アウトレット家具のチェーン店「ビッグウッド」社長のブログです。
今日はスティーブン、R、コヴィ氏の「7つの習慣」について話したいと思います。
この著書は、30カ国語に翻訳され、1200万部を超える記録的な大ヒットの書籍です。
ビジネス書としては全世界の歴史上最高の売上げを誇り、著者のコヴィー博士は、世界で最も影響力のあるビジネスの思想家と評価されています。
この本が主張する「人格主義」は現代日本が必要としている考え方だと思います。
私達の人格は繰り返される習慣の結果として育成されるものである。
習慣が私達の生活に決定的な影響を及ぼしている。
1.主体性を発揮する (自己責任の原則)
問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
主体性を持つということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対しの責任を取るということである。
自覚と言う能力があるからこそ、自分の経験だけでなく他人の経験からも学ぶことが出来る。
この能力を発揮する事により習慣を作り、習慣を変えることもできるのだ。
2.目的を持って始める (自己リーダーシィップの原則)
目的地をはっきりさせてから旅立つことである。
人生の最後の姿を描き,それを念頭において今日という一日を始めることである。
第一の習慣は「あなたは創造者である」ということであり、第二の習慣は「第一の創造を行なう」ことである。
マネジメントは物事をを正しく行うことであり、リーダーシィップは正しい事をすることである。
3.重要事項を優先する (自己管理の原則)
大事を小事の犠牲にしてはならない。
私達は緊急なものに対してはすぐに反応しがちである、しかし緊急性のない重要な事柄を行うには,より高い率先力と主体性が必要になる。
新しい機会を活かし大切な目的を成し遂げる為には,自分から進んで行動を起こさなければならない。
4.WinーWin を考える (人間関係におけるリーダーシィップの原則)
自分も勝ち、相手も勝つという考え方であり,単なるテクニックではない,それは人間関係の全体的な哲学である。
稲盛和夫氏は「利他の心」と言う言葉で表現している。
WinーWinを実行するには、人間の四つの独特の性質(自覚、想像力、良心、自由意志)をすべて発揮しなければならない。
人格こそがWin-Winの基礎であり,他のすべての柱はこれを土台としている。
5.理解してから理解される (感情移入のコミュニケーションの原則)
「理解してから理解される」ことは、「7つの習慣」のうち最も有意義かつ即効性のあるものである。
まず理解しようとすることこそ人生のあらゆる場面に作用する正しい原則である。
信頼を築き,相手が本音で話せるような人格の土台の上に、感情移入の傾聴のスキルを積み上げていかなければならない。
人間にとって生存の次に大きな欲求は、心理的な存在である。
それは、理解され、認められ、愛され、必要とされ、感謝されることである。
6.相乗効果を発揮する (創造的な協力の原則)
相乗効果は人生において最も崇高な活動であり、残りの習慣全て身についているかどうかのテストであり、またその目的でもある。
相乗効果こそが、原則中心リーダーシィップの本質であり、それは人々に内在する大きな力を引き出し統一し開放を促す働きをする。
相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことである。
7.刃を研ぐ (バランスのとれた自己再新再生の原則)
第七の習慣は、あなたの持つ自分自身という最も大切な資源を維持することであり、つまり自分の中にある自然から授かった四つの側面 (肉体的側面、知的的側面、社会情緒側面、精神的的側面) のそれぞれの再新再生させることである。
組織にとっての四つの側面は (経済的側面、人の才能の開発活用評価、人間関係利害関係者との関係従業員の扱い方、組織の目的貢献の意味の発見) である。
組織がこの四つの側面の内いずれか一つでも疎かにすれば、組織全体に悪影響を及ぼすことになる。
以上要約してみましたが、うまくまとめる事ができませんでした。
やはり、原書を読まなければ理解できないと思います。
皆さんの人生にとって役に立つ本であるという事は保証できると思います。
この著書は、30カ国語に翻訳され、1200万部を超える記録的な大ヒットの書籍です。
ビジネス書としては全世界の歴史上最高の売上げを誇り、著者のコヴィー博士は、世界で最も影響力のあるビジネスの思想家と評価されています。
この本が主張する「人格主義」は現代日本が必要としている考え方だと思います。
私達の人格は繰り返される習慣の結果として育成されるものである。
習慣が私達の生活に決定的な影響を及ぼしている。
1.主体性を発揮する (自己責任の原則)
問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
主体性を持つということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対しの責任を取るということである。
自覚と言う能力があるからこそ、自分の経験だけでなく他人の経験からも学ぶことが出来る。
この能力を発揮する事により習慣を作り、習慣を変えることもできるのだ。
2.目的を持って始める (自己リーダーシィップの原則)
目的地をはっきりさせてから旅立つことである。
人生の最後の姿を描き,それを念頭において今日という一日を始めることである。
第一の習慣は「あなたは創造者である」ということであり、第二の習慣は「第一の創造を行なう」ことである。
マネジメントは物事をを正しく行うことであり、リーダーシィップは正しい事をすることである。
3.重要事項を優先する (自己管理の原則)
大事を小事の犠牲にしてはならない。
私達は緊急なものに対してはすぐに反応しがちである、しかし緊急性のない重要な事柄を行うには,より高い率先力と主体性が必要になる。
新しい機会を活かし大切な目的を成し遂げる為には,自分から進んで行動を起こさなければならない。
4.WinーWin を考える (人間関係におけるリーダーシィップの原則)
自分も勝ち、相手も勝つという考え方であり,単なるテクニックではない,それは人間関係の全体的な哲学である。
稲盛和夫氏は「利他の心」と言う言葉で表現している。
WinーWinを実行するには、人間の四つの独特の性質(自覚、想像力、良心、自由意志)をすべて発揮しなければならない。
人格こそがWin-Winの基礎であり,他のすべての柱はこれを土台としている。
5.理解してから理解される (感情移入のコミュニケーションの原則)
「理解してから理解される」ことは、「7つの習慣」のうち最も有意義かつ即効性のあるものである。
まず理解しようとすることこそ人生のあらゆる場面に作用する正しい原則である。
信頼を築き,相手が本音で話せるような人格の土台の上に、感情移入の傾聴のスキルを積み上げていかなければならない。
人間にとって生存の次に大きな欲求は、心理的な存在である。
それは、理解され、認められ、愛され、必要とされ、感謝されることである。
6.相乗効果を発揮する (創造的な協力の原則)
相乗効果は人生において最も崇高な活動であり、残りの習慣全て身についているかどうかのテストであり、またその目的でもある。
相乗効果こそが、原則中心リーダーシィップの本質であり、それは人々に内在する大きな力を引き出し統一し開放を促す働きをする。
相乗効果の本質は、相違点、つまり知的、情緒的、心理的な相違点を尊ぶことである。
7.刃を研ぐ (バランスのとれた自己再新再生の原則)
第七の習慣は、あなたの持つ自分自身という最も大切な資源を維持することであり、つまり自分の中にある自然から授かった四つの側面 (肉体的側面、知的的側面、社会情緒側面、精神的的側面) のそれぞれの再新再生させることである。
組織にとっての四つの側面は (経済的側面、人の才能の開発活用評価、人間関係利害関係者との関係従業員の扱い方、組織の目的貢献の意味の発見) である。
組織がこの四つの側面の内いずれか一つでも疎かにすれば、組織全体に悪影響を及ぼすことになる。
以上要約してみましたが、うまくまとめる事ができませんでした。
やはり、原書を読まなければ理解できないと思います。
皆さんの人生にとって役に立つ本であるという事は保証できると思います。
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今日は「予算編成」について話したいと思います。
「予算編成」とは、一年間の予算(売上、粗利益率、粗利益、経費、営業利益、経常利益)を検討して作り上げることです。
我が社ビッグウッドでも、2年前からこの「予算編成」に取り組んでまいりました。
一年目は、全くうまくいきませんでしたが、2年目からはある程度の誤差は出るものの一年目に比べるとかなり誤差が減少していると思います。
なぜ「予算編成」が必要なのかというお話からして行こうと思います。
企業継続をする為に最も大切なものは「純利益」であります。
「純利益」とは企業が一年間経営をして出した「経常利益」から法人税を差し引いて最後に残った利益のことです。
この「純利益」を蓄えていく事によって個人で言う貯金と同じものが会社では、「余剰金」として蓄えていくのです。
この「余剰金」の残高がなくなって、借金だけが残った状態が「債務超過」であります。
この「債務超過」になりますと、金融機関からお金を借りる事が困難になってしまいます。
ですから、「債務超過」のような状態に陥らないように「純利益」を残さなくてはなりません。
その為に計画的に「予算編成」をして毎年どれくらいの「純利益」を残していけるのか計画を立てるのです。
多店舗展開している我が社(ビッグウッド)のような会社では、部門別の「予算編成」や一店舗づつの「予算編成」が必要になります。
「予算編成」をする上で最も大きい予算は、店舗出店にかかる投資ですが、いつ、何処へ、どれくらいの規模で、社員数は何人で出店するのか予想しなければなりません。
そして既存店舗、新店舗の(売上額、粗利益率、粗利益額、経費額、経常利益額)を予想をし「予算編成」をしなければなりません。
既存店舗の場合は、前年度実績を参考にして来期の予想をします。
新店舗の場合は、どれくらい売れるのか売上を予想して、経費の額を計算し「経常利益」を予想して「予算編成」を作ります。
「予算編成」で最も大切なものは、「経費予算」です!
「経費予算」が計画通りの額で収まらないと、多少売上げを上げても「経常利益」は計画通りには行きません。
言えば「経費予算」は、個人の家計簿でいう「生活費」と同じです。
生活費が、収入以上にかかると個人でも破綻しますよね。
収入より支出が多くても破綻しないのは「日本国」くらいのもので、全ての企業や全ての個人は破綻します。
「日本国」もいつまで持ちこたえる事ができるかわかりませんが!
ですから、企業でも個人でも「一年間に使うお金」を前もって決めておくということは大切な事だと思います。
これが企業で言う「経費予算」なのです。
「経費予算」が決まり、粗利益率を決めると「損益分岐点売上」が確定します。
「損益分岐点売上」を考慮して「売上予算」を計画します。
そして最後に残る「純利益額」を予想する為には、まず「純利益額」+「法人税」=「経常利益」
「経常利益」=粗利益額-経費額(本部分担金含む)です。
「予算編成」を作るときに一番大切なものは、「経費予算」と「粗利益率予算」であります。
「売上予算」はこの二つが決まれば、必然的に決まってきますから、最初に考える必要はありません。
大抵の人は、まず「売上予算」を考えますが、「経費予算」を作り上げたら、次にに考えるべきは「純利益予算」、「経常利益予算」なのです。
以上が「予算編成」の内容ですが、我が社ビッグウッドも来期がやっと予算編成を始めて3年目の年になります。
しっかりと皆で考え必ず達成出来る「予算」を作り上げようと思います。
「予算編成」とは、一年間の予算(売上、粗利益率、粗利益、経費、営業利益、経常利益)を検討して作り上げることです。
我が社ビッグウッドでも、2年前からこの「予算編成」に取り組んでまいりました。
一年目は、全くうまくいきませんでしたが、2年目からはある程度の誤差は出るものの一年目に比べるとかなり誤差が減少していると思います。
なぜ「予算編成」が必要なのかというお話からして行こうと思います。
企業継続をする為に最も大切なものは「純利益」であります。
「純利益」とは企業が一年間経営をして出した「経常利益」から法人税を差し引いて最後に残った利益のことです。
この「純利益」を蓄えていく事によって個人で言う貯金と同じものが会社では、「余剰金」として蓄えていくのです。
この「余剰金」の残高がなくなって、借金だけが残った状態が「債務超過」であります。
この「債務超過」になりますと、金融機関からお金を借りる事が困難になってしまいます。
ですから、「債務超過」のような状態に陥らないように「純利益」を残さなくてはなりません。
その為に計画的に「予算編成」をして毎年どれくらいの「純利益」を残していけるのか計画を立てるのです。
多店舗展開している我が社(ビッグウッド)のような会社では、部門別の「予算編成」や一店舗づつの「予算編成」が必要になります。
「予算編成」をする上で最も大きい予算は、店舗出店にかかる投資ですが、いつ、何処へ、どれくらいの規模で、社員数は何人で出店するのか予想しなければなりません。
そして既存店舗、新店舗の(売上額、粗利益率、粗利益額、経費額、経常利益額)を予想をし「予算編成」をしなければなりません。
既存店舗の場合は、前年度実績を参考にして来期の予想をします。
新店舗の場合は、どれくらい売れるのか売上を予想して、経費の額を計算し「経常利益」を予想して「予算編成」を作ります。
「予算編成」で最も大切なものは、「経費予算」です!
「経費予算」が計画通りの額で収まらないと、多少売上げを上げても「経常利益」は計画通りには行きません。
言えば「経費予算」は、個人の家計簿でいう「生活費」と同じです。
生活費が、収入以上にかかると個人でも破綻しますよね。
収入より支出が多くても破綻しないのは「日本国」くらいのもので、全ての企業や全ての個人は破綻します。
「日本国」もいつまで持ちこたえる事ができるかわかりませんが!
ですから、企業でも個人でも「一年間に使うお金」を前もって決めておくということは大切な事だと思います。
これが企業で言う「経費予算」なのです。
「経費予算」が決まり、粗利益率を決めると「損益分岐点売上」が確定します。
「損益分岐点売上」を考慮して「売上予算」を計画します。
そして最後に残る「純利益額」を予想する為には、まず「純利益額」+「法人税」=「経常利益」
「経常利益」=粗利益額-経費額(本部分担金含む)です。
「予算編成」を作るときに一番大切なものは、「経費予算」と「粗利益率予算」であります。
「売上予算」はこの二つが決まれば、必然的に決まってきますから、最初に考える必要はありません。
大抵の人は、まず「売上予算」を考えますが、「経費予算」を作り上げたら、次にに考えるべきは「純利益予算」、「経常利益予算」なのです。
以上が「予算編成」の内容ですが、我が社ビッグウッドも来期がやっと予算編成を始めて3年目の年になります。
しっかりと皆で考え必ず達成出来る「予算」を作り上げようと思います。
「社長の心得」
1.全従業員を愛する
基本的にパート社員さんやアルバイトの人たちまで好きになる事が大事です。
社員さんの将来を考えて、人材育成に力を入れなければなりません
2.従業員の悪口を言わない
言いたい事があれば必ず本人に直接言わなければいけません
陰口を言ったり、外部の人に社員さんの愚痴をこぼすの絶対にダメです。
3.ぶれない判断基準をもつ
社長の最も大切な仕事は、物事を判断する事です。
その為には、しっかりとした判断基準を持っていなければなりません。
出来れば、損得で判断するのではなく、善悪で判断する方が結果的にうまくいきます。
4.近い将来を予想する
遠い将来を予想する事は誰しも出来ませんが、近い将来であれば自分の業界の動向などは予想できるはずです。
お客様が求めている商品やサービスは何なのか?ここに焦点を合わせて自社の将来像を予想するべきです。
5.鏡張りの経営をする
月次決算報告を全社員に開示して、利益がいくら出ているか損失が出ているか知らせる必要があります。
最低でも「売上、粗利益、経費、営業利益」は告知しなければなりません。
出来れば賞与の総額の提示もすべきだと思います。
6.予算達成の為に全力で働く
当たり前の事ですが「予算の達成状況」を常に把握していかないといけません。
なぜ予算が達成できていないか、原因を解明して全社員に知らせる必要があります。
また、予算達成できている店舗の成功事例を全店で共有する事も大切です。
7.法令を遵守する
消防法、税法、労働基準法等の法律を遵守する事は何より大切な事です。
どんなに儲かっていても、法令を守ってない会社に将来はありません。
社長たる人は、厳然たる態度で法令順守を徹底させていただきたいと思います。
8.サービス残業をさせない
社員さんが自発的にサービス残業をしている会社は沢山あります。
会社はそれを黙認して、法令に違反していないと思っている社長は沢山いるはずです。
しかし、本当に良い会社を創ろうと思ったら、社員さんに対する甘えは禁物です。
9.利益配分の方法を開示する
社員さんの不平不満の多くは、自分がもらっている報酬に納得していないからです。
金額の大小ではなく、会社がどれほど利益を出しており、その利益の配分方法に納得していれば、不平不満はなくなります。
会社に騙されている、誤魔化されていると思うほど、社員さんのやる気はなくなるものです。
10.会社を私物化しない
最後に一番大切な社長の心得です。
自分が努力して作った会社ですから、自分の子供より可愛い会社なのですが、しかし自分のものと思ってはいけません。
社長だから、自分だけは許されると思いがちですが、これもいけません。
例えば子供に例えたら良くわかります。
自分が生んで育てた子供であっても、自分のものではないのです。
ある年齢が来たら、自立して羽ばたいていくものなのです。
ですから、いつまでも会社を社長が私物化することは、大切な会社の成長を止めてしまう悪行であると認識してください。
1.全従業員を愛する
基本的にパート社員さんやアルバイトの人たちまで好きになる事が大事です。
社員さんの将来を考えて、人材育成に力を入れなければなりません
2.従業員の悪口を言わない
言いたい事があれば必ず本人に直接言わなければいけません
陰口を言ったり、外部の人に社員さんの愚痴をこぼすの絶対にダメです。
3.ぶれない判断基準をもつ
社長の最も大切な仕事は、物事を判断する事です。
その為には、しっかりとした判断基準を持っていなければなりません。
出来れば、損得で判断するのではなく、善悪で判断する方が結果的にうまくいきます。
4.近い将来を予想する
遠い将来を予想する事は誰しも出来ませんが、近い将来であれば自分の業界の動向などは予想できるはずです。
お客様が求めている商品やサービスは何なのか?ここに焦点を合わせて自社の将来像を予想するべきです。
5.鏡張りの経営をする
月次決算報告を全社員に開示して、利益がいくら出ているか損失が出ているか知らせる必要があります。
最低でも「売上、粗利益、経費、営業利益」は告知しなければなりません。
出来れば賞与の総額の提示もすべきだと思います。
6.予算達成の為に全力で働く
当たり前の事ですが「予算の達成状況」を常に把握していかないといけません。
なぜ予算が達成できていないか、原因を解明して全社員に知らせる必要があります。
また、予算達成できている店舗の成功事例を全店で共有する事も大切です。
7.法令を遵守する
消防法、税法、労働基準法等の法律を遵守する事は何より大切な事です。
どんなに儲かっていても、法令を守ってない会社に将来はありません。
社長たる人は、厳然たる態度で法令順守を徹底させていただきたいと思います。
8.サービス残業をさせない
社員さんが自発的にサービス残業をしている会社は沢山あります。
会社はそれを黙認して、法令に違反していないと思っている社長は沢山いるはずです。
しかし、本当に良い会社を創ろうと思ったら、社員さんに対する甘えは禁物です。
9.利益配分の方法を開示する
社員さんの不平不満の多くは、自分がもらっている報酬に納得していないからです。
金額の大小ではなく、会社がどれほど利益を出しており、その利益の配分方法に納得していれば、不平不満はなくなります。
会社に騙されている、誤魔化されていると思うほど、社員さんのやる気はなくなるものです。
10.会社を私物化しない
最後に一番大切な社長の心得です。
自分が努力して作った会社ですから、自分の子供より可愛い会社なのですが、しかし自分のものと思ってはいけません。
社長だから、自分だけは許されると思いがちですが、これもいけません。
例えば子供に例えたら良くわかります。
自分が生んで育てた子供であっても、自分のものではないのです。
ある年齢が来たら、自立して羽ばたいていくものなのです。
ですから、いつまでも会社を社長が私物化することは、大切な会社の成長を止めてしまう悪行であると認識してください。
今日は、「小善、大善」という言葉の意味について話したいと思います。
この言葉を始めて言われたのは、デンマークの哲学者キルケゴールですが、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏も京セラ哲学の中で、説いておられます。
ニーチェと並んで個人主義を唱えたキルケゴールは、「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」と言っています。
キルケゴールは、野鴨の話に例えています。
ある優しい老人は、湖に集まる野鴨にえさを与えていました。
野鴨は、えさを探さなくても毎日、老人がえさを与えてくれるのでその場所に住み着いてしまい。
渡り鳥でありながら、飛ぶ事をしなくなってしまい、自分で餌をとる事もできなくなってしまいました。
ある日、老人が野鴨に餌を与える事ができなくなってしまうと、野鴨は餓死してしまいました。
この話の中で、「小善」とは優しい老人が餌を与えた事で、「大悪」とは、その事によって野鴨が餓死したことです。
「大善」とは、野鴨の事を真剣に考えて餌をやったりしない事でしょうね。
すなわち「大善」とは冷たい行い「非情」に似ていると言う事です。
これは、私達の人間社会でも同じ事が行われていると思います。
例えば子供を育てるにしても、甘やかし何でも買い与えていると、大人になってからろくな人間にならず、苦しい人生を歩まなくてはならない。
我々企業でも、嫌われたり怖がられたりするのが嫌で部下に優しくする上司=「小善」
結果、部下は仕事が出来ない人間になってしまい、一生後悔するような人生を送る=「大悪」
部下の将来の事まで考えて、相手のために心を鬼にして部下を叱る厳しい上司=「大善」
部下の仕事の成果を厳しく追求し、非情なまでに叱る=「非情」
これが「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」だと思います。
私も大学時代、体育会系の少林寺拳法部に在籍していたのですが、厳しい先輩を憎み嫌いました。
しかし、社会に出て数年すると心から「ありがたかった」と感謝していました。
自分のことを大切に思って叱ってくれた人のことは一生忘れる事がないと思います。
人を叱ったり注意したりする事は決して楽なことではありません。
人間関係が出来ていない部下をいきなり叱ったのでは、反発を買うだけです。
「大善」を行うことの出来る上司は、部下を心から愛し大切にしていなければなりません。
そして、部下の将来の事まで心配してやれる「度量」がなければ「大善」を行うことは出来ないでしょう。
一時的には,「非情」と思われ、嫌われ怖がられるのですから。
しかし、部下の人生を預かる上司は「大善」を目指して努力するべきだと思います。
この言葉を始めて言われたのは、デンマークの哲学者キルケゴールですが、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏も京セラ哲学の中で、説いておられます。
ニーチェと並んで個人主義を唱えたキルケゴールは、「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」と言っています。
キルケゴールは、野鴨の話に例えています。
ある優しい老人は、湖に集まる野鴨にえさを与えていました。
野鴨は、えさを探さなくても毎日、老人がえさを与えてくれるのでその場所に住み着いてしまい。
渡り鳥でありながら、飛ぶ事をしなくなってしまい、自分で餌をとる事もできなくなってしまいました。
ある日、老人が野鴨に餌を与える事ができなくなってしまうと、野鴨は餓死してしまいました。
この話の中で、「小善」とは優しい老人が餌を与えた事で、「大悪」とは、その事によって野鴨が餓死したことです。
「大善」とは、野鴨の事を真剣に考えて餌をやったりしない事でしょうね。
すなわち「大善」とは冷たい行い「非情」に似ていると言う事です。
これは、私達の人間社会でも同じ事が行われていると思います。
例えば子供を育てるにしても、甘やかし何でも買い与えていると、大人になってからろくな人間にならず、苦しい人生を歩まなくてはならない。
我々企業でも、嫌われたり怖がられたりするのが嫌で部下に優しくする上司=「小善」
結果、部下は仕事が出来ない人間になってしまい、一生後悔するような人生を送る=「大悪」
部下の将来の事まで考えて、相手のために心を鬼にして部下を叱る厳しい上司=「大善」
部下の仕事の成果を厳しく追求し、非情なまでに叱る=「非情」
これが「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」だと思います。
私も大学時代、体育会系の少林寺拳法部に在籍していたのですが、厳しい先輩を憎み嫌いました。
しかし、社会に出て数年すると心から「ありがたかった」と感謝していました。
自分のことを大切に思って叱ってくれた人のことは一生忘れる事がないと思います。
人を叱ったり注意したりする事は決して楽なことではありません。
人間関係が出来ていない部下をいきなり叱ったのでは、反発を買うだけです。
「大善」を行うことの出来る上司は、部下を心から愛し大切にしていなければなりません。
そして、部下の将来の事まで心配してやれる「度量」がなければ「大善」を行うことは出来ないでしょう。
一時的には,「非情」と思われ、嫌われ怖がられるのですから。
しかし、部下の人生を預かる上司は「大善」を目指して努力するべきだと思います。
今日は、「予算達成の方法」ということについて話したいと思います。
「予算」とは、売上予算、粗利益率予算、販売管理費予算、営業利益予算、経常利益予算大きく分けてこの5つがあります。
この中で一番大事な「予算」は経常利益予算です。
なぜ経常利益予算が大事かというと、実際に売上予算を達成していても、粗利益率が悪くて販売管理費を引くと経常利益が、マイナスになる事があるからです。
ですから、損益分岐点すれすれの売上予算を作ったときは、粗利益率予算を達成しなければ、必ず赤字になってしまいます。
今期ビッグウッドは、店長、エリア長が予算を立て損益分岐点すれすれの予算組みをしている店舗があります。
特に8月は、前年度の売上が悪かったので損益分岐点そのままの「予算」を立てている店舗が多くあります。
しかし、その「最低の予算」さえ達成できない店舗が多くありました。
この現象は、会社の存続を危うくする最悪の状況です。
「一ヶ月くらい良いではないか」という考えは、本当に危険です。
おそらく、7月の売上、利益が良かったので8月は気が抜けた状態であったと思います。
利益を出している店舗管理者の特徴は、毎月同じ「危機感」を持って働いているということです。
これは、習慣として管理者は持っていなければならない「資質」です。
なぜ「危機感」が必要かと言うと、人間というものは「危機感」がないと頑張れないものなのです。
色々な業界で、成功された方の話を聴くと皆に共通している事は、「危機感」を常に持っているということです。
例えば、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は「相撲は土俵の真ん中で取れ」と言われていますが、土俵際まで追い詰められて必死に頑張るのではなく、まだ余裕がある間に「危機感」をもって必死に頑張りなさいと言う意味です。
年間予算にしても、「決算月ぎりぎりになって業績を上げようとしても無理ですよ、毎月毎月の予算を確実に達成していないと、年間予算を達成することは出来ません」という意味です。
では、どうしたら「危機感」を常にもって、これを習慣にする事ができるのか?という質問にお答えします。
「危機感」と言うものは、言い換えれば「責任感」です。
会社から「店舗運営」を任された時、誰でも「責任感」を感じることでしょう。
しかし、最初感じていた「責任感」がだんだんと薄れていく人がいるのです。
管理職としては、致命的な欠陥となります。
「責任感」を強く持ち続けるためには、「自分のスタッフ(仲間)を守ってやれるのは自分しかいないんだ!」という強い「使命感」を持つことです。
誰でも「強い使命感」を持つことが出来れば、責任を感じて一生懸命になります。
「責任感」を強く持てば、自然と「危機感」が湧いてきます。
すると、月半ばまでの業績が悪いとすると、あらゆる方法を考えて業績を立て直そうとする行動に出ることが出来ます。
これが予算達成の秘訣です。
順調に予算が達成出来るわけではありません、危機感を持って準備をしていないと「予算」を達成し続けることは出来ないのです。
「予算」とは、売上予算、粗利益率予算、販売管理費予算、営業利益予算、経常利益予算大きく分けてこの5つがあります。
この中で一番大事な「予算」は経常利益予算です。
なぜ経常利益予算が大事かというと、実際に売上予算を達成していても、粗利益率が悪くて販売管理費を引くと経常利益が、マイナスになる事があるからです。
ですから、損益分岐点すれすれの売上予算を作ったときは、粗利益率予算を達成しなければ、必ず赤字になってしまいます。
今期ビッグウッドは、店長、エリア長が予算を立て損益分岐点すれすれの予算組みをしている店舗があります。
特に8月は、前年度の売上が悪かったので損益分岐点そのままの「予算」を立てている店舗が多くあります。
しかし、その「最低の予算」さえ達成できない店舗が多くありました。
この現象は、会社の存続を危うくする最悪の状況です。
「一ヶ月くらい良いではないか」という考えは、本当に危険です。
おそらく、7月の売上、利益が良かったので8月は気が抜けた状態であったと思います。
利益を出している店舗管理者の特徴は、毎月同じ「危機感」を持って働いているということです。
これは、習慣として管理者は持っていなければならない「資質」です。
なぜ「危機感」が必要かと言うと、人間というものは「危機感」がないと頑張れないものなのです。
色々な業界で、成功された方の話を聴くと皆に共通している事は、「危機感」を常に持っているということです。
例えば、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は「相撲は土俵の真ん中で取れ」と言われていますが、土俵際まで追い詰められて必死に頑張るのではなく、まだ余裕がある間に「危機感」をもって必死に頑張りなさいと言う意味です。
年間予算にしても、「決算月ぎりぎりになって業績を上げようとしても無理ですよ、毎月毎月の予算を確実に達成していないと、年間予算を達成することは出来ません」という意味です。
では、どうしたら「危機感」を常にもって、これを習慣にする事ができるのか?という質問にお答えします。
「危機感」と言うものは、言い換えれば「責任感」です。
会社から「店舗運営」を任された時、誰でも「責任感」を感じることでしょう。
しかし、最初感じていた「責任感」がだんだんと薄れていく人がいるのです。
管理職としては、致命的な欠陥となります。
「責任感」を強く持ち続けるためには、「自分のスタッフ(仲間)を守ってやれるのは自分しかいないんだ!」という強い「使命感」を持つことです。
誰でも「強い使命感」を持つことが出来れば、責任を感じて一生懸命になります。
「責任感」を強く持てば、自然と「危機感」が湧いてきます。
すると、月半ばまでの業績が悪いとすると、あらゆる方法を考えて業績を立て直そうとする行動に出ることが出来ます。
これが予算達成の秘訣です。
順調に予算が達成出来るわけではありません、危機感を持って準備をしていないと「予算」を達成し続けることは出来ないのです。
今日は「人格」について話したいと思います。
よく人は、「あの人は人格者だ」とか、「政治家には、人格者がいない」とか言いますが、「人格者」とはどのような人を言うのか?
また、「人格」とは如何なるものか?
15年前、私は「感性論哲学」を唱える「芳村思風先生」と出会い、「人格」についてご教授いただきました。
その内容を書いてみたいと思います。
「人格」とは「境涯」とも言うが、段階的に成長するものである。
生まれてから死ぬまでの間にどのレベルまで「人格」を高める事が出来るのか、挑戦することが人間の生きる道である。
1.一人称的自我
生まれてから10歳くらい迄の「人格」又は「境涯」のこと。
自分中心的な考え方で周りの人のことを考えない状態。
死ぬまで、この「人格」又は「境涯」で生き抜く人もいますね、たまにですけど。
2.二人称的自我
中高生で、思春期の時期に「友達中心」「彼女、彼氏中心」の状態。
他人中心的な考え方で、自己というものがなく、「誰々の為に死んでもいい」などと言う「人格」又は「境涯」
感情的で、涙もろく、流されやすい人です、周りにいませんか?
3.三人称的自我
成人になってからの「人格」又は「境涯」で、自分のことも、他人のことも冷静に見ることが出来る状態
冷静に判断し、自分の非を認める事も出来る為、反省し成長できる「人格」又は「境涯」
「もう一人の自分」をもっていて、間違ったことをしない人たちです、リーダーシィップを持っています。
4.超越的自我
何か一つのこと(仕事、研究、芸術、著作、スポーツ)などに没頭し、周りの人のことも考えない状態
一流と言われる人が、一度は通らなければならない「境涯」
名人とか、天才とか言われますが、一心不乱の努力の結果です、周りの方達を不幸にしてしまう「人格」又は「境涯」でもあります。
5.去私的自我
博愛精神を持っており、自分のことよりも周りの人の為に生きる「人格」又は「境涯」
自分を犠牲にしていることが多く、本当に幸せな状態ではない。
ボランティア活動などに、一生懸命取り組んでおり「立派な人」と言われるのですが、身近な人は困っている場合があります。
6.全人的自我
自分がやりたいと思うことが、世の中のためになるという「人格」又は「境涯」
偉人と呼ばれる「人格」又は「境涯」で、世の中を変えてきた人達。
歴史に残る人達で、時代を創ってきた人達の「人格」又は「境涯」です。
7.自在的自我
いつ何時でも、どの「人格」又は「境涯」になる事が出来る自由自在な状態。
悟りを開いた状態で、最高の「人格」又は「境涯」と言われている。
仙人のような方の「人格」又は「境涯」なので、目指してもなれる可能性が少ないと思います。
以上の7つの「人格」又は「境涯」のレベルがあり、絶えず努力していなければ転落する可能性もあると言うことです。
「人格」とは目に見えるものではありませんが、すぐに感じとれるものです。
ですから、他人は自分を観察しており、どのレベルの人間であるか評価しているのです。
物事を判断する時に、その人の「人格」が良くわかります。
ですから、「しっかりとした判断基準」を身に着けておかないと、軽蔑される事になります。
日々、精進ですね!
よく人は、「あの人は人格者だ」とか、「政治家には、人格者がいない」とか言いますが、「人格者」とはどのような人を言うのか?
また、「人格」とは如何なるものか?
15年前、私は「感性論哲学」を唱える「芳村思風先生」と出会い、「人格」についてご教授いただきました。
その内容を書いてみたいと思います。
「人格」とは「境涯」とも言うが、段階的に成長するものである。
生まれてから死ぬまでの間にどのレベルまで「人格」を高める事が出来るのか、挑戦することが人間の生きる道である。
1.一人称的自我
生まれてから10歳くらい迄の「人格」又は「境涯」のこと。
自分中心的な考え方で周りの人のことを考えない状態。
死ぬまで、この「人格」又は「境涯」で生き抜く人もいますね、たまにですけど。
2.二人称的自我
中高生で、思春期の時期に「友達中心」「彼女、彼氏中心」の状態。
他人中心的な考え方で、自己というものがなく、「誰々の為に死んでもいい」などと言う「人格」又は「境涯」
感情的で、涙もろく、流されやすい人です、周りにいませんか?
3.三人称的自我
成人になってからの「人格」又は「境涯」で、自分のことも、他人のことも冷静に見ることが出来る状態
冷静に判断し、自分の非を認める事も出来る為、反省し成長できる「人格」又は「境涯」
「もう一人の自分」をもっていて、間違ったことをしない人たちです、リーダーシィップを持っています。
4.超越的自我
何か一つのこと(仕事、研究、芸術、著作、スポーツ)などに没頭し、周りの人のことも考えない状態
一流と言われる人が、一度は通らなければならない「境涯」
名人とか、天才とか言われますが、一心不乱の努力の結果です、周りの方達を不幸にしてしまう「人格」又は「境涯」でもあります。
5.去私的自我
博愛精神を持っており、自分のことよりも周りの人の為に生きる「人格」又は「境涯」
自分を犠牲にしていることが多く、本当に幸せな状態ではない。
ボランティア活動などに、一生懸命取り組んでおり「立派な人」と言われるのですが、身近な人は困っている場合があります。
6.全人的自我
自分がやりたいと思うことが、世の中のためになるという「人格」又は「境涯」
偉人と呼ばれる「人格」又は「境涯」で、世の中を変えてきた人達。
歴史に残る人達で、時代を創ってきた人達の「人格」又は「境涯」です。
7.自在的自我
いつ何時でも、どの「人格」又は「境涯」になる事が出来る自由自在な状態。
悟りを開いた状態で、最高の「人格」又は「境涯」と言われている。
仙人のような方の「人格」又は「境涯」なので、目指してもなれる可能性が少ないと思います。
以上の7つの「人格」又は「境涯」のレベルがあり、絶えず努力していなければ転落する可能性もあると言うことです。
「人格」とは目に見えるものではありませんが、すぐに感じとれるものです。
ですから、他人は自分を観察しており、どのレベルの人間であるか評価しているのです。
物事を判断する時に、その人の「人格」が良くわかります。
ですから、「しっかりとした判断基準」を身に着けておかないと、軽蔑される事になります。
日々、精進ですね!
今日は「信じる」という題で話したいと思います。
「信じる者こそ、救われる」 などと言われますが、本当でしょうか?
相手にもよるでしょうが、確かに人を信じることは大切です。
私は、29年間会社を経営してきて多くの社員さんを採用し、一緒に仕事をしてきました。
29年間に、色んな事件があり、信じていた人に裏切られたことも沢山ありました。
取引先にだまされたことも幾度かありますし、社員さんに騙されたことも幾度かあります。
若い時は、騙されたことに憤り、相手を憎む事も多くありました。
特に社員さんに騙された時のショックは大きかったと思います。
人間不信に陥り、人を採用するのが怖くなった事もあります。
しかし、経営者として会社を運営するにはどうしても他人(社員さん)の力が必要で、一人で仕事をするなんてことは出来ません。
まして、会社が大きくなり多店舗展開をするようになると何十人、何百人の社員さんが必要となってきます。
ですから、社員さん達を信用して任せるしか方法がないのです。
人間に関して「性善説」と「性悪説」の二つの考え方がありますが、どちらが正しいか間違っているかではなく全ては自分自身の考え方によると思います。
例えば、「性悪説」の考えを持っているとすると、「他人を見たら泥棒と思え」という考え方ですから、最初から疑ってかかります。
「性善説」の考え方を持っているとすると、「信じる」ことからスタートします。
どちらの考えが正しいかわかりませんが、経営者としてはやはり「性善説」の考え方をすべきだと思います。
社員さんを「信じて任せる」しか「会社経営」は出来ないのが現実です。
私の自論ですが、「鏡の法則」でいうと「信じなければ、信じてもらえない」、「疑うと、疑われる」「騙すと、騙される」すべて自分自身からスタートするのです。
確かに、裏切られることもありますが、それでも「信じきる」という考え方を持つべきです。
不正が出来ないような環境は整えるべきだと思いますが、あくまで最初から騙そうと思って入社してくる社員さんは絶対にいないと思います。
経営者は店長や管理職の方に、「人、物、金」を管理してもらわなければなりません、信じていなければ心配で夜も眠れないでしょう。
ですから、経営者であれば「人を信じる力」が必要になってきます。
私は、その力を30代で身につけました。
身につけたというより、習慣として「信じる」ことが当たり前になったのです。
自分の身体や精神を守る為に、「人を信じる習慣」を身に着けたのだと思います。
「他人を騙して成功した人」を、見たことがありませんし「人を疑って幸福になった人」も見たことがありません。
過去に裏切られたり、騙された経験があったとしても、「人を信じる習慣」は失くしてはいけないと考えます。
一回きりの人生ですから、「信じきって生きる」ほうを選びたいと思います。
「信じる者こそ、救われる」 などと言われますが、本当でしょうか?
相手にもよるでしょうが、確かに人を信じることは大切です。
私は、29年間会社を経営してきて多くの社員さんを採用し、一緒に仕事をしてきました。
29年間に、色んな事件があり、信じていた人に裏切られたことも沢山ありました。
取引先にだまされたことも幾度かありますし、社員さんに騙されたことも幾度かあります。
若い時は、騙されたことに憤り、相手を憎む事も多くありました。
特に社員さんに騙された時のショックは大きかったと思います。
人間不信に陥り、人を採用するのが怖くなった事もあります。
しかし、経営者として会社を運営するにはどうしても他人(社員さん)の力が必要で、一人で仕事をするなんてことは出来ません。
まして、会社が大きくなり多店舗展開をするようになると何十人、何百人の社員さんが必要となってきます。
ですから、社員さん達を信用して任せるしか方法がないのです。
人間に関して「性善説」と「性悪説」の二つの考え方がありますが、どちらが正しいか間違っているかではなく全ては自分自身の考え方によると思います。
例えば、「性悪説」の考えを持っているとすると、「他人を見たら泥棒と思え」という考え方ですから、最初から疑ってかかります。
「性善説」の考え方を持っているとすると、「信じる」ことからスタートします。
どちらの考えが正しいかわかりませんが、経営者としてはやはり「性善説」の考え方をすべきだと思います。
社員さんを「信じて任せる」しか「会社経営」は出来ないのが現実です。
私の自論ですが、「鏡の法則」でいうと「信じなければ、信じてもらえない」、「疑うと、疑われる」「騙すと、騙される」すべて自分自身からスタートするのです。
確かに、裏切られることもありますが、それでも「信じきる」という考え方を持つべきです。
不正が出来ないような環境は整えるべきだと思いますが、あくまで最初から騙そうと思って入社してくる社員さんは絶対にいないと思います。
経営者は店長や管理職の方に、「人、物、金」を管理してもらわなければなりません、信じていなければ心配で夜も眠れないでしょう。
ですから、経営者であれば「人を信じる力」が必要になってきます。
私は、その力を30代で身につけました。
身につけたというより、習慣として「信じる」ことが当たり前になったのです。
自分の身体や精神を守る為に、「人を信じる習慣」を身に着けたのだと思います。
「他人を騙して成功した人」を、見たことがありませんし「人を疑って幸福になった人」も見たことがありません。
過去に裏切られたり、騙された経験があったとしても、「人を信じる習慣」は失くしてはいけないと考えます。
一回きりの人生ですから、「信じきって生きる」ほうを選びたいと思います。
今日は、商業界という雑誌の中で「お客が並ぶ店」という記事を紹介させていただきます。
時代が変わると基本も変わります。
これまでは良いとされていたことに対して疑問を持つ必要が出てきたのです。
皆が当たり前だと信じていた事に、もう一度よく考えてみようと言う動きがいろんな分野に見えてきました。
これはいいことです。
原理原則を丸呑みしてきた画一主義に疑問が湧いてきたのでしょう。
例えば、こんな事がありました。
ある会合での事です、コンビニエンスストアはお客様の便宜の為に、24時間営業するのが「正しい」のかという質問が出ました。
それが正しいのならば、最寄品を扱う近隣購買型の商店街の週休制や20時閉店は「反顧客」になるというわけです。
こういう疑問は実はいたるところに存在しています。
似た例では,「お客様が並ぶような店が真の繁盛店だ」ということへの疑問です。
並ばないと買えない店は,お客様の生活時間を奪っていることにはならないのでしょうか。
実は私はかつて「店頭にお客様をいつも並ばせておく技術」を教えられた記憶があります。
簡単に出来る事なのですが、そこまでして繁盛店の評価を確立することが、果たしてお客様の為になるのかどうかを考えてみてください。
この頃はウェブ上で、お客様が付けた評価を順位にしたものが出ています。
これで飲食店の良し悪しがかなり決まると言うのです。
もちろん売上に結びつくので、裏で操作していることが発覚して新聞ネタにもなったようですが、これも同行異曲かもしれません。
大手企業でも、開店や改装の売り出しで、冬の早朝に何百人も並ばせて話題となり、是非を問われた事がありました。
話題性をつくることと、お客様の関心を高めることは全く反対なのに、これを混同して独り善がりになれば、いつかはお客様から大きな不満が沸き立つことは明らかです。
どうすれば、お客様に並ばせる事なく買っていただけるかに知恵を絞るところにこそ、お客様との明日の信頼が育つのだということを考えてみてください。
これからの経営は、原点に立ち戻って全てこうしたことに考えを及ぼすということが、出発点になると思います。
以上が記事の内容ですが、考えさせられました。
本当の「顧客満足」とは?
お客様の気持ちを考え、お客様と一体になって「店舗運営」「販売方法」「サービス」「接客方法」などを考えていかなければ、と思います。
店舗側の考えをお客様に押し付けてはいないか?
反省する時期ではないでしょうか!
時代が変わると基本も変わります。
これまでは良いとされていたことに対して疑問を持つ必要が出てきたのです。
皆が当たり前だと信じていた事に、もう一度よく考えてみようと言う動きがいろんな分野に見えてきました。
これはいいことです。
原理原則を丸呑みしてきた画一主義に疑問が湧いてきたのでしょう。
例えば、こんな事がありました。
ある会合での事です、コンビニエンスストアはお客様の便宜の為に、24時間営業するのが「正しい」のかという質問が出ました。
それが正しいのならば、最寄品を扱う近隣購買型の商店街の週休制や20時閉店は「反顧客」になるというわけです。
こういう疑問は実はいたるところに存在しています。
似た例では,「お客様が並ぶような店が真の繁盛店だ」ということへの疑問です。
並ばないと買えない店は,お客様の生活時間を奪っていることにはならないのでしょうか。
実は私はかつて「店頭にお客様をいつも並ばせておく技術」を教えられた記憶があります。
簡単に出来る事なのですが、そこまでして繁盛店の評価を確立することが、果たしてお客様の為になるのかどうかを考えてみてください。
この頃はウェブ上で、お客様が付けた評価を順位にしたものが出ています。
これで飲食店の良し悪しがかなり決まると言うのです。
もちろん売上に結びつくので、裏で操作していることが発覚して新聞ネタにもなったようですが、これも同行異曲かもしれません。
大手企業でも、開店や改装の売り出しで、冬の早朝に何百人も並ばせて話題となり、是非を問われた事がありました。
話題性をつくることと、お客様の関心を高めることは全く反対なのに、これを混同して独り善がりになれば、いつかはお客様から大きな不満が沸き立つことは明らかです。
どうすれば、お客様に並ばせる事なく買っていただけるかに知恵を絞るところにこそ、お客様との明日の信頼が育つのだということを考えてみてください。
これからの経営は、原点に立ち戻って全てこうしたことに考えを及ぼすということが、出発点になると思います。
以上が記事の内容ですが、考えさせられました。
本当の「顧客満足」とは?
お客様の気持ちを考え、お客様と一体になって「店舗運営」「販売方法」「サービス」「接客方法」などを考えていかなければ、と思います。
店舗側の考えをお客様に押し付けてはいないか?
反省する時期ではないでしょうか!
今日は、「日本の家具市場」について話したいと思います。
家具業界の専門誌「ホームリビング」に掲載されていた内容を書かせていただきます。
わが国の家具末端市場は太平洋戦争終了後、バブル景気が崩壊した平成3年(1991年)に至るまで、ほぼ一貫して右肩上がりの成長を続けてきた。
平成3年の家具市場は、まだそのマイナス影響を直接受けることなく、史上初めて末端市場規模額は6兆円ラインに達した。
翌年の平成4年、これまた戦後初めてとも言うべき前年比9.4%減の大幅な市場縮小を経験、末端市場規模額は5兆4662億円ラインを一年にして割り込んだ。
以降、家具末端市場規模額は下降の一途をたどり、今日に至る。
平成23年(2011年)の家具末端市場規模額は平成3年の58.6%減、2兆4900億円強まで後退したと見られ、家具産業界は平成3年から同23年の20年間に、3兆5000億円強という膨大な額を喪失した計算になる。
この結果わが国家具産業界は製販卸を問わず、売上の減少、競争激化に伴う利益率の低下現象などに見舞われ、老舗企業、有力企業を含めた多くの企業が家具業界から姿を消していった。
ちなみに、国産家具出荷額の状況を経済産業省の工業統計表で見ると、末端市場規模額と同様、平成3年まではほぼ右肩上がりのプラス成長路線をひた走ってきた。
平成3年の出荷額は史上初めて3兆円ラインをわずかながらも超えた。
しかし、平成3年以降、今日に至るまでほぼ一貫して下降ラインを辿り,平成22年の工業統計表では1兆1175億円まで縮小してしまった。
ところが、家具輸入額は年による多少の変動はあるものの、国産家具出荷額とは逆に拡大路線を歩んできた。
日本家具産業振興会のまとめによると、わが国の家具輸入額は平成3年のバブル景気崩壊により、平成4年、5年の2年間、わずかながらも前年比マイナスを記録したが、その後平成19年に至るまで、ほぼ前年比プラス成長を続け、平成19年には史上初めて5000億円ラインを突破する。
その後、2008年のリーマンショック、2010年のゴールドマンショックなどに伴う世界経済の不安定化影響を受け,前年比マイナス成長へ転化するものの,平成23年の家具輸入額は3832億円と、尚高水準を維持している。
いずれにしろ、家具の末端市場規模額は平成4年以降,低下の一途を辿ってきた。
特に昨年は東日本大震災という大きなマイナス与件もあり、国産家具出荷額は前年実績を更に下回ったと予測され,それに伴い、末端市場規模額は2兆4900億円強まで縮小したと推定される。
ただし、この20年間における膨大な末端市場規模額喪失の背景は単純ではなく、経済環境の低迷以外に、人口構造の変化、婚姻件数の減少,住まい構造の変化が考えられる。
とりわけ収納家具のビルトイン化、価格,デザイン,品質などに関するニーズの多様化、などの需要内容の変質がある。
家具産業界としては製販卸が協力して、これらの多様なマイナス要因の打開に向け、前向きな努力をしていく事が肝要と言えそうだ。
以上が、記事の内容ですが、まさかここまで家具市場が落ち込んでいるとは思いませんでした。
家具のアウトレット専門店「ビッグウッド」の業績は、平成3年(1991年)より右肩上がりに成長してきています。
家具の市場規模が半分以下になっているにもかかわらず、ビッグウッドの直営店,FC店はともに成長し、20年間で,なんと、売上はほぼ10倍以上になっております。
家具業界の専門誌「ホームリビング」に掲載されていた内容を書かせていただきます。
わが国の家具末端市場は太平洋戦争終了後、バブル景気が崩壊した平成3年(1991年)に至るまで、ほぼ一貫して右肩上がりの成長を続けてきた。
平成3年の家具市場は、まだそのマイナス影響を直接受けることなく、史上初めて末端市場規模額は6兆円ラインに達した。
翌年の平成4年、これまた戦後初めてとも言うべき前年比9.4%減の大幅な市場縮小を経験、末端市場規模額は5兆4662億円ラインを一年にして割り込んだ。
以降、家具末端市場規模額は下降の一途をたどり、今日に至る。
平成23年(2011年)の家具末端市場規模額は平成3年の58.6%減、2兆4900億円強まで後退したと見られ、家具産業界は平成3年から同23年の20年間に、3兆5000億円強という膨大な額を喪失した計算になる。
この結果わが国家具産業界は製販卸を問わず、売上の減少、競争激化に伴う利益率の低下現象などに見舞われ、老舗企業、有力企業を含めた多くの企業が家具業界から姿を消していった。
ちなみに、国産家具出荷額の状況を経済産業省の工業統計表で見ると、末端市場規模額と同様、平成3年まではほぼ右肩上がりのプラス成長路線をひた走ってきた。
平成3年の出荷額は史上初めて3兆円ラインをわずかながらも超えた。
しかし、平成3年以降、今日に至るまでほぼ一貫して下降ラインを辿り,平成22年の工業統計表では1兆1175億円まで縮小してしまった。
ところが、家具輸入額は年による多少の変動はあるものの、国産家具出荷額とは逆に拡大路線を歩んできた。
日本家具産業振興会のまとめによると、わが国の家具輸入額は平成3年のバブル景気崩壊により、平成4年、5年の2年間、わずかながらも前年比マイナスを記録したが、その後平成19年に至るまで、ほぼ前年比プラス成長を続け、平成19年には史上初めて5000億円ラインを突破する。
その後、2008年のリーマンショック、2010年のゴールドマンショックなどに伴う世界経済の不安定化影響を受け,前年比マイナス成長へ転化するものの,平成23年の家具輸入額は3832億円と、尚高水準を維持している。
いずれにしろ、家具の末端市場規模額は平成4年以降,低下の一途を辿ってきた。
特に昨年は東日本大震災という大きなマイナス与件もあり、国産家具出荷額は前年実績を更に下回ったと予測され,それに伴い、末端市場規模額は2兆4900億円強まで縮小したと推定される。
ただし、この20年間における膨大な末端市場規模額喪失の背景は単純ではなく、経済環境の低迷以外に、人口構造の変化、婚姻件数の減少,住まい構造の変化が考えられる。
とりわけ収納家具のビルトイン化、価格,デザイン,品質などに関するニーズの多様化、などの需要内容の変質がある。
家具産業界としては製販卸が協力して、これらの多様なマイナス要因の打開に向け、前向きな努力をしていく事が肝要と言えそうだ。
以上が、記事の内容ですが、まさかここまで家具市場が落ち込んでいるとは思いませんでした。
家具のアウトレット専門店「ビッグウッド」の業績は、平成3年(1991年)より右肩上がりに成長してきています。
家具の市場規模が半分以下になっているにもかかわらず、ビッグウッドの直営店,FC店はともに成長し、20年間で,なんと、売上はほぼ10倍以上になっております。
今日は「日本の将来」という題で話したいと思います。
今の日本は、赤字財政、政治の混迷、経済不安定、震災被害、電力問題、就職難、などなど大きな問題がたくさんあります。
まずは赤字財政を健全財政にする為に、消費税を増税するという策が検討されておりますが,果たしてどうなることやら?
2014年4月に消費税を8%に、2015年10月に10%にする事によって、将来的には現状の2倍の消費税が見込まれると言っております。
2015年10月までの激動の3年間、我々企業家はどのように対応すべきなのか?
私の場合、家具専門店を経営しておりますので消費税の増税に関しては、大きな影響を受けると思います。
毎日買うような消費財(食品、服、雑貨商品)、ではなく、家具は「耐久消費財」だと言われており、人によって変わりますが、数年~数十年に一度しか買い替えをいたしません。
ですから、消費税が上がるとなると、この機会に家具を買い換えておこうと考える人が大勢いるのです。
以前、消費税が導入された時、また3%から5%に上がった時も、駆け込み購買が大いにありました。
家具は一般的に高額ですから、消費税も馬鹿にならないと考える人は少なくないのです。
2014年の4月に消費税が5%から8%に上がるとすると、2014年の1月から3月くらいが、駆け込み需要のピークになると思われます。
次に2015年10月に消費税が8%から10%の上がるとすると、2015年の7月から9月くらいが、第二のピークになるでしょう。
我々家具小売店としては、このチャンスを活かさなければなりません。
まずは、「商品の品揃え」をしておかなければなりません、次に「配送の準備」そしてチラシなどの告知も徹底的にやらなければなりません。
お客様の心理としては、数年先に買い換えようと思っている家具でも、この機会に買い換えておこうと思うのです。
同じ商品なら少しでも安く買いたいと考えるのは当たり前のことですから。
家具だけではなく、車や宝石、美術品などの高級な商品が沢山売れると思います。
しかし、その反動で消費税が上がった後は厳しい売上になる恐れがあります。
ですから、「年間売り上げ予算」を計画的に立てておかないと悲惨な結果になると思います。
電気業界のテレビのように、ひどい落ち込みが考えられます。
将来の日本は、今以上の少子高齢化が進み老人社会になると言われていますが、間違いなくそうなるでしょう。
高齢者の方が必要とする商品の品揃えが、今後の課題です。
家具業界では、健康器具や介護用品なども扱う事ができますので、そこに力を入れる時期がもうすぐそこまで来ています。
将来売れるであろう商品の開発や、仕入が急務であると思います。
また、少子化によって新たに家具を購入する方が減り、高齢化に伴って長生きをするようになるので、買い替え需要が増えるでしょう。
買い替え需要を喚起するノウハウが必要になってきます。
例えば古い家具の「無料引取り」や「下取り」等のサービスが必要になってきます。
今から準備しておかないと、すぐに出来るサービスではありません。
家具店の皆さん、消費税増税に対する対策と将来的には買い替えを喚起するサービスを考えておきましょう。
今の日本は、赤字財政、政治の混迷、経済不安定、震災被害、電力問題、就職難、などなど大きな問題がたくさんあります。
まずは赤字財政を健全財政にする為に、消費税を増税するという策が検討されておりますが,果たしてどうなることやら?
2014年4月に消費税を8%に、2015年10月に10%にする事によって、将来的には現状の2倍の消費税が見込まれると言っております。
2015年10月までの激動の3年間、我々企業家はどのように対応すべきなのか?
私の場合、家具専門店を経営しておりますので消費税の増税に関しては、大きな影響を受けると思います。
毎日買うような消費財(食品、服、雑貨商品)、ではなく、家具は「耐久消費財」だと言われており、人によって変わりますが、数年~数十年に一度しか買い替えをいたしません。
ですから、消費税が上がるとなると、この機会に家具を買い換えておこうと考える人が大勢いるのです。
以前、消費税が導入された時、また3%から5%に上がった時も、駆け込み購買が大いにありました。
家具は一般的に高額ですから、消費税も馬鹿にならないと考える人は少なくないのです。
2014年の4月に消費税が5%から8%に上がるとすると、2014年の1月から3月くらいが、駆け込み需要のピークになると思われます。
次に2015年10月に消費税が8%から10%の上がるとすると、2015年の7月から9月くらいが、第二のピークになるでしょう。
我々家具小売店としては、このチャンスを活かさなければなりません。
まずは、「商品の品揃え」をしておかなければなりません、次に「配送の準備」そしてチラシなどの告知も徹底的にやらなければなりません。
お客様の心理としては、数年先に買い換えようと思っている家具でも、この機会に買い換えておこうと思うのです。
同じ商品なら少しでも安く買いたいと考えるのは当たり前のことですから。
家具だけではなく、車や宝石、美術品などの高級な商品が沢山売れると思います。
しかし、その反動で消費税が上がった後は厳しい売上になる恐れがあります。
ですから、「年間売り上げ予算」を計画的に立てておかないと悲惨な結果になると思います。
電気業界のテレビのように、ひどい落ち込みが考えられます。
将来の日本は、今以上の少子高齢化が進み老人社会になると言われていますが、間違いなくそうなるでしょう。
高齢者の方が必要とする商品の品揃えが、今後の課題です。
家具業界では、健康器具や介護用品なども扱う事ができますので、そこに力を入れる時期がもうすぐそこまで来ています。
将来売れるであろう商品の開発や、仕入が急務であると思います。
また、少子化によって新たに家具を購入する方が減り、高齢化に伴って長生きをするようになるので、買い替え需要が増えるでしょう。
買い替え需要を喚起するノウハウが必要になってきます。
例えば古い家具の「無料引取り」や「下取り」等のサービスが必要になってきます。
今から準備しておかないと、すぐに出来るサービスではありません。
家具店の皆さん、消費税増税に対する対策と将来的には買い替えを喚起するサービスを考えておきましょう。