは、前期決算に悲観的な見通し示している。
12期連続の最高純利益を更新したニトリも、震災の影響を受けて、13期ぶりの減益を予想するなど、業績を下方修正する小売業が相次いだ。
ところがふたを開けてみると、案に相違して前期は、国内小売業の多くが過去最高益を達成するなど、近年まれに見る好決算に恵まれた。
わが国小売業が前期、こうした予想外ともいえる好決算に至った要因は何だろうか。
その第1として挙げられるのは、震災前からの回復への「底流」である。
リーマンショック後の未曾有の景気後退と大消費不況に対する各社の構造改革が徐々に実り、明らかな業績回復傾向が見え出した、まさにその矢先に東日本大震災が襲った。
確かに震災は、その回復基調をぶち壊し、消費自粛という新たな逆風まで生んだ。
しかし、それは一時的なものであり、結果として震災は構造改革をさらに急がせて、「底流」を促進し、その後の急回復につながったと見ることが出来る。
それを地で行くのが、特に震災後、絶好調な動きを見せるコンビニエンスストア業界だ。
以前からコンビニ各社は、その地の利を活かした数々のマーケティング強化や、ターゲット拡大に向けたマーチャンダイジング改革、プライベートブランドの拡充などに取り組んできた。
期せずして震災は、それをさらに強力に推し進める追い風になった。
周知のように、震災後はあらためて「家の近くにある便利なコンビニ」が見直され、これまでにあまり来店しなかった主婦層や高齢者の来店が急増した。
コンビニ各社はこの千載一遇のチャンスを逃すまいと、主婦向けのPBや野菜など生鮮食品の品揃えの充実、一部ディスカウント販売の取り組みや中高年層向けMDの強化など、次々と新たな施策を繰り出している。
さらには買い物弱者である高齢者を意識した宅配などのニューサービス開発でも、コンビにはその先頭を走る。
前期好決算の第2の要因は、震災後のまとめ買い需要と復興要因そのもの、さらには節電やエコ、安全、安心といった新たな価値観やムーブメントに伴う消費者の拡大だ。
一方で、リーマンショック移行の節約疲れと高級品などに対する飢餓感は、震災を経てより増幅、拡大され、復興が進むとともに一挙に顕在化して、百貨店の高額商品部門の好調などを支えていると見られる。
さらに第3の要因として、販促自粛などによる安売り競争の緩和で、総じて小売業の利益率がアップした、などの要因も指摘されている。
もっとも第2、第3の要因に関しては、一時的な底上げ要因ともいえるので、ただ手をこまねいているだけでは、その効果はすぐに剥げ落ちてしまう。
要は前述したコンビニのように、こうした追い風にどう乗り、どう取り組み、機を逃がさぬ組織的かつ柔軟な対応が出来ているか否かに、明暗の分岐点がありそうだ。
以上の内容ですが、小売業の方には大変参考になる記事だと思います。
このチャンスを見逃さないように、小売業の皆さん、特に家具業界の皆さん、頑張りましょう!
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今日は、「禍福は糾える縄の如し」という諺について話したいと思います。
この諺の意味は、「災禍と幸福とは糾った縄のように表裏一体であり、一時のそれに一喜一憂しても仕方がない」という意味だそうです。
また、災いと幸福は表裏一体で、まるでより合わせた縄のようにかわるがわるやってくるものである。
不幸だと思ったことがことが幸福に転じたり、幸福だと思っていたことが不幸に転じたりするものである。
成功も失敗も縄のように表裏をなして、めまぐるしく変化するものだと言うことのたとえである。
「用例」
人生において禍福は糾える縄の如しで、予期もしなかったハプニングのせいで絶体絶命の危機に陥ったと思ったが、これがきっかけとなり以前より事態が好転したのだから驚くばかりだ。
例えば、とんでもない災難にあったときでも我を忘れず、冷静に対応すればよい結果に好転するということです。
人間は生きている間にいろいろな「業」を持つのですが、蓄積された「業」が解き放たれる時に「災い」となって現われるのだと思います。
病気に例えたら、少しづつ進行していた癌が発見された時、大変な災いが降りかかってきたと思うでしょうが、実は以前から癌は発症しており、見つかった時点は「見つかってよかった時」なのです。
ですから、災難は突然起きると思われがちですが、そうではなく以前から準備されていたと考えるべきでしょう。
災いが起こったときに「業」が消えて良かったと思うことが出来れば、福が待っていると言う事ではないでしょうか。
ただ、災いが起こったときの対処の仕方によっては更に不幸になる可能性があります。
自暴自棄になり、解決する事を諦めた時は決して、現状が好転することはなく更なる泥沼にはまって行く恐れがあります。
冷静に対処する事が一番大切なのですが、誠意を持って問題を解決する態度も大切です。
「利他の心」を持って相手のことも考えながらトラブルを解決していくのです。
そして、「必ず良くなる」と信じる事が必要です。
皆さん、災いが起こったとき思い出してくださいね。
この諺の意味は、「災禍と幸福とは糾った縄のように表裏一体であり、一時のそれに一喜一憂しても仕方がない」という意味だそうです。
また、災いと幸福は表裏一体で、まるでより合わせた縄のようにかわるがわるやってくるものである。
不幸だと思ったことがことが幸福に転じたり、幸福だと思っていたことが不幸に転じたりするものである。
成功も失敗も縄のように表裏をなして、めまぐるしく変化するものだと言うことのたとえである。
「用例」
人生において禍福は糾える縄の如しで、予期もしなかったハプニングのせいで絶体絶命の危機に陥ったと思ったが、これがきっかけとなり以前より事態が好転したのだから驚くばかりだ。
例えば、とんでもない災難にあったときでも我を忘れず、冷静に対応すればよい結果に好転するということです。
人間は生きている間にいろいろな「業」を持つのですが、蓄積された「業」が解き放たれる時に「災い」となって現われるのだと思います。
病気に例えたら、少しづつ進行していた癌が発見された時、大変な災いが降りかかってきたと思うでしょうが、実は以前から癌は発症しており、見つかった時点は「見つかってよかった時」なのです。
ですから、災難は突然起きると思われがちですが、そうではなく以前から準備されていたと考えるべきでしょう。
災いが起こったときに「業」が消えて良かったと思うことが出来れば、福が待っていると言う事ではないでしょうか。
ただ、災いが起こったときの対処の仕方によっては更に不幸になる可能性があります。
自暴自棄になり、解決する事を諦めた時は決して、現状が好転することはなく更なる泥沼にはまって行く恐れがあります。
冷静に対処する事が一番大切なのですが、誠意を持って問題を解決する態度も大切です。
「利他の心」を持って相手のことも考えながらトラブルを解決していくのです。
そして、「必ず良くなる」と信じる事が必要です。
皆さん、災いが起こったとき思い出してくださいね。
今日は「信用」という言葉について話したいと思います。
「信用」という言葉の意味ですが、「確かなものと信じて受け入れる事」また、「それまでの行為、業績などから信頼できると判断する事」だそうです。
では「信用」と「信頼」の違いはどうかと言いますと、「信用」には純粋に相手の言葉を「信じている」という意味、「信頼」には信じているだけではなく、相手への「依存」の意味が含まれているように思います。
私は28年間会社を経営してきておりますので、6億円という大きな借金があります。
自分の土地、家もすべて借金の担保に入っておりますが、6億円と言う借金に見合う担保ではありません。
銀行が6億円という大きなお金を貸してくれたのは、おそらく私の「信用」に対してだと思います。
28年間、一度も返済を遅らせた事はなく、金利もきっちり払ってきた事が私の「信用」になっているのだと思います。
この「信用」というものには、とても大きな力を感じています。
「信用」というものは、短期間で築くことはできません、長い年月がかかります。
要するに「信用」を築くためには持続力が必要だと言う事です。
「信用」を築く第一歩は、約束を守るということです。
例えば、お店を任された店長、エリア長達は自分達が会社と約束した「売上予算」「経費予算」「利益予算」を達成し続ける事で「信用」を築いていくと思うのです。
また、営業部以外の社員さん達は、会社から言われた仕事をしっかりと締切日までにやり遂げる事が、社員さん達の「信用」を築いていくのだと思います。
要するに、会社との約束を守り続ける事が「社員としての信用」を築く事です。
また、その事が「会社に対する貢献」と評価され、報酬として還元されるのだと思います。
ですから、人間として基本的な「約束を守る」という信念を持っていなければ、社会では「信用」を得ることが出来ないのが現実です。
その「信用」の積み重ねが、その人を成長させ、立派な人間に育て上げる原動力になるわけです。
ですから、自分が約束した事を守る習慣を身に着けなければなりません。
その習慣が、その人を成功者へと導いていくのだと思います。
「信用」という言葉の意味ですが、「確かなものと信じて受け入れる事」また、「それまでの行為、業績などから信頼できると判断する事」だそうです。
では「信用」と「信頼」の違いはどうかと言いますと、「信用」には純粋に相手の言葉を「信じている」という意味、「信頼」には信じているだけではなく、相手への「依存」の意味が含まれているように思います。
私は28年間会社を経営してきておりますので、6億円という大きな借金があります。
自分の土地、家もすべて借金の担保に入っておりますが、6億円と言う借金に見合う担保ではありません。
銀行が6億円という大きなお金を貸してくれたのは、おそらく私の「信用」に対してだと思います。
28年間、一度も返済を遅らせた事はなく、金利もきっちり払ってきた事が私の「信用」になっているのだと思います。
この「信用」というものには、とても大きな力を感じています。
「信用」というものは、短期間で築くことはできません、長い年月がかかります。
要するに「信用」を築くためには持続力が必要だと言う事です。
「信用」を築く第一歩は、約束を守るということです。
例えば、お店を任された店長、エリア長達は自分達が会社と約束した「売上予算」「経費予算」「利益予算」を達成し続ける事で「信用」を築いていくと思うのです。
また、営業部以外の社員さん達は、会社から言われた仕事をしっかりと締切日までにやり遂げる事が、社員さん達の「信用」を築いていくのだと思います。
要するに、会社との約束を守り続ける事が「社員としての信用」を築く事です。
また、その事が「会社に対する貢献」と評価され、報酬として還元されるのだと思います。
ですから、人間として基本的な「約束を守る」という信念を持っていなければ、社会では「信用」を得ることが出来ないのが現実です。
その「信用」の積み重ねが、その人を成長させ、立派な人間に育て上げる原動力になるわけです。
ですから、自分が約束した事を守る習慣を身に着けなければなりません。
その習慣が、その人を成功者へと導いていくのだと思います。
今日は、自分の過去を振り返って「もう一人の自分」に助けられた経験を話してみたいと思います。
私は27歳で独立し、小さい小さい家具店の経営者になりました。
独立して3年くらいは、自分の給料さえ稼げず苦しい生活を余儀なくされていました。
32歳の時(1991年)お店を閉めて商売を諦めようと思ったときがあります。
その当時の私にとっては、結構な額の借金もあり、辞めるに辞めれないような状況でずるずると経営していたのですが、いよいよお金が回らなくなり、従業員の給料さえ払えなくなってしまいました。
自分には、会社経営は無理なのかと自問自答して、「諦めるしかない」と言う結論を出しました。
その時、一緒に働いていた西村忍さん(現在、専務取締役)が、「もう一回挑戦してダメだったら店を閉めましょうよ」
と励ましてくれたので、考え直す事ができました。
その時「商売を諦めて、会社勤めをすれば楽になる」という自分と、「諦めてはいけない、お客様や従業員の為にも頑張ろう」という自分と、二人の自分の葛藤がありました。
諦めて楽な道を選ぼうとする「本来の自分」と、諦めないで頑張ろうとする「もう一人の理想の自分」が対決していました。
西村さんの支援もあったので、「もう一人の理想の自分」が勝利し、アウトレット専門店に業態転換する事ができたのですが、成功する根拠は何処にもありませんでした。
次に「もう一人の自分」に助けられたのは、壽屋デパート倒産の時です。
14,15年前のことですが、壽屋デパート行橋店と壽屋デパート中津店の中で「家具のアウトレット専門店ビッグウッド」を営業しておりました。
ところが2001年12月25日、壽屋デパートが民事再生を提出(事実上の倒産)したのです。
ビッグウッド2店舗の売上金約4000万円が、12月25日に壽屋デパートから振り込まれる予定でしたが、なんと支払い中止になってしまったのです。
12月25日はビッグウッド社員さんの給料日でありボーナス日でした。
壽屋デパートから振り込まれるはずの4000万円で給料やボーナスを払おうとしていた私は、目の前が真っ暗になり、呆然として立ちすくんでしまいました。
その当時の4000万円は、ビッグウッドにとってもとんでもない大金でしたから、私は「もうだめだ、連鎖倒産する」と思い気力がなくなり呆然としていました。
しかし、その時「もう一人の理想の自分」が出てきて、「諦めている自分」に叱咤激励しました。
「諦めるな、なんとかなる!在庫を売ればお金はつくれる」と言うわけです。
そこで在庫を売る為に、閉店しようとしていた広島の大きな家具屋さんを貸していただき「完全閉店の為の在庫処分セール」をさせていただきました。
閉店セール初日と2日目の売上合計が、な、なんと3500万円、閉店セール一ヶ月間の売り上げが、な、なんと8000万円になりました。
そのお金で銀行に返済でき、会社は存続できることになったのです。
その時だけは、「もう一人の理想の自分」が「本来のダメな自分」を良くやったと褒めてくれました。
本当に嬉しかったです。
社長と言う立場の人間は、他人に褒めてもらうということはほとんどありえません。
「もう一人の理想の自分」に褒めてもらう事がなによりのご褒美なのです。
人間はたいてい「意志の弱いすぐ諦めてしまうダメな自分」を持っていると思いますが、「もう一人の理想の自分」を創ることによって、物事をやり遂げる事が出来るのだと思います。
実は、我々は毎時、毎日、毎月、毎年やり遂げなければならない目的を持って生きています。
「すぐに諦めてしまう自分」と「やり遂げようとする理想の自分」との葛藤を繰り返しているのです。
どちらが勝つかによって、成功したり失敗したりしているのだと思います。
同じ人間でありながら、弱い自分と強い自分の両面をもっているのが人間というものではないでしょうか。
ですから、「ポジティブで意思の強い、決して諦めない理想の自分」を創り上げ、彼に助けてもらう事によって目的を達成する人になる事が大切だと思います。
アウトレット家具専門店 ビッグウッド
代表取締役 杉浦眞悟
私は27歳で独立し、小さい小さい家具店の経営者になりました。
独立して3年くらいは、自分の給料さえ稼げず苦しい生活を余儀なくされていました。
32歳の時(1991年)お店を閉めて商売を諦めようと思ったときがあります。
その当時の私にとっては、結構な額の借金もあり、辞めるに辞めれないような状況でずるずると経営していたのですが、いよいよお金が回らなくなり、従業員の給料さえ払えなくなってしまいました。
自分には、会社経営は無理なのかと自問自答して、「諦めるしかない」と言う結論を出しました。
その時、一緒に働いていた西村忍さん(現在、専務取締役)が、「もう一回挑戦してダメだったら店を閉めましょうよ」
と励ましてくれたので、考え直す事ができました。
その時「商売を諦めて、会社勤めをすれば楽になる」という自分と、「諦めてはいけない、お客様や従業員の為にも頑張ろう」という自分と、二人の自分の葛藤がありました。
諦めて楽な道を選ぼうとする「本来の自分」と、諦めないで頑張ろうとする「もう一人の理想の自分」が対決していました。
西村さんの支援もあったので、「もう一人の理想の自分」が勝利し、アウトレット専門店に業態転換する事ができたのですが、成功する根拠は何処にもありませんでした。
次に「もう一人の自分」に助けられたのは、壽屋デパート倒産の時です。
14,15年前のことですが、壽屋デパート行橋店と壽屋デパート中津店の中で「家具のアウトレット専門店ビッグウッド」を営業しておりました。
ところが2001年12月25日、壽屋デパートが民事再生を提出(事実上の倒産)したのです。
ビッグウッド2店舗の売上金約4000万円が、12月25日に壽屋デパートから振り込まれる予定でしたが、なんと支払い中止になってしまったのです。
12月25日はビッグウッド社員さんの給料日でありボーナス日でした。
壽屋デパートから振り込まれるはずの4000万円で給料やボーナスを払おうとしていた私は、目の前が真っ暗になり、呆然として立ちすくんでしまいました。
その当時の4000万円は、ビッグウッドにとってもとんでもない大金でしたから、私は「もうだめだ、連鎖倒産する」と思い気力がなくなり呆然としていました。
しかし、その時「もう一人の理想の自分」が出てきて、「諦めている自分」に叱咤激励しました。
「諦めるな、なんとかなる!在庫を売ればお金はつくれる」と言うわけです。
そこで在庫を売る為に、閉店しようとしていた広島の大きな家具屋さんを貸していただき「完全閉店の為の在庫処分セール」をさせていただきました。
閉店セール初日と2日目の売上合計が、な、なんと3500万円、閉店セール一ヶ月間の売り上げが、な、なんと8000万円になりました。
そのお金で銀行に返済でき、会社は存続できることになったのです。
その時だけは、「もう一人の理想の自分」が「本来のダメな自分」を良くやったと褒めてくれました。
本当に嬉しかったです。
社長と言う立場の人間は、他人に褒めてもらうということはほとんどありえません。
「もう一人の理想の自分」に褒めてもらう事がなによりのご褒美なのです。
人間はたいてい「意志の弱いすぐ諦めてしまうダメな自分」を持っていると思いますが、「もう一人の理想の自分」を創ることによって、物事をやり遂げる事が出来るのだと思います。
実は、我々は毎時、毎日、毎月、毎年やり遂げなければならない目的を持って生きています。
「すぐに諦めてしまう自分」と「やり遂げようとする理想の自分」との葛藤を繰り返しているのです。
どちらが勝つかによって、成功したり失敗したりしているのだと思います。
同じ人間でありながら、弱い自分と強い自分の両面をもっているのが人間というものではないでしょうか。
ですから、「ポジティブで意思の強い、決して諦めない理想の自分」を創り上げ、彼に助けてもらう事によって目的を達成する人になる事が大切だと思います。
アウトレット家具専門店 ビッグウッド
代表取締役 杉浦眞悟
今日は、商業界主幹 倉本初夫さんが書かれた「道は開ける」という文章を紹介したいと思います。
過剰在庫の圧迫がデフレ原因の一つです。
街に商品が溢れ、それが競争になって価格が下がっています。
買い手には喜ばれても、生産者や販売者にとっては商品も資金も回転が鈍って利益の構造変化に振り回され、経営は苦しくなるばかりです。
お金の価値が下がると、安くても魅力がなくなります。
同じものばかり手にすると、何となく貧しい心持にもなります。
これは節約による利や、動かないこと、変えないことの幸せとも違います。
真の価値は、手にする事、所有や自己体験などで得られる喜びにつながり、そこで感じる心の満足感、生きている感覚を味わえることです。
そこでその喜びを感じてもらえるような商いを目指す事こそが、商人道の第一義だという考え方が浮かんできます。
何がお客様の目に留まるか、たとえ小さくても、短い時間であっても、その喜びをどうすれば意識してもらえるかが、真の競争の原点だともいえます。
そのような競争なら、正しさの宣言、嘘のない経営宣言、そして信頼関係が社会を主導する人間関係優先の地域づくりなど推し進めることもできます。
それは余計な変化をなくする、大手でも言っているEDLP、つまり「毎日低価格」宣言もその一つです。
いつも同じ親密さもスローガンになります。
店に必ず主人がいて対応すると宣言をしたアメリカの小売店があります。
これもその一例です。
いつも新しいモノやコトがある、品切れを出さない宣言、また投資のリスクを心配するなら人間への投資や社会への経費支出、突っ走らない我慢強さなどの中庸の利も考えられます。
一人ひとりは違うという前提の認識不足と、大量生産、大量消費の理想社会への妄想とを、今一度過去と比較し、勉強する機会をもてればなお良いでしょう。
その結果であれば、チェーンストアも道の一つです。
それは自己矛盾の克服を選ぶことですから、ためらう事はありません。
ただ、その前に一人ひとりの人間の多様性を、十分に理解しておかなければなりません。
専門化、個性化にこそ、まだ誰も歩いていない道が広々と開けていることを、未来の健全な社会の為に信じましょう。
過剰在庫の圧迫がデフレ原因の一つです。
街に商品が溢れ、それが競争になって価格が下がっています。
買い手には喜ばれても、生産者や販売者にとっては商品も資金も回転が鈍って利益の構造変化に振り回され、経営は苦しくなるばかりです。
お金の価値が下がると、安くても魅力がなくなります。
同じものばかり手にすると、何となく貧しい心持にもなります。
これは節約による利や、動かないこと、変えないことの幸せとも違います。
真の価値は、手にする事、所有や自己体験などで得られる喜びにつながり、そこで感じる心の満足感、生きている感覚を味わえることです。
そこでその喜びを感じてもらえるような商いを目指す事こそが、商人道の第一義だという考え方が浮かんできます。
何がお客様の目に留まるか、たとえ小さくても、短い時間であっても、その喜びをどうすれば意識してもらえるかが、真の競争の原点だともいえます。
そのような競争なら、正しさの宣言、嘘のない経営宣言、そして信頼関係が社会を主導する人間関係優先の地域づくりなど推し進めることもできます。
それは余計な変化をなくする、大手でも言っているEDLP、つまり「毎日低価格」宣言もその一つです。
いつも同じ親密さもスローガンになります。
店に必ず主人がいて対応すると宣言をしたアメリカの小売店があります。
これもその一例です。
いつも新しいモノやコトがある、品切れを出さない宣言、また投資のリスクを心配するなら人間への投資や社会への経費支出、突っ走らない我慢強さなどの中庸の利も考えられます。
一人ひとりは違うという前提の認識不足と、大量生産、大量消費の理想社会への妄想とを、今一度過去と比較し、勉強する機会をもてればなお良いでしょう。
その結果であれば、チェーンストアも道の一つです。
それは自己矛盾の克服を選ぶことですから、ためらう事はありません。
ただ、その前に一人ひとりの人間の多様性を、十分に理解しておかなければなりません。
専門化、個性化にこそ、まだ誰も歩いていない道が広々と開けていることを、未来の健全な社会の為に信じましょう。
日本でフランチャイズが生まれてから、40年になりますがフランチャイズチェーン数 1200社です。
店舗数 23万4千店
売上高 21兆3千億円という巨大な組織に成長しております。
これは、フランチャイズビジネスが社会に貢献し、そのことが国民に支持されたからこそ成長できたのだと思います。
ところでフランチャイズビジネスの強みとは?
1.比較的安全な事業機会の提供
2.雇用の創出(250万人以上)
3.安定的で品質の良い商品やサービスの提供
4.利便性の向上
5.零細、中小企業の経営近代化の促進
実はビッグウッドは家具業界で唯一フランチャイズビジネスを展開しております。
日本フランチャイズ協会にも所属しており、現在12社の方達が加盟され、19店舗のFC店が存在します。
12社の方達は100%既存家具店の経営者です。
要するにビッグウッドのFCビジネスは、既存家具店の方しか加盟できない仕組みになっています。
なぜかと言いますと、一部の大型家具インテリアチェーン店が全国津々浦々まで出店し、地方の中小家具店さんが減少しているからです。
ビッグウッドのFC店に加盟する事で、「家具のアウトレット専門店」に転換し、BWグループの力を利用してもらい、大型家具インテリアチェーン店に対抗し、存続して欲しいと思ったからです。
一店舗では到底太刀打ちできない大型家具インテリアチェーン店ですが、BWグループみんなの力を結集すれば存続できるのです。
ですから、外食チェーンのフランチャイズやコンビニのフランチャイズとは、主旨も目的も異なっています。
ビッグウッドは2002年(10年前)にフランチャイズビジネスを始めました。
その当時は、直営店が7店舗しかなくFC本部としては頼りないものであったと思います。
しかし、「家具のアウトレット専門店」としてのビジネスモデルは確立しておりましたので、既存の家具店さんが存続できるようになる自信は持っていました。
現に、ビッグウッドのFC店に加盟された時は、一店舗であった家具店さんが業績を上げて3~4年で、3~4店舗も展開する会社に成長しておられます。
もともと家具専門店さんは、家具を扱うノウハウは持っていますから、教育指導の面ではたいへん楽をさせてもらいましたが、既存の家具店の常識を壊すノウハウやサービスに関しては、なかなか受け入れてもらえない部分がありました
いまだに、統一されたサービスの徹底が出来ていないのが現状です。
家具屋の常識、過去の習慣、地域性などがあり、本部が推進するサービス(送料無料、組み立て無料、引き取り無料、下取りサービス)などを取り入れてもらえないFC店が存在しています。
今後、全国展開をする上で「ビッグウッドブランド」を創り上げて行く訳ですが、サービスの統一化は絶対条件になると思っています。
日本で一番早く、家具のアウトレットという業態を創り上げたビッグウッドですが、この業態を全国津々浦々まで展開していくには、FC展開をする必要があります。
本格的にFC事業を展開する時期になったと確信しております。
経営理念である「企業(中小家具店)の再生支援を通じて社会に貢献する」と言う使命を果たすべき時が来たのです。
店舗数 23万4千店
売上高 21兆3千億円という巨大な組織に成長しております。
これは、フランチャイズビジネスが社会に貢献し、そのことが国民に支持されたからこそ成長できたのだと思います。
ところでフランチャイズビジネスの強みとは?
1.比較的安全な事業機会の提供
2.雇用の創出(250万人以上)
3.安定的で品質の良い商品やサービスの提供
4.利便性の向上
5.零細、中小企業の経営近代化の促進
実はビッグウッドは家具業界で唯一フランチャイズビジネスを展開しております。
日本フランチャイズ協会にも所属しており、現在12社の方達が加盟され、19店舗のFC店が存在します。
12社の方達は100%既存家具店の経営者です。
要するにビッグウッドのFCビジネスは、既存家具店の方しか加盟できない仕組みになっています。
なぜかと言いますと、一部の大型家具インテリアチェーン店が全国津々浦々まで出店し、地方の中小家具店さんが減少しているからです。
ビッグウッドのFC店に加盟する事で、「家具のアウトレット専門店」に転換し、BWグループの力を利用してもらい、大型家具インテリアチェーン店に対抗し、存続して欲しいと思ったからです。
一店舗では到底太刀打ちできない大型家具インテリアチェーン店ですが、BWグループみんなの力を結集すれば存続できるのです。
ですから、外食チェーンのフランチャイズやコンビニのフランチャイズとは、主旨も目的も異なっています。
ビッグウッドは2002年(10年前)にフランチャイズビジネスを始めました。
その当時は、直営店が7店舗しかなくFC本部としては頼りないものであったと思います。
しかし、「家具のアウトレット専門店」としてのビジネスモデルは確立しておりましたので、既存の家具店さんが存続できるようになる自信は持っていました。
現に、ビッグウッドのFC店に加盟された時は、一店舗であった家具店さんが業績を上げて3~4年で、3~4店舗も展開する会社に成長しておられます。
もともと家具専門店さんは、家具を扱うノウハウは持っていますから、教育指導の面ではたいへん楽をさせてもらいましたが、既存の家具店の常識を壊すノウハウやサービスに関しては、なかなか受け入れてもらえない部分がありました
いまだに、統一されたサービスの徹底が出来ていないのが現状です。
家具屋の常識、過去の習慣、地域性などがあり、本部が推進するサービス(送料無料、組み立て無料、引き取り無料、下取りサービス)などを取り入れてもらえないFC店が存在しています。
今後、全国展開をする上で「ビッグウッドブランド」を創り上げて行く訳ですが、サービスの統一化は絶対条件になると思っています。
日本で一番早く、家具のアウトレットという業態を創り上げたビッグウッドですが、この業態を全国津々浦々まで展開していくには、FC展開をする必要があります。
本格的にFC事業を展開する時期になったと確信しております。
経営理念である「企業(中小家具店)の再生支援を通じて社会に貢献する」と言う使命を果たすべき時が来たのです。
「私が見た最悪な店長」
1.パートさんやスタッフの話をちゃんと聴いていない店長
家事のプロである主婦パートさんは、店長の知らない事を知っています。
マニュアルにはない、主婦ならではの知恵を持っているのです。
最悪な店長は、それを活用しません。
もし主婦パートさんから、提案があったとしても無視します。
話しを聞かない人間についていく者はいないのです。
2.スタッフやお客様に対し笑顔を向けていない店長
店長は店の顔、店長の心構え一つで、店の一日が決まると言っても過言ではありません。
心から仕事を楽しんでいないと、心からの笑顔は浮かべられません。
陰鬱な顔をしていると、スタッフに伝染し、店のふいんきに悪影響を及ぼします。
3.機嫌の良し悪しで態度を変える店長
店長がイラついている時、スタッフは敏感にそれを感じ取っています、そして不安になります。
そこでもし店長がスタッフに八つ当たりをしたら、スタッフは店長に幻滅するでしょう。
気分屋の店長には、スタッフは幻滅するだけです。
4.上司の前だけ真面目になっている店長
上司が来ている時だけ真面目に仕事をしたり、スタッフに活を入れ、「頑張っていますアピール」するような店長にはスタッフは幻滅します。
エリア長などの上司の店長への対応によって、スタッフの店長への見方や態度にも変化が表れてきます。
弱きをくじき、強気を助ける店長は幻滅される。
スタッフの働く理由はそれぞれ異なります。
しかし、誰もが「せっかくなら楽しい職場で働きたい!」と考えています。
楽しい職場とは、活気があり、皆が笑顔で、楽しんで仕事している状況です。
そういう店は、必然的に売上が上がっているものです。
何よりも大切なのは、店長からスタッフに近づいていくことです。
スタッフを信頼する事です。
人間は誰かに頼られたいという思いを誰しも持っています。
頼られることで、普段以上の力を発揮するようになります。
それが相乗効果を生み、店全体を良い方向へと動かします。
それはまるで飛行機の自動操縦システムのように、店を目的地に連れて行ってくれることでしょう。
1.パートさんやスタッフの話をちゃんと聴いていない店長
家事のプロである主婦パートさんは、店長の知らない事を知っています。
マニュアルにはない、主婦ならではの知恵を持っているのです。
最悪な店長は、それを活用しません。
もし主婦パートさんから、提案があったとしても無視します。
話しを聞かない人間についていく者はいないのです。
2.スタッフやお客様に対し笑顔を向けていない店長
店長は店の顔、店長の心構え一つで、店の一日が決まると言っても過言ではありません。
心から仕事を楽しんでいないと、心からの笑顔は浮かべられません。
陰鬱な顔をしていると、スタッフに伝染し、店のふいんきに悪影響を及ぼします。
3.機嫌の良し悪しで態度を変える店長
店長がイラついている時、スタッフは敏感にそれを感じ取っています、そして不安になります。
そこでもし店長がスタッフに八つ当たりをしたら、スタッフは店長に幻滅するでしょう。
気分屋の店長には、スタッフは幻滅するだけです。
4.上司の前だけ真面目になっている店長
上司が来ている時だけ真面目に仕事をしたり、スタッフに活を入れ、「頑張っていますアピール」するような店長にはスタッフは幻滅します。
エリア長などの上司の店長への対応によって、スタッフの店長への見方や態度にも変化が表れてきます。
弱きをくじき、強気を助ける店長は幻滅される。
スタッフの働く理由はそれぞれ異なります。
しかし、誰もが「せっかくなら楽しい職場で働きたい!」と考えています。
楽しい職場とは、活気があり、皆が笑顔で、楽しんで仕事している状況です。
そういう店は、必然的に売上が上がっているものです。
何よりも大切なのは、店長からスタッフに近づいていくことです。
スタッフを信頼する事です。
人間は誰かに頼られたいという思いを誰しも持っています。
頼られることで、普段以上の力を発揮するようになります。
それが相乗効果を生み、店全体を良い方向へと動かします。
それはまるで飛行機の自動操縦システムのように、店を目的地に連れて行ってくれることでしょう。
環境は急激に変化しています。
企業は業態を変え、組織はフラット化され、働く人たちの価値観も大きく変化してきています。
一昔前なら、好不況の波があり、不景気の時に我慢していれば、やがて景気がよくなることも期待出来たのですが、そのような波がやってこないことに今や誰もが気づいています。
これまでのように外側から波がやってきて、その波に乗ることが期待できない今日、自ら波を起こす「創造的で自発的な人材」と、その育成が求められています。
しかし、従来の画一的な教育やマネジメントでは、求める人材を創造するのは難しいと思われます。
今や、部下の教育やマネジメントにも変革が求められているのです。
状況の変化に対し、出来るだけ速やかにそれを認識し対応できるマネジメントが求められているのだと思います。
コーチングに求められるのは、相手の力を引き出す能力です。
コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。
部下がうまくいかない時は、彼らのヤル気や人間性に問題があるのではありません。
自分の能力に気がついていない、適性がない、知識が不十分、技術が足りない、または、意欲を高める方法を知らないからです。
マネジャーが優秀なコーチであれば、コーチングスキルを使って、部下が、成功失敗に関わらずさまざまな経験を自らのリソース(資源)として使えるようにしていけます。
部下が持っている素質や才能を見つけ出し、その活用方法について話し合ったり、同時に、技術や知識を得る為にどんな事ができるかについて話し合うことも出来るでしょう。
「指示」ではなく、会話の質と量によって彼らの自発的な行動を促すことができるのです。
頭でわかっている事と行動との間には深い溝があります。
わかったからといって、それが直ちに実行できるわけではないのです。
素晴らしい戦略を立て、素晴らしいミッション、コンピタンシーを確立するところまでは、大抵の会社がうまくできますが、それを実行し、組織力の向上に実際に役立てている会社となると、ほんの少数になります。
どうやったら、行動を起こし、行動を変えていくことが出来るのか、この緊急かつ最大の課題に対して答えるのがコーチングです。
コーチングとは、一方通行ではなく、双方向でアイデアを出し合い、それを検討する。行動に移す為のアイデアもまた双方向のコミュニケーションから生み出す、この一連のプロセスのことです。
現在、コーチングは、従来のマネジメントに代わる最も新しい人材開発の手法として、おもにビジネスの場で活用されています。
又、スポーツ界のコーチも、専門の技術の指導に関するスキルに加えて、コーチングというコミュニケーションスキルを学び、「教える」と言う立場から「自発的な行動を促す」という立場へシフトしつつあります。
会話を広げ、会話を促進するのがコーチの仕事ですが、我々経営者(幹部社員)は一方的に話したがります。
自分の考えを早く伝えようとして、話し続けるタイプの経営者(幹部社員)が多いのではないかと思います(私を含めて)
しかし、「創造的で自発的な人材」を育成する為には相手の話をしっかりと聴く事がとても大切であります。
過去の教育方法の見直しをすべき時であると思います。
皆さん頑張りましょう!
企業は業態を変え、組織はフラット化され、働く人たちの価値観も大きく変化してきています。
一昔前なら、好不況の波があり、不景気の時に我慢していれば、やがて景気がよくなることも期待出来たのですが、そのような波がやってこないことに今や誰もが気づいています。
これまでのように外側から波がやってきて、その波に乗ることが期待できない今日、自ら波を起こす「創造的で自発的な人材」と、その育成が求められています。
しかし、従来の画一的な教育やマネジメントでは、求める人材を創造するのは難しいと思われます。
今や、部下の教育やマネジメントにも変革が求められているのです。
状況の変化に対し、出来るだけ速やかにそれを認識し対応できるマネジメントが求められているのだと思います。
コーチングに求められるのは、相手の力を引き出す能力です。
コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。
部下がうまくいかない時は、彼らのヤル気や人間性に問題があるのではありません。
自分の能力に気がついていない、適性がない、知識が不十分、技術が足りない、または、意欲を高める方法を知らないからです。
マネジャーが優秀なコーチであれば、コーチングスキルを使って、部下が、成功失敗に関わらずさまざまな経験を自らのリソース(資源)として使えるようにしていけます。
部下が持っている素質や才能を見つけ出し、その活用方法について話し合ったり、同時に、技術や知識を得る為にどんな事ができるかについて話し合うことも出来るでしょう。
「指示」ではなく、会話の質と量によって彼らの自発的な行動を促すことができるのです。
頭でわかっている事と行動との間には深い溝があります。
わかったからといって、それが直ちに実行できるわけではないのです。
素晴らしい戦略を立て、素晴らしいミッション、コンピタンシーを確立するところまでは、大抵の会社がうまくできますが、それを実行し、組織力の向上に実際に役立てている会社となると、ほんの少数になります。
どうやったら、行動を起こし、行動を変えていくことが出来るのか、この緊急かつ最大の課題に対して答えるのがコーチングです。
コーチングとは、一方通行ではなく、双方向でアイデアを出し合い、それを検討する。行動に移す為のアイデアもまた双方向のコミュニケーションから生み出す、この一連のプロセスのことです。
現在、コーチングは、従来のマネジメントに代わる最も新しい人材開発の手法として、おもにビジネスの場で活用されています。
又、スポーツ界のコーチも、専門の技術の指導に関するスキルに加えて、コーチングというコミュニケーションスキルを学び、「教える」と言う立場から「自発的な行動を促す」という立場へシフトしつつあります。
会話を広げ、会話を促進するのがコーチの仕事ですが、我々経営者(幹部社員)は一方的に話したがります。
自分の考えを早く伝えようとして、話し続けるタイプの経営者(幹部社員)が多いのではないかと思います(私を含めて)
しかし、「創造的で自発的な人材」を育成する為には相手の話をしっかりと聴く事がとても大切であります。
過去の教育方法の見直しをすべき時であると思います。
皆さん頑張りましょう!
今日は「成功の秘訣」ベスト3という題で話したいと思います。
米国のビジネス雑誌「サクセスマガジン」に紹介された、
数千人の成功者の「成功した秘訣」ランキングベスト3とは、
1.目標を持つこと
2.誠実である事
3.勤勉
1.の「目標を持つこと」に関しては当たり前というか誰でも納得いく要因です。
成功するという事は、まずは目標があって、その「目標を達成する事」自体が「成功」でありますから絶対必要な要素であるのは当然ですね。
3.の「勤勉」に関しても当然必要であると思います。
「勤勉」の意味は、仕事や勉強に一生懸命励む事ですが、成功の秘訣の中の「勤勉」の意味は、仕事も勉強も一生懸命に励むということです。
目標を達成する為に、それに必要な知識、技術、ノウハウを勉強して身に着けなければなりません。
ですから、両方に勤勉にならなければ「成功」を獲得する事は難しいのです。
2.の「誠実」なのですが、これに関しては「なぜ?」と思われる方が多いと思います。
ですが目標を達成する為には、多くの協力者が必要で、その為には「誠実」である事が絶対条件となるということです。
成功は信頼関係があって成り立つもので、信頼の基本は「誠実さ」であるということは言うまでもないことでしょう。
「誠実」さを伴わない仕事は一時的に成果をあげても長くは続かず、結局ダメになる場合が多いのです。
信頼されない人は、協力者を得ることは出来ないわけですが、誠実さとは真心で、真心は偽りのない心の事です。
ビジネスにおける誠実さは、約束した事は必ず守る、依頼された事を速やかに行う、嘘をつかない、誤魔化さないことです。
実際、店や会社への苦情や不満の多くは、約束を守らない、依頼した事をすぐにやってくれない、誤魔化すなどの不誠実です。
PFドラッカー氏は、リーダーの絶対条件として「真摯さ」と言われていますが、この「誠実さ」と同じ意味の言葉ではないでしょうか。
「誠実さ」、「真摯さ」は成功の要素として、最も重要な資質になるのです。
ですから、「誠実さ」「真摯さ」を身に着け、他人から信頼されるような人間にならなければ「成功」する事は出来ないというのが結論です。
当たり前のような事を書いてしまいましたが、基本が出来ていなければいくら頑張っても上手くいかないのが現実ですから、しっかりと「成功の秘訣の基本」を身に着けてスタートしましょう!
米国のビジネス雑誌「サクセスマガジン」に紹介された、
数千人の成功者の「成功した秘訣」ランキングベスト3とは、
1.目標を持つこと
2.誠実である事
3.勤勉
1.の「目標を持つこと」に関しては当たり前というか誰でも納得いく要因です。
成功するという事は、まずは目標があって、その「目標を達成する事」自体が「成功」でありますから絶対必要な要素であるのは当然ですね。
3.の「勤勉」に関しても当然必要であると思います。
「勤勉」の意味は、仕事や勉強に一生懸命励む事ですが、成功の秘訣の中の「勤勉」の意味は、仕事も勉強も一生懸命に励むということです。
目標を達成する為に、それに必要な知識、技術、ノウハウを勉強して身に着けなければなりません。
ですから、両方に勤勉にならなければ「成功」を獲得する事は難しいのです。
2.の「誠実」なのですが、これに関しては「なぜ?」と思われる方が多いと思います。
ですが目標を達成する為には、多くの協力者が必要で、その為には「誠実」である事が絶対条件となるということです。
成功は信頼関係があって成り立つもので、信頼の基本は「誠実さ」であるということは言うまでもないことでしょう。
「誠実」さを伴わない仕事は一時的に成果をあげても長くは続かず、結局ダメになる場合が多いのです。
信頼されない人は、協力者を得ることは出来ないわけですが、誠実さとは真心で、真心は偽りのない心の事です。
ビジネスにおける誠実さは、約束した事は必ず守る、依頼された事を速やかに行う、嘘をつかない、誤魔化さないことです。
実際、店や会社への苦情や不満の多くは、約束を守らない、依頼した事をすぐにやってくれない、誤魔化すなどの不誠実です。
PFドラッカー氏は、リーダーの絶対条件として「真摯さ」と言われていますが、この「誠実さ」と同じ意味の言葉ではないでしょうか。
「誠実さ」、「真摯さ」は成功の要素として、最も重要な資質になるのです。
ですから、「誠実さ」「真摯さ」を身に着け、他人から信頼されるような人間にならなければ「成功」する事は出来ないというのが結論です。
当たり前のような事を書いてしまいましたが、基本が出来ていなければいくら頑張っても上手くいかないのが現実ですから、しっかりと「成功の秘訣の基本」を身に着けてスタートしましょう!
「運がいい人」とは?
世の中にはついている人と、ついていない人がいます。
実際、たて続けに「いい事が起こる人」も、たて続けに「悪い事がおこる人」もいますが、精神科医の和田秀樹(東京大学卒業、川崎幸病院精神科顧問)は、これは運、不運といった非科学的な事ではなく、科学的、医学的に解明されている事で、いいことを考える人にしか「いいこと」は起こらないと言います。
人間は、ついている、いい事が起こると思えば、行動が積極的になり、人当たりもよくなるので人間関係もよくなります。
逆に自分はついてない、悪い事は起きると思うと、行動も消極的になり、より悲観的な判断しか出来なくなります。
そして、ついつい相手に対してひがみっぽくなったり、すねたりするので、人の好意や助けを得る事が難しく人に嫌われる確率も高くなるのです。
つまり、ついている、いい事が起こると思うか、ついていない、悪い事が起こると思うかで「認知パターン」や「行動パターン」が変わり、好循環、悪循環のどちらかが起こりやすくなるのです。
和田秀樹さんは、いつも、ついていると思い、「いいこと」を考え続けることで、いい事が起こる人になれる、と語っています。
「運がいい人」、「運が悪い人」というのは考え方によって、変わるものだということです。
「成功する人」、「成功しない人」というのも同じ様に、考え方によって二者選択されているということです。
自分自身のことを考えてみると、「運がいい」と思っているときには物事が上手くいき「成功」しているのですが、「運が悪い」と感じている時は必ず「失敗」しているように思います。
同じ人間でも、その時期その時期によって「考え方」が変化しており、常に「運がいい」と思える精神状態を保つ事が大切だと思います。
もし、悪い事が起こったときでも「これぐらいの災難でよかった、私は運がいい」と言うように「考え方」をコントロールする事が出来れば、ひがむこともなく、他人を羨むこともなく、嫉妬することもなく、「平常心」を保つ事が出来ます。
要するに、常に「自分は恵まれている」というように考え、周りの人たちに感謝できる気持ちを持ち続けることが、成功の要因であると言う事です。
成功されて名を遺された人達の色々な本を読みましたが、共通している彼らの言葉は「私は周りの人達に助けられました、心から感謝しています、私は本当に運が良かった」です。
確かに大変な努力をした結果、「成功者」として名を遺された方達だと思いますが、全ての方達が「自分は運が良かった」と言われているのは確かであります。
すなわち感謝の気持ちを持った方達が成功しているということです。
おそらく、成功したから感謝の気持ちをもてたのではなく、元々成功する前から感謝の気持ちを持っていたのです。
「自分は運がいい」と感謝する、周りの人たちに感謝の気持ちで接するという習慣のある方達が、成功して後世に名を遺されているのです。
では、実際に私達がそのような習慣を身につける事が出来るのでしょうか?
私は出来ると思います。
例えば、歯磨きにしても毎日毎日続ける事によって、歯磨きしないと寝る事ができないまでに「習慣」となります。
「挨拶」にしても大きな声で毎日していると、習慣となり自然と出来るようになります。
ですから、「運がいいと思う習慣」を身に着けることは決して不可能ではないのです。
又、「感謝する習慣」を身に着ける事も出来るはずです。
一回しかない人生ですから、良い習慣を身につけ悔いのない一生をおくりたいですね。
世の中にはついている人と、ついていない人がいます。
実際、たて続けに「いい事が起こる人」も、たて続けに「悪い事がおこる人」もいますが、精神科医の和田秀樹(東京大学卒業、川崎幸病院精神科顧問)は、これは運、不運といった非科学的な事ではなく、科学的、医学的に解明されている事で、いいことを考える人にしか「いいこと」は起こらないと言います。
人間は、ついている、いい事が起こると思えば、行動が積極的になり、人当たりもよくなるので人間関係もよくなります。
逆に自分はついてない、悪い事は起きると思うと、行動も消極的になり、より悲観的な判断しか出来なくなります。
そして、ついつい相手に対してひがみっぽくなったり、すねたりするので、人の好意や助けを得る事が難しく人に嫌われる確率も高くなるのです。
つまり、ついている、いい事が起こると思うか、ついていない、悪い事が起こると思うかで「認知パターン」や「行動パターン」が変わり、好循環、悪循環のどちらかが起こりやすくなるのです。
和田秀樹さんは、いつも、ついていると思い、「いいこと」を考え続けることで、いい事が起こる人になれる、と語っています。
「運がいい人」、「運が悪い人」というのは考え方によって、変わるものだということです。
「成功する人」、「成功しない人」というのも同じ様に、考え方によって二者選択されているということです。
自分自身のことを考えてみると、「運がいい」と思っているときには物事が上手くいき「成功」しているのですが、「運が悪い」と感じている時は必ず「失敗」しているように思います。
同じ人間でも、その時期その時期によって「考え方」が変化しており、常に「運がいい」と思える精神状態を保つ事が大切だと思います。
もし、悪い事が起こったときでも「これぐらいの災難でよかった、私は運がいい」と言うように「考え方」をコントロールする事が出来れば、ひがむこともなく、他人を羨むこともなく、嫉妬することもなく、「平常心」を保つ事が出来ます。
要するに、常に「自分は恵まれている」というように考え、周りの人たちに感謝できる気持ちを持ち続けることが、成功の要因であると言う事です。
成功されて名を遺された人達の色々な本を読みましたが、共通している彼らの言葉は「私は周りの人達に助けられました、心から感謝しています、私は本当に運が良かった」です。
確かに大変な努力をした結果、「成功者」として名を遺された方達だと思いますが、全ての方達が「自分は運が良かった」と言われているのは確かであります。
すなわち感謝の気持ちを持った方達が成功しているということです。
おそらく、成功したから感謝の気持ちをもてたのではなく、元々成功する前から感謝の気持ちを持っていたのです。
「自分は運がいい」と感謝する、周りの人たちに感謝の気持ちで接するという習慣のある方達が、成功して後世に名を遺されているのです。
では、実際に私達がそのような習慣を身につける事が出来るのでしょうか?
私は出来ると思います。
例えば、歯磨きにしても毎日毎日続ける事によって、歯磨きしないと寝る事ができないまでに「習慣」となります。
「挨拶」にしても大きな声で毎日していると、習慣となり自然と出来るようになります。
ですから、「運がいいと思う習慣」を身に着けることは決して不可能ではないのです。
又、「感謝する習慣」を身に着ける事も出来るはずです。
一回しかない人生ですから、良い習慣を身につけ悔いのない一生をおくりたいですね。